【野球】“強力稲穂打線”を前にエース・外丸が昨秋のリベンジなるか/早大戦展望

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第7週までの日程を終えた春季リーグ。第6週時点で明大が3季連続の優勝を決め、最終カードの立大にも2連勝で完全優勝とした。残すは第8週の早慶戦のみで、現在3位の慶大は、3つ目の勝ち点を獲得し14季連続のAクラス入りを狙う。慶大の注目はやはりエースの外丸東眞(環2・前橋育英)だろう。対するは、1番の尾瀬雄大(スポ2・帝京)を筆頭に強力なワセダ打線である。外丸は昨秋の2回戦に先発しながらも1回を持たずに降板したが、今季はリベンジを果たせるか。注目が集まる。

 

慶大は3カード目の東大、4カード目の立大から引き分け挟んで4連勝で、ここまで12試合6勝4敗2引き分け、勝率6割で勝ち点2としている。立大1回戦では失策が頻発し不利な状況が続きながらも、最終回に栗林泰三(環4・桐蔭学園)と齋藤來音(環4・静岡)の連打で引き分けに持ち込んだ。2戦目は栗林の3安打3打点、3戦目は斎藤快太(商3・前橋)の3点本塁打含む5打点の活躍など、打線が奮起し快勝した。開幕当初はチーム全体として打線が振るわなかったが、栗林は3割6分6厘、吉川海斗(法4・慶應)は3割1分8厘、宮崎恭輔(環4・國學院久我山)は3割1分と、4年生野手の3人が打率3割とした。また齋藤來も、規定打席の37に未到達ながら、29打数9安打4打点で打率3割1分を記録している。

3ランを放った斎藤快

投げては、第一先発を務める先発の外丸は全109イニング中で44回に登板し、圧倒的なスタミナを見せている。9試合中7試合で先発を務め、2勝2敗、防御率はリーグ4位の1.43と2年春のシーズンながらエースとしての役割を十分果たしている。しかし昨秋の早慶2回戦で先発のマウンドに上がるも、初回に印出太一(スポ3・中京大中京)に満塁本塁打を浴び、1回を持たずに降板。悔しい昨秋の最終登板となった。冬を越し大きく成長を遂げた外丸は、今季はエースとしてリベンジを果たす投球を見せてくれると期待したい。

 

早大は、1番を打つ尾瀬が現在リーグ3位の打率3割9分5厘をマーク。2番・中村将希(教育4・鳥栖)は3割5分3厘、3番・熊田任洋(スポ4・東邦)は3割8分2厘としている。4番の印出も3割、5番の吉納翼(スポ3・東邦)は打率は2割4分3厘ながらも、明大2回戦で今季2号となる逆方向への3点本塁打を放つなど、上位打線は強力だ。下位にも小技が使える選手が控えており、力強さも緻密さも兼ね備えている。慶大投手陣はいかに走者を溜めないかがカギとなるだろう。

早大・4番の印出

 

早大のエースは加藤孝太郎(人4・下妻一)だが、前回登板の明大1回戦では4回7失点だった。昨秋の最優秀防御率投手ではあるが、昨春の1回戦では慶大は4得点を挙げており今季も勝機はあると考えられる。2戦目の先発は清水大成(スポ4・履正社)だと考えられるが、昨春の2回戦では先発の清水を慶大が打ち崩している。このことから、相性としても不安は少ないだろう。

 

早大は開幕2カードではストレートで4連勝としたものの後半2カードでは失速、勝ち点を落としている。一方の慶大は後半2カードで成績は尻上がりと、現在までの勢いでは慶大に軍配が上がっているはずである。しかし、リーグ戦失策数はリーグワーストの16を記録しているため、守備の脆さを出してしまうと危険である。

 

伝統の一戦は、これまでのリーグ戦とは打って変わって特有の雰囲気が神宮球場に流れる。そして応援席も4年ぶりに復活、満員の神宮球場が帰ってくる。慶大はその空気を味方につけ、2連勝で3位で今シーズンを終えたいところだ。この“早慶戦”での勝利はきっと格別で、秋季リーグの勢いにもつながることだろう。

(北村可奈)

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