【バレーボール】白星発進!フルセットに及ぶ大熱戦を制す/春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 第1戦vs筑波大

2022年度 バレーボール

慶大らしい全員バレーで勝利をつかんだ

春季バレーボールリーグ戦が開幕。慶大バレー部にとってこの日が1部リーグ復帰後初の試合となった。昨秋の1部リーグ戦において4位の筑波大との対戦は厳しいものになると予想されたが、慶大らしい全員バレーで見事初戦を勝利で飾った。第1・第2セットはデュースの末惜しくも落としたが、続く第3セットではうまく流れを切り替え、自分たちらしいバレーを展開。勢いそのままにリードを許すことなく第4セットを制し、最終セットでは序盤点差を広げられるも、渡邊大昭(商2・慶應)のサービスエースで息を巻き返し、2セットビハインドからの逆転勝ちを収めた。

 

 

 

2022年4月23日(土)

春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

第1戦 慶大×筑波大

得点

慶大

セット

筑波大

24

26

30

32

25

18

25

20

15

11

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

   
   

OH

島田航希(経3・慶應)

MB

27

下田悠生(経4・慶應湘南藤沢)

OP

松本喜輝(環3・九州産業)

OH

渡邊大昭(商2・慶應)

MB

降小雨(商4・慶應)

S

高倉真古都(商4・慶應)

L

25

樋口太樹(経4・慶應)

途中出場

 

 

OH

18

安達龍一(環4・洲本)

OH

12

内田克弥(環2・松江工業)

S

29

久保田健介(商1・慶應湘南藤沢)

S

10

大槻晟己(総3・清風)

 

サーブやスパイクで存在感を発揮する松本

第1セット序盤、松本喜輝(環3・九州産業)のサービスエースで勢いに乗ると、慶大が常に一歩リードする展開に。下田悠生(経4・慶應湘南藤沢)の隙を突くダイレクトアタックで11-6と大きく点差を広げ、相手にタイムアウトを取らせることに成功。降小雨(商4・慶應)のブロック、島田航希(経3・慶應)のサービスエース、高倉真古都(商4・慶應)のツーアタックなど各々の持ち味で得点を重ね、慶大が先に20点台に乗せるも、このまま黙って終わる筑波大ではなかった。相手エースの3連続サービスエースで20-21と逆転を許してしまう。そこからは一進一退の攻防が続き、粘りを見せるもあと1点を取り切れず、24-26でこのセットを落とした。

 

 

緩急を織り交ぜた渡邊の攻撃

続く第2セットは中盤までサイドアウトの応酬が続き、競り合いに。相手エースを3枚ブロックで仕留め、流れをつかんだかに見えたが、両者どちらも譲らず、第1セットと同じくデュースにもつれ込んだ。渡邊の力強く鋭いスパイクや、一方で不意を衝くフェイントなど緩急を使った攻撃で相手を揺さぶるもあと一歩及ばず、30-32でこのセットを奪われた。

 

 

 

相手ブロックを吹き飛ばす松本の豪快なアタック

あとがない第3セット。第2セット同様、序盤はサイドアウトを取り合う展開が続いたが、均衡を破ったのは松本がとったブロックアウト。相手ブロッカーの位置を正確に把握し、腕に当ててコート外にボールを弾き飛ばした。そこから差を広げ、15-11で相手にタイムアウトを取らせると、以降一度もリードを許すことなく、最後は松本の華麗なサービスエースが決まり、25-18でこのセットを制し、勝利へのぞみをつないだ。

 

 

 

安達、渾身の1枚ブロック

このまま流れに乗りたい第4セット。序盤から下田、松本、渡邊がアタックを決め、3-1とブレイクを奪うことに成功。サーブが効果的に決まり、降小雨(商4・慶應)、島田、渡邊がエースをとり、点差を広げていく。途中出場の安達龍一(環4・洲本)が一人で相手スパイカーを止めると、場の盛り上がりは最高潮に。このセットも先に20点台に乗せたのは慶大で、その勢いはさらに加速。松本の巧みなフェイントでセットポイントを奪うと最後は相手のサーブミスにより25-20でこのセットをものにした。

 

 

 

この日大活躍を見せた渡邊

勝ち切りたい最終セットであったが、先のセットの終盤で足をつってしまった高倉が出場できないというアクシデントに見舞われ、代わりに大槻晟己(総3・清風)が途中出場。レシーブの乱れを見逃さなかった相手にダイレクトを叩き込まれるなど、2-6とリードを奪われ、追う展開に。長いラリーにも懸命に食らいつき、渡邊の気合のこもったサーブでエースをもぎ取り、5-7と点差を詰めていく。コートチェンジ後、またも渡邊のサービスエースが決まり、9-7と追い上げを見せる。戻ってきた高倉は松本にトスを集め、松本もその期待に応えてしっかりと打ち切り14-11とマッチポイントを奪う。最後は相手のミスにより15-11でこの長く白熱した戦いを制した。

 

 

(記事・写真:田中瑠莉佳)

 

 

 

 

以下、コメント

 

星谷健太朗監督

 

――今日の試合を振り返って

まずは試合ができたことがありがたいことだなと思います。関係者の皆さんにお力添えいただけたからこそ、対戦相手の筑波大学さんがいたからこそだと思います。その中でしっかりと自分たちの力を発揮することができたのが何よりも良かったかなと感じています。

 

――ズバリ勝因はどういったところでしょうか?

ひとりひとりがやるべきことをやった、に尽きると思います。コートにいる選手だけじゃなくて、それ以外の人たちも含めたチーム全員が日頃からやっていることを今日もやり続けることができたからこそだと思います。

 

――2セット先取されたとき、選手にどんな言葉をかけましたか?

そうですね。常に「次」ということしか言っていなくて、切り替えてもう1回最初からいくよ、というそれだけですね。作戦とかいうよりは精神的なところで気持ちが沈まないようにって感じです。

 

――ここはまだ伸ばせるなというところは?

今は自分たちの120パーセントの力を出さないとプレーがうまくいっていないという中で、80パーセントでも実現できるようにするというところですかね。そうでないと体力的にも厳しくなってくるので。体力向上に関しては常に取り組みながらも、それだけではなくて戦い方の中でも、うまく肩の力を抜きながらも点数が取れるんだ、というのを経験の中で、自信と共に培ってほしいです。

 

――明日やこれからの試合に向けて

試合をやらせてもらうからには楽しみながら全力で目の前のプレーに取り組んでほしいですし、周りはそれが出来るようにサポートしてほしいと思います。引き続きいつもと変わらないことをやってほしいです。

 

 

高倉真古都主将(商4・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

1・2セット目も取れたゲームを落としてしまったので、3セット目もこのまま流されてしまうんじゃないかな、という雰囲気のところをみんなで耐えることができて良かったです。途中まで似たような展開だったんですけど、筑波大学さん相手にそれを巻き返すことができたというのは自信にもなりましたし、良い慶應が出せたなという印象です。

 

――2・3セット間ではどういう話を選手同士されたんですか?

内容は悪くない、ただ最後の2点が取れなかっただけとお互い言っていました。これ同じことを1セット目の終わりにも話しましたね。コートにいる人もベンチの人も2回起こったことをもう一度起こさないようにしようという意識があったと思います。

 

――ツーアタックも見られましたがセッターとして攻めの意識があったんでしょうか?

そうですね、スパイカーが良い状態で打てればそれでいいなと。戦術的な話にはなるんですけど、喜輝が後衛でバックアタックのとき相手はストレートを空けて、それをディグするというかたちをとっているんですよね。でも、こっちが良い状態で打てると相手も拾えていないというのが分かっていたので、スパイカーの打ちやすいようにトスを上げるという点は心掛けていました。相手とちょっと駆け引きで内田に上げてみたりとかあったんですけど、うちのスパイカーが最大限打てるトスという意味では置きにいくトスなのかなと。結果、守りだと思います(笑)。

 

――明日やこれからの試合に向けて

今日は全員が良いプレーをしたから勝てたのであって、筑波に勝った慶應が強いわけではないというのをさっき皆で話しました。今日の結果に慢心せずに一戦一戦戦っていきたいと思います。

 

 

降小雨副将(商4・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

まずは一勝できて良かったなと思います。リーグ戦が始まるにあたって、コロナの影響で体育館が使えなかったりと万全な状態とは言えなかったんですけど、自分たちのやってきたことがしっかりコートで出せて、結果がついてきたというのは自信になりました。

 

――要所要所で得点をあげていました

そうですね、喜輝とか大昭がメインで点を取ってくれるので、自分は彼らが取り切れないところ、最後の頼みの綱ではないですけど、スパイクだけではなくつなぎの部分で力を発揮するというのをテーマにしています。

 

――コート内外で積極的に声を掛ける姿が印象的でした。何か意識はされていましたか?

ありがとうございます。そうですね、プレーで引っ張る選手が多い中で、うまくいっているときはそのままでいいんですけど、逆にうまくいっていないときは何がうまくいっていないのかを話すなど、みんながやりやすいような環境を作ること、声掛けは意識しています。

 

――明日やこれからの試合に向けて

自分たちが強いから筑波大学さんに勝てたというよりは、やってきたものがしっかり発揮できたから勝てたという認識です。今日できたことが明日できるとも限らないし、今日は今日、明日は明日と切り替えて、自分たちの最大限の力を出せるようにリーグ戦が終わるまでパフォーマンスを落とさず、良いバレーができたらなと思います。

 

 

松本喜輝(環3・九州産業)

 

――今日の試合を振り返って

ベンチも含めてチーム一丸となって全員が120パーセントの力を出せたというのが勝利につながったのかなと思います。

 

――スパイクやサーブで得点を量産していましたが、ご自身で何か意識されていたことはありますか?

うーん、決まりそうな方向に打ったら決まったという感じです。自分はサーブレシーブをしないオポジットというポジションということもあり、スパイクでチームを支えられたらなと思って、終盤になるにつれて大事な場面が増えてきたときに、自分が決めるというのをセッターに意思表示してやっていました。

 

――明日やこれからの試合に向けて

今日の結果に慢心することなく、勝たないといけない相手には負けないということ、常に良いコンディションでいられるようにしたいなと思います。

 

 

渡邊大昭(商2・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

自分としては初の関東1部リーグということで、緊張というよりかはワクワクの方が強かったです。試合ができることに感謝しながらプレーしなさい、ということを星谷監督から言われていて、それをモットーに試合をしていました。終わってみて「楽しかった」という印象です。

 

――熱のこもったプレーが多く見られましたが

そうですね、気持ちで負けていたら勝てないと思っていました。日本代表も数多く選出されているバレーボールの強豪の筑波大学さんというチームにどこで勝てるかって考えたときに、技術というよりはそういう精神的な面かなと思っていたので、強い気持ちで戦いました。

 

――最終セットのサービスエースはそういう強い気持ちの表れでしたか?

狙ってというよりも、島田選手と内田選手とずっと夜遅くまで自主練をしていた成果が出たなという感じです。

 

――明日やこれからの試合に向けて

連戦が続いていく中で、ギアを落とさずやっていきたいなと思います。あともし自分が怪我をしたり足を攣ったりなどコンディションが整っていなかったとしても、後ろに安達選手や内田選手といった頼れる選手がいるので自分は生き生きとやっていこうと思います。

 

 

 

 

 

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