慶應スポーツ新聞会

【野球】投打が噛み合い逆転勝利で先勝 優勝への望みつなげる 明大①

10月13日(土) 慶大-明大 1回戦

 

スクイズが野選となりガッツポーズの白村

スクイズが野選となりガッツポーズの白村

 

 現在勝ち点2の4位と、優勝に向けては負けの許されない状況の慶大。初回に相手のエラーで先制すると、逆転された後の4回、3試合ぶりにスタメン起用された大川武(環4)の適時三塁打、更にスクイズで3点を入れ逆転。投げては白村(商3)からバトンを受けた福谷(理4)が最後の3回をきっちり締め、手堅く勝利をものにした。

 

 









 
明大










慶大








×

慶大:○白村、福谷-阿加多

明大:●山﨑、上原、今岡、内海-坂本

 

 

慶大出場選手

 
ポジション
選手名(学部学年・出身高校)

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佐藤旭(商2・慶應)

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福富(商4・慶應)

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山﨑錬(商4・慶應)

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阿加多(法4・慶應)

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鈴木裕(商4・慶應)

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藤本(環2・慶應)
 

荒川(商3・慶應)
 

福谷(理4・横須賀)

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大川武(環4・済々黌)

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白村(商3・慶應)
 

影山(総4・鎌倉学園)
 

松本大(環3・桐光学園)

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辰巳(文4・郡山)
 

 

白村に1回戦の先発が託された

白村に1回戦の先発が託された

 10月も中旬へと差し掛かり、次第に秋めく神宮の杜。リーグ戦も佳境に入り迎えた第6週、慶大は勝ち点3とリーグ戦2位につける明大と激突した。

 今季、2戦目の先発として安定した投球を見せてきた白村が、はじめて初戦の先発マウンドへと送りだされた。その白村は初回、先頭の上本をいきなり歩かせると続く髙山にエンドランを決められ、無死一、三塁のピンチを迎える。しかし、3番菅野を三振に仕留めると、続く岡大の打球はショート正面へ。これが併殺打となり、注文通りの形でピンチを切り抜ける。

 その裏、対する明大の先発は山﨑。慶大も先頭の佐藤旭(商2)の安打を皮切りに、1死一、三塁とし、打席には阿加多(法4)。追い込まれてからの5球目、放った平凡なゴロはショート正面へ。誰もが併殺打かと思った矢先、上本が完全に捕球体勢に入りながらもまさかのトンネル。慶大が相手のエラーで1点を先制し、初回は対照的な攻防を見せる。

 ここから流れに乗りたい白村だったが3回、この回も制球に苦しむ。1死二、三塁とされ髙山を迎えると、追い込んだ後の3球目にバットは空を切ったものの、大きくバウンドした投球を阿加多が捕球しきれず。暴投振り逃げで同点の走者が生還すると、処理をもたつく間に二塁走者までもが生還し一気に2失点。今度は慶大に痛いミスが出て、1-2と逆転を許してしまう。

 

スタメン起用の大川武は逆転適時三塁打を放った

スタメン起用の大川武は逆転適時三塁打を放った

 しかし慶大はすぐさま反撃に転じる。2、3回と三者凡退に倒れていた打線は4回、鈴木裕(商4)がセンター前へ運び、続く藤本(環2)が死球を受け一、二塁とすると、3試合ぶりの先発起用となった大川武の打球は三遊間へ。レフト前へ抜けるかと思われた打球に上本が手を伸ばすも、出したグラブが打球を強くはじいてしまう。これによって方向が変わった打球は、チャージをかけていたレフトの横をすり抜け外野を転々とし、その間に2人の走者が生還。打った大川武は三塁に到達し、記録はショート強襲の2点適時三塁打となる。更に、続く白村がフルカウントから意表を突くスクイズ。これが見事に決まり、この回に3点を入れた慶大が見事逆転に成功する。

 中盤から立ち直った白村は威力のある直球を軸に、「三振は狙って取れた」と6回を投げ3安打2失点、11奪三振の快投で2番手の福谷にマウンドを託す。その福谷は7回、1死一、三塁のピンチを迎えるも、ここまで2安打の髙山を空振り三振、続く途中出場の川嶋克を内野ゴロに打ち取り明大の反撃を絶つ。その裏の慶大の攻撃、三塁に走者を置いた場面で、福富(商4)がきっちり犠飛を放ちダメ押し点を挙げ、勝利を決定的なものとした。

 その後福谷は8、9回をパーフェクトに抑え、5-2というスコアで勝利。白村は自身最高となるシーズン3勝目を挙げた。両チームに大きなミスが出た試合ではあったが、最終的に流れを掴み、逆転勝利を収めた慶大にとっては大きな意味を持つ1勝になったに違いない。“優勝”の二文字に向けて、一つの負けが命取りとなる状況か続く慶大だが、逆に連勝で勝ち点を奪取できれば第8週・早慶戦へ向けてチームは更に勢いづくことができる。その為にはナインが目の前に試合に集中し、確実に勝利をもぎ取りにいく姿勢が重要になってくるだろう。

 

(記事 福井崇之)

 

山﨑 錬主将(商4)

(まず1戦目取ったが今日の勝因は)今日はピッチャーが頑張ってくれたっていうそれが一番かなと思います。(1回は相手のエラーもあって先制したが)ここまできたら運も味方にしないと勝てないぐらいレベルが拮抗しているので、どういう形であれ勝てたというのは良かったです。(4回に3点を取って逆転した場面は)あれもかなり運が良かったですね。なので、明日もああいうのを引き寄せてなんとか勝ちます。(東大戦から2週間空いたがチームとしてどういった調整をしたか)そうですね、いつも通りですけど、明治に勝つためにここに調子を合わせてきて、個人個人もやることをやって調子を合わせてきているっていうだけですね。(慶大、早大ともに今カードで勝ち点を奪えば4校が勝ち点3で並ぶが)そうですね。楽しみですね。優勝に一歩でも近づけるように頑張ります。(打撃の調子は)まあまあかなと思います。明日もなんとかいい所で打てればなと思います。(明日の意気込みは)勝ちます!!

 

阿加多 直樹(法4)

(今日の試合を振り返って)勝てたので良かったです。(6回11奪三振の白村投手の投球について)今日は真っ直ぐが良かったので真っ直ぐでどんどん押していったので、それが結果的に相手バッターも真っ直ぐに合っていなかったというか振れてなかったので、それで真っ直ぐで三振は結果的にとれたかなと思います。(先日プロ志望届けを出されたがプロへの意気込みは)そんなにやることは変わらないので、とりあえずはチームが勝てるように頑張って目の前の試合を戦って勝てば自然と自分も結果出てプロに通用するかなと思うんで、そんなに意識しないで頑張りたいと思います。(明日への抱負は)もうチームとして負けられないので2連勝して早慶戦に向けて頑張りたいと思います。

 

大川 武範(環4)

(今日の試合を振り返って)やっと監督からチャンスをもらえて、優勝のかかった絶対に落とせない試合で使ってもらえたので、期待に答えられるよう気合をいれて試合に臨みました。(逆転のタイムリースリーベースの場面は)そうですね、何とか自分が決めたいという一心で打席に立ちました。(今シーズン初ヒットだったが)春も打てなくて、やっと初ヒットです。やっぱり気持ち良かったですね。(明日の意気込みを)うちは法政に2連敗していてあと1敗もできない状況にあるので、今日の勝ちも良かったのですが、頭を切り替えてその一戦を勝ちにいくという気持ちで頑張りたいです。

 

鈴木 裕司(商4)

(今日の試合を振り返って)久しぶりにいい勝ち方ができましたね。1回にすごいピンチだったですけど、そこを何とかゲッツーで切り抜けられたところで、みんな盛り上がってきて、一つになって、ああいう形で勝てたので、すごく良かったと思います。(東大戦からの二週間でどのようなことを心掛けて練習していたか)とにかく監督がピリピリしたムードだったのが選手に伝わってきていたので、そこを分かりつつ、しっかり自分の調整をできたというか、しっかり振り込んだり走り込んだりしていました。(4回には逆転の足掛かりとなるヒットを放ったが)その時は、もう塁に出ることだけを意識していました。塁に出て、しっかり雰囲気を作っていけたので良かったです。(負けられない戦いが続くが)今日はいい勝ち方ができましたけど、今日は今日で、明日は明日で、またみんなで勝ちたいと思います。

 

辰巳 智大(文4)

(今日の試合を振り返って)久々に慶應らしい勝ち方ができたかなと。先発が頑張って、リードして福谷につないで締めるという形でできたと思います。(ご自身の調子は)調子はいいんですが、打ち損じという感じです。(4回の送りバントは自分も生きようとしたのか)はい。そうですね。(明日に向けて)明日も今日と同じようなゲームができるように頑張ります。

 

福谷浩司(理4)

(今日の試合への意気込み)負けられない試合だったので、とりあえず勝てれば良いと思って投げました。(今日の試合を終えて)今日勝てたので明日も勝つだけです。(今日のピッチングを自分ではどのように評価しているか)先発の白村が頑張ってくれた後の登板だったので、僕としては抑えられて良かったというだけです。(プロ野球に対してはどのような思いがあるか)もちろんプロ野球に進みたいから志望しましたが、とりあえず今は明日全力で勝つことしか考えていないです。

 

福富 裕(商4)

(今日の試合を振り返って)とりあえず、もう負けられないので勝てて良かったです。(どんな気持ちで試合に臨んだか)もう、思い切って、あとは集中してやるだけ。それしか考えていませんでした。(7回の犠飛について)一、三塁なので、なにをやっても点が入るかなと思っていたので。集中していただけです。(死球を受けたが)その時はちょっと痛かったですけど、今は大丈夫です。(明日に向けて)もう、本当に負けられないので、明日も絶対勝ちます。

 

白村 明弘(商3)

(今日の登板を振り返って)コントロールが悪くて苦しかったのですが、その中でしっかり粘って投げようと思った結果、そこそこ抑えることができたので良かったです。(序盤は苦しむ場面も目立ったが)三振も結構取れていてそんなに良い当たりも打たれていなかったので、ストライクさえ入れば大丈夫だと分かって、途中からしっかり切り替えて投げられました。(6回を11奪三振だったが、三振を多く取れたことについて)奪三振は自分のバロメーターで、今日は狙って三振を取れていて、いつもより気持ちが乗って投げることができました。それが結果的にチームに勢いを与えられたのも良かったと思います。(スクイズを決めるなど攻撃面でも活躍したが)バントは苦手なのでまさか決められるとは思わなかったです。(明日に向けて)明日はどこで投げるか分かりませんが、しっかり気持ちを入れて投げたいと思います。

 

佐藤 旭(商2)

(今日の試合を振り返って)初回のピンチを全員でのりきった後に勢いよく初回に入れたのがよかったです。(初回のヒットについて)初回に塁に出ることが自分の仕事だと思っているので打ててよかったです。(4打数2安打と好調に見えるが、調子はどうか)すごいいいわけでも悪いわけでもないが、コンスタントに結果を残せているのでそれを意識しています。(山﨑投手の印象)身長が高く、威圧感がありましたがそれを考えずにやって結果を残せました。(明日への意気込み)負けられないので、前を向いて勝ちだけを見て試合に臨みたいです。

 

藤本知輝(環2)

(今日の試合で死球を受けまたが)大丈夫でした。そこはもう気合で。(自身の状態は)全然良くないですけど、自分がいま何をやるかを考えてしっかりやるだけです。(今後の課題は)僕が打って盛り上げたいなと思うので、やっぱり打ちたいですね。

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