慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】リーグ戦の借りを返す勝利! 早慶定期戦

見事な勝利を飾った

見事な勝利を飾った

 

お互いのプライドを懸けた一戦。今年で78回目の早慶定期戦が開催された。先に行われた女子戦では、2部で力が上の早大に対し引けを取らない戦いを見せたものの、27年越しの勝利ならず。だが男子戦はフルセットにもつれ込み、最後まで勝者のわからない熱戦の末勝利し早大連覇を阻止した。

 

 

6月15日(日)@慶大日吉記念館 第78回 早慶バレーボール定期戦

 

男子 得点
慶大 セット 早大
25 23
19 25
23 25
25 23
19 17
 

去年は4連覇を狙った慶大男子バレー部だったが、敗戦。早大の連覇を阻むためにも、次週から始まる東日本インカレに繋げる意味でもここは負けられない。先制したい第1セットは序盤から柳田(環4)中心の攻めを組み立てる。丸谷(環4)のワンポイントもあり、リードを取る展開に。6-4の場面からは野口(環4)の2連続サービスエースが決まり、さらにクイックも織り交ぜ優位に進めていく。それでも早大も緻密なブロックや喜入のスパイクで慶大を追い詰め、終盤には20-21と逆転を許してしまった。しかしここでも柳田中心の攻めは変えず、それに柳田も応え再逆転。最後は好調な野口のサーブで締め、終局の接戦を制した。

 

観客を沸かすサーブを放つ

観客を沸かすサーブを放つ

 

第2セットも開始から点の取り合いに。ここにきて早大の守りも柳田の攻めに対応し始め、上手いレシーブから逆転されると早大のペースに。一時は丸谷にボールを集めるも突破口をつかめない。慶大のサーブレシーブ崩れからボールを押しこめられるなど慶大の崩れもあり、最後は連係のミスで19-25となりセットを落とした。少し悔いの残るセットになる。   第3セットも早大の勢いは止まらない。専田、三宅、濱松の4年生トリオを散らして使い、かつレシーブを崩すサーブを打つ早大に守りがなかなかついていけず、3,4点を詰めることができない。それでも13-19と6点差から稲田(環4)のクイックとブロックが連続で決まるなど、だんだんと勢いをつけていく慶大。18-20の場面では好調の尾木(政1)と上野(文2)を投入し、1点差まで詰める。野口のレシーブを崩すサーブで23-23と追いついたものの、最終的には早大に押し切られ23-25で王手をかけられた状態に。

 

いよいよ後のない第4セット。ここ一番で早大は柳田にマークを入れるものの、それをはねのける柳田。野口にサーブが回ってくると守りを乱すサーブで柳田のスパイクが活き、4連続得点。ここで早大は専田がポイントとしていた喜入にボールを振る。序盤は耐え忍び最大5点差をキープするものの、徐々に忍び寄る早大の影。中盤に一気に5連続得点を奪われ、同点に追いつかれる。それでも柳田のスパイクで対抗し突き放す機会を探る。その機会は21-21、柳田のサーブだった。自ら点を挙げた後2連続でいいサーブを放ち一気にセットポイントを奪った後、最後はネット際のボールを上田(総3)がしっかりと決めフルセットへと持ち込んだ。

 

会場のボルテージも一気に高まり応援にも熱が入り始めたころ、第5セットは始まった。これまでの攻めに加えてクイックも織り交ぜていくもののなかなか連続得点できず、ここにきて早大のブロックも調子づき、3-6と差をつけられる。それでも「」とここ一番はチームで最も自信のある戦法をとる。1点1点を奪っていくたびに観客席からは大歓声。早大ペースながらもその応援は一層盛り上がっていく。春リーグでは粘りを見せられなかった終盤では、ここでも柳田のレシーブを崩すサーブで逆転に成功。14-13でマッチポイントを奪い、勢いそのまま柳田が試合を締め19-17で勝利。見事に春の雪辱を果たし、劇的な勝利を飾った。

 

多くの観客がつめかけた日吉記念館

多くの観客がつめかけた日吉記念館

 

春季リーグと同様、非常に競った試合となった。しかし惜敗となった前回とは異なり、今回は終盤の攻防を制し勝利することができた。その要因にはここ一番での柳田の活躍が大きい。守りに関しては盤石なものを見せる慶大ではあったが、攻め方に関しては様々な試行錯誤を繰り返してきた。慶大の絶対的エースである柳田に対してもちろん他大のマークは厚いが、それでも突破力は魅力的なものだ。慶大の勝ちパターンがしっかりと見えた今回の早慶定期戦。確実にチームの成長を見せている。次の重要な東日本インカレではベスト8の試合で王者・中大との対戦となったが、下克上となりえるか。その可能性は十分に大きい。

 

 

(記事 中田健太)

監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)一言ですごく痺れた試合でした。(今日は柳田選手にボールが集まりましたが)ずっとリーグ戦中から慶應のスタイル、慶應の強みは何かってことを野口と話をして、昨日野口とチームの前で話をして慶應の本当の強みはなんだろう、それを活かすために丸谷を上手に使いながら、最後はやっぱり柳田じゃないかという話をしてたのですが、その使い方が今日は野口が良かったと思います。(その野口選手はサーブでも活躍されていましたが)良かったですね。素晴らしい、良く考えた良いサーブを打っていました。(リーグ戦での雪辱を果たしましたが)結果がたまたまいい方に出ただけで、ただ春リーグの競り負けとか、終盤の23点以降の競り負けとかを経験したので今日があったんじゃないかなと思います。(良い試合展開で応援も盛り上がりましたが)セットカウントが並んだ時に選手が下を向かなかったのは、慶應の応援がすごく良かったので学生が良く声が出ていましたね。ベンチの中でも。サポーターとも言いますけど本当に応援の力はひしひしと感じました。ありがたかったです。(次は東日本インカレとなりますが)一日明日休んで、ゆっくり悪いところも直しながら、慶應のスタイルを大事にしながらしっかり戦いたいと思います。

 

野口剛志郎 副将

(今日の試合を振り返って)大勢の人に応援に来ていただいて、僕たちは本当にいろいろな人たちに応援してもらっているということを感じましたし、その中で熱い試合ができたことは本当に貴重な経験で、最終的に結果として勝てたのでよかったと思います。(応援は力になったか)応援指導部を中心に一丸となって応援してもらえたので、勝ちたいという気持ちがすごく出てきましたし、その中でプレーできることに感謝しながら、結果を出したいなと思いました。(自身のプレーを振り返って)まだまだだなと。スパイカーに自分の力で打たせていないということを感じるので、スパイカーが生き生きできるトス回しやパスの質をあげることを、東日本インカレに向けてやっていきたいなと思います。(リーグ戦での早慶戦と定期戦との違いは)応援の力ではないかなと思います。全員が応援の力をもらって、いいプレーをしなきゃと前向きになれたので、その点が大きいと思います。(間近に迫る東日本インカレに向けて)優勝したい、このような熱い試合をして勝ちたい、とすごく思っていて、すぐに中大と当たりますが、リーグ戦で優勝したチームとはいえ、引かずに前向きなプレーで挑戦していきたいなと思います。

 

丸谷将大

(今日の試合を振り返って)結果として勝つことができてすごく良かったと思います、というのが一つと、自分たちのバレーが中盤や終盤は出来ないことが多かったので、そこを直していけば今後に繋がってくるのかなと思います。(早慶戦で勝利した気分は)すごいそれは最高でしたね。(会場の雰囲気はどうだったか)会場に大勢の方が集まってくれて、自分たちのために声出して応援してもらったので、すごく自分たちの後押しになったので、思いっきりやることができました。(次に向けて)次すぐ東日本インカレがありますので、そこで春リーグ優勝した中央大学と当たりますので、そこをまず倒して自分たちの行く先に行けるように頑張っていきたいと思います。

 

稲田聡典

(今日の試合を振り返って)対策がうまくいったと思います。自分たちのバレーがうまくできているセットは点数にもそれが表れていて、できていないセットは落としてしまっているので、そこを修正して東日本インカレに向けてがんばりたいと思います。(自身の反省点は)あまり調子がよくなかったんですけど、観客の方の応援が今日は大きく、下を向くことなくできたと思います。(早慶戦ということで特別な思いは)これだけたくさんの方が見に来てくださる試合を経験できる機会は貴重だと思うので、今日は素晴らしい環境で試合をさせてもらえたと感じます。(東日本インカレに向けて)目標は優勝です。早い段階で強豪と当たるんですけど、この早慶戦で勝った勢いをものにして、自分たちのバレーをして勝ち進んでいきたいと思います。

 



サイド
柳田将洋(環4・東洋高)
 
セッター
野口剛志郎(環4・東福岡高)
 
センター
上田悠貴(総3・生野高)
 
サイド
佐藤凜太郎(環3・東北高)
 
サイド
丸谷将大(環4・東筑高)
 
センター
稲田聡典(環4・日向学院高)
 
リベロ
野瀬将平(環3・東福岡高)
 
途中出場
成尾陸(環4・高松一高)
 
 
池田裕哉(環2・北嵯峨高)
 
 
上野素希(文2・甲陽学院高)
 
 
布川智規(商2・桐朋高)
 
尾木将(法政1・修道高)


※この度は記事の投稿が遅れ、大変申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。

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