5月12日に京都大学との定期戦が慶大日吉グラウンドで行われ、慶大蹴球部は63−7で勝利しました。
以下選手のコメントです。
——今日のゲームプランは
僕たちはディフェンスが取り柄なので、ディフェンスで前に出て試合を作ろうと考えていました。相手より走ってディフェンスをして、相手より早く起きてアタックに繋げるという意識で臨みました。
——それを踏まえて今日の試合は
前半は準備不足から自分たちの形がなかなかうまく作れませんでした。不要なペナルティが多かったので、自分たちで苦しめている場面が多かったのも要因です。
——1人目のディフェンスが抜かれる印象でしたが
前に上がるという意識でやっていますけど、セットが遅いために、ノミネートに関しての声掛けが足りず、誰を見ているかわからなくて間を突かれることが多かったです。
——相手の京大の攻めについては
思い切りよく縦に入ってきたり、FW陣のラインアウトは完璧でしたし、セットプレーも堅かったのでやりづらかったです。
——キックが全て決まっていました
去年、慶應が1点差や2点差で負ける試合が多かったので、キックも重要だなと思っていましたし、キックが自分の強みになればいいなと練習してきました。今日は100パーセント決められたのでよかったです。
——今日の試合で得たものは
前後半通して、前に出る、あるいは低いタックルで一人一人止めるなど、相手から学ぶところも多かったです。前半から自分たちも出していかないといけないと思いました。
──試合を振り返って
今回の試合をアピールの場だと思い、上のチームに上がれるよう、前へ前へという気持ちを持って臨みました。
──今日のゲームプランは
前に上がるディフェンスをしていこうというものでした。前半はそれができず、また、ペナルティを繰り返し自分たちで自分たちを苦しめてしまいました。しかし後半は自分たちがやってきたことができて、点差を離すこともでき、結果的に勝利につなげることができました。
──トライについて
率直にうれしいですが、トライよりは自分がいかにチームに貢献できるかに重きを置いているので、トライを決めたこと自体はおまけのように感じています。
──今回感じた課題は
天候的にも気持ち的にも熱くなり、冷静さを欠いてしまった場面がありました。これから春シーズンは試合が続いていくので、経験を重ねて余裕を持ったプレーをできるようになっていきたいと思いました。
──今後に向けての意気込み
まずはトップチームに一日でも早く入れるよう、日々練習に全力を尽くしていきたいと思います。
——今日の試合を振り返って
最初は京大が良く、気迫があり、僕たちがやりたいことが上手くできなかったことが多かったのですが、後半の最後の方は僕たちがやろうとしていたライズという所を意識して、テンポの良いアタックができて良かったと思います。ディフィンスでは、慶應と言えば「タックル」と言われる所がありますが、そこがよくできず、京大の方が気迫のこもったタックルをしていたので、そこをもっとよくしていけば、対抗戦や上に繋がっていくのかなと思いました。
——今日のゲームプランについて
アタックはライズと相手よりも先に良い位置に立つこと。ディフィンスはステーシングと前を見て相手にプレッシャーをかけることでしたが、前に出てプレッシャーをかけるということができずに京大に好きなようにやられてしまった部分があるので、そこは練習で変えていきたいと思っています。アタックに関しては、前半はライズができておらず、相手の脅威となるプレーができていませんでしたが、後半はライズをして相手よりいいい位置に立って、いいアタックができたのではないかと思います。
——トライの場面を振り返って
トライは全体的にテンポが上がってきていて、京大も外を向いていたので、内側が空くのではないかと思って狙っていました。上手く空いたので、ハーフの高野倉さんがいい持ち出しをしてくれて、僕は走るだけだったので良かったと思います。
——今日の試合で出た個人の課題や手応え
アタックでスペースを見るといった部分では良かったと思います。ただ、僕の改善点としてはやはりスクラムで、しっかり慶應のもっと低くて前に突き抜けるスクラムに改善できたら、上のグレードに繋がるのではないかと思います。
——今後に向けての意気込みを一言
2年生ですが、今季から対抗戦に向けて出られるように下から頑張っていきたいと思います。
(取材:菊池輝、左近美月、竹内大志、松嶋菜々美/写真:川下侑美、菊池輝、松嶋奈々美、萬代理人)