【ホッケー(男子)】好機で決めきれず完敗。3位決定戦へ/関東学生ホッケー秋季リーグ 東京農大戦

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好守備を見せた渡邉

上位プールの順位決定予選に挑んだ慶大。対戦相手は東京農大。序盤はパスを回し自分たちのリズムを作ると前半4分に坂田大樹(法3)がシュートを放つも入らず。その後相手に攻められる機会が増えると22分にPCから失点。前半を0-1で終える。後半もなかなか前線にボールを運べず迎えた18分に再びPCから失点で2点差に。その後決定的な好機を迎えるも決められず0−2で敗戦。3位決定戦に進むことになった。

平成28年関東学生ホッケー秋季リーグ 順位決定予選

10/16(日) 14:45試合開始 @明治大学八幡山グラウンド

 

前半

後半

合計

慶大

東京農大

 

スタメン

GK相原宗之(商3)、DF中井将人(政4)、吉國光裕(政3)、渡邉陸(法3)、宮坂健吾(政4)、MF細井佑(経4)、福谷亮太(政3)、永野裕太(政2)、FW下山雄大(経4)、坂田大樹(法3)、大久保遼(政2)

 

明大戦の劇的な勝利で14年秋季以来の上位プール進出となった慶大。対戦相手は隣のAプールを3連勝で突破してきた東京農大。2011年秋季以来の関東リーグ優勝への慶大ホッケー部の挑戦となった。

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ボールを運ぶ細井主将

 

前半序盤からボールを積極的に回し、自分たちのリズムを作り出す。すると4分に渡邉陸(法3)がボールを奪うと、前線に繋ぎ最後は大久保遼(政2)のパスから坂田大樹(法3)がフリーの状態からシュートを放つも相手DFにあたり枠外に。立ち上がりに課題を抱えていた慶大だったがこの日はボールをつなげていた。その後もサークル内にボールを運んだが、うまく合わなくなると徐々に相手のペースになり、ピンチが増える。16分に立て続けにPCのピンチを迎えるも渡邉のブロックなどで失点は許さない。しかし23分にこの日4度目のPCのピンチを迎えると最後はフリックシュートで押し込まれ先制を許す。その後も守備の時間が続くがなんとか持ちこたえ前半を0−1で折り返す。

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パスを出す宮坂

 

後半、「いい意味でボールをもたせてくれる相手」(高根HC)という言葉通り、山梨学院大戦や明大戦と違い、ボールを持つ時間は多かったが、なかなかリズムが作れず、前線にボールを供給することができない。すると相手に高い位置でボールを奪われる機会が増えピンチも増えた。13分には完全に崩され、ゴールが無人の状態になるもシュートが外れ事なきを得る。しかし、その直後の18分に与えたPCを決められ2点差に。慶大も20分に主将の細井佑(経4)のパスから大橋俊介(政2)がフリーでのシュートのチャンスを迎えるも決められず。さらに30分にはPCを得るも相手GKに阻まれ得点ならず。無常のホーンがなり0−2で敗れ、3位決定戦に回ることとなった。

 

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PCのチャンスを生かせなかった

この日、慶大のホームというわけではなかったが、ホッケー部員の父母やOBが多数試合に駆けつけ最後まで声援を送っていた。勝てば決勝という大一番でスタンドの期待を背に望んだが、プレッシャーもあり前2試合で表現できていた「自分たちのホッケー」がこの日は鳴りを潜めた。2016年シーズン残りは秋季リーグ3位決定戦、早慶戦、そしてインカレ。全て今まで以上に大事な試合であり、一発勝負の舞台だ。細井主将の率いた2016チームの集大成へ下を向いている時間はない。

 

(記事:森田悠資、写真:重川航太朗、村上慶太)

 

次戦 10月23日(日)vs法大

13:00試合開始 @慶応義塾大学日吉ホッケー場

 

以下、コメント

 

高根智廉ヘッドコーチ

(今日の試合を振り返って)スポーツなので勝つこともあれば、負けることもあるので、やはりここ2試合意識してできていた自分たちのホッケーがだしきれなかったことが一番の敗因です。順位決定予選で勝てば決勝というプレッシャーもあったし、いつもと違うメンタリティーや環境の中で自分たちを信じるというのがすごく大事だとみんな頭の中ではわかっているのだけど、今日やったホッケーは自分たちのホッケーではなかった。こういうことも負けて実感するのではなくて、勝ち続けていく中で自分たちのホッケーはできているのか、できていないのかを感じられるようにしていってほしいなと思うので、我々監督コーチにも責任はあって、もう少しゲームコントロールをできれば結果も変わってきたのかなと思います。(2失点ともPCからの失点となったが)PCを取られた時点でいいチームなら点を取ってくるので、それよりPCをあれだけ取られてしまったこと、もっとシュートチャンスがあってそれが入ってなかったということ考えればまだうちに運が味方していたと思いますし、それは守れてなかった、結果として2失点だったということなのでPCのメンバーを責められないし、GKもよく守っていたのでそこに関しては取られるべくして取られた2点だったかなと思います。(ボールを持てる時間帯もあった中でなかなか前線にボールをつなげていなかったが)対戦相手が変わっていく中で前回の明大に比べて、東京農大ということで戦い方や動きが違う中、いい意味でうちにボールをもたせてくれるチームで、うちとしてもボールを持つ余裕があった分少し判断が悪くなってしまったことがリズムを悪くしてしまったり、いつものタイミングでボールを出せなかったことが前にボールを運びきれなかった原因です。そういう意味でも自分たちのホッケーやリズムをもっと意識してやれればなというところです。(今後に向けて)スポーツなのでどんなにいいゲームをしても負けることはあるし、この負けをしっかり受け止めつつ、来週勝つことがすごく大事なことで、やはり春勝てなくてチーム力がと言われている中で、だいぶチーム力としては上がってきていると思うので、この逆境の中で次の試合に勝てるのかもチーム力が上がったのかを測る一つの指標になると思います。その先にはインカレがあって、ここでは明大や東京農大と当たる可能性があるので、そこに向けても大事な一戦になるのでしっかり勝ちたいと思います。

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