【男子ラクロス】FINAL4進出へ弾みつける勝利/関東学生リーグ 法大戦

FINAL4進出へ向け負けられない戦いが続く慶大。試合開始から2分で先制し試合の流れをつかむもパスやシュートのミスが出てしまう。3Qでは立て続けに失点を許し一時は2点差まで追い上げられたが、終盤「慶大らしさ」を発揮し見事勝利。ここまでリーグ戦全勝で最終節を迎えることとなった。

 

関東学生リーグ第3戦VS法大戦

2014/9/7(日) 14:20F.O.@日吉陸上競技場

 

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

法大

慶大

12

 

降りしきる雨の中行われたリーグ第3戦。グラウンドの状態は決して良くなかったが、慶大攻撃陣は妥協を許さなかった。試合開始から2分、ここまで全試合で先制点を決めているMF木島(経4)が幸先良く先制する。さらに味方のパスに素早く反応したAT大西(経4)が追加点を叩き込み、試合の流れを引き寄せた。しかしその後は我慢の時が続く。シュートを放つが決まらない。相手のカウンターを受ける場面もあったが、ここはG安藤(商4)を中心とする守備陣が踏ん張り、何度も相手のシュートを防いだ。2Qに入ると徐々に慶大が試合を自分たちのペースに持ち込む。AT脇阪(経4)、MF林(経4)、AT田浦(経4)ら4年生の活躍が光り、リードを広げて前半を折り返す。

試合前に円陣を組む慶大

試合前に円陣を組む慶大

後半の3Q。ここで法大攻撃陣が慶大に襲いかかる。「守備全体の戦術でエラーがあった」と安藤が振り返るように、1つのミスから立て続けに3失点を喫し、一時は2点差まで追い上げられた。それでも、チームは集中力を切らさず落ち着いていた。DF河村(法2)がチームを鼓舞するようにロングシュートを決めると、木島がこの日3得点目、脇阪が2得点目となるシュートを放ち、再び相手を突き放す。4Qに入っても慶大は攻撃の手を緩めず、MF田中(経4)、脇阪がダメ押しとなる得点を決めた。終わってみれば点差は6点。慶大は1度も相手のリードを許さなかった。

先制点を決めた木島

先制点を決めた木島

 試合の主導権こそ渡さなかったものの、前半はパスやシュートのミスなど拙攻が目立った。また、たとえ格下相手の試合であっても、1つのエラーから失点が続くのもラクロスの怖いところだ。次戦は因縁の相手・明大。昨季は明大に負けてFINAL4進出を逃し、悔し涙を流した。雪辱を果たすためにも決してミスがあってはならない。並々ならぬ闘志を燃やし、慶大が次のステージへの切符を手繰り寄せる。

 

(記事 河合美紀)

 

安藤圭祐主将(商4)

(試合を終えて)もっと点を取れたし失点も重なってしまったので60点くらいです。(雨が降る中での試合だったが)それは相手も同じなので、特に気にせずいつも通りやりました。(シュートミスが目立ったが)もう少し決定率を上げるというか、決めるべきところはしっかり決めなければいけないと思います。(守備の面で課題はあるか)年間を通して中にフォーカスして外からシュートを打たせてゴーリーが取るという守備なんですが、大切にしている中の部分が空いてしまったり、いくつかエラーがあったのでゴーリーとディフェンスでコミュニケーションを取って攻めていければ良いと思います。(相手の印象)1対1に強いこだわりを持っていて、慶應に比べると個にフォーカスしている強いチームだったという印象です。(3Qで立て続けに失点を許したが)ディフェンス全体の戦術でエラーがあって立て続けに失点してしまったんですが、積極的にボールを奪いに行くリスクを負っての失敗だったので次に向けてミスを修正していきたいです。(次の試合に向けて)去年の4年生が明治に負けて引退していて今年は勝てばFINAL4に進めるということなので、尋常ではない気合が自分自身入っています。完膚なきまでに打ちのめしてやりたいと本気で思っています。

 

木島薫(経4)

(今日の試合を振り返って)まずしっかり勝てたことが収穫で、甘いプレーがでてしまったことが反省です。(今季得点を重ねているが調子は)自分の周りにもっとシュートがうまい選手がいるなかでその人たちがチャンスをくれてごっつぁんゴールという形も多いんですけどチャンスを生かせてるかなとは思います。(自身の課題は)つまらないミスをしてしまったことですね。(次節に向けて)自分たちのラクロスをしっかりやって全勝でFINAL4に行きたいです。

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