【アイスホッケー】14点差と相手を圧倒 今季初の零封勝利/2025年秩父宮杯第72回関東大学アイスホッケー選手権大会第3回戦 対神奈川大学

アイスホッケー

前回の青学大戦で今大会初勝利を飾った慶大。対する神大は登録選手数がわずか8名。人数差もある中でこの試合を迎えた。慶大は第1ピリオドから攻撃のギアを全開にし、開始わずか1分17秒でFW・勝見斗軌(法4・Ontario Hockey Academy)が得点を決める。このゴールを皮切りに計6得点を重ねて主導権を握る。第2ピリオドでもDF・有馬龍太(経4・武修館)、FW・木原俊太朗(商2・慶應志木)、FW・芝田光希(経2・都市大附属)らが得点を重ね、FW・倉田晃佑(商1・慶應湘南藤沢)はハットトリックを達成。また、GK・秋田快成(文2・慶應)が公式戦初出場を果たし、安定した守備を見せた。第3ピリオドでは勝見が連続得点を決めるなど攻撃陣が爆発。最終的に14ー0の完勝で試合を終えた。

 

2025年5月24日(土)15:30試合開始 @東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

 

 

1P

2P

3P

TOTAL

慶應義塾大学

6(27)

4(16)

4(31)

14(74)

神奈川大学

0(2)

0(4)

0(1)

0(7)

※()内はシュート数

 

【メンバー】

慶應義塾大学

1. 倉田、小島(壯)、石村、有馬、土井

2. 勝見、小島(佑)、栖原、茨城、古舘

3. 三田、芝田、立島、仁王

4. 郷、木原、生原、沖野、宮部、大塚

GK:多田(1・2P)、秋田(2P途中から)

 

【得点者】

【1P 】

1分17秒 慶大 勝見斗軌(アシスト:小島佑太)

4分33秒 慶大 有馬龍太(アシスト:土井清太郎、勝見斗軌)

8分38秒 慶大 小島佑太(アシスト:有馬龍太、勝見斗軌)

10分58秒 慶大 倉田晃佑(アシスト:有馬龍太)

13分42秒 慶大 小島佑太

17分12秒 慶大 倉田晃佑(アシスト:勝見斗軌)

 

【2P 】

1分24秒 慶大 有馬龍太

2分3秒 慶大 木原俊太朗(アシスト:生原大誠)

5分8秒 慶大 芝田光希(アシスト:三田輝明、土井清太郎)

13分33秒 慶大 倉田晃佑

 

【3P 】

9分28秒 慶大 勝見斗軌(アシスト:三田輝明、仁王利樹)

12分17秒 慶大 勝見斗軌

13分54秒 慶大 三田輝明(アシスト:倉田晃佑)

15分46秒 慶大 栖原大河(アシスト:小島佑太)

 

第1ピリオドは序盤から攻撃のギアを全開に挑む。開始からわずか1分17秒、早くも1点目となる鮮やかなゴールをFW・勝見斗軌(法4・Ontario Hockey Academy)が決める。4分33秒にはDF・有馬龍太(経4・武修館)が鋭いシュートを突き刺し、追加点。8分38秒には前回の青学大戦で2得点の活躍を見せたFW・小島佑太(法4・慶應)が続けて得点し、点差を引き離す。その後も攻撃の手を緩めない慶大。10分58秒には期待のルーキー・倉田晃佑(商1・慶應湘南藤沢)による待望の初ゴールが決まった。13分42秒に小島(佑)がこの試合2点目となるシュートを決める。さらに17分12秒には倉田が初ゴールを決めた勢いそのままに再び得点を決め、存在感を際立たせた。慶大は第1ピリオドを6ー0とリードで終えた。

相手を圧倒した慶大選手

第2ピリオドも慶大が主導する試合展開を見せる。1分24秒にはゴール裏から前に切り込んだ有馬の矢を放つようなシュートが決まる。2分3秒にはFW・木原俊太朗(商2・慶應志木)に嬉しい初ゴールが生まれた。5分8秒にはFW・芝田光希(経2・東京都市大附属)が相手ゴールキーパーの逆を突き、得点につなげた。

ゴールを決める芝田光希

13分33秒には第1ピリオドで初得点をマークした倉田が、またしてもこの試合3点目となるゴールを決め、今後への期待を膨らませた。第2ピリオドでも得点を重ね、10-0で第3ピリオドを迎える。

第3ピリオドではGK・秋田快成(文2・慶應)が安定した守備力を魅せる。相手にゴール前までパックを運ばれ攻め込まれる場面もあったが冷静に対応。

公式戦初出場を果たした秋田快成

攻撃の手を緩めない慶大がアタッキングゾーンでプレーし続ける中、9分28秒に勝見がこの試合2得点目となるゴールを叩き込む。勢いそのままに12分17秒にも勝見がゴールネットを揺らし、連続得点。13分54秒にはFW・三田輝明(経3・慶應)が得点を決める。さらに15分46秒にはFW・栖原大河(経3・慶應)に待望の今季初ゴールが生まれ、終始相手を圧倒した。14ー0の零封で試合を終えた。

ゴールを決めた三田輝明

終始相手を圧倒し続けた慶大。倉田・木原にも待望の初ゴールが生まれ、収穫十分の試合となった。次戦は早慶戦前に早大と公式戦で対戦できる絶好の機会。春大会最終戦で勝利をつかんで弾みをつけたい。

 

【次戦予定】

2025年5月31日(土)対早稲田大学 17:30試合開始 @東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

 

(取材:檜森海希、小林由奈)

 

【選手インタビュー】

いちごハットに輝いたFW・倉田晃佑選手のインタビュー

※いちごハットとはチーム内MVPのことである。

──得点を決めた時の感想

前回の試合では得点することができなかったので、「絶対点を取ってやろう」という思いで試合に臨みました。得点できて嬉しかったです。

 

──いちごハットに輝きチーム内でどのような話をされたか

今日の試合は勝てたことは良かったんですけど、先週やってきたことがいまいちできなかったところがありました。それをしっかり準備して、来週の早稲田戦に備えようという話をさせていただきました。

 

──チームメイトの反応

同級生から手荒く祝福していただきました。

 

──次回の早大戦に向けて一言

早慶戦(6/14開催)の2週間前に早稲田と試合ができる良い機会なので、しっかり勝って早慶戦に向けて準備できたらなと思います。

 

2ゴール・2アシストの活躍を見せたDF・有馬龍太選手のインタビュー

─今日の試合はどのような目標で試合に臨んだか

相手は非常に人数が少ないチームで力の差もあったので、順当にいけば点差の離れる試合でした。最近は勝てていない試合も多くて、今日はゼロで抑えて圧倒して勝って自分たちが練習でやってきたことが間違いではなかったということをチームとして確認することが一番の目標でした。

 

──2ゴール・2アシストの活躍を見せたが自身のプレーを振り返って

もちろん個人的には嬉しいんですけど、ディフェンスですし、自分以外の選手になるべく決めてほしかったなという気持ちはあります。(自分の結果も)嬉しいですけど、チームの勝利やゼロに抑えられたことの方が嬉しいです。

 

──早慶戦の前哨戦となる早大戦に向けて

早慶戦(6/14開催)で勝利することが一番の目標ですけど、早稲田と公式戦の場で試合ができることは奇跡的なことなので、もちろん照準を合わせて、なんとか勝利を掴んで早稲田に危機感を与えたいなと思います。

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