【ソッカー男子】早慶サッカー定期戦 インタビュー 保田隆介

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1試合1試合この試合で終わっていいような気持ちで望んでいました。

守備のかなめ保田

守備のかなめ保田

―個人として今シーズンこれまでを振り返って。

「開幕    4連敗して、出だしは最悪でした。リーグ戦はよく持ち直せたなというのが正直な感想ですが、苦しいシーズンであることに変わりはないです。」

―自身の良かった点や成長したこと。

「どんな試合でも自分のプレーを意識してそれを出せたことです。」

―自身の課題。

「ディフェンスラインのコントロールや前線からのプレスに対する後ろからの掛け声はまだまだです。」

―チームで唯一先発フル出場していることについて

「結果的に全試合出ることができましたが、1試合1試合この試合で終わっていいような気持ちで望んでいました。その結果全試合出れたことは非常に嬉しいですし、どんな状況でも使ってくれたスタッフには感謝しかないです。しかし、まだまだ完全じゃないので試合に出ることに満足せずこれからもやっていきたいです。」

―若いDFが増えたことについて。

「力があるから出ているので、一緒にやっていても苦労したことはないです。むしろ能力が高いのでやりやすいです。しかし、下級生にチーム全体のことを見ろというのは酷ですし、特に守備に関しては僕が中心になって全体をみて指示を出すことは意識しています。」

―ディフェンスリーダーとしての自覚は芽生えたか

「はい。」

―CBでコンビを組む望月選手について

「ディフェンス能力は対人・カバーともに非常にレベルが高いです。競り合いも強いです。守備に関しては安心しています。僕個人としても非常に助けられています。」

―自分の長所

「対人の強さには自信を持っていますし、そこで負けちゃいけないと思っています。それ以外の守備も低くないと思っているので、ディフェンス面で貢献することは最低限のことだと思っています。それに加えてビルドアップの部分で、相方の望月がそんなにビルドアップを得意とする選手ではないので、自分の方からゲームを作ることを意識してはいますが、そこの部分はまだまだだと思っています。」

―チームとして今シーズンを振り返って

「前線には能力の高い選手が揃っておりあまり心配していませんが、失点が全般的に多く、守備でやられている感じがします。個人的に感じたのは上の大学と比べて守備に関してボールに対するチャレンジが甘いと思っています。最終的に5月は3勝1敗1分けとはいえ回の大学が多く上のチームから勝ち点を取るためには守備をもっと上げていかないとゴール前で体を張っても限界があるので、11人全員が意識する必要があります。」

キャプテンマークをつけるだけで気持ちが引き締まります

―5月に4月とを比べて良くなったこと

「4連敗している頃は相手によって戦い方を変えていたりしましたが、一貫していませんでした。しかし、その後は自分たちのサッカーをしようと開き直って一貫性を求めたことです。それに従ってディフェンスラインのメンバーも固定できたのでチーム力は上がりました。」

―アミノバイタルカップで成長したこと

「チームとして2部相手とはいえ、PKでなんとか勝ったとはいえ、負け試合を勝ちに持っていくという勝利への執着心が上がりました。個人的には相手の出方を見て柔軟なプレーができました。」

―ゲームキャプテンになったことについて

「キャプテンマークをつけるだけで気持ちが引き締まりますが、つけなくても4年が少ないので自分がチームの先頭にたつということは変わらないです。結果的にゲームキャプテンを務めた試合で勝てて良かったです。」

―慶大に入ったきっかけ

「FIT入試で慶大に入りました。最初は早大が第一志望で、たまたま受けたら受かりました。運が良かったです。」

―インカレ3位になった一昨年の4年から学んだこと

「昨年はSBをやっていて、当時の両SBをみると当時の自分とかなり力の差があると感じました。特に(田中)奏一くん(総卒・現ファジアーノ岡山)は足元はあまりうまくないですがオーバーラップとかで絶対的な選手で憧れがありました。」

―1年時から試合に出てた増田(環3)・武藤(経3)について

「憧れがありました。自分が試合に出れない中でコンスタントに試合に出てる増田を見てもどかしさもありましたし、1年の時は怪我もあり悔しかったです。その悔しさは今にもつながっています。」

―試合に出場する機会がふえた昨年を振り返って

「試合には出ましたが何も出来ませんでした。特に後期の残留争いの大事な時期に出れなかったことに自分のちからのなさを感じました。ただ単にプロにいった偉大な先輩がいたから1年の時試合に出れなかったのではなく、自分の実力が足りなかったから出られなかったのだと実感しました。昨年は自分の力のなさを感じました。」

―文武両道について

「単位を落としていないだけであまり文武両道ではありませんが(笑)、プロ目指していても親からから勉強を怠るな言われてその賜物です。」

―早大で警戒する選手

「(榎本)大希くんは小3の時から高校まで同じチームだったのでかなり意識しています。仲も良いですし、そもそも国立で昔からの仲間とサッカーを出来ること自体嬉しいです。そしてできるなら大希くんや(中田)航平くんには仕事をさせたくないですこの2人にはやられたくないです。」

―昨年の早慶定期戦を振り返って

「1人退場者がでて仕方がない部分もありますが、全体的には仕事をさせてもらえなかった試合でした。昨年は3回とも早大に仕事をさせてくれませんでした。昨年は力の差を感じました。悔しい思いしかないです。」

―今季の早大戦を振り返って

「力の差はあまり感じませんでしたが、早大の全員守備からのカウンターに力を感じました。対して慶大は自分たちのサッカーを捨てて消化不良なゲームになってしまいました。今回はお互い自分たちのサッカーがどれだけできるかが楽しみです」

―早大の印象

「DFとボランチが昨年とかなり入れ替わっていて、もろいかなと思っていましたが始まってみると相変わらずの堅守ぶりで尊敬しています。特に上背がない代わりにカバーがうまく嫌なチームです。ツートップの動きもいやらしいです。」

―早慶戦に向けての意気込み

「昨年試合に出て感じたのは、たくさんのお客さんが見に来てくれて、最高の舞台で最高の時間である一方で勝てないと早稲田の喜んでいる姿をみると最悪な時間です。なので今年は絶対に勝ちたいです。」

 

保田選手お忙しいところありがとうございました!

(取材・慶應スポーツ新聞会 ソッカー班 住田孝介)

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