【バスケ】序盤にスパーク!大量得点で勝利し、ベスト4進出

第62回全日本大学バスケットボール選手権大会

2010年12月3日@国立代々木競技場第二体育館

慶大‐京都産業大

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 28 32 31 17 108
京産大 16 17 22 38 93
インカレも3日目を迎え折り返し地点。ここまでの2試合を大差で連勝してきた慶大はこの日組織力を武器に関西勢で唯一ベスト8に残った京産大と対戦。実力的には慶大が格上であり、内容、結果ともに充実した戦いにしたいところ。

慶大のスタメンは前日と変わらず二ノ宮主将(環4)、酒井(環4)、岩下(総4)、家治(環3)、中島(総1)。

序盤、「入りはよかった」(岩下)と慶大は積極的な攻撃を見せる。岩下のシュートで先制すると酒井も速攻からバスケットカウントを沈める幸先の良いスタート。ディフェンスでも高さで勝る慶大は相手に易々と中でシュートを打たせないことに成功。しかしこの日慶大はアウトサイドの確率が悪く思うように点数が伸びない。いつもは入る二ノ宮、家治のシュートが決まらず苦しい展開。だがその分オフェンスリバウンドが好調で、中島、岩下、酒井を中心にインサイドでコツコツと得点。終盤には京産大もアウトサイド中心で得点するも、家治がブザービーターとなるミドルシュートを決め28-16で1Q終了。2Q、京産大に先にシュートを決められるも慶大はすかさず酒井が個人技で得点し追従を許さない。すると中盤以降得意の速攻も出始める。途中出場の金子(環3)のゲームメイクから酒井、蛯名(法1)が速攻を次々と沈める慶大らしい攻撃で流れに乗る。その後も中島のハイポストでのシュート、酒井のミドルで点差を離す。終盤岩下が不用意に4つ目のファウルを犯しわずかに雲行きが怪しくなるが、二ノ宮がスリーポイントを決め60-33と大きくリードして前半終了。

後半、リードしても気を緩めない慶大は酒井、家治が速攻を沈める。対して京産大もガードを中心に速攻で慶大を攻め立てて追い上げを図るが、慶大ディフェンスの激しいプレスを前に攻めあぐねる場面も。大量リードの慶大は桂(政2)、金岡(環4)など控え選手を次々と投入。するとその桂がスリーポイントを決め、金岡がリバウンドをタップでゴールに流し込むと、ベンチが大きく盛り上がる。その後も金子の個人技などで加点し91-55で3Q終了。最終Q、スタメンを休ませベンチメンバーで戦った慶大は相手の反撃を受ける。大きく点差をつけられても積極的な姿勢を崩さない京産大オフェンスの勢いにのまれドライブ、スリーポイントなど次々とシュートを決められる。対して慶大はパスミス、ドリブルミスなどイージーミスでターンオーバーを繰り返し、シュートも尽くリングに嫌われ一時40点あった点差を10点台にまで縮められる。矢嶋(総1)、金子のシュートでなんとか得点するも最後まで相手の果敢なオフェンスを止められず結果108-93で試合終了。楽勝ムードから一転して後味の悪い勝利となった。

全体的に見れば危なげのない勝利であった。課題である試合の入りも今日は改善され、序盤に大量リード出来たことは良かった。しかし「控えが不甲斐ない」(二ノ宮)とスタメンがいなくなった後は相手に主導権を握られ、フラストレーションの溜まる終わり方であった。とはいえ、連戦が続くインカレでスタメン組が休息を取れたことは好材料。次なる戦いによいコンディションで臨むことが出来るだろう。準決勝の相手は明治大。強豪・東海大を延長の末破り勢いに乗っており、実力的にもこれまでの対戦相手より数段レベルの高い相手だ。リーグ戦では連勝したが、一発勝負では何が起こるか分からない。「速い展開に持ち込めたら有利」(家治)と、慶大の持ち味、トランディッション・バスケットをどれだけ発揮出来るかが勝負の鍵となるだろう。優勝するためには絶対に負けられない。

By Syouta Kajigano

コメント

佐々木HC

明日何人かユニフォームを取り上げなければならない。あまりにもひどい。(一番の反省点は)こういう試合をした私が悪かった。(酒井選手を長く使う理由は)あとの二人がだめだからです。(良かった選手は)祐典だよね。あと中島もまぁまぁの出来だと思っています。うちの子たちの悪いところは良い流れの時にバックアップが出てきても流れを悪くしてしまう。いつもそうなんです。せっかく練習してるから使うんだけど、短期決戦ではああいうのは良くないかなと思います。(スタメンを全員変えた時に差が開いた原因は)プレイが分かっていない。あれだけスリーポイントを打たれていても全然相手とバスケットやらないで自分のコントロールを失ってしまってます。(ベスト4ですが)優勝しか狙っていないので、ベスト8でも負けたら同じです。(明日は明治戦ですが)今日みたいな試合をやっているようじゃ程遠いです。

二ノ宮

(今日の試合を振り返って)今日までの2試合終わってみて、今まで自分たちのバスケットを40分連続でできたことが無かったので、今日こそはそれを体現しようという気持ちで臨んだのですが、結果的には課題の残る試合になってしまったと思います。(3Pについて)最初シュートタッチがあまりよくなかったのですが、インカレもまだあと2日間あるので、今日の試合でシュートの感覚を確認しとかなければならないと思って強気で打ちました。それがたまたま入って良かったなという感じです。(控え選手たちのプレーについて)気の抜けたプレーが多くて、不甲斐ない試合だったなと思います。(明日にむけて)明日の準決勝で勝つか負けるか大きな違いなので、全力でチーム一丸となって勝ちたいと思います。

酒井

相手は練習試合でも何度か練習試合で対戦してそれなりに知ってるチームだったし、ある程度前半は思い通りに試合を運べました。後半はバックアップが不甲斐ない出来だったんですけど、個人的には調子もよかったし次に繋がる試合だったと思います。(コンディションは良好か)そうですね、今日はこんなに休みを貰えるとは思ってなくて、結構大きいですね。トーナメントでは休息を取ることも大切なんで、そういった意味でフルタイムで戦っている明治よりいい状態でいけるのかなと。まあ実際試合になったら疲れとかは関係ないんですけど、とにかく休息になったんでよかったです。特に岩下はかなり休んでるので明日頑張ってもらいたいです。(オフェンス全体を振り返って)アウトサイドの調子がよくなかったんですけど、だからといって打たないのはうちらしくないので、シュートが外れた時にリバウンドを取ることを徹底しました。うちはそこまでサイズはないんですけどリバウンドは身長じゃなくて気持ちだと思っているので、今日は強い気持ちで取りにいきました。シュートに関しては試合前のシューティングで調整したいです。(明大戦に向けて)今日より大きい相手なので少しやりにくいんですけど、僕たちは自分達のやるべき事、しっかりディフェンスしてリバウンド取って速攻に持ち込むというのをやるだけなんで、まずは自分達の仕事に集中したいです。僕の中では大会前から決勝で青学とやって勝つことしか考えてなかったので、その舞台に立てるようにまずは強い気持ちを持って明治を倒したいです。内容的にも決勝に繋がるようなものにしたいですね。

岩下

入りはチーム的には良かったんですけど、個人的に意図せずお休みの日になってしまったので最悪ですね。チームとしての責任を果たせずにセルフコントロール出来ず役割を果たせなかったのは反省ですし悔しかったです。(ファウルトラブルの原因は)チャージングをとられたり、自分をコントロール出来ていなかったですし、平静を保って自分らしく走ってディフェンスっていうプレイをしなければならないのに、無駄な動きをしたのが良くなかったと思います。(3日を終えてチームの雰囲気は)バックップも苦しい展開になってしまって、今日のゲームの内容が良いとは言えないんですけど、明日明後日残り2試合なので、あとはやるだけです。明治が勝ちあがってきて、それも延長の末勝っているので勢いもありますし、勢いのあるチームに僕らがどうやってチャレンジしていくかが重要だと思うので気持ち切り替えていきたいです。(自身のコンディションは)全く問題ないんですが、今日は反省ばっかりだったので切り替えていきたいです。(明日に向けて)相手はセンターポジションが定まっていないチームで、リーグ戦の時みたいにゴール下で体張って頑張って勝利に少しでも貢献できるようにしていきたいです。

家治

先生もキャプテンも40分間自分達のバスケをしようと言っていて、そのために入りから自分達のバスケに集中しようと。結果入りでいいバスケが出来たし、相手にシュートを決められても怯まずに自分達のバスケをしようと5人が共通意識を持てたのでよかったです。(外からのシュートが不調の様でしたが)外からのシュートは試合で打つ中で調整するしかないです。だけど外が入らないから負けるのではなく、入らない時にドライブするなり中に切れ込んで外にパスをするなり工夫して攻めればいいと考えてます。(シュートがあまり入らなかった分オフェンスリバウンドが好調でしたが)そうですね、身長的にうちにアドバンテージがあったので皆リバウンドに対して意識を強く持てました。(明日の明大戦に向けて)リーグ戦の時から明大は24秒使ってじっくり攻めてロースコアに持ち込むのが特徴なので、うちはそれに合わせずに速い展開に持ち込んで100点ゲームを出来るようにしたいです。後は岩下さんの所で高さ的に有利なので、岩下さんにボールを集めてから相手の守りに対応して攻めたいです。(マッチアップするであろう明大・金丸選手について)外からのシュートがすごい入るし、スクリーンを使って打ってくると思うのでコミュニケーションをしっかりとって守りたいです。必死についていきます。

前半は余裕で大差をつけて勝っていたんですけど、後半でメンバー変わったときに差を詰められてしまったので反省が残る試合になったと思います。(桂選手自身の試合で出来る部分と出来ない部分は)あまり能力があるわけでもないので、攻めたりっていうのはそんなに得意ではないんですけど、オフェンスリバウンドに絡んだりして今何回か取れているなっていうのはあります。(1年で成長したところは)去年は考えるとかよりも1年生でついていくのに必死だったところもあって、今年は深く考えるようになったというか自分がどういうことを求められているのかを考える機会が多くなりました。なかなか体現するのも難しくてまだまだなんですけど、考えることができるようになりました。(自身から見たチームの雰囲気は)リーグ戦からでいうと、最初もたついたんですけど、最後2連勝して良い流れで来ていると思いますし、絶対優勝するということに向かっているので、勢いは十分あると思います。準決勝、決勝しっかり勝っていけるだけの雰囲気はあると思います。(明日に向けて)相手はスリーを多く打ってくるので、僕が期待される仕事っていうのは一発でリバウンドをとる、体を張ってリバウンドということなので、明日出る機会があればしっかりリバウンドでチームに貢献できるように頑張りたいです。

中島

(今日を振り返って)今日は入りがよくて良い出来だったのですが、終盤になって個人的にもチーム的にもよくなかったなと思います。切り替えて明日頑張ります。(チームにおける役割は)外のシュートとリバウンドだと思っていて、特にオフェンスリバウンドに飛び込んでいくことが仕事だと思っているので、今日はそこを体現できてよかったと思います。(控え選手のプレータイムが多かったですが、それを受けて今後のチームについて何か思うことはあったか)とにかく明日につなげようということを思ってプレーしていたので、今後のことは意識していませんでした。(明日に向けて)今まで四国だったり関西の大学だったのですが、明日は久々に関東の大学と戦うということで、体のあたりとかも変わっていくと思うので、そこらへんに注意して、今日みたいに序盤から離せるように頑張りたいと思います。

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