慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】開幕特集第一弾・須田芳正監督

一昨年インカレ3位という輝かしい成績を残したサッカー部。河井(政卒・現清水エスパルス)ら主力が大幅に抜けた昨季は残留争いという厳しい戦いを強いられてしまった。厳しい戦いを経験し、一回り大きくなった新チームが目指すのは「日本一」。4月7日の開幕を前に就任3年目を迎える須田監督に取材を行った。

須田芳正監督

●昨シーズンについて

「昨季最も成長したのは増田ですね。2年間で確実に、順調に成長しています。」

―昨シーズンを振り返っていかがでしょう。

「全般的に見れば価値ある残留だったと思います。一昨年は当時の4年生が主力で、その選手が8人抜けて去年は本当の新チームでした。メンバーの半分以上が入れ替わり、その中で残留できたことは評価できます。」

―インカレ出場出来なかったことについて。

「高い目標を立ててやることが大事です。そうしないと成長がないので。インカレ出場を目標に練習してきたけれども、実力がなかったですね。」

―残留争いの中で得たものはなんでしょう。

「後期の日体戦、神大戦というのはチームがひとつになれました。戦う集団になって、また戦術理解という意味でも共通理解をもって戦うことが出来ました。粘り強く戦うことができました。そのメンバーの多くが今年も残るのでいい経験を得ることが出来ました。」

―ディフェンス面の脆さが見られた1年間になりました。

「ディフェンスの基本的な所というかポジショニングや一対一の対応が個人・チーム両面で乏しかったです。中々急には修正できなかったです。また、技術的なことだけではなく、1点取られると立て続けに取られる場面が目立ちました。チーム・個人両方でメンタル面の弱さもありました。失点したあとに下を向いてしまい、また声も出ていない場面が多くありました。」

―松岡副将(商卒)の怪我が響きましたか。

「そうですね。彼は一昨年から主力であり、その選手がいなかったのは軸がなかったので厳しかったですね。」

―昨季最も成長した選手はズバリ誰でしょう。

「増田です。2年間で確実に、順調に成長しています。」

―1番印象に残っている試合は何ですか。

「順大戦です。2点ビハインドから残り15分で逆転したので。内容はともかくああいう試合は印象に残ります。また、ベストゲームは後期の神大戦です。」

―藤田前主将(政卒・現清水エスパルス)についてはいかがでしたか。

「守備では相手からボールを奪うことのできる強さ、攻撃では起点になれる優秀な選手です。プロでも十分活躍できると思います。また安定感がありますね。」

今季のチームについて

「(チームのコンセプトは)監督に就任して3年目なので、ピッチをワイドに使ってボールも人も積極的に動くパスサッカーです。」

―自身が関東選抜Aの監督に選ばれたことについてはいかがですか。

「関東のトップクラスの選手なので、準備期間は短かったですが、やっていく中でこちらがやりたいサッカーを体現してくれました。意識が高い選手が多かったです。」

―関東選抜Aに四人(松下・武藤・増田・近藤)、Bに一人(峯)が選ばれたことについてはいかがですか。

「選抜に選ばれたことについては嬉しいですし、そこで成長してチームに還元してくれればと思っています。その中で特に松下は途中から全日本選抜に昇格し、武藤・増田・近藤はチームの主力として頑張ったので、そこでまた成長したと思います。また、松下・武藤がユニバーシアードの候補に選ばれ、バックアップのメンバーに増田・近藤が選ばれました。周りも評価していますし、慶應としては嬉しいです。」

―松下主将に1年間期待することは何でしょう。

「リーダーシップです。年間通していい時ばかりではなく、思い通りいかなかったりする時もあるので、その時にどれだけチームを引っ張るリーダーシップに期待します。」

―今季のキーマンは誰ですか。

「松下・武藤・増田・近藤は選抜にも選ばれ、チームでも主力です。やってもらわなきゃ困る。それなので久保です。去年は半年怪我してそのあともコンディションを戻すのに精一杯だったので。CBとしては高校選抜にも選ばれた優秀な選手だったので期待しています。」

―今季のチームとしてのコンセプトを教えてください。

「監督に就任して3年目なので、ピッチをワイドに使ってボールも人も積極的に動くパスサッカーです。ディフェンスでは原則前からどんどんプレスをかけるアグレッシブなサッカーを目指したいです。」

―今季のフォーメーションについて教えてください。

「基本は4-2-3-1ですが、攻撃時は4-1-4-1を考えています。ポイントは攻撃時にボランチの1人はトップ下にいくことです。」

―新1年生もついての印象はいかがですか?

「10人くらい高校時代実績のある選手が入ってきました。個々の意識・レベルも高いです。こんなのは慶大史上初めてじゃないですかね。今まではアカデミーという形で大学のサッカーに慣れるために育成をします。そしてここに来てAチームのメンバーと合流します。30人のトップチームの中に10人新1年が入りました。しかし1年は1年なのでそこのところはしっかりとこちらがコントロールすることが大切です。もしかしたら開幕で使うかもしれないです。」

―冬に重点的に取り組んできたことについて教えてください。

「昨年失点が多かったので、今季は1試合あたり失点を1点までを目標に掲げてトレーニングをしてきました。特にボールを持っている選手に対するアプローチを重点的にやりました。」

―監督として心がけていることは何かありますか。

「失敗を恐れない雰囲気を作ることです。失敗を恐れて安全なプレーをするチームにはしたくないです。」

―今季の目標を教えてください!

「学生日本一です。大変な目標ではありますが、せっかくそのチャンスがあるのでチームが一丸となって約100人の部員が自分の役割を果たしていけば可能性はあると思います。」

お忙しい中ありがとうございました

(取材・住田孝介)

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