慶應スポーツ新聞会

【フィギュアスケート】柳澤、最後の舞台で見事3位! バレンタインカップ

表彰を受ける柳澤と鈴木

表彰を受ける柳澤と鈴木

 

212日シチズンプラザにてバレンタインカップが行われ、慶大からは女子5名が出場した。シーズン最後を締めくくる今大会。前主将から新主将へのバトンタッチや、長年滑ってきたプログラムとの別れなど、選手それぞれに意味のあるものになった。柳澤薫(総4)が3位、鈴木伶奈(環3)が2位にそれぞれ入賞し、笑顔で表彰を受けた。

 

今季の衣装は大人っぽさが魅力の慶大女子スケーターたち

今季の衣装は大人っぽさが魅力の慶大女子スケーターたち

バレンタインカップ

 

1級女子

・新谷彩夏(総2)   16位

 

34級男子

・富田雄登(商2)   棄権

 

34級女子

・柳澤薫(総4)    3位

・棟尾観月(文1)   4位

 

56級女子

・鈴木伶奈(環3)   準優勝

・奥山未季子(環3)  4位

 

この1年でプログラムの完成度をさらに上げた新谷

この1年でプログラムの完成度をさらに上げた新谷

 

早朝から行われた今大会。1級女子に新谷彩夏(総2)が出場した。今季はケガもあったが、成長著しくプログラムの完成度は着々と高くなっている。大きなミスはなかったが、「練習ではもっとできていた」と振り返る。スピード感も増して、観客を魅了する表現力も高まっている。来季に向けて「スピンやジャンプなどできる技を増やしていきたい」と語る新谷。今後も目標に向かってさらなる挑戦を続けてくれるだろう。

 

 

 

 

 

皆が見守る中最後の演技を披露した柳澤

皆が見守る中最後の演技を披露した柳澤

3・4級女子には、大きな声援に送り出されて柳澤薫(総4)が出場。今大会で引退ということで、たくさんの観客に見守られながら演技を披露した。冒頭の三連続ジャンプをスムーズに決めると、その後のジャンプもツーフット以外はミスもなく成功。美しいスパイラルや、加点がもらえるようなスピンには大きな拍手が沸いた。笑顔でフィニッシュし、結果は3位。自身でも「満足」のいく演技で引退を迎えることができた。主将兼主務という重役を務めながら、大会の実行委員長なども成し遂げ、充実の一年となった柳澤。フィギュア部門での経験を活かして、今後は社会のためにも貢献したいと語る。最後まであきらめず自分に挑戦し続け、誰からも愛された主将の姿は、後輩たちの目にも焼き付けられただろう。

 

 

 

 

1年目にして慶大の新しい顔として存在感を示した棟尾

1年目にして慶大の新しい顔として存在感を示した棟尾

 

続いて出場したのが棟尾観月(文1)。冒頭の2連続ジャンプでは手をつきこらえて着氷。中盤にも1度転倒があり、ジャンプの面では精彩を欠いた。しかし、自慢のスピンで挽回。演技後は悔しい表情も見せたが、今後のCクラス女子を引っ張っていく存在として目線はすでに来季へと向けられている。新しいプログラムは「表現力も強化して自分にあったものにしたい」という。本番で成功させるというメンタル面での強化も合わせて、進化した棟尾の姿に期待だ。

                         (文・須佐奈月)

 

 

 

集大成のシカゴで堂々の2位になった鈴木

集大成のシカゴで堂々の2位になった鈴木

 

5・6級女子に出場した鈴木伶奈(環3)の、『シカゴ』はついに最後をむかえた―。序盤のアクセルジャンプにつづき、3連続のコンビネーションジャンプもあざやかに決めてみせた。大きな手拍子に乗ってステップを踏み、観客を魅了する。終始、笑顔が弾けた。すべてのジャンプを着氷させて、安定感のある滑りをみせる。全体的にきれいにまとめあげ、結果、見事2位に輝いた。本人もいい演技だったと語る。五年間使ってきた『シカゴ』も、今日が最後。万感の思いで滑りきった。今後はもう少し勢いのある曲を使いスピードを出せるようにしたいと語る。残すところ一年となった鈴木の、新しい演技の披露が待ち遠しい。

 

 

 

 

新主将として初めての大会に臨んだ奥山

新主将として初めての大会に臨んだ奥山

 

5・6級女子の奥山未季子(環3)は、新主将として初めての試合にのぞんだ。冒頭のジャンプをきれいに決めたが、続くアクセルジャンプで着氷が乱れてしまったのが惜しまれる。しかし、すべてのジャンプを成功させて、完成度の高い演技を披露した。長い手足を大きく使ったスケーティングで鮮やかに舞う。最後のドーナツスピンで大きな拍手が沸く中、笑顔で締めくくった。今大会は「柳澤主将の引退試合がメインという感じで、楽しく滑れた」と語る。来シーズンに向けて、体力面やジャンプの安定感が課題だ。新たな主将として、部をまとめていく役目も担う。大きなバトンを引き継いだ新主将の活躍に期待したい。

                      (文・成瀬麻衣子) 

 

 

 

新谷彩夏(総2)

来年はジャンプや技を増やしていきたいという

来年はジャンプや技を増やしていきたいという

 

今日の演技はどうでしたか?いつもは緊張して気持ちが浮ついている事がありますが今日はそういうことがなく安定して滑れました。プログラムの今日の完成度は?自分では55点だと思っていてエレメンツは悪くはなかったのですが、練習ではもっと出来ていたかなと思います。今日までにどのような練習を?自分の拠点としていた神奈川リンクが工事中で遠いリンクに行ったり、朝練で朝早くから練習したりするんですけど、限られた時間の中でいかに練習できるかに気をつけてきました。柳澤主将が引退されますが私達にとって1人しかいない大切な、先輩であり主将だと思っています。今後に向けてまずは落ち着いて滑りたいです。スピンやジャンプなどできる技を増やしていきたいと思います。

 

 

 

 

柳澤薫(総4)

最後は大きな声援に笑顔で応えた

最後は大きな声援に笑顔で応えた

(最後の舞台はいかがでしたか)幼稚園から大学の友達まで本当にたくさんの人がわざわざ応援に駆け付けてくれて、有休取ってきていただいた方もいて(笑)、両親やもちろん部員も、始まる前の声援がすごくて、本当にうれしくてただ楽しかったです。(演技の方振り返っていかがでしたか)インカレが終わってからはケガもあったので、休養していてあまり練習ができていなかったのですが、その中でも今日はできる限りのことをやろうと思ってやったので、満足しています。(後輩に向けて伝えたいことは)私は2年生からスケート部に入ったんですけど、スケート部で過ごした3年間はこれまでの人生の中で一番濃くて、とくにこの1年間はいろいろな面で成長させてもらえた1年間だったので、ぜひ後輩にもスケートを通して、色々なことを学んでほしいなと思っています。最後まであきらめずに皆には頑張ってほしいと思います。(スケート生活振り返って、今後にどうつなげていきたいですか)スケートを通して一番学んだことはやはり目標を常に持って、諦めないことで、社会人になって大変なことももちろんあると思いますけど、絶対に折れずにやっていきたいなと思います。今まではスケートを自分のためにだとか、周りの人のためにやってきましたが、今後は社会のためにも貢献できるように、もっとたくさんの人のためになるように頑張りたいと思っています。 

 

棟尾観月(文1) 

指の先まで演技に集中する

指の先まで演技に集中する

 

(今日の演技を振り返って)調子は悪くなかったんですけど、曲かけの練習があまりできていなかったせいか、結構緊張してしまって、あまりうまくできなかったのかなと思います。(転倒がありましたが、今後改善していきたい点は)普段は跳べているのに本番になると失敗してしまうので、やはりメンタルの面を強くして、本番でも跳べるようにしていきたいと思いました。(逆に今日良かったと思う点は)最初のスピン以外は、今回は旧採点で細かい点数出ませんでしたが、新採点だったらレベル2もらえたかなという出来でした。(引退する柳澤主将に伝えたいことは)本当にお世話になって、スピード部が好きになれたのも薫先輩のおかげだったので、寂しいですが感謝でいっぱいです。(最後に、今後に向けて意気込みを)新しいプログラムで四大戦に臨もうと思っているので、今まで出来なかった表現面の強化もして、自分のあったプログラムにしていきたいと思います。

 

 

鈴木伶奈(環3) 

はじける笑顔が印象的だ

はじける笑顔が印象的だ

(今日の演技を振り返って)今日は久しぶりの試合で、しかも最後の『シカゴ』でしたが、笑顔で滑りきることができました。調子もこの日に合わせて調整することができて、良い演技ができたと思っています。(具体的に改善点は)まだ全体的にスピードが足りないかなと思うので、次の曲はもう少し勢いのある曲を使います。その勢いに乗ったスピードが出せるようにしたいです。(最後の『シカゴ』でしたがいかがでしたか)この曲を使うのは小学校と大学で、あわせて五年間使いました。五年分の思いを今日、発散させられたかなと思います。(柳澤主将が引退されましたが伝えたいことはありますか)本当に薫ちゃん(柳澤主将)は尊敬しています。いつも傍にいてくれて、同じクラブの先生なのですが、助けてくれたり、支えてくれたりしてくれた、良い主将でした。今後もこの部活がより良くなるように新しい主将(奥山新主将)と、私は主務として部活を支えたいと思います。ありがとうございます薫ちゃん!と伝えたいです(笑)。(来季に向けて今後の目標は)曲を変えるのと、残り一年なので、試合で一つ一つ自分の悔いのない演技ができるように、100%出し切れるように練習をしていきたいと思います。

 

 

奥山未季子(環3)

しなやかさと豊かな表現力が魅力

しなやかさと豊かな表現力が魅力

(今日の演技を振り返って)あまり覚えてないのですが、アットホームな感じでできる試合でした。柳澤主将の引退試合でもあったので、とにかくそれがメインという感じで、とても楽しく滑れました。(具体的に改善点は)改善点はいっぱいありすぎて、これから練習していかないとと思います。去年のシーズンから考えると、体力面だったり、ジャンプの安定があまりなくなってしまいました。その面を、来シーズンまでにちょっと強化していきたいなと思います。(主将として初めて臨んだ試合でしたが、今までと違ったことは)今までは自分の試合に集中するだけで良かったのですが、後輩たちの試合のタイミングだったり、みんな準備できているかとか、まとめていくのも同時にやらないといけないので、主将の大変さを感じるとともに、柳澤主将の偉大さを感じますね。(柳澤主将が引退されたが、伝えたいことは)本当にお疲れ様という一心です。一人で主将も主務も掛け持って、こんなに皆から愛される先輩はどの部にもいないなと、自信を持って誇りに思えるような先輩です。少しでも近づけたらいいなと思っています。(来季に向けて今後の目標は)部活としては、まず今年から入ってくる子がいて人数が増えるので、まとめていくのが大変だとは思いますが、一人一人の目標を達成しながら、慶應の部活としてまとまるように頑張っていきたいと思います。自分としては、最後のシーズンになってしまうので、悔いのないように練習して本番に臨みたいと思っています。

 

                                   (写真・大場春佳、木下恵)

 

※以上をもちましてスケート部フィギュア部門の2014年度シーズンは終了となります。お忙しい中毎度快く取材に応じて下さった選手の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。来年度もよろしくお願い致します。

                          慶應スポーツ新聞会 フィギュアスケート班一同

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