【アメフト】秋季リーグ戦第1節 頼れるエースの活躍で逆転勝利! 明大戦

昨季と同じく開幕戦で明大と対戦。1Qには國府谷嘉盛(総3)と中村航平(経4)のタッチダウンで 大きくリード。しかし、フィールドゴールで差を詰められていくと、4Qにタッチダウンを決められ逆転を許す。ここから慶大が奮起すると、李卓(総4)のタッチダウンで再度逆転。手に汗を握る戦いを白星で飾った。

 

#29李卓(総4)が逆転のタッチダウン

#29李(総4)が逆転のタッチダウンを決める

 

 

関東学生アメリカンフットボール連盟2016年度秋季リーグ戦 第1

9/4(日) 14:00KO@アミノバイタルフィールド

慶大21-17明大

1Q 14-3

2Q 0-6

3Q 0-0

4Q 7-8

 

 

昨季と同じ場所で同じ相手との開幕戦。「初戦は勝って勢い付けることが大事」(李卓主将)と結果を重視し試合に臨んだ。

 

先制タッチダウンを奪った#1國府谷

先制タッチダウンを奪った#1國府谷

慶大のキックオフで試合が始まる。最初のリターンを敵陣12ヤードで仕留めると、明大のエンドゾーン内のミスに漬け込みタックル。セイフティで2点先制かと思われたが、判定はQBのパス不成功。しかし次のパスをDB兵頭宣俊(商4)がインターセプトし、慶大が攻撃権を獲得する。RB李卓(総4)のランでファーストダウンを獲得すると、次のシリーズでRB國府谷嘉盛(総3)がタッチダウン。トライフォーポイントのキックをK廣田祐(理2)が確実に決め、7点を先制する。その後、フィールドゴールで3点を奪われるが、直後の攻撃で敵陣30ヤード付近からQB米内碩希(商4)がエンドゾーンに向けてロングパス。これをWR中村航平(経4)がしっかりとキャッチし点差を広げる。2Qに入ると、序盤は両チームとも攻め手を欠き、なかなか得点を挙げられない。しかし、徐々に明大が攻勢を強めると、2つのフィールドゴールを決められてしまう。この結果、前半を14-9で折り返す。

 

3度のキックをすべて成功

3度のキックをすべて成功

後半に入っても主導権は明大に。慶大はなかなかファーストダウンを獲得できない苦しい状態が続く。3Q終盤にランから大きくゲインを許すと、4Qに入り明大に最初のタッチダウンを許し、さらにツーポイントコンバージョンも決められ逆転を許す。この時点での点差は3点。フィールドゴールで同点、タッチダウンを奪えば逆転になる。勢いの止まらない明大オフェンスをなんとか食い止めパントに追い込むと、慶大は自陣34ヤードからの攻撃を始める。このときQB小田裕太(商3)が選択したのはRB李のランだった。「このプレーが通らなかったら負けるし、このプレーは何が何でも通す」(李)と強い覚悟と自信を持って臨んだプレー。ユニコーンズの勝利の行方は頼れるエースに託された。 その期待通り、李が敵陣45ヤード、敵陣20ヤードとしっかりとファーストダウンを更新していく。そして、敵陣5ヤードから始めた攻撃でも選択したのは李のラン。エンドゾーンまで走り切り再逆転した。逆転された明大は焦りからか反則による罰退を繰り返すと、最後のパスをDB内藤大地(政4)がインターセプト。このとき、残された時間は22秒。QB小田のニーダウンで試合が終了した。

 

 

「日本一」に向け好発進

「日本一」に向け好発進

シーズンの行方を占う大切な初戦に勝利。この結果はユニコーンズを勢い付けるだろう。一方で李主将が課題に挙げたのは「ask me」の精神。一人一人がチームを勝たせる意識を持って試合に臨むことでもう1段階のレベルアップが期待できる。次節は中大との対戦。オープン戦で勝利した相手に再度勝利して、さらに勢いに乗りたいところだ。

 

 

(記事 熊谷健二)

 

 

試合後コメント

 

李卓(総4)

(今日の試合を振り返って)内容的にはすごく課題が残る試合だったと思うんですけど、試合展開が悪い中で、みんなが課題としていた「最後まで勝利を信じる、勝ちを信じる」という部分では切実に感じられたというか、負けていても「最後に勝つのは俺らだ」というのは、強く自信を持っていたと思うので良かったです。でも、その一方で、「勝てる勝てる」というような悪い自信にもなっていて、一人一人が「俺がこのチームを勝たせるんだ」「俺がビックプレーを起こすんだ」というチーム内では「ask me」という精神が弱かったというのが今日の試合の課題です。(初戦の結果としては)初戦は勝って勢いをつけることが一番大事なので、勝てたことはすごく良かったと思います。(4Q自身のタッチダウンを振り返って)このプレーが通らなかったら負けるし、このプレーは何が何でも通すという覚悟を持って決めたプレーなので、それくらい自信を持ったプレーだったので、絶対に通すぞという気持ちは中にいる全員が共通認識として持っていて、焦ることなく点に結び付けられたので良かったです。(次節に向けて)また今日出た課題を真摯に向き合ってつぶして、もう第一段階レベルアップして中央に勝ちたいと思います。

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