慶應スポーツ新聞会

【相撲】全国の猛者の前に完敗 あと一歩をものにできず 全国学生相撲個人体重別選手権大会

 

唯一の1勝を果たした飯塚(左)

唯一の1勝を果たした飯塚(左)

東日本・西日本を勝ち抜いた精鋭のみが出場できる全国学生相撲個人体重別選手権大会。慶大からは藤原(経3)、樋口(環1)、嶋田(法政2)、飯塚(総3)の4選手が出場した。体格の差は言い訳にならない体重別の今大会では正真正銘の実力を試される。慶大選手は果敢に攻めるものの、結果は振るわず藤原、樋口、嶋田が一回戦敗退、飯塚が二回戦敗退。全国の壁を思い知らされる結果に終わった。  

9月22日(日)@靖国神社相撲場 

第38回全国学生相撲個人体重別選手権大会

8月31日に行われた東日本学生相撲個人体重別選手権大会で一定以上の成績を残した者のみが土俵に立つことのできる今大会。慶大からは藤原(経3)、樋口(環1)、嶋田(法政2)、飯塚(総3)が出場した。体重別の今大会では体格の差がさほどない相手と戦うことができるため、軽量級の選手が多い慶大にとっては実

「力の差を痛感した」と語る樋口(右)

「力の差を痛感した」と語る樋口(右)

力を見せつけるチャンスでもある。

この絶好の機会で何としても良い成績を収めたい慶大だったが、強すぎる気持ちが裏目に出てしまう。先陣を切った藤原が気迫あふれすぎるプレーをしてしまい、反則負け。続く嶋田はしっかりと相手の後まわしを取ることができ、接戦を繰り広げたものの、あと一歩及ばず押し出しにて敗退した。嶋田と同じ85kg未満級の1年生・樋口は立ち合いから相手のペースにのまれ、足で踏ん張るものの小股すくいで敗れた。

このままでは終われない慶大。ここで東日本学生相撲個人体重別選手権大会で準優勝を果たした大本命・飯塚が登場する。1回戦は終始村田(九州情報大)を自分のペースに持っていき、しっかり相手のまわしを掴んで寄り切りにて勝利。冷静に相手を見て、分析する相撲が出来ていた。しかし続く2回戦はそう上手くはいかない。立ち合いからの勢いで安田(近大)を土俵際まで追い詰めた飯塚だったが、その勢いで自身も土俵の外へ。審判団協議の結果、軍配は無情にも安田に上がった。

全国のレベルの高さを痛感した今大会であったが、今回出場した選手は全員1・2・3年生。今回で得た経験を来年への糧にして稽古を積めば、優勝の栄冠をつかむ日もそう遠くはないだろう。(記事・堀越 ゆかり)

 

〈65kg未満級〉

●藤原(反則)小松(近畿大)

急成長を遂げている嶋田

●嶋田(押し出し)龍山(近畿大) ●樋口(小股すくい)本田(日大)

〈100kg未満級〉

○飯塚(寄り切り)村田(九州情報大)

●飯塚(引き落とし)安田(近畿大)  

 

監督・選手のコメント

松田 剛監督 (今日の大会を振り返って)東西の予選をくぐり抜けた人たちがいるので、僅差なので誰が優勝してもおかしくないし、負けて当然かもしれませんけれど、惜しい内容でしたね。紙一重だったので。でもそのなかで頑張ってくれたと思います。(今大会で見えた課題)自分達と同じ体重ということは、差がない訳ですから、そのなかで確実に勝つという詰めの甘さが出た気がします。予選があってではなく、一発勝負でしたので、そこは特に重要かなと思いました。(次に向けて)来年も、今日出たメンバーはみんな3年生と2年生と1年生でしたから、今年以上の結果が出るように頑張りたいと思います。

飯塚 大河(総3) (今日の大会を振り返って)1戦目は落ち着いてまわしを取って、慌てないで前に出ていこうと思っていてできたので最初は良かったです。2戦目はインターハイ2位の人でとても強い相手だったので、僕はもぐって中に入って脚取って持っていこうと思っていて、まあできたんですけど最後足が動かなくて。内容的には良かったですけど詰めが甘かったかなと思います。(課題は何だと考えますか)課題は最後前に落ちたことです。前に落ちるということは足がついていっていないということで稽古の量で足が出るかどうかが変わってくると思うのでもっと稽古を積んでいこうと思います。そこが今後の課題です。(東日本と全国の違いは何かありましたか)みんな勝ち上がってきている選手なので、本当にみんな強くて。みんな強い人には相撲の型があるんです。つっぱりだったり脚を取ったり。そういう型がある人は強いのでまあそういう所ですかね。

嶋田 翔太(法政2) (今日を振り返って)普段稽古でやっていることがなかなか出なかったです。相手が日ごろから努力していて強かったというのもありますが、自分の努力が足りなかったのかなと思います。(夏合宿で強化したポイントはどこか)自分は廻しをとったら相撲になるタイプですが、これまで立合いが弱かったため、出来るだけ始めから当たって、立合いで相手に当たり負けずに、そこから廻しをとることを心掛けました。その結果、稽古場でも、勝てなかった相手に勝てるようになって、芽が出てきたと思いますが、まだまだ稽古が必要だと感じます。(そのポイントを今日の取り組みに活かすことができたか)立合いはしっかり当たれましたが、相手の強さに押し込まれてしまい、その後廻しも取れましたが、相手は強かったです。(今日の取り組みへの意気込みは)自分は東日本大会で早稲田に負けて、チームに迷惑をかけていましたが、周りに助けてもらっていたので、今日は一人で勝たないとと思って臨みました。(次の試合に向けて)昨年から一部昇格を目標として稽古してきたので、自分としても、チームとしても、悔いが残らないように、そして引退する川村さんに悔いを残させないように、しっかり取り組みたいと思います。

樋口 貴仁(環1) (今日の大会を振り返って)力の差を痛感したというのは否めないですね。練習しようと思います。練習しているのですが、なかなか結果につながらないですね。(個人戦だったが)(先週行われた)リーグ戦は自分の調子が出ていて良くて、その流れで今日個人の体重別で来たのですが、1回戦いきなりの対戦相手の変更があったので、気持ちで動揺してしまった部分があったので、そこの弱さですね。練習というか、そういう力の強さではなくて心のバランスが保てなかったので、そこの訓練も必要かなと思いました。(次の目標)次はインカレなので全国から人がたくさん来るので、大きい選手に勝つのが相撲の一番面白いところなので、僕みたいな小さい選手がどんどん思いきって倒していきたいと思います。

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