慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】一進一退の激闘を制し、ここから巻き返しへ! 明大戦 

ブロックに跳ぶ写真左から岡田、稲田、益田

ブロックに跳ぶ写真左から岡田、稲田、益田

春季リーグも中盤に差し掛かってきたが、1勝2敗と出遅れてしまっている慶大。4戦目の相手は、昨年の秋季リーグでフルセットの末勝利した明大だ。最後の粘りを見せる明大に対し第3セットでは激しい攻防が繰り広げられたが、見事にストレート勝ちを収め3連敗は免れた。

4月21日(日)春季関東大学男子1部バレーボールリーグ 第4戦 慶大×明大 @日本体育大学健志台米本記念体育館

 

得点
慶大
セット
明大
25

22
25

16
37

35
去年のメンバーがほとんど残るものの、ここまで1勝2敗と同じ状況に立たされている明大との一戦。この試合に負けると優勝は厳しくなってしまうため重要な一戦となる。第1セット、序盤から稲田(環3)が鋭いクイックとサービスエースで2連続得点すると、その後は相手のミスも多くあったことから15-13とリードする。するとここから柳田(環3)、岡田(商4)、星谷(理4)のキレのあるスパイクなどで一気に4得点。終盤には明大・杉本の鋭いスパイクに圧倒される場面もあったが、第1セットは25-22で先取した。

終始安定したレシーブ力を発揮したリベロ野瀬(環2)

終始安定したレシーブ力を発揮したリベロ野瀬(環2)

第2セットはいきなり岡田と柳田のスパイクで2連続得点すると、このセットでも相手のミスに助けられ、また前回、前々回の試合では封じられた岡田のスパイクも決まり、11-6とリードする。ここから慶大のミスが相次ぎ連続失点することもあったが、相変わらず好調子な岡田がスパイクを立て続けに決めると、星谷のクイックや柳田のサービスエースなども見られ、一気に7連続得点し、結局第2セットは25-16で奪う。

続く第3セット。後がなくなった明大の突き刺すようなスパイクに苦しむ場面もあったが、ここでも岡田が確実にスパイクを決めると、「ブロックがあまりこなかったので、おいしいところをとらせてもらった」という益田(政4)が2本連続でスパイクを決め、12-8となる。しかしここから慶大はミスを繰り返し、4連続失点してしまう。そして12-12となったここから、宗雲監督も「ハラハラ」したというまさに“一進一退”の攻防が始まる。互いに1点ずつを取り合い、両者が一歩も譲らない展開に。スパイクを決めては決め返され、また両者ともサーブミスが多く見られ、なかなか試合は進まない。しかしそんな中でも1点のリードを保ち続けた慶大。終盤に一度だけ明大に先行されることもあったが、最後は柳田がセンターからのバックアタックを決め、力の入りすぎた明大・杉本のスパイクがアウトとなり、37-35で第3セットも奪いここで試合終了。見事にストレート勝ちを収めた。

激闘を制した瞬間

激闘を制した瞬間

今回明大に勝利したことで慶大は2勝2敗となり、優勝の可能性はまだ残される結果となった。明大のミスに助けられる場面も多かったが、前回、前々回に比べ、選手や監督が口をそろえて課題と言っていたサーブレシーブのミスも減ったように思えた。そして何より、一進一退の攻防の中で見事に勝ち切ったことはこれからの試合にも良い影響をもたらすだろう。しかし、「サーブが勝負のところで何本もミスがあった」(岡田)、「試合をここで決めるというところでサーブミスが連続して出てしまった」(益田)と選手たちが語るように、大事な場面でのサーブミスが多く見られたことは課題だ。来週はこのリーグ戦の他にも大阪での試合があり、1週間で6つの試合をこなすことになる慶大チーム。非常にハードな1週間となるが、チーム全体で乗り切り、いずれの大会でも良い結果を残して欲しい。悲願のタイトルに向けて、負けられない戦いが続く。

(文・杉本理沙、写真・中田健太)

 監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)課題のある子が一つ一つ前に進んでいるような、課題をきちんとクリアしているような形やプレーが見えたので、一歩前進したように思えました。(課題であったサーブレシーブは)サーブレシーブは、土曜日は東海の選手が柳田を狙っていたのですが、昨日は割と明治のサーブが散っていたんですね。それを益田や野瀬が、特に益田はほとんどミスしないで返してくれていたので、それは大きな収穫でした。(明大の印象)試合をする前は、セッターがクレバーだし、両サイドが速い攻撃をするので、そんなに大きくないけれども、早いバレーとリードブロックの良いチームだという印象はありました。(稲田選手のクイックについて)終盤クイックに入るスピードやタイミングが早くなったんですよ。もともとタイミングは早い子なのですが、公式戦になると決めようと思って助走から力が入ってワンテンポ遅いんですよね。それを泉水コーチが1セット目が終わって2セット目の途中まで、遅いからもっと早く入りなさいと散々言っていたんですよ。それが結局良くなったんじゃないですかね。あとは、野口がよく上げたなと思います。何本も連続で上げていたので、よく信頼して上げているなと思いました。野口がどう思って上げているかは分かりませんが、ひょっとしたら柳田がマークされているので、マークの少ないほうに上げたいと思ったんじゃないかなと思います。やっぱりエースなので、柳田にマークがいくのは仕方ない。でも柳田の場合は、それでも決めてくれるし決めないといけない選手なので、そこらへんは最後はセッターに任せていますが、難しい選択だと思います。(益田選手のプレーについて)サーブレシーブというすごく難しい仕事をしなければならないので、どうしても去年を知っている方たちからは、去年のキャプテンの間宮がサーブレシーブを7割くらいとってくれていたので、どうしても間宮とイコールの選手が欲しいと思うわけですよ。それを益田に期待してしまうんですね。でもそんなことはありえないので、益田は益田のとる範囲をきちんととってくれればいいと思っているんです。でもあまりにも間宮の抜けた穴っていうのを周りも本人も意識するので、益田はすごいプレッシャーを受けてやっているんですよ。それを私はのびのびやっていいよと言っているのですが、プレッシャーがかかっていたので、そういう意味では、昨日はサーブレシーブが良かったので、最後のほうもスパイクを決めていましたし、ようやくバレーが楽しかったんじゃないかなと思います。(第3セットの攻防はどういう心境で見ていたか)皆さんと一緒です。ハラハラしていました。タイムもメンバーチェンジも使い果たしていましたし、益田が3本連続でサーブミスをして、それはマイナスでした。悪いことを考えていたわけではないですが、34、5点のところからは4セット目のことも考えていました。本当にはらはらしていました。あそこで落ち着いて見ていられる人になりたいですが、なかなかそういうわけにはいかないので。(来週に向けて)来週はリーグ戦が3連戦で非常に大事な試合ですし、その後1日おいてまた大阪で黒鷲旗があって、一週間で6試合あるので、非常にタフで選手もスタッフもすごく大変だと思うのですが、コンディションをなるべくベストに持っていけるように主務とトレーナーと相談しながら、どう過ごせばいいのかということを真剣に考えて、とにかく疲れが残らないようにしながらいい結果を残したいと思っています。まずは最初のリーグ戦の3連戦、そこをしっかり戦えるように準備したいと思います。

岡田主将

(今日の試合を振り返って)昨日の大敗があって悪い雰囲気で終わってしまったので、今日はその悪い雰囲気を払拭することだけを意識して、得点を取ったらいつも以上に喜びますし、お互いのミスを批判しないで、とにかく前を向いてやろうとしたことがこういう結果につながったのかなと思います。(明大の印象は)明治はセンターの4年生が抜けただけなのでメンバーは変わらないので、一応自分たちも変わらずにお互いに知り尽くしている中でどうやって戦おうかということが課題だったんですけど、うまく明治のやりたいことを全部封じて、こっちのやりたいことができたので良かったなと思います。(最後は37-35というスコアだったがどういった心境でプレーしていたか)とにかく弱気になったら負けだと思ったので、勝ちきったというのはすごい自信につながりました。(昨日の試合ではジャンプサーブが課題と言っていたが今日はどうだったか)昨日よりは今日の方が良かったですね。昨日よりも今日の方が相手のサーブ自体が弱かったので、みんなで相手のジャンプサーブには気持ちを持ってやっていたので、そういう意味では今日は良くできたので来週も続けていきたいなと思います。(逆に今日出た新たな課題は)サーブが勝負のところで何本もミスがあったので、そこは全体として強気のサーブをまた1週間で調整していきたいです。(次の試合に向けての意気込みは)2勝2敗ということで次の3連戦をひとつでも多く勝てるように頑張りたいなと思います。

益田選手

(今日の試合を振り返って)昨日負けていたので、今日は必ず勝つといつ気持ちが前面に出て、結果的に3-0で勝てたと思います。(自分のプレーについて)自分が求められているのがサーブとレシーブだと思うのですが、そこはギリギリなんとか持ちこたえたのですが、最後はやっぱり試合をここで決めるというところでサーブミスが連続して出てしまったので、そこが一番反省すべきところだと思います。(スパイクが決まっていたことについて)それまでの三戦で岡田と柳田にボールが集まっているというデータが相手にいってて、ブロックがあまりこなかったので、それでおいしいところをとらせてもらったという感じなので、他の周りの選手に感謝しています。(第三セットでの気持ち)きっかけが僕だったので、僕が気持ちを切らしてはいけないなとおもって、とにかく前に前に行くように意識していました。(来週に向けて)来週は3連戦なので、ここが山場だと思うので、今の2勝2敗を5勝2敗にして後半のリーグにつなげたいと思います。

稲田選手

(今日の試合を振り返って)この2戦を0-3のストレートで負けていて、雰囲気も悪かったなかで、競れて勝てたというのはとても大きいと思います。(今日は大活躍でしたね)でもミスも多いし、取れる所で取りきれていないというのもあるので、まだ安心できるほどではないです。(3セット目は一進一退の攻防でしたが)キャッチ陣が崩れなかったのが一番だと思います。それがチームとして一番の収穫だったのではないかと思いました。(チームの雰囲気は)デュースに入ってからの雰囲気はとても良かったです。(次は3連戦ですね)また一戦一戦勢いに乗って勝っていきたいです。

サイド
柳田将洋(環3・東洋高)
セッター
野口剛志郎(環3・東福岡高)
センター
星谷健太朗(理4・渋谷幕張高)
サイド
岡田拓巳(商4・熊谷高)
サイド
益田万太郎(政4・慶應高)
センター
稲田聡典(環3・日向学院高)
リベロ
野瀬将平(環2・東福岡高)
 
佐藤凜太郎(環2・東北高)
上田悠貴(総2・生野高)
吉田純(環2・東亜学園高)

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