慶應スポーツ新聞会

【バスケ】果敢に挑むも届かず。長いトンネルの出口はまだ先か 駒大戦

 

果敢な突破でチームを引っ張った伊藤

2012/09/22()@東洋大学総合スポーツセンター 第88回関東大学バスケットボールリーグ戦 7日目 駒澤大 連続して大敗を喫した先週から一週間の間を置いて迎えたリーグ戦第4週。連敗ストップに意気込む慶大だったが、未だ長いトンネルの終着点に至ることは適わず。この日も駒澤大に二桁の差を付けられ、3連敗となる5敗目を突き付けられる結果となってしまった。  

2012/09/22()@東洋大学総合スポーツセンター
88回関東大学バスケットボールリーグ戦 7日目 駒澤大戦
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 24 16 18 19 77
駒澤大 27 16 24 23 90
◆慶大スターティングメンバー
  選手名(学部・学年・出身校)
PG 伊藤良太(2・洛南高)
SG 真木達(1・国学院久我山高)
SF 権田隆人(2・慶應高)
PF 黒木亮(1・延岡学園高)
C 本橋祐典(3・佼成学園高)
 

黒木はインサイドで奮起し、多くのセカンドチャンスを生み出した

先週の2連敗によりチームに漂う暗雲を、何とかして振り払いたい慶大。連敗を止め、チームの浮上のきっかけとなる勝利を掴みたい慶大は、7日目となる今日、駒澤大と激突した。伊藤のバスケットカウント以後、追加点を奪えずにいた慶大だったが、真木が2本の3ポイントシュートを沈め、伊藤が連続得点。上手くゲームに入り、試合の立ち上がりで駒澤大からリードを奪う。しかし、4分を経過したところから。駒澤大のアーリーオフェンスに苦しめられることに。立て続けに失点を重ねてしまい、駒澤大にリードを譲ってしまう。それでも慶大は、先週から唯一上手く行っているオフェンスリバウンドで対抗。黒木や、スタメン復帰を果たした本橋がゴール下で得点を重ね、同点にまで追い上げる。その後駒澤大に3ポイントシュートを許したものの、点差は3として第1Qを終了する。だが、ディフェンスに重きを置く慶大としては、相手に許した27点と言う数字には大きな課題が残る結果に。24-27で第2Qへ。第2Qは、1Qとは対照的に、互いに得点が伸びない展開に。しかしその中でも、慶大は引き続きフロントコート陣が踏ん張り、試合を繋ぐ。先週には見られなかった、インサイド陣のペイント内での得点が連続。更に、積極的にリバウンドに絡むことにより、駒澤大の速攻の足を止めることにも成功する。このフロントコート陣の頑張りに、バックコート陣も呼応。伊藤が連続してスコアすると、大元もタフショットを沈めてみせる。良い流れを作り出し、慶大4点のリードへ。が、ここでこの流れに乗っていけないことが、今の慶大の大きな課題の一つ。直後に駒澤大に3ポイントシュートを許すと、残り3分を切ったところから慶大の得点が停滞。その間に再び3点のビハインドとなり、40-43で前半を終える。

4Qの逆境の中、勝負強さを見せつけた福元

本橋のリバウンドシュートで幕を開けた第3Q。出だしの良い流れを生み出したのは、2年生ながら慶大を背負って立つ存在にまで成長を遂げた、エースの伊藤だった。連続して得点し差を縮めると、速攻からスコアし、この日3度目となるリードを奪うことに成功してみせる。だが、その伊藤を警戒した駒澤大のディフェンスがゾーンディフェンスにシフトすると、再び慶大の得点が凍結。加えて、鳴りを潜めていた駒澤大の速攻が決まり始めると、それまで掴んでいた流れは、再び慶大の手の中からすり抜けて行ってしまう。リードを守りきれずにビハインドを負うと、相手のアウトサイドシュートも当たり始め、相手に8点のリードを許す苦しい展開に。そして、慶大に更なるアクシデントが。3Qを2分残したところで、オフェンスの核の一人である権田が痛恨の4つ目のファウル。コートアウトを余儀なくされる。その後は黒木のリバウンドシュートにより2点を返すのみに止まった慶大。58-67と差を9点にまで広げられ、第4Qへ。巻き返しを図りたい慶大は、フルコートでダブルチームトラップを仕掛ける積極的なディフェンスにシフト。少しでも早く相手を射程圏内に捉えるべく、必死のディフェンスを敢行する。しかし、ダブルチームに行った後のカバーリングが上手く行かない慶大は、結果としてノーマークを作ってしまうことに。これを、3Qからアウトサイドのシュートが当たり始めていた駒澤大に尽く決められてしまった慶大。蓋を開けてみれば、2分半の間に10点を奪われ、その差は16点にまで広がってしまっていた。堪らずタイムアウトを取った佐々木HCは、更にディフェンスを修正。3-2のトラップゾーンを敷き、変わらず積極的なダブルチームを仕掛けていく。これが功を奏し、相手のミスを誘発。このチャンスを福元直人(環1・福大大濠高)が確実に決めていくと、更にはダブルチームからスティール、速攻により得点と、望んでいた形を見せることに成功。5分を残した時点で11点差と、逆転可能な点差にまで追い上げる。だが、直後にタイムアウトを取った駒澤大に修正を図られてからは、上手くは行かず。3ポイントシュートを乱射し差を縮めようともがいた慶大だったが、最終結果は77-90。先週に続く二桁差の敗戦で、苦しい三連敗となった。   先週から引き続きの3連敗。しかも、内容が伴わないでの連敗だ。これを「長いトンネル」(佐々木HC)と言わずに何と言うのだろうか。そして、1・2年生が出場メンバーの大半を占める若さ故か、そのトンネルから抜け出す術を、彼らは知らないのだ。「全部が悪いわけじゃない」(佐々木HC)だけに、選手達もどう打開すべきなのか悩んでいることだろう。だからこそ、上級生の奮起が重要となってくる。9週間と言う長丁場のリーグ戦には、何より『絶対に敗けたくない』という強い信念と意志が必要なのだ。上級生程それを強く持っていることは道理だろう。リーグ戦前半戦も、残すと後2試合。待ち受けるのは、白鴎大・中央大の上位2チーム。苦しい戦いとなることは誰もが承知の上だが、だからこそ上級生達の奮起に、そして慶大の勝利に期待したい。

(記事・大地一輝)

◆試合後コメント

佐々木三男HC

練習の内容が良くないので、結果も練習通りという感じになっていますね。いくつか練習を変えたりしているんだけど、その意図がなかなかチームに伝わりません。先週もそうだけど、勝たなくてはいけない試合で頑張りきれないというのは、戦おうという意識が別の方向に行ってしまっているということなんだと思います。自分達のプレーをどう表現するのかということが出来ていないので、ある意味チームになっていないような感じです。こんなに長いトンネルに入らなくてもいいと思うんだけど、さっきも言ったとおり、戦っている目線が違うというか、何と戦っているのか、という所からずれてしまっていますね。(良くなる兆しはあるか)練習では少し良くなるかなという兆しがあるんだけど、それが次の日まで継続出来ないんですよね。だから全部が悪いわけじゃないんだけど、いい日があると思うと次の日は良くないということを繰り返してしまっています。(白鴎大戦に向けて)さっきも言ったとおり、どこを向いて試合をするのかという所だと思うんです。一人一人がちゃんと準備をして、立ち向かっていくということをしっかりとやって欲しいですね。

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