【アメフト】攻守ともに力を発揮しきれず、手痛い3敗目を喫する/1次リーグ第3節

アメフト

大学アメリカンフットボールの1次リーグ第3戦、慶應義塾大学ユニコーンズは明治大学グリフィンズと対戦。終始明大に圧倒される形となり、終了間際の猛攻で完封こそ免れたものの386で敗北。TOP8の厳しさを開幕以来思い知らされる形となっている慶大だが、今回とて例外とはならなかった。

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9/25 関東大学アメリカンフットボール大会 1次リーグ第3 @アミノバイタルフィールド  10:45キックオフ

 

明治大学グリフィンズ

慶應義塾大学ユニコーンズ

第1Q

7

0

第2Q

17

0

第3Q

7

0

第4Q

7

6

38

6

前戦は立教大学と点を取り合った末に惜しくも敗れた慶應義塾大学ユニコーンズ。あと一歩のところで勝ち取れなかった白星を掴むため、2週間の練習に励んだ。この日の対戦相手は明治大学グリフィンズ。大学アメフト1部リーグがTOP8BIG8に再編された2014年以降一度もTOP8から陥落したことのない、関東屈指の強豪校である。台風一過で晴れ渡った空の下、予定通り試合は開始された。

絶好のスポーツ日和となった会場の東京都調布市

1クォーター(以下第1Q、他Qも同様)、慶大は後攻を選択する。すると慶大はパスから1stダウンをつなぎ、敵陣20ヤード付近まで地道にボールを進める。先制も見えてきたタイミングだったが、ここでまさかの反則。罰退を受け、30ヤード付近まで後退してしまう。結局このターンはキックで3点を狙うもこれが外れ、貴重な先制のチャンスを生かせなかった。一方の明大の攻撃は、ディフェンスの穴を的確に見抜き、その地点に狂い無くパスを投じる明治の司令塔・QBの吉田拓郎(法4・日大鶴ヶ丘)の前に慶大が手を出せず、8分には先制されてしまう。この頃から慶大は少しずつ押される雰囲気を醸し出し、第1Qを70で終える。

第1Qから積極的な攻めを見せた慶大

開始早々12ヤードのパスで追加点を奪われる苦しい展開で第2Qが幕を開ける。慶大はパスで地道に距離を稼ぎたいところだったが、明大のLBの前にパスカットされ思うように進めない。さらにはQBの相馬大輝(商3・麻布)が放ったパスをレシーバーが取り損ね、そのボールを明大にインターセプトされてしまう。これで流れを渡してしまった慶大は10分にキックで3点、さらに終了直前にはQB吉田のフェイクパスからのランで滑り込まれ7点と、このQだけで17点を献上。かなり厳しい状態で前半を終えることとなった。

守備陣が明大を止めるべく奔走する

3Qにも明大の勢いは抑えられない。前半ではQB吉田から繰り出される緻密なパスと、それに応えるレシーバー陣に苦しめられた慶大。後半で明大はランプレーを中心に試合を組み立てる。追いかける立場としてはゲームクロックが止まらないランプレーは非常に苦しいものであるばかりか、パスの穴を作りやすいデメリットもあり、極めて戦いにくいものとなった。それでもなんとか守備は失点を抑えていた中で、攻撃時に今日2度目となる痛恨のインターセプトを許してしまう。ここを守りきれず第3Q1タッチダウンを許し無失点とはならなかった。

これ以上後が無い第4Qだったが、明大がトドメとなる5タッチダウン目を取り、この時点で38点差。ほぼ勝負は決した形となり、帰路につく観客もごく少数ではあるが見受けられた中でも、慶大ベンチと應援部、そして観客席応援団は諦めない。「このままじゃ終われねえぞ」「慶應の意地見せろ」「まだ試合終わってないよ」と激励の飛ぶ慶大陣の一体感に後押しされる形で最後の慶大の攻撃に入った。すると息を吹き返した慶大攻撃陣は、最初自陣10ヤードという極めて劣勢な位置からの攻撃だったにも関わらずじわりじわりと前進。途中2回も4thダウンに持ち込んでしまうが、ここを見事に突破し、執念で敵陣まで侵入。最後はQB相馬からWR・加藤豪介(経3・慶應)へのパスでタッチダウン。完封は免れた。本調子でなかったのか、前戦で4本のキックを成功させたキッカー・玉川雄基(環2・都駒場)のトライフォーポイントのキックはポストを掠め、追加点とはならなかった。この後も諦めることなくオンサイドキックで攻撃継続の意思を見せた慶大だったが明大にキャッチされ万事休す。パスでつなぐ攻撃の勢い自体は非常に良かったものの時間をかなり使ってしまう結果となり、追いつくことはかなわずゲームセットとなった。

加藤豪介、執念のタッチダウン

 

最終スコアは386。TOP8の壁は高く、今年昇格した慶大と横国大はどちらも開幕3連敗という、非常に厳しい戦いを強いられ続けている。

秋晴れでの初勝利とはならなかった

開幕からなかなか白星を摑み取れない慶大。反則数が減り善戦した立大戦から2週間、再び5回の反則で17ヤードを失ってしまったこと、そして2回のインターセプトは非常に惜しいものであった。明大は随所で慶大の穴を適切に突いてくる攻撃で効果的に点数を獲得した。「課題を見つけてそれに向かって全員が取り組む」(中嶋魁選手)というように、自身の穴を埋める行為は何よりも必要だが、勝利には今戦の明大のように相手の穴を突くのも必要となるため、昇格直後の慶大は苦戦を強いられている。次戦の日大戦までにTOP8攻略の鍵をつかめるか、そしてTOP8での初勝利なるか。次戦で踏ん張るユニコーンズの姿に期待したい。

(記事:東 九龍 写真:五関優太)

 

試合後選手インタビュー

QB #15 相馬 大輝

累計149ヤードのパスをほぼ1人で投げ抜いた

今日の試合を振り返って

オフェンスはやりたいことをやろうというのはできていたのですが、完成度がなかなか高くなくて、出したいものももっていけるところにもっていけなかったり、ちょっと実力を修正していかなければという課題は感じました。

やりたいことをやろうというのは

前回の立教戦の後に修正してここを直していこうという面をやろうとはしたのですが、今日はなかなか相手のオフェンスも良くて、うまく自分たちの流れに持っていけなかったという感じです。

先々週の立教戦の後話し合ったことは

前回もやりたいことはやれていて完成度を高めるというのが課題だったのですが、結局レベルが高い相手にこっちの完成度が多少落ちてしまったので、やりたいことができなかったというのが課題です。

今日はQBをほぼ1人で務めた

最初から1試合出るという話で今日は1試合任されたので勝つ気でいたのですが、なかなか点を取れなくて勝てなかったです。

最後ロングパス攻勢でなんとか得点

次の試合につなげられるようなオフェンスをやっておきたいということで、とにかく1本取ろうという話を皆でしていました。

次戦の日大戦をどのような形で

もうシーズン後半で勝たないと大変なので、とにかくうちがバーッと修正して戦っていきたいです。

最後に一言

厳しい状況なのですが、もう1回皆で話し合って完成度上げていくので期待してください。

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