【ソッカー男子】第9節 1点差を守りきり前期最終節を勝利で飾る 東洋大戦

前節は桐蔭横浜大に屈し、連勝がストップしてしまった慶大。勝てば勝ち点10となり、アミノバイタルカップのシード権が与えられる8位以内を確保できる状況で迎えた前期最終戦は、ここまでリーグ戦1勝と苦しむ東洋大が相手だ。是が非でもものにしたいこの試合は、開始直後から前線からの素早いプレスをかける慶大が東洋大ゴールを脅かす。すると前半5分コーナーから武藤嘉紀が決めて慶大が先制する。その後も試合を優位に進める慶大は後半6分川田悠介(3・桐蔭学園高)が、2試合連続ゴールで追加点をあげる。しかし、後半43分望月大知(1・静岡学園高)がペナルティーエリア内で相手を倒しPKを献上。このPKはポストを叩くもののこぼれ球を押し込まれ1点差に詰め寄られる。「ゴール前で体を張れたことは良かった」(法3保田隆介・横浜F・マリノスユース)というように、その後はしっかりと守りきり21で慶大が勝利した。 

2013//26(日)11:30KO @味の素フィールド西が丘

関東大学サッカーリーグ戦 1部 第9節

慶應義塾大学2―1東洋大学

【得点者(アシスト者)】

5分 慶大 武藤嘉紀(端山豪) 51分 慶大 川田悠介(武藤嘉紀) 88分 東洋大 川森有真

慶大スターティングメンバー

GK

増川翔太(商3・柏U-18)

DF

溝渕雄志(環1・流通経済大学付属柏校)

DF

望月大知(環1・静岡学園高)

DF

保田隆介(法3・横浜F・マリノスユース)

DF

飯高颯生 (総2・大宮アルディージャユース)

MF

松下純土(総4・國學院久我山高)→60分宮地元貴(東京ヴェルディユース)

MF

山浦新(総3・東京ヴェルディユース)

MF

川田悠介(環3・桐蔭学園高)→66分 澤根祐(商3・清水東高)

MF

淡野晋一(文3・横河武蔵野FCユース)→83分磨見朋樹(文3・横浜FCユース)

MF

武藤嘉紀(経3・FC東京U-18)

FW

端山豪(総2・東京Vユース)

 

2試合連続ゴールを挙げた川田

2試合連続ゴールを挙げた川田

試合開始直後から慶大が前線から激しいプレッシャーをかけ、東洋大ゴールにせまる。そして、前半5分早くも試合が動く。右サイドから飯高颯生(環2・大宮アルディージャユース)があげたクロスが東洋大ディフェンダーにあたりコーナーキックを獲得する。蹴るのは端山豪(総2・東京ヴェルディユース)。端山のあげた低く鋭いコーナーキックは、ファーでフリーになっていた武藤嘉紀(経3・FC東京U-18)のもとへ。武藤はワントラップから左足を振りぬき、先制ゴールを突き刺す。「端山選手からいいボールが上がってきて、相手も自分をフリーにしてくれていたので、決めるだけでした。」(武藤)という武藤の得点ランキング3位となる自身今季5ゴール目で慶大が幸先よく先制する。これで勢いに乗った慶大がこの後も東洋大ゴールに迫る。14分、慶大が決定的チャンスを迎える。中盤でボールを受けた武藤が素早いターンからのドリブルでゴール前に運び、フリーになっていた松下純土(総4・國學院久我山高)へ。さらに松下がエリア内でフリーになっていた飯高にラストパス。このパスに反応した飯高がシュートを放つも惜しくもキーパーに防がれる。18分にも、中盤でのテンポのいいパス回しから慶大がチャンスを作る。エリア付近で前を向いてボールを受けた川田がダイレクトでエリア内に右に走りこんだ飯高にパス。それを飯高が、ダイレクトでファーで待つ松下へグラウンダーのクロスを送る。しかし松下のシュートはまたしてもキーパーに阻まれる。「川田選手は自分で何でもできるので信頼してオーバーラップも出来て、コンビネーションは良くなっていると思います」(飯高)。この試合は、飯高と川田のコンビネーションから数多くのチャンスが生まれた。しかし、慶大はチャンスを生かしきれない。すると流れは徐々に東洋大へと移ってしまう。32分、39分と立て続けにピンチを迎えるも増川翔太(商3・柏U-18)を中心とした守備陣が体を張ってゴールを守りきる。スコアレスで終わるかと思われた前半終盤、大きなチャンスを迎える。43分、端山のスルーパスに反応した武藤がエリア内に侵入すると、PA内で倒されてPKを獲得。しかし、武藤の放ったPKは惜しくもバーに阻まれる。慶大は先制した後も東洋大ゴールに迫るが、追加点は挙げられず1点リードで前半を終える。

1年生ながら後方からチームを支えている望月

1年生ながら後方からチームを支えている望月

後半、なんとしても追加点を奪いたい慶大はエース武藤が魅せる。後半6分センターライン付近でボールを受けた武藤はカバーの甘くなった東洋大ディフェンスを一人で切り裂き、キーパーと1対1に。そして落ち着いて上がってきた川田にパス、それを川田が無人のゴールへ流し込み慶大が欲しかった追加点をあげ、2-0とする。前節、初ゴールをあげた川田は2試合連続ゴールとなった。追加点をあげさらに勢いにのるかと思われた慶大であったが、ここから我慢の時間を迎える。10分、相手フリーキックからピンチを迎えるもゴールライン上で望月大知(環1・静岡学園高)が決死のクリア。19分にピンチを迎えるも最後はまたも望月が体を投げ出してシュートをブロック。その後は両チームともチャンスを作ることができない時間帯が続く。こう着状態が続く中、33分端山がキレのあるドリブルから2人を抜き去りシュートを放つも、惜しくもバーを叩く。対する東洋大も37分、38分と立て続けにチャンスを作るも、ここは増川のファインセーブなど気持ちの入ったディフェンスでゴールを死守する。しかし、迎えた43分、とうとう失点を喫してしまう。エリア内で望月が相手選手を倒してしまいPKを与えてしまう。このPKは1度ポストに当たるも、こぼれ球を押し込まれ1点差に詰め寄られてしまう。ここから東洋大の猛攻を受けるも、しっかりとリードを守りきり前期最終戦を勝利で終えた。

前半戦、この男がスタメンに復帰してから流れが変わった

前半戦、端山がスタメンに復帰してから流れが変わった

今日の試合は、「内容はあまりよくなかったのですが、勝てたことが大きい」(松下主将)と主将をはじめ、多くの選手がこのようなコメントを残した。ようするに、それだけ結果を求められた試合であり、最低限、勝利という結果を残すことができた試合であった。「ゴールライン上でのクリアは3,4回ありましたし、そういう粘り強いディフェンスが相手を点が取れないという苦しい状況に追い込めた」(溝渕雄志(環1・流通経済大学付属柏高))と語るように、慶大は1つ1つのプレーに対して集中し、気持ちの入ったプレーを見せた。しかし、選手たちは決して内容に満足していない。今節で前期が終わり、リーグ戦は中断期間を迎える。そこでチームは課題を修正し、さらなる飛躍を遂げてくれるだろう。また、来週は総理大臣杯の関東地区の予選であるアミノバイタルカップが行われる。「アミノバイタルカップで勝って総理大臣杯に出ることは、とても経験になり強化につながる」(須田芳正監督)というようにとても大事な試合である。目標である「全国制覇」につながる大会でもあり、今節勝った勢いで勝ち進んで欲しい。(記事 太田悠貴)

以下選手コメント

須田芳正監督

(今日の試合を振り返って)今日は勝つことが絶対だったので、勝つことができてよかった。(今日の試合のコンセプトは)勝つこと。今までやってきたことを生かして、今日は勝つことに集中、勝負に集中。いろいろありチーム状況はピッチ内外でよくない状況で、勝強いチームはそのような問題は出てこないのですが、負けると調子が悪いときなどに、いろいろと問題が出てくる。そのなかで今日勝って、チームの方向性を修正しよう、それしかないと言っていた。そして勝って最低限の結果は残せたと思う。(前期を振り返って)最初4連敗してその後は、3勝1敗1分と、戦術的な面、特に攻撃の面は上向いていると同時に守備の面で、今日も最後バタバタしてしまって失点してしまったので、守備の面を強化していかなければと思う。(今日の試合ではカウンターへの対応がよかったが)東洋大学のフォワードの11番の選手が速くていい選手であったのでそこを全員で見なければいけないと潰えていて、ワントップ気味であったのでそこは望月に絶対に前を向かせてやらせてはいけないから慶応が攻撃しているときも気を付けておけと指示をしていた。その部分はみんな意識してできたと思う。(ボランチの関係について)よかったと思う。特に山浦はハードワークができていた。ボランチはチームの中心なのでとても運動量を重視している。彼のハードワークが今日の勝因かもしれないと思う。(アミノバイタルカップや早慶戦にむけて)アミノバイタルカップで勝って総理大臣杯に出ることは、とても経験になり強化につながるので、去年一昨年と1回戦で負けてるが、タイトルをとるんだという強い気持ちで一戦一戦戦っていきたい。シーズン開幕当初の目標が「日本一」と「早慶戦勝利」であるのでまずは総理大臣杯に集中して、終わってからは早慶戦にむけて、どういう環境を作るのか、選手たちがいかに同じベクトルを向けてやっていくのかをこっちも見て考えていきたいと思う。(後半戦にむけて)修正点はたくさんある。特に攻撃の面では今のいいところをもっと伸ばして、守備の面はもっと修正していきたい。夏場は体力やメンタルを伸ばしていきたい。

松下純土主将(総4・國學院久我山)

(今日の試合を振り返って)内容はあまりよくなかったのですが、勝てたことが大きくて、それを目標にやっていたので最低限達成できたことはよかったと思います。(今日のチームのコンセプトは)ここのところ調子がよかったのが、前線の選手が追い越す動きや流動的な動きでそれを練習してきているのですが、今日はそれが徹底できてなく、うまくそこが使えていませんでした。(前期を振り返って)開幕4連敗してそこでうまく建て直せたことが大きいですが、先週勝っていればなおよかったのですが、最後この締めの部分で勝てたことは後期につながることに加え、来週から始まるアミノバイタルカップにむけても大きな勝利であったと思います。(足の負傷で途中交代しましたが)足はまだとても痛いです。1日に間に合うかは微妙ですが、長期離脱にはならないと思います。(アミノバイタルカップや早慶戦にむけて)リーグ戦から一発勝負のトーナメントに変わるのでうまく気持ちを切り替えて、今日の勝利を生かし、また一週間いい準備して臨みたいと思います。

武藤嘉紀(経3・FC東京U-18)

(今日の試合を振り返って)前期最終節ということで、自分としてもチームとしても絶対に結果を出さなければいけなかったので、勝ててほっとしています。(1点目、コーナーキックからの得点でしたが)端山選手からいいボールが上がってきて、相手も自分をフリーにしてくれていたので、決めるだけでした。(2点目、抜け出して得点に絡んだ場面)あのゴールは最高の形だったというか、自分のプレーを全面的に出せたゴールでドリブルもして相手をひきつけて最後にパスもして、チームのためにもプレーできました。(終盤攻められる場面もあったが)2-0になってから、もう1点取れという気力がまだ慶應には足りないので、そこで3点4点目を決められるように自分としても1得点で満足せず、得点を奪っていけたらいいなと思います。(今後の試合に向けて)全国大会に自分たちは出場していないので、全国に導けるように頑張りたいと思います。

保田隆介(法3・横浜F・マリノスユース)

(今日の試合を振り返って)勝っただけというか、結構押されていたので結果だけが良かったです。(今日の試合にむけて)ディフェンスとしては、攻めてる時のリスクマネジメントと、ラインを下げすぎず中盤との間をコンパクトに保つことを心がけました。(早い時間に先制点を奪ったことについて)しかし、逆に先制したことでダイナミックな攻撃が影を潜め無理しなかった場面が多かったです。1失点に抑えた今日のディフェンス)失点の場面はPKだったので仕方ない部分もありましたが、他の部分ではボールへの寄せが甘かったです。これによってディフェンスラインも下がりますし、そこを修正しないと強豪相手には何点も取られる気がします。逆にゴール前で体を張れたことは良かったです。(自身のプレーを振り返って)悪かったことは、キーパーから自分がボールを受けて攻撃のビルドアップをするのですが、今日はあんまりボールを触れなかったです。あと相手が前から来ていたので裏に抜け出せるようなキックをしましたが、そこの精度が悪かったです。良かったことはラインを望月と一緒にコンパクトにできたところです。(キャプテンマークをつけたことについて)本当は主将がそのままつけたり副将の2人がつけるのがベストですが彼らがいないので、キャプテンマークを付ける前からディフェンスラインは自分が中心にやっていくと思っていたので特に心境の変化はありませんでしたがいい記念になりました。(前期を振り返って)苦しい試合しかないですし、ディフェンスとしても無失点試合がないので苦しいシーズンでした。しかし、しっかりとしたゲームをすれば勝てるということも分かったのでそこは自信をもっています。また、今1年がトップチームで頑張ってくれているので、上級生が自覚をもって頑張れればもっといいチームになると思います。(チームで唯一全試合フル出場したことについて)最低限のプレーは出来ているのかなと思います。また、どんな状況であれ使ってくれるスタッフには感謝しないといけないですし、その信頼を裏切らないよう安定感のあるプレーをしたいです。(今後にむけて)この先は一発勝負なので内容よりも結果を出さないといけません。そのためにはCBとして守備の安定が大切なので妥協せずにやっていきたいです。

山浦新(東京ヴェルディユース)

(今日の試合を振り返って)立ち上がりの失点が多い中で、先制することが出来たのがまず良かったのかなと。それから、先制してからの展開は日体戦で課題になってたんですけどそこのところも良かったですね。(東洋大の印象はいかがですか)すごいポゼッションをしてくるチームで、まず回させてもいいから最後のところはやらせないようにしようと思っていて、前半のところからそこは良く出来ていたと思います。(前期を通じて勝ち点10という結果に通じていかがでしょう)今日の試合は内容はともかく、勝つか負けるかで点と地のさ になったと思うので勝ててどんな内容であれ勝つことが出来たので良かったと思います。(6月はアミノバイタルカップや、早慶戦が続きますが意気込みをお願いします)総理大臣がまずあるのでそこで勝って勢いをつけていきたいですね。その後の早慶戦ですが、去年からずっと勝っていないので勝ちたいというのと、自分自身メンバーに入れるように頑張りたいと思います。

川田悠介(環3・桐蔭学園高)

(今日の試合を振り返って)結果は残せたがその他のプレーで不本意なところがあったので、次に切り替えていきたいと思います。(後半の追加点のシーンを振り返って)ゴール前まで武藤選手がボールをはこんでくれたので、自分はそれを押し込むだけでしたが、得点は嬉しかったです。(2試合連続得点となったが、得点を取ることへの意識は)常にゴールは見ていて、アシストやゴールを決めることが自分の役目だと思っているので、それが果たせた結果になったのは良かったと思います。(チームとしての勝因は)内容はともかく、皆のサッカー自体の流れが良くなっていて、チーム一丸となって攻撃も守備も出来たからだと思います。(今後の目標は)アミノバイタルカップが始まるので、そこで全国目指して日々の練習を頑張りたいです。

増川翔太(商3・柏U-18)

(今日の試合を振り返って)前回3連勝が懸かった試合で負けてしまって、今回本当にチームとして真価が問われる試合でした。非常に重要な試合だったんですけど、組織全体として一丸となって勝利できたので非常に良かったと思います。(後半は押し込まれるシーンが多かったが)そういう時間帯でも自分たちは耐えて守ろうというのをいつも共有してきたので、焦らず全員で意識して守れました。それは非常に今後によくつながると思います。(前半戦最後の試合を勝利で飾れたことについては)次総理大臣杯があるので、それに向かっていいステップアップになったと思います。これでチームがまた一丸となることができたので、総理大臣杯でもタイトルを目指し、今後のリーグ戦でもタイトルを目指すということで、最終節で勝てたのは良かったと思います。(GKが流動的である中、スタメンに起用されるために心掛けたことは)練習では常に100%でやることを意識して、かつ100%の中でもリラックスした状態、80%ぐらいの気持ちで力まずに自分は日々意識して練習してきました。試合になった時に、よりリラックスして柔軟な気持ちを持った中でプレーできました。そういった日々の練習の積み重ねの結果で自分がここまで上り詰められたと思うので、非常に良かったと思います。(総理大臣杯に向けて意気込みを)去年も一回戦で負けてしまっていて、一番タイトルを獲りやすいというのもおかしいですけど、結構リーグ戦と違って見えやすいので、そういった点でチーム一丸となって頑張っていきます。

淡野晋一(文3・横河武蔵野FCユース)

(今日の試合を振り返って)今日は前期最後の試合ということで、絶対に勝利したいと思っていたので、内容はあまり良くなかったんですけど、勝ち点3を取れて良かったです。(前期全体を振り返ると)5節から3勝1分1敗ということで、桐蔭大戦での負けがもったいないという印象があるんですけど、トータルで見たら後期に向けていい形が作れたなという感じはあります。(好調の要因は)練習でやっていることがチームとして浸透してきて、実際の試合で出来るようになったというのが大きいと思います。(端山選手とのコンビネーションが日に日に良くなってきていると思うが)豪は足下の技術が上手い選手なので、自分は豪に預けて動き直してまた受けるというこどが出来ているので、そこは豪に感謝したいです。(総理大臣杯の予選に向けて意気込みは)また別の大会になるので、気持ちを切り替えて全国大会目指して頑張りたいと思います。

端山豪(総2・東京ヴェルディユース)

(今日の試合を振り返って)立ち上がりに点を取れたという部分では良かったのですが、それ以降守りに入ってしまって、全体として内容は良くなかったと思います。(自らのCKが先制点につながったが)セットプレーはきちんと練習していて、ニアの空いたスペースにボールを入れて走り込むという狙い通りの形でした。あとは、武藤君が決めてくれて助かりました。(攻め込まれながら、1点のリードをチームで守りきれたことは)前期の前半は失点して相手に押されて相手の流れになってしまうことが多かったのですが、中盤戦ぐらいからそういうところを改善出来て、点を取られても国士大戦のように逆転出来たり、日体大戦も点を取られても守り切るという、最初は無かった戦う部分が出てきたと思います。(個人として前期を振り返ると)最初の4試合に出場出来なくて、本当にチームに迷惑をかけてしまったと思っていました。試合を観ていて悔しい思いもしましたし、情けない思いもしたのですが、5節目から出させてもらって、得点は2点しか取ってないですけど、チームに無かった戦う姿勢というものを僕が前から見せて鼓舞したいと思っていて、そういう部分が少しは出来たかなと思っています。その中で、桐蔭大戦のように勝ち切れた試合もあったので、ああいう試合で自分が一番前のポジションをやらせてもらっている中で、自分が点を取って勝ち切れるようにしたいと思いました。(総理大臣杯予選に向けて)考え方を変えて、カップ戦ですけど慶大らしい勝ち方をして、全国を目指せる良いチャンスなので、しっかり準備をして慶大らしいサッカーをしたいです。(リーグ後半戦に向けて)今日負けるのと勝つのでは大きな差があって、ぎりぎり勝つことが出来て後期上位を狙える位置につけることが出来ました。まだここからがスタートだと思っているので、前期のことはしっかり切り替えて、後期に向けてこの期間で修正してより慶大らしいサッカーを目指していきたいです。

飯高颯生(環2・大宮アルディージャユース)

(今日の試合を振り返って)前期の最終節だったのでチーム全体的に絶対勝とうと思っていたので勝てて本当に良かったです。(前期全体を振り返ると)ここ何試合かはスタメンで出れて、立ち上がりの方はとても悪かったんですけど、そこから立て直して連勝して、いい上昇気流に乗れたんではないかなと思います。(今日の試合では攻撃参加が多かったが)監督のほうからも120%の力を出せと言われてたので、自分も意識してハードワークしようとして、攻撃参加も出来たと思います。(右サイドの川田選手とのコンビネーションはどうだったか)ワンツーだったり、川田選手は自分で何でもできるので信頼してオーバーラップも出来て、コンビネーションは良くなっていると思います。(来週には総理大臣杯の予選が始まるが意気込みは)今は上昇気流に乗っているので、まずは自分たちのサッカーをして一戦一戦勝てればいいなと思います。

望月大知(環1・静岡学園高)

(今日の試合を振り返って)立ち上がりに先制点を取りいい形で試合に入れましたが、その後ラインが全体的に低くなってしまって、後半もいい形で追加点を取れたんですけど、その後また引いてしまって追い込まれて、最後自分がPKを与えてしまって試合を苦しくしてしまったので、勝ったのは良かったですけど、課題の多い試合でした。(終盤押し込まれた時の心境は)押し込まれてはいたんですけど、自分としては怖さは無かったんですけど、最後の1点を返された後はやっぱり苦しくなってしまったと感じています。(今日は何を意識してプレーしたか)今日は全体のラインを押し上げてコンパクトに戦うことを意識しました。守備面では途中までは上手くいっていたんですけど、途中から空いてしまったので、1試合を通してできればと思います。(今日の勝因はどこにあると思うか)最後の最後で、選手全員が体を張ってゴールを守れたのが勝因だと思います。(最後に今後に向けて一言)リーグ戦は1回中断して、また総理大臣杯が別に始まるので、気持ちを切り替えて1週間準備したいと思います。

溝渕雄志(環1・流通経済大学付属柏高)

(今日の試合を振り返って)前期最終節で、ここで勝つか負けるかで大きく変わってくるのですが、全員それを重々把握して臨んだゲームで、内容はもう一度見つめ直さなくてはいけないですけど、結果として最低限勝てたことは次につながると思います。(左サイドバックとして今日意識したことは)相手のサイドバックが高い位置を取って自分のサイドを仕掛けてくることと、サイドハーフもドリブルが上手いという情報を聞いていたので、自分のサイドでは絶対にやらせないように1対1で負けないことと、武藤さんを上手く使えるように2人でサイドをしっかり守っていこうということは考えていました。(相手の猛攻を1点で抑え切れたことについては)今日非常に目立っていたのが最後のゴール前での粘り強いディフェンスで、ゴールライン上でのクリアは3、4回ありましたし、そういう粘り強いディフェンスが最終的に相手を点が取れないという苦しい状況に追い込めたので、それが2-1で勝てた1つの勝因かなと思います。(前期を振り返って)大学サッカーに入ってきて、正直ここまでやれるとは思っていなくて、監督がすごい信頼を置いてくれているように思うし、それで前期は虎視眈々と自分のプレーをコンスタントに続けているということがずっとスタメンで出られていることだと思うので、今に満足せずこれから総理大臣杯と後期リーグ戦がありますけど、さらにレベルアップしてやっていかないといけないな、という責任感はすごく感じています。(総理大臣杯予選に向けて)全国大会が懸かった一発勝負なので、リーグ戦とは違うものがあると思いますし、僕としても初めての大会で非常に楽しみでもあるので、まずチームとして勝つことを最低限に、目標の全国優勝を目指してやっていきたいと思います。(後期リーグ戦に向けて)今回勝ったことでまだ上位に食らいつける位置にいると思うので、残り13試合をもっとコンスタントに勝っていかないといけないと思います。勝ちが負けより多くならないと上には行けないですし、インカレ出場も懸かっていて重要なゲームになっていくので、1週間1週間しっかり調整してやっていきたいと思います。

 

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