2年連続で全国王座進出を逃した春季。その悔しさを晴らすため、谷直剛(政4)を主将に据えた2015チームのラストシーズンが幕を開けた。開始直後から流れがつかめない試合だったが、前半にPCから2失点。後半は慶大ペースで試合が進んだが、ゴールが遠く0-2で試合終了。開幕を白星で飾れなかった。
関東学生ホッケーリーグ秋季 Bプール
2015.9/12(土) 14:45~ @慶應日吉グラウンド
慶應義塾大学 0-2 早稲田大学
(前半0-2、後半0-0)
【得点者】
―
<スタメン>
GK本名智一(経4)、FB三木雅史(経4)、遠藤錬(経4)、吉國光裕(政2)、金田翼(政1)、MF細井佑(経3)、福谷亮太(政2)、河本倫太郎(政1)、FW谷直剛(政4)、下山雄大(経3)、大久保遼(政1)
雨天が多い9月だが、この日は気持ちのいい快晴で開幕の日を迎えた。上位進出を目論む慶大ホッケー部は、今季難敵が揃う厳しいブロックに入ったため、この日の早大戦では白星が絶対ほしい。
下山雄大(経3)のバックパスから始まった開幕ゲーム。開始わずか30秒で谷直剛(政4)のスピードに相手がついていけずグリーンカードによる退場をもぎ取る。しかし互いに最後方から前線へのパスで攻撃につなげていこうとするが、うまくつながらず、流れが落ち着かない試合展開に。8分にはロングコーナーから細井佑(経3)のパスがサークル内に通るも、シュートまでつながらない。すると14分にこの日初めてのペナルティーコーナー(PC)を奪われると、ゴール上に叩き込まれ失点。さらに右サイドからディフェンスを崩され、PCを再び奪われるとこれも決められてしまい、0-2となってしまう。対する攻撃陣はチャンスを作ることができず、まさかのシュート0に終わって前半を折り返す。
「2点差は相手が油断する一番いい点差」と高根監督がハーフタイムに鼓舞をして迎えた後半。ボール支配率は圧倒的に慶大が保持する。金田翼(政2)から福谷亮太(政3)へ、いいパスが通るもシュートは惜しくもゴール上へ。さらに水野知紀(経4)のシュートもうまくインパクトすることができず、チャンスを生かしきれない。相手の足が止まり、慶大がペースを握り続けたが、慶大FWがリードの精彩を欠き攻撃のリズムが生まれない。64分に細井が果敢に中央から相手DFの網をかいくぐり、この日初めてのPCを獲得したが、金田から放たれたボールに上手くゴール前で合わせられずノーゴール。最後まで果敢に攻めたが得点に至らず0-2で試合終了。開幕戦を白星で飾ることができなかった。
何としてでも勝ちを得たかった試合だったが、宮坂健吾(政3)を欠いたことで失われたサイドハーフからの押上げや、FWのリード不足からやや攻めが一本調子になってしまった。後半、インターセプトや打ち込みからチャンスを作ることはできていたものの得点できなかった事実が、わずかなチャンスをものにした早大と比べると目立ってしまう結果となってしまったのは悔しい。しかし下ばかり向いてはいられない。もう一度精度を上げ、覇気を取り戻して残り2戦、勝利を何としてでも取りに行きたい。慶大ホッケーの真骨頂が試される時が早くも訪れた。
(記事・写真:荒川智史)
次戦 9月19日(土)13:00~ vs東京農業大(昨季1部7位) @慶應日吉グラウンド
関東学生リーグ秋季 Bプール順位表・日程表
| 早稲田 | 山梨学院 | 慶應義塾 | 東京農業 | 勝ち点 | 得失点差 |
早稲田 | ― | 9/20 | ○2-0 | 9/27 | 3 | 2 |
山梨学院 | 9/20 | ― | 10/10 | 10/18 |
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慶應義塾 | ●0-2 | 10/10 | ― | 9/19 | 0 | -2 |
東京農業 | 9/27 | 10/18 | 9/19 | ― |
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