慶應スポーツ新聞会

【競走】20年ぶりの優勝に歓喜 早慶戦

9月14日(日)、爽やかな秋晴れの下、日吉陸上競技場にて第90回早慶対抗陸上競技大会(早慶戦)が行われた。同月5日~7日に行われた全日本インカレで活躍した選手も多く出場し、白熱した戦いを見せてくれた。フィールド種目で大きく早大を引き離すと、11点差で見事に20年ぶりの勝利を果たした。

 

9月14日(日) 第90回早慶対抗陸上競技大会@日吉陸上競技場

 

全日本インカレに出場した選手も多く出場したトラック競技。

安定した走りで慶大の優勝に大きく貢献した山縣

最も観客の注目を集めた100mには山縣亮太(総4)、吉田直人(理2)、小池祐貴(総1)が出場。ほぼ無風という絶好のコンディションの中、全日本インカレ100mチャンピオンの山縣がこの日もスタートから安定した走りを披露。10”25の大会新記録で見事に優勝を果たした。

400mには壁谷智之(総4)、茅田昂(理4)、小池が出場。終盤まで早大勢に先行を許していたものの、ラスト50mで茅田が追い上げを見せ、46”70で3位に入った。

1500mには山本郁平(商4)、村上昂輝(総2)、中谷浩崇(理1)が出場。前半は村上が大きく後続を突き放す展開となったが、中盤以降失速すると、「ラスト250mでここでいくしかないなと思ってあとは気合で頑張った」という中谷がスパート。3’51”29で優勝を果たした。

110mHには川口勇太郎(理3)、中島瑞樹(理1)、加藤秀彬(商2)が出場。前半は早大に食らいつき粘りを見せたが、中盤から引き離されると、3選手ともほぼ同時にフィニッシュ。中島が15”10で3位に入り、1点を獲得した。

4×200mには山縣-吉田-和田佑太(理2)-塩原寿周(理4)のオーダーで臨んだ。今大会の最終種目であり、選手の応援にも熱がこもった。山縣が抜群のスタートを見せたものの、日本新記録を叩き出した早大チームには惜しくも及ばず、1’24”33で2位となった。

 

1年生ながら1500mで優勝を果たした中谷

1年生ながら1500mで優勝を果たした中谷

 

勝利に大きく貢献したフィールド競技。

走高跳には仲村将太郎(経4)、刈田真人(総3)、源内寛己(法2)が出場。塾記録保持者で全日本インカレにも出場した刈田が2m05で優勝を果たした。2m10にも挑戦したものの、惜しくも失敗に終わった。

棒高跳には川島優(環4)、佐藤丞(理3)、野田涼平(環2)が出場。野田が4m80で優勝を果たした。「楽しむということを目標にして頑張った」という川島も3回目に4m80をクリアし2位に入った。

走幅跳には小室慧(政3)、児島有伸(環2)、三上良英(環1)が出場。5回目に7m38を記録した小室が優勝を果たした。全日本インカレ三段跳で4位に入った児島は7m21で2位に入った。

円盤投にはキアラシダナ(環4)、堀内隆仁(環3)、久保健二(環4)が出場。5投目に41m12を記録した堀内が優勝を果たした。「早慶戦チャンピオンの肩書きを手に入れることができてとても光栄」と語る堀内。専門は十種競技であるが、さらなる記録更新に期待がかかる。

やり投には平井健太(理M1)、海老原正樹(総3)、村川雄紀(法2)が出場。60m45を記録した海老原が優勝を果たした。

 

笑顔を見せる両校の選手たち

笑顔を見せる両校の選手たち

 

 

全日本インカレ直後の開催であり、疲れも残る中、見事に20年ぶりの勝利を果たした慶大。次回は2連覇のかかる大会となる。慶大の優勝に大きく貢献した4年生は卒業するが、小池、刈田、中谷ら今後が楽しみな選手も多い。来年も歓喜の瞬間を見せてくれるに違いない。

 

(記事 杉本理沙)

 

選手コメント 

山縣

(早慶戦を振り返って)代々の先輩方が成し遂げたくても成し遂げられなかった悲願の優勝だと思うので、やっと20年ぶりに優勝することができたのは素直に嬉しく思うし、よくみんな頑張ってくれたなと思います。(4年間で印象に残っていることは)自分たちの代は今年こそみんな頑張ってくれたんですけど、3年まではずっとケガ続きだった代なので、実力が発揮できなくて、苦渋を舐めていた時代が長かったので、4年間振り返れば、4年目までの3年間を苦しいというかもどかしいというか、自分の実力ではない、こんなはずではない自分はという辛かった思い出がありました。周りの4年生はどう思っているか分かりませんが。今年こうやって最後公式戦で勝つことができて、実力を証明できたことは印象に残っています。(辛い時代をどのように乗り越えたか)特にケガに対してみんな敏感だったと思います。何をしたらケガをしないかとか、これ以上やったらケガするとか、自分ですごく考えていたと思います。ケガをしないことが実力を出すための最初のステップなので、みんなケガをせずに1年間頑張ってくれたと思います。

 

中谷

(今日のレースを振り返って)最初は村上さんが800mまで引っ張るっていうことでその通りにいき、そこからあと700mは僕と山本さんのどちらかが出て粘って頑張ろうという感じだったんですけど、ラスト400mで早稲田の方が3人前にいて自分の足的にはまだ若干ラスト1周だけだったらいけるかなっていう感じだったんですけど、ラスト250mでここでいくしかないなと思ってあとは気合で頑張りました。ラスト100mは後ろから出口さん(早大)が追ってきてて、やばい抜かれるんじゃないかと思いつつも気合で乗り切りました。(今日のレース前のコンデジションは?)コンディションは悪くはありませんでしたが、最高にいいというわけではなく中の上くらいでした。(好記録でしたがこの結果については?)(3分)53,4くらいは出るかなっていうのが練習の感じであったんですが、(3分)51秒台が出るっていうのは予想はしていませんでした。(次のレースに向けて)1500mだと次は来年の関東インカレになるので、来年は一部での戦いになるのでそこでまた勝負できるように冬季頑張って練習していきたいなと思います。

 

川島

(今日の早慶戦を振り返って)最後5メートル跳びたかったんですけど結果的に後輩に負けてしまいましたが、楽しくやれたので陸上人生10年間ずっと棒高跳をやっていたんですけどいい締めくくりだったかなと思います。(最後の早慶戦ということでどのような意気込みで臨んだか?)一番は緊張しないようにと自分に課せられた絶対得点を取るをいうことを大事にしつつ、最後の跳躍ということで一番は楽しみながらやるというのが一番記録も出ると思ったので、楽しむということを目標にして頑張りました。(4年生で久しぶりの早大に勝利を治めることができたという結果について)やっぱり気分がいいですね。(4年間で一番印象に残っていることは?)一番大きなケガをしたときに、足首を骨折して靭帯を3本ほど切ってしまい陸上辞めたいなと思ったんですが、やって来れて良かったなと思うのであの辛いリハビリ期間があったからこそ今こうして笑えているのかなと思うので、リハビリ期間を頑張ってよかったなと思っています。(同期への思い)僕はブロック長と副長をやっていたんですが、全然他の同期のほうが優秀で頼る部分がめちゃくちゃ多かったので、すごく支えてもらったという部分でめちゃくちゃいい奴らだと思っていて、陸上抜きにしてもこれからもずっと関わっていけたらいいなと思っているので、すごく感謝しています。

 

堀内

(今のお気持ちは)早慶戦チャンピオンの肩書きを手に入れることができてとても光栄です。(自身の投てきを振り返って)今日のベスト記録は納得のいくものではないんですが、6本中40メートル以上3本投げることができたのでその安定感はよかったと思います。(同期の活躍について)同期の活躍は本当に心強いですし、今日から自分たちが引っ張っていくことになるので本当に心強いです。(今後に向けて)自分の専門は十種競技なので円盤投げから勢いをつけて、来年の関東インカレで得点することを目標にして頑張っていきたいです。

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