慶應スポーツ新聞会

【女子テニス】慶大の星、シングルスベスト8に散る! 全日本学生選手権5日目

ベスト4入りをかけて宿敵と対戦した西本

ベスト4入りをかけて宿敵と対戦した西本

8月19日から行われている全日本学生選手権が日本列島の丁度真ん中である岐阜をアツくしている。大会5日目に行われた女子シングルス準々決勝には慶大の期待を負って、エース・西本(総2=岡山学芸館高)が出陣。早大のライバルである吉冨と対戦したが、苦しい戦いが待ち受けていた。

 

2013/08/24  全日本学生選手権@岐阜メモリアルセンター

 

試合結果

シングルス準々決勝

西本恵4-6,4-6吉冨(早大)

 

ダブルス準々決勝

○池田・西本1-6,6-1,6-4久次米・田村(山学大)

○藤岡・安形7-5,6-4藤原・大西(関大)

 

第5シードの西本が準々決勝で対戦したのは第3シードの早大・吉冨。奇しくも昨年のインカレシングルス準々決勝と全く同じ対戦カードとなった。しかし、競り合いから第1セットを先取した昨年とは異なり、西本は序盤から苦戦を強いられることとなった。1ゲームずつ取り合って進んだ第10ゲーム、西本のサーブの調子が振るわず、いきなりダブルフォルトを犯した。相手がその隙を見逃すはずもなく、0-40とゲームポイントを握られてしまった。だがそこから西本が底力を発揮。プレッシャーを跳ね返す深いボールで相手を走らせると、そこからぐいぐい追い上げ、デュースにまでもち込む。しかしそこでまたも先にポイントを握られ、ブレークを許してしまった。相手のサービスゲームでも粘れず4-6で第1セットを落とし、第2セットに反撃の望みを託した。その第2セットでも序盤から西本のエンジンがかからない。エースを取り合いながらも要所でミスを出して、相手にリードを握られると、サービスゲームにも隙が生まれ、2-5と絶体絶命の危機を迎えた。そこから逆をつくエースで1ゲーム返し、勢いに乗ってブレークしてもう1ゲーム追い上げるが、重要なサービスゲームがまたも安定しない。必然的に少し守りに入ってしまったところをすかさずエースで討ち取られ、4-5の相手のサービスゲーム。最後は相手の深い球をネットにかけ、ストレートで敗れた。

思えば昨年二人の明暗を分けたのもこの準々決勝の舞台だった。今回は涙を呑んだが、同年代の強力なライバルの存在は選手にとって成長するための大きな条件の一つだろう。両者が次に相見えたとき、どんな試合になるだろうか。今度はリーグ早慶戦で、宿敵にリベンジを果たしてくれることを期待したい。

 

互いに全幅の信頼をおいて準決勝進出を掴み取った藤岡(左)・安形(右)

互いに全幅の信頼をおいて準決勝進出を掴み取った藤岡(左)・安形(右)

一方ダブルス準々決勝でも慶大勢2組が優勝候補たちと激突した。

まず、藤岡(総3=徳島市立高)・安形(環1=城南学園高)は、ベスト8の2組の関西勢のうちの一組、藤原・大西ペアと対戦。シングルスでは決勝戦まで勝ち残っている藤原の高い打点からのストロークに苦しめられ、第1セットは大接戦となった。先にリードを握ったのは関大ペア。1ブレークダウンで2-4となると、藤岡のストレートの狙いも甘くなり、叩かれて2-5とピンチを迎えた。しかしそこで、慶大ペアが強気のプレーで奮闘。藤岡が「やっぱり安形は本当に信頼できるパートナー」と太鼓判を押すように、安形が難しい体制からの攻めのストークも功を奏してブレークに成功すると、藤岡の豪快なドライブボレーが相手コートに突き刺さり、ついに5-5と追いつく。その後も怯むことなく攻め、なんと5ゲーム連取で第1セットを奪った。第2セットは終始慶大ペース。「それぞれが何をすればいいのか決めて入った」(安形)と振り返るように、安形のサービスゲームでは藤岡がネット前で躍動。攻撃が面白いように決まり6-4でストレート勝ちを収めた。

 

単複で結果を残した西本のサーブ

単複で結果を残した西本のサーブ

シングルスからレストをおき、気持ちを切り替えてダブルスに臨んだ西本と池田(環2=富士見丘高)は、準々決勝で山学大擁する強敵、久次米・田村と対戦した。久次米のアグレッシブなストロークと、ネット前で壁のように立ちはだかる田村のボレーに次々とやられ、第1セットは1-6の大差で落としてしまう。しかし第2セットは一転して慶大ペース。こちらも西本のサーブと池田のスマッシュという打点の高い攻撃でリードを広げ、やはり6-1で奪い返した。そして運命の最終セット、主導権を握ったのは慶大ペアだった。3-1と2ゲームのリードを握った場面からじわりじわりと追い上げられたが最後もやはり西本のストロークがコースをついて相手を崩し、池田がスペースに落としこんで長い戦いに終止符を打った。

昨年、ノーマークからリーグ戦で関東2位に入り王座進出を果たした山学大の原動力となったのが、この久次米・田村ペアだった。個人戦での日本一のみならず、団体戦日本一も標榜する慶大にとって、山学大は大きな障壁の一つとなるだろう。だからこそ、この一勝は慶大にとって得難い勝利だ。ここで得た自身を手放さず、池田・西本ペアは、インカレ優勝に向かって、ひいては王座進出に向けて突き進んでゆく。

(記事 伊藤明日香)

◆選手コメント

藤岡莉子(総3=徳島市立高)・安形玲耶(環2=城南学園高)

(今日の試合を振り返って)

藤岡  予選から上がってきて、ここまで二人で優勝目指して試合に臨む前から結構言ってきて、やっぱり安形は本当に信頼できるパートナーだと思います。本当に私が苦しいときに助けてくれるパートナーなので、ここで満足せずに明日も勝って、慶應同士で決勝を戦えるように頑張りたいと思います。

安形  私も……私は最初から最後までやっぱりパートナーの莉子さんを信じ切ることだと思っているので、やっぱり優勝まであと2試合あるので、あとはチャレンジするのみだと思っているので、最後まで信じ切ってやって闘いぬきたいと思います。

(今日の対戦相手である関大ペアはどんな特徴がありましたか)

藤岡  やっぱり、ボレーがしっかり堅くて、二人が前に出てきたときとかにすごく角度のあるボレーがあったんですけど、普段やっぱり池田・西本とかと練習をしていたので、あまり怖さはなかったんですけど、やっぱり関西のしぶとさは私たちも見習うべきだと思いました。

安形  なんか、ストロークがしっかりしているのと、ボレーがしっかりしているのと、役割があるペアだったので、こっちもそれぞれが何をすればいいのか決めて入ったのがとても良かったと思います。

(準決勝に向けて意気込みを)

藤岡  とにかく絶対二人で勝ちにいきます。

安形  絶対勝ちます。        

 

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