【バレーボール】強豪相手に完敗も1年生が活躍見せる!/秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 延期試合vs早大

バレー戦評

ここまで1勝4敗、秋季リーグの折り返し地点に立った慶大は強豪・ワセダとの一戦を迎えた。第1セットはスパイク勢が相手の高いブロックに苦しみ、終盤に粘りを見せるも点差を広げられたまま失セット。つづく第2セットも自分たちのしたいバレーを展開できなかったものの、1年生の活躍がチームを勢いづかせる。第3セット、粘りを見せた慶大は中盤に1点差にまで詰め寄るもここでも鉄壁のブロックを破れなかった。3セットとも20点台に到達することができず早大相手に完敗となった。

 

2023年10月5日(木)

秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

延期試合 慶大×早大 @早稲田大学上井草体育館

 

得点

慶大

セット

早大

18

25

25

15

25

 

早大の高いブロックに阻まれた

第1セット、エース松本の強烈なサービスでファーストポイントを奪い幸先の良いスタートを切る。序盤はシーソーゲームを展開していたが、相手のスパイク、高さあるブロックに阻まれ4―7とし慶大はタイムアウトを要求。その後も松本喜輝(環4・九州産業)や渡邉大昭(商3・慶應)のスパイクで1点ずつ返していくものの、連続ポイントを奪うことができず、8―14とさらに点差を広げられてしまった。ここで慶大はこのセット2回目のタイムアウトを要求。なんとか流れを変えて点差を縮めていきたいセット終盤、渡邉のプレーが光る。12―23の局面、渡邉の強烈なスパイクが決まる。その後、サーブが回ってきた渡邉は強打で2本のサービスエースを取り、3連続ポイントで15―23とした。セット終盤に粘りを見せた慶大だったが、最後は相手にスパイクを見事に決められ、第1セットを18―25で落とした。

 

松山の活躍がチームに活気をもたらす

第2セット、いきなり相手のスパイクにより先制されるも、渡邊の巧みなフェイントが効いて1点追加し、すぐに同点に。しかし、その後は早大の速攻や強烈なスパイクに対応できず、5―9の場面で慶大はタイムアウトを取る。タイムアウト後すぐに、松本が今日一番の驚異的なスパイクを相手コートに叩き込み、流れを変えたかと思われたが、相手のフェイントを使った攻撃になかなか対応できず、点差が6ポイントになった場面で慶大は2回目のタイムアウトを取る。このセットは早大の圧倒的な攻撃を前に自分たちのしたいバレーができない慶大だったが、1年生のチームを勢いづかせるプレーが目立ったセットともなった。 山口快人(経1・慶應)は早大の強烈なサーブに何度も食らいつき、丁寧なレシーブを返して綺麗な攻撃の形に繋げた。また、松山鼓太郎(商1・慶應)は二度も鋭いスパイクを決めるなどして、ポイントを稼いだ。しかし終盤、早大の強烈サーブが続き9―25で慶大はこのセットを落とした。

 

追い込まれつつ島田が力強いサーブを放つ

あとがない第3セットは、序盤から長いラリー戦となり、最後は入来晃徳(環2・佐世保南)がスパイクを決め先制に成功。しかしその後、松本、島田航希(経4・慶應)が果敢にスパイクを打ちにいくも、相手の高さある3枚ブロックに阻まれる展開が続く。6―10と4点差がついたところで慶大はタイムアウトを要求。松本のサービスと入来が見事なブロックを決め、相手のミスも重なりタイムアウト後、すぐさま3連続ポイントで差を縮め9―10とした。このまま流れに乗りたい慶大だったが、ここでも早大のブロック立ちはだかる。またもや強烈スパイクが鉄壁のブロックに阻まれてしまう。10―15としたところで慶大はタイムアウトを取る。2度目のタイムアウト後も、相手のスパイクをワンタッチを取るものの繋がらず、点差を縮めることができない。入来の見事なブロックとスパイク、松本の強烈なセンターからのスパイクが決まるも、相手の速攻や高さあるスパイクなど様々な攻撃パターンに対応できず、15―24まで差が広がってしまった。最後も松本の強烈スパイクを鉄壁のブロックに阻まれ、15―25の大差でこのセットを落とした。早大の強さを見せつけられた試合となりセットカウント0―3で敗北した。

 

(記事:上村真子、小田切咲彩、写真:ウジョンハ)

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