慶應スポーツ新聞会

【アイスホッケー】堅守崩れ2連敗、プレーオフ進出遠のく 東洋大戦

3得点を叩き出した氏橋主将

リーグ戦1勝4敗1分けと厳しい戦いを強いられている慶大。迎えた第7戦の相手は現在早大と同率で順位を首位につける強豪・東洋大だ。慶大はプレーオフ進出のために何とか勝ち点が欲しいところだったが、4-8で敗北。氷上の王者相手に力の差を見せつけられた結果となった。

関東大学アイスホッケーリーグ戦 Division1 グループA

2010/10/31(日)17:25FO@ダイドードリンコアイスアリーナ

慶應義塾大学4-8東洋大学

{得点者 慶大のみ} 氏橋×3、荒谷

シュートを放つ児玉副将

試合開始早々からペースを握る東洋大。フェイスオフ直後の強烈なシュートを皮きりに、その後何度もゴール前でチャンスを作られてしまう。対する慶大も「持ち味である走って粘り強いホッケー」(浅沼監督)を披露。豊富な運動量で何とか猛攻を耐えしのぐ。ただ慶大選手が1人退場して数的不利な状況だった13分に一瞬の隙を突かれる。相手FWのアタックにGKが飛び出してしまい、パックが逆サイドに詰めていた選手に回りそのまま無人のゴールにシュート、先制点を献上する。その後も相手の早いパス回しに翻弄され18分に追加点を許す厳しい展開。0-2で第1ピリオドが終わってしまうかと思われたが、FW真鍋(環1)のフライスルーパスを受けたFW氏橋主将(法4)がミドルシュート。これが決まり反撃の狼煙を上げる。

得点をあげた荒谷

この勢いを次の攻撃に繋げていきたかったが、第1ピリオドの最後に慶大の選手がスラッシングで退場。1人少ない状態で第2ピリオドを迎える。数的有利を活かしじっくりと攻めてくる東洋大。矢継ぎ早にシュートが放たれるがGK長嶋(経4)がファインセーブを連発して事なきを得る。慶大も前がかりになっている相手に対してカウンターを仕掛けていくが、肝心なところで上手くパスが繋がらず決定機を作ることが出来ない。さらに攻撃の手を緩めない東洋大。敵陣での華麗なパス回しを足がかりに9分、17分と追加点を許す。「イーブンにしたかった」(浅沼監督)第2ピリオドだったが3点差と大きく水をあけられる。

迎えた第3ピリオド。これ以上の失点は許されない。だが0分に追加点を許すと、数的不利に立たされた4分にもシュートを決められ諦めムードが漂う。ただ何とか一矢報いたい慶大は7分にFW荒谷(経3)、真鍋とつなぎ最後はパスを受けた氏橋主将がシュート。6-2とする。その後2点を追加されるが、18分にまたも氏橋主将が相手DF2人に囲まれながらの技ありのシュート。19分には荒谷がシュートをゴールに流し込み慶大に流れが傾きかける。だが逆転するために残された時間はあまりに少なかった。結果は4-8で痛い敗戦を喫した。

「相手のレベルの高いFW」(氏橋主将)に試合全体を通して防戦を強いられてしまった慶大。「ポジショニングのズレ」(浅沼監督)が大量失点につながってしまった。「失点を少なくすることが我々の勝つチャンスを生かす強み」(浅沼監督)と上位校相手に勝利するためには相手を最少失点に抑えることが必須。守備から攻撃を組み立てるホッケーを実践して何とかプレーオフ圏内の4位に食い込んでもらいたい。

By Kazuhiro Takai

浅沼監督

(振り返って)連戦ということで、東洋さんも連戦なので、ほんとに体力勝負になるかなと。あとは精神面と体力勝負の中で、慶應の持ち味である走って粘り強いホッケーをどこまで見せられるかというところだったが、1ピリはよかったかなと。2ピリになって本来ならゲームプランで行くとイーブンにしたかった。イーブンもしく はビハインド1くらいで行きたかったが、ちょっと差がついてしまったが、まだまだ3ピリ行ける気ではあったが、それ以上に失点が多かったので、やはり失点を少なくすることが我々の勝つチャンスを生かす強みだと思うので、そこを修正していかなければならないと思った。(2試合連続で大量失点となったが原因は)システムとかいう 問題より、まだまだ相手に隙を与えるポジショニングだったりとか、そういう基本的な部分がズレていたりしたのかなと思う。キーパーも含めてディフェンス、フォワードすべてが一体となった守りをしないと、どこか崩れると失点になってしまうので、それをもう一回ポジショニングから粘り強さを相手より上回らなければいけない。(今日の試合に向けての指示は)得点はあとからついて来るものであって、やはり失点を少なくすること。あとはポジショニングの確認は信田コーチから指示がありまして、それを徹底するようにと。シンプルなホッケーが慶應の信条なので、シンプルなホッケーを粘り強く続けていこうという話をした。(連戦になったことが 運動量を減らした要因になったか)いや逆に連戦になって、相手も連戦なので体力勝負の部分でこちらは練習量は徹底的に夏までこなしてきたので、そこの部分を武器にできればいいかなと思っていたが、後半何とか4点という得点はできたが、やはり中盤の失点が大きかったのかなと思っている。(次戦・中大戦に向けて)それまで 練習はないが、先ほどミーティングで言ったのですが、頭の中でやることをしっかりクリアにして、やるべき準備を整えて、試合に臨むと。中央戦も(前回)1ピリ、2ピリはそれなりの戦いができていたので、3ピリまで集中を持続したプレーを続けられるかが勝負になってくると思うので、大きくやることは変えずに、慶應のプレーを粘り強くやっていくことですね。

氏橋主将

(大量失点となったが)相手のFWのレベルが高いということで、こっちがコーナーでポジショニングが全然できてなくて、ウイングもそうですし、センターフォワード、ディフェンス全員ちょっとずつポジションがずれてて、簡単に切り込まれて、リバウンドを叩かれるという守備としては30点くらいしかできなかったので、それが 敗因だと思う。(明大戦の大敗を受けて特別なことはあったか)毎回いろいろなことをやっているが、今日東洋はパワープレーの5対4の形を変えてきて、それで失点したケースがあったので、研究するにしてももっと多角的にやらなければダメだなと思った。(攻撃陣に足りなかった点は)3ピリであれだけ点数を取れるのであれば、1ピリ2ピリもう少しやらなければということと、むこうのディフェンスに身体を押さえられてちょっと動けない、で相手のパックチェックが速くて追いつかれて、ダンプもできずに取られてしまう。ブレイクアウトしてもパスがつながらずに、相手に取られて放り込まれてずっと攻められる。その繰り返しでFWが悪い流れを作った 原因が大きいので次に向けて修正しなければならない。(自身は3ゴールを挙げたが、1点目について)シュートが狙ったところにきれいに行ったというところと、その前に真鍋、荒谷、その前にディフェンスで田中(大)と梅津がきれいにつないでくれたので、あとは打つしかないなと思って打ったら入ったという感じで、他の4人 がいい感じでパックを届けてくれた。(東洋大との差が出た点は)正直全部。全部としか言いようがないくらいレベルの差があるので。ただそれはシーズン入る前からずっとわかっていたことなので、守備の意識の高さとか、FWのパックチェックとかそういうところでカバーしなければいけなかったが、それが全然できなかった。(連戦の影響はあったか)正直疲れたなというのはまったく思っていないので、むしろ昨日の試合と同じくらい、もしくはそれ以上足の回転とかもできたが、攻められている時間が長くて、こっちのホッケーをうまく発揮できなかったかなと思う。

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