慶應スポーツ新聞会

【ソッカー女子】最終節 涙の全勝優勝!悲願の1部昇格 山梨大戦

試合後、歓喜に包まれた女子ソッカー部

第24回関東大学女子サッカーリーグ最終節。8月から行われてきた長いリーグ戦もついに最終節を迎えた。開幕当初からチーム全体で「全勝優勝」を目標に掲げ、ここまで見事に勝ち星を積み重ねてきた慶大女子イレブン。最終節の相手は強豪山梨大学、最終決戦の舞台は整った。この最後の関門を5-1と見事に最終節も勝利で飾り、有言実行。涙の全勝優勝を達成し、来期の1部への昇格チケットを獲得した。

第24回 関東大学女子サッカーリーグ 第7節

10/31(日)15:30KO @慶應下田グラウンド

慶應義塾大学 5―1山梨大学

[得点者]前3分今井(慶大)、前27分中山(慶大)、後13分今井(慶大)、後18分中山(慶大)、後38分榎本(慶大)、後45分山梨大学

今にも雨が降りそうなどんよりとした天気にも関わらず、慶應応援席には集中応援日ということもありたくさんのサポーターが集まった。最終戦、迎えるは強豪山梨大学。互角の実力を持つ相手ということもありいつも以上に選手達、コーチ陣にも気合が感じられる。円陣を組んで気持ちを一つにし、いざ試合開始のホイッスルが鳴った。

ついに、長いリーグ戦も最終節を迎えた

試合開始と同時に、慶大は相手ゴールに襲い掛かる。開始早々の前半1分、石原(環1)から今井(法4)へ絶妙のスルーパスが出る。今井が右足を振り抜くも無常にもわずかにゴールマウスの左へ外れる。しかし慶大の攻撃は止まらない。3分、ゴール左へ抜け出した中山(環2)は中央へ浅いクロスを上げる。これになんと飛び出してきた今井がダイレクトボレー。豪快なシュートは見事ゴールネットを揺らし、最終戦是が非でも欲しかった先制点を4年生の今井が奪い慶大が波に乗る。27分、ペナルティエリアの前でパスを受けた中山は冷静に相手DFを一人かわし、左足を豪快に振りぬく。ボールは鋭い弾道でゴールへ向かうとゴール上のポストに当たってからゴール内へ吸い込まれていく。チャンスを作りながらも追加点がとれていなかった慶大にとって値千金の2点目を奪った。前半、この後も主将大塚(環4)の正確なキックから再三チャンスを演出するが相手の決死のDFにも阻まれ、なかなか3点目が決めきれずこのまま前半終了。しかしながら、堅いDFで無失点を守り、2-0で前半を折り返した。

後半、一転して山梨大が猛攻を見せる。パスがつながり始め慶大ゴールへ迫り始めた。何度か危ない場面もあったがこの辛い時間帯もDFの尾西(看3)、川崎(政2)を中心になんとか守りきりこの辛い時間帯に耐える。すると13分、フィールド中央付近でボールをもった石原(環1)が、針の穴を通すように強烈なスルーパスをゴール前へ送り込む。これを懸命に走りこんでいた今井が受けGKと一対一に持ち込む。これを冷静にゴール左隅に流し込み追加点。相手に傾きかけた流れを得点で引き戻した。これで息を吹き返した慶大は18分、CKのチャンスを得ると石原が正確なキックでボールをゴール前に入れる。混戦となったが、このボールを中山が左足で押し込み4点目。後半も完全に慶大ペースとなった。そして38分、途中交代の榎本(政3)も5点目のゴールを決めチーム全体のレベルの高さを見せた。この後、山梨大のFKからピンチを迎えGK小牧(経3)が抑えたように見えたが、ゴールかどうかの微妙な判定の末、判定はゴールでついに山梨大に初得点が生まれた。しかし、相手に得点を許してはしたものの、ロスタイムには小牧がナイスセーブを見せるなど最後まで気を抜くことなく見事なプレーを見せた慶大。試合終了のホイッスルが鳴り、5-1で勝利。見事「全勝優勝」を成し遂げた。

優勝を決め、男泣きを見せた岩崎監督

試合終了後、選手達は感動の涙を見せた。最後の監督挨拶でも、普段は厳しい表情を見せることも多い岩崎監督の目にも涙が光った。そのことからもリーグ戦を戦い抜くことの大変さ、今年1部で戦うことが出来なかった悔しさが強く感じられた。そんな中で、見事「全勝優勝」という目標を達成した監督・コーチ陣、マネージャー、そして選手達には心から祝福の言葉を贈りたい。そして来年、引退する4年生の気持ちも背負い、慶大が1部で飛躍することを願っている。

By Keita Okumura

コメント

岩崎監督

(優勝しての感想)まず、全勝して優勝することが出来た。選手達が目標を掲げて実現したということは私自身本当に選手達を誇りに思うし、この自分達の経験というのをこれからの将来に生かして欲しい。このチームがあと一ヶ月、二ヶ月いつ終わるか分からないが、シーズンが終わるまで頑張って欲しいと思う。(成長を感じた点は)今日の山梨大学は自分達からすれば良い選手が集まっているチームで、本当に5-1なんて試合が出来るとは思っていなかったが、攻守共に隙を作らずに点を積み重ねながら最小失点で勝つことが出来た。「結果にこだわる」、「上を目指すんだ」という強い意志であったり、そういった精神面は全て成長を感じた。(これからの展望と新たな目標は)まだ都リーグが残っていて、関東リーグの入れ替え戦に出られるチャンスがあるかもしれない。自分達の目標である一部で戦えるチームになるために、本当にこれから短い間でチームがどれだけ伸びていけるか、という所が勝負だと思うのでここで緩めるのではなく、更に上を見て頑張っていきたいと思う。

 大塚主将

(今日の試合を振り返って)一番に思うのは、得点を取られたのが悔しい。ただ、全体的には一回攻め込まれて危ない時間帯もあったが、それを得点するということで跳ね返してまた自分達の流れに持って来られた。今までは少し流れが変わると、取り戻せないという点が課題だったので、リーグを通して強くなれたところだと思う。本当に良かった。(主将としては)全然チームを引っ張れなくて、私が何をしなくても皆が本当に「優勝したい」と一人ひとりが責任感を持ってやってくれたので私は何もしてないというのが実感。本当に自立してしっかりした、良いチームでした。

 小堺副将

(今の気持ちは)やっぱり有言実行をしっかり実現するのは難しいと思うので、全勝優勝できたことは素直に嬉しい。(自身のリーグ戦を振り返って)最初は途中交代とかが多かったが、途中から先発で出るようになって得点にも絡むことが出来て、チームにプレーで貢献できたなと思う。(副将としては)主将を筆頭に皆が、リーダーシップもフォローアーシップもあるチームで、すごく引っ張りやすかった。ちゃんと目標を達成できて良かった。

 今井選手

(長いリーグ戦を振り返って)最初の大東戦に勝ったことが奇跡で、その後は今日まで順調に行けたと思う。最初の試合を3-2でも勝ち点3を取れたということが本当に良かったなと思う。(4年生として)試合でももちろん、先制点をとるとか得点を決めるとか姿勢で見せなければいけない部分はあったが、日頃の態度から発言にしてもすごい気をつけてビクビクしながらサッカーしてました(笑)。(残りの試合への意気込み)最後もう、自分がゴールを決められるというその場面にいられることも限りあるものなので、得点を決めていきたいと思う。

 駒木マネージャー

(マネージャーとして今の気持ちは)やっぱり本当に嬉しい。あと来年厳しい戦いになると思いますが、今年の4年生の分の気持ちも背負って来年1部に絶対残るように頑張らなければいけないと思う。そういった嬉しい気持ちと、今日も応援にいらして下さった皆様のためにも来年1部で頑張りたいなと思った。(1部で迎える来年は4年生になるが)来年は本当に最後の年だし、1部に残ったことがないので残ってやるぞという気持ちでやりたい。1・2・3年生、OGの気持ちも全部背負って頑張りたいと思う。

川崎選手

(リーグ戦を振り返って)今年の目標は前に良い選手がたくさんいるので、それを活かすためにはまず後ろを固めなければならなかった。皆が攻め易いように後ろをしっかり作ってリーダーシップ執ってやることで、攻めに集中してもらおうというリーグだったが、結果大量得点する試合が多く、実践できたんじゃないかと思う。(自身のプレーは)自分の特徴は積極的に前に出てのインターセプト等のプレーだと思うが、二部のチームはロングボールをあげてくるチームが多いので裏を気にすることで前に出られない部分があった。けれども今日の試合は何度か前にも出られたと思うし、来年の1部では自分の持ち味を活かせるようにそういった点を一層伸ばしていきたい。(これからの抱負は)ここで1回一息つくのではなく、来年の1部を見ていきたい。先シーズンはすぐに落ちてしまったので、絶対に通用するチームになって1部定着、インカレ出場を目指せるチームになっていきたいと思う。

中山選手

(リーグ戦を振り返って)8月から始まって、今の今まで本当に毎週ずっと気が抜けない試合だった。(これから1部へ向けての意気込み)私たちは2部だったが、一部に行ってインカレに出場できるようなチームを築いてきたので来年は落ちないようにするというより、インカレ出場を目指して上位に留まることを目標に、達成できるように今年の残りのシーズンを戦っていきたいと思う。

Leave a Response

Please note: comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.