【野球】谷田の一振りで決めた!開幕戦は劇的な幕切れ 立大①

9月12日(土)東京六大学野球秋季リーグ 立大1回戦

9回裏無死一、二塁、右越えの3点本塁打を放ち、ガッツポーズで一塁ベースを回る谷田

9回裏無死一、二塁、右越えの3点本塁打を放ち、ガッツポーズしながら一塁ベースを回る谷田

東京六大学野球秋季リーグ戦がついに開幕を迎えた。約2ヶ月に渡って、激闘が明治神宮球場で繰り広げられる。慶大の初戦の相手は立大。試合は、4回に2点、5回に3点を失うなど、終始追いかける苦しい展開となる。しかし、7回に谷田成吾(商4)の適時打などで3点を挙げ1点差に詰め寄ると、9回、谷田のサヨナラ3ランが飛び出し、劇的な勝利を収めた。今後に向けて大きな弾みがつく一戦となった。

 

立大

慶大

3×

立大:澤田圭、●黒萩、小林昌―松本

慶大:三宮、亀井、加嶋、太田、○加藤拓―小笠原

◆慶大出場選手

 

ポジション

選手名(学部学年・出身高校)

[6]

山本泰寛(環4・慶應義塾)

[8]

梅野魁土(環4・福岡大大濠)

[5]

横尾俊建(総4・日大三)

[9]

谷田成吾(商4・慶應義塾)

[7]

山口翔大(環3・桐光学園)

 

山本瑛大(商3・South Torrance)

 

樋口慈(文4・東葛飾)

 

原田直道(商4・慶應義塾)

[3]

沓掛祥和(商3・慶應義塾)

[2]

小笠原知弘(環4・智辯和歌山)

[4]

北村祐樹(商4・丸亀)

[1]

三宮舜(商4・慶應義塾)

 

亀井倫太朗(商2・慶應義塾)

 

濱田匠(経3・宇都宮北)

 

加嶋宏毅(商4・慶應志木)

 

岩見雅紀(総2・比叡山)

 

太田力(経1・桐朋)

 

加藤拓也(政3・慶應義塾)

9月とは思えぬ強い日差しが照りつける中、慶大の開幕戦はプレイボールを告げた。

開幕投手を務めた三宮

開幕投手を務めた三宮

慶大の開幕投手に指名されたのは三宮舜(商4)。大久保監督の期待に応えたいところだったが、立ち上がりは制球をやや乱してしまう。先頭の大城に四球を与えるなど、初回から1死一、三塁のピンチを迎える。しかしここは寺田、笠松をそれぞれ力のないフライに切って取り、先制点を与えない。対する立大の開幕投手は澤田圭。昨季は防御率4点台と精彩に欠けるシーズンを送ったが、現役最多の通算16勝を挙げているなど、実績は十分。その澤田圭に、初回は三者凡退に封じられてしまう。

初回のピンチを切り抜けた三宮は、その後安定した投球を披露。ストライク先行とテンポの良さも光り、2、3回をそれぞれ3人で片付ける。

先制点が欲しい慶大は3回、北村祐樹(商4)がチーム初安打となる二塁打を放つ。その後山本泰寛(環4)の死球や暴投も絡み、2死二、三塁の好機を迎える。だが、ここは梅野魁土(環4)が見逃し三振に倒れ、チャンスをものにすることが出来ない。

4回裏2死一、二塁、左前への適時打を放つ小笠原

4回裏2死一、二塁、左前への適時打を放つ小笠原

試合が動いたのは4回表だった。好投を続けていた三宮だったが、寺田に左前打を許すと、続く笠松に甘く入ったボールを左翼席に運ばれてしまい、2点を先行されてしまう。追いかける立場となった慶大はその裏、横尾俊建(総4)がピッチャー強襲の当たりを放つと、その打球はセカンド方向へと転がる。相手二塁手の酒井田が巧みに処理したが、横尾の決死のヘッドスライディングで間一髪セーフ。主将の気迫で内野安打をもぎ取る。続く谷田は四球で繋ぎその2死後、迎える打者は小笠原知弘(環4)。 追い込まれながらも6球目を左前に運ぶと、横尾が本塁に生還し、1点を返す。

流れが慶大に傾きつつある中で、リズム良い投球を展開したい三宮。しかしまたも制球が定まらない。5回、先頭の澤田圭にストレートの四球を与え、その後ヒットと四球で1死満塁の大ピンチを迎える。ここで大久保監督は投手交代を決断。亀井倫太朗(商2)をマウンドに送る。亀井は寺田を右飛に打ち取ると、前の打席で本塁打を放っている笠松を迎える。上手くカウントを稼ぎ、4球で2ストライクとするが、最後は走者一掃のタイムリー二塁打を浴びてしまい、点差を4点とされる。

反撃に転じたい慶大打線。5回、6回の攻撃はいずれも2本の安打で走者を得点圏に進め、澤田圭を追い詰めるが、得点には至らない。これ以上点差を広げられたくない慶大は、6回に加嶋宏毅(商4)、7回に太田力(経1)を投入。両投手とも走者こそ許したが、ゼロで切り抜ける。中でも、太田は神宮初登板となったが、この日5打点と当たっている笠松を見逃し三振に切って取るなど、上々のデビューを果たした。

神宮初登板を飾った太田。投げっぷりのよさとフィールディングの上手さを見せた

神宮初登板を飾った太田。投げっぷりのよさとフィールディングの上手さを見せた

7回裏、慶大の攻撃は1番の山本泰から始まる好打順。得点に期待が高まる中、山本泰は三塁線に強烈な当たりを放ち、出塁を果たす。(記録は三塁手の失策) 続く梅野の当たりは右翼線に落ちる二塁打。中継が乱れる間に山本泰が生還し、1点を返した。横尾は三振に倒れたが、4番の谷田が初球を捉え、左中間へタイムリー二塁打を放ち、2点差に。ここで立大は投手を澤田圭から黒萩にスイッチ。ついに澤田圭をマウンドから引きずり下ろす。その後沓掛祥和(商3)の犠飛も飛び出すなど、この回計3点を奪い、試合の流れは完全に慶大へと傾いた。

8回からは加藤拓也(政3)が登板。150km超えの直球を中心に、計4三振を奪うなど、8、9回を無得点に封じるピッチング。エースの貫禄を見せつけた。  8回は無得点に終わり、後がなくなった慶大。最終回、先頭打者の梅野は「何としても出ようと思って」というその言葉通り、6球粘った後、見事左前へ安打を放つ。応援のボルテージが高まる中で、迎える打者は横尾。「何も考えずに強く振った」という横尾だが、逆転本塁打も期待された場面でもチームバッティングに徹する。教科書通りのセンター返しで、二遊間を抜ける安打を放った。梅野、横尾の連打で無死一、二塁。球場アナウンスが続く谷田の名を告げると、1塁側応援席の熱気も最高潮となった。立大はここで黒萩に代え、小林昌をマウンドへ送る。直前の投手交代にも、「打てると思っていた」と谷田は揺るがない。4球目を捉えると、打球は瞬く間にライトスタンドへと突き刺さった。その瞬間 慶大の勝利が決定し、神宮球場は割れんばかりの大歓声で沸き上がった。劇的な結末で開幕戦を白星で飾った慶大。今後の躍進に期待が持てる一戦となった。

 谷田の一振りによって幕が下されたこの試合。しかし、そこに至るまでには慶大ナインの粘りがあった。まずは3回の攻撃。2回までを計18球で終えるなど、快投を続けていた相手先発澤田圭に対し、7番の小笠原は2球で追い込まれながらもファウルで粘り、結局9球を投げさせた。結果は右飛に終わったが、それが澤田圭のリズムを狂わせたのか、次の北村にチーム初安打を許している。そして、4回の攻撃、先頭の横尾は決死のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取り、その後の得点に繋げた。「澤田がストレートが良くて変化球も切れていたのではじめはどうなることかと」(山本泰)と振り返るように、この日の澤田圭の出来は良く、一筋縄では攻略できない状態にあった。そんな中、彼らの粘りによって澤田圭の球数は少しずつ増えていき(6回終了時で110球超え) 、最終的には7回の途中にマウンドから引きずり下ろした。終盤の逆転劇はその粘りの積み重ねによってもたらされたと言っても過言ではない。立大の澤田圭のように、各大学にはそれぞれ攻略し難い好投手がいる。今日のように、粘り強い攻撃で攻略が実践出来たことは、今後に向けて大きな収穫となるだろう。

「勝って兜の緒を締めよ」というように、2ヶ月に渡る長いリーグ戦中の一勝に浮かれてはいけないのかもしれない。しかし、慶大ナインの「執念」によって引き起こされた逆転劇を見た今だからこそ感じてしまう。「優勝」。その二文字の輪郭がうっすらと浮かび上がってきたのではないか、と。

 

【Today’s Legend】遂に目覚めたスラッガー 谷田成吾

サヨナラ本塁打を放つ谷田

サヨナラ本塁打を放つ谷田

1年次から、慶大のスタメンに名を連ねる谷田。慶大の誇るスラッガーとして、これまでも多くの本塁打を放ち、チームに勝利をもたらしてきた。その谷田も今季がラストシーズン。昨季はまさかの大不振に陥り、打率1割台と結果を残すことが出来なかった。それだけに、今季に懸ける思いは人一倍強いものがある。そして迎えた今季の開幕戦。絶好の場面は第5打席に訪れた。1点を追う9回裏、無死一、二塁。「みんなが繋いでくれたから」とチームメートへの感謝の気持ちを噛み締めながら放った打球は、ライトスタンドに吸い込まれるサヨナラ3ラン。慶大を勝利へと導く谷田のホームランは、この男の完全復活を予感させた。戦いはまだ始まったばかり。あと何度、谷田のバットが慶大を歓喜へと導くのだろうか。

                                                            記事: 小沢光市

◆打撃成績

 

 

[6]

山本泰

空三振

 

死球

 

空三振

 

三失

空三振

 

[8]

梅野

投ゴロ

 

見三振

 

右安

 

右2

 

左安

[5]

横尾

二飛

 

 

二安

中安

 

空三振

 

中安

[9]

谷田

 

中飛

 

四球

二飛

 

左中2①

 

右本③

[7]

山口

 

空三振

 

空三振

 

二直

 

 

 

山本瑛

 

 

 

 

 

 

左安

 

 

樋口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原田直

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[3]

沓掛

 

中飛

 

捕邪飛

 

二飛

右犠飛①

 

 

[2]

小笠原

 

 

右飛

左安①

 

三安

空三振

 

 

[4]

北村

 

 

左中2

空三振

 

中安

 

遊ゴロ

 

[1]

三宮

 

 

二ゴロ

 

 

 

 

 

 

亀井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

濱田

 

 

 

 

二ゴロ

 

 

 

 

加嶋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩見

 

 

 

 

 

見三振

 

 

 

太田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤拓

 

 

 

 

 

 

 

見三振

 

◆投手成績

 

投球回数

打者数

球数

被安打

三振

四死球

失点

自責

三宮

41/3

21

80

亀井

0 2/3

13

加嶋

太田

20

○加藤拓

34

 

◆監督・選手コメント

大久保秀昭監督

(今日の試合を振り返って)感動的な試合。苦しみましたけど、いい試合が出来て良かったです。(最後の場面はどのようなお気持ちでしたか)繋いで繋いで、サヨナラにしてくれと。それしか思ってなかったです。で、俺を泣かせてくれよと。(開幕投手に三宮投手を起用しようと思ったのはいつ頃でしたか)結構前からイメージしていて、それでいけるかなと夏もずっと試合をこなしていましたね。(その後の投手起用は想定通りでしたか)いや、三宮ともう一人で、っていう思いだったんですけど、3人くらい投入して、亀井は打たれましたけど、それ以上は取られなかったということですね。(1年生の太田投手もデビューを果たしました)ずっと彼は自分の持っているものを目一杯出していました。自分でチャンスを掴みとって神宮でランナーを背負いながらもゼロで抑えたというところは自信に繋げて欲しいですね。(明日に向けて)この勢いを大事にしながら、でもこれはリーグ戦方式なので目の前の試合を頑張って勝ち点を取る。それだけです。

横尾俊建主将(総4)

(今日の試合を振り返って)勝てて良かったです。(開幕戦をどのような気持ちで迎えたましたか)オープン戦から本当に調子が良かったので、オープン戦の感じでみんなでいこう、と思っていました。(3安打猛打賞となりましたが)本当に何も考えずに、チームが勝つためのことだけをやったら、それがいい結果になりました。(ヘッドスライディングでもぎ取った内野安打を振り返って)あれは自然に出ちゃいました。(9回裏無死1塁から、ヒットでつないだ最終打席について)あの打席も、何も考えずに強く振るということだけでした。(明日に向けて一言お願いします)全勝して、勝ち点をとるだけです。

山本泰寛副将(環4)

(オープン戦から今日までの準備は)オープン戦でもいい状態で来ていたので、自分のどこがいいのかしっかり分析しながらみんなでやっていこうと意識していました。(試合内容は苦しいものでした)澤田がストレートが良くて変化球も切れていたのではじめはどうなることかと思っていました。まずは真っすぐを振り遅れないようにスイングしようとベンチで声をかけていました。(ご自身のプレーについて)3点入ったところでしっかり先頭で出られたのは良かったのですが、ほかの打席で差し込まれたのは修正したいです。(最終回の心境は)もう頼む、という感じです。(明日へ向けて)みんなバッティングも調子いいと思うので、今日の後半のような打撃ができれば明日も勝てると思うのでしっかり徹底して、投手を分析しながらやっていきたいと思います。

谷田成吾(商4)

(今日の試合を振り返って)まず勝てたということが良かったと思います。(リーグ戦初戦をどのような気持ちで迎えたか)チームとしてすごくいい状態だったので、いいゲームができるとは思っていました。途中は厳しい展開になりましたが、それでも最後まで諦めずに戦えて良かったと思います。(夏の練習の成果はどの場面で発揮できたか)バッティングで、春は6本しかヒットを打っていなかった中で今日は一日でまず2本打てたことが成果かなと思います。(五回表の守備では好返球もあった)1点もやれない場面で、三塁ランナーもそんなに足が速いわけではなかったので、しっかりラインに沿って投げればアウトになると思って投げました。(七回の攻撃では初球で二塁打を放った)少しひっかけ気味だったので、監督さんから「逆方向を狙っていけ」と言われ、その通りにできました。(サヨナラ本塁打の打席は、ゆっくりと打席に入っていたように見えたが、何を意識していたか)投手が変わったので一旦気持ちをリセットして、しっかり準備をしようと思ってゆっくり入りました。(小林昌投手の球は見えていたか)はい、打てると思っていました。(打った球種は?)スライダーです。(狙い球だった?)いや、狙っていたわけではないんですけど、上手く対応できました。(今日の決勝打を打てた要因は)みんなが繋いでくれなかったらあそこまでいかなかったので、自分まで打席が回ってきたから、あのような結果が出たと思います。(今日の試合での一番の収穫は)逆転勝利できたことがチームとして一番良かったかなと思います。(明日の試合に向けて一言)連勝して勝ち点を取れるように頑張ります。

梅野魅土(環4)

(劇的なサヨナラ勝ち、今の気持ちは)みんなが本当に諦めないでやったのでつながってよかったなと思います。(サヨナラの口火を切るヒットだったが)僕が出るか出ないかで本当に違うと思ったので、何としても出ようと思って打席に入りました。(フルカウントになって四球はよぎらなかったか)そうですね、いつもよりは抑え気味に振りました。結果的にヒットになってよかったです。(七回の二塁打で流れを呼んだと思いますが)4点離れていて、打って返すしかないと思っていたのでいい結果につながりました。(4点ビハインドだったがチームの雰囲気は)まだ攻撃回が残っていたのでちょっとずつでも点を取ればいけると思いましたし、なんとか1回チャンスがあればたたみかけられると思っていたので我慢して戦っていました。(チームも波に乗れそうだが)そうですね、とりあえず明日勝てればいいかなと思います。(後ろの打者が当たっていて走りにくさはあるか)僕がランナーで出るだけでも嫌だと思うので。タイミングが合えば走ります。

小笠原知弘(環4)

(開幕戦、どのような意気込みで臨まれましたか)優勝するための一戦目なので勝ちたいなと思ったのですが、点を取られてやばいなとは思っていたし、よく逆転できたなと思います。(今日の試合を振り返って)ピッチャーが5点取られてからよく粘ってくれたのと、4点差でもひっくり返せるんだなというのを実証できたので、これを糧に、リーグ戦を通じてしんどい試合もあると思うのですがそれでもひっくり返せるように頑張りたいです。(開幕前取材で手ごたえは実戦に入ってからでないとわからないということでしたが、今日実戦に入ってみていかがでしたか)今日は頑張ったと思うのですが、まだまだだと思います。今日はバントをまだしてなくて、チャンスを広げることができていなかったので、 そこは直さないとダメだなと思います。(明日の試合に向けて)今日はホームランで最後決めたのですが、明日も狙ってできるものではないので、一つ一つ出来ることをちゃんとやって結果的に勝てればいいなと思います。

加嶋宏毅(商4)

開幕戦に臨むチームの雰囲気はいかがでしたか)チームの状態も上がってきていて、いい感じで入れたと思います。(試合前に大久保監督から何か言葉は)絶対勝てと、それぐらいでしたね。(3球だけですが、ご自身の投球を振り返って)丁寧に丁寧に投げていこうと思っていました。ヒットを打たれても3球で終わらせることができたのでよかったです。(開幕戦ならではの緊張感は)中継ぎなので、試合が作られた中での投球だったので特に感じなかったです。(クリアファイル、早々に配布終了となったそうですよ)おれが人気ってこと?(笑)

三宮舜(商4)

(秋季リーグ戦が始まりました。本日を振り返って)勝てて良かったです。(1回戦の先発でした)前々日ぐらいから緊張していました。(3回までは無失点でしたが、4、5回は失点してしまいました)調子自体そんなに良いわけではなかったので、打たれつつなんとか粘ろうと思いながら投げました。(チームはサヨナラホームランで勝ちました)本当に良かったです。責任を感じていたので。チームが勝てて良かったです。(今日は学生の応援席が無料ということでたくさんのお客さんが入りました)おかげで大きな声援をいただけました。(明日以降に向けて)サヨナラホームランという良い流れができたので、この流れのまま2連勝できればいいと思います。

加藤拓也(政3)

(開幕戦勝利おめでとうございます)ありがとうございます。(今日の試合を振り返って)始めに5点取られて点差が離れていたのですが、みんなが粘り強くやったのでそれが勝利に繋がったと思います。(継投の順番は決まっていたのですか)点差が近い状態だったら僕だったのですが、5点取られた後は、2点差まで追い上げたら僕と言われていたので状況を見ながら肩を冷やさないように準備していました。(8回でマウンドに上がった時はどんな気持ちで臨まれましたか)1点差になったばかりだったので、しっかりと抑えて流れをこっちに持って来られるようにしようと思いました。3人で終わらせようと思ったのですが、とりあえず0点で抑えられたという感じでした。(ストレートが常に150km/hを超えていました)イニングが短かったので、出し切りという形で、腕を振って投げていた結果です。(9回表、3人で終わらせたことが裏の攻撃にも繋がったのでは)うまくそういう流れになってくれたのなら良かったです。(明日の試合に向けて一言お願いします)良い勝ち方ができたのでこのままの流れで明日も勝てるように頑張りたいと思います。

沓掛祥和(商3)

(ナイスゲームでした、今日の試合を振り返って)ありがとうございます。慶應野球っぽさが出ていました。(開幕戦をいい形で飾ることができました。)そうですね。サヨナラ勝ちっていうのはやっぱり勢いがつくので、この調子で明日も勝っていきたいと思います。(この秋の目標は)今日も途中で代えられそうになってしまったのですが、とりあえずレギュラー取られないように頑張りたいと思います。(明日に向けて)今日は打点1ということで、ちょっとは貢献できたと思うんですけど、明日はちゃんとヒットを打って貢献していきたいと思います。

山本瑛大(商3)

(今日の試合を振り返って)4点差開いたんですけど、チームの雰囲気自体はずっとすごくよかったです。最後勝ちきれたので、シーズンの初めとしてはいいかなと思います。(代打でヒットを打った場面について)「まっすぐだけを狙って打て」っていうアドバイスを監督から頂いて、思いっきり振ったらヒットという結果につながりました。(ファーストストライクを捉えたが、積極的に打とうと決めていたのか)初球のストライクは絶対振るって意識を自分のなかに持っています(次戦への意気込み)連勝して、勝ち点をとります。

太田力(経1)

(今日の試合を振り返って)春の初戦はいい流れが作れなかったので、秋はリベンジということで初戦を取れて良かったと思います。初めての神宮でのマウンドの感想は)展開が負けていて、ピッチャーにそこまでプレッシャーがかかるシチュエーションではなかったので楽しんで投げれました。今日のピッチングに点数をつけるとしたら)80点くらいです。ピンチを作ってしまったという点では、もっとできることがあったと思うんですけど、そのピンチを初めての登板でしっかり無失点で抑えれたので、合格ということで80点です。(打席の機会はなかったが、バッティングではどんなプレーがしたいか。また、どんなピッチングがしたいか)バッティングはあまり得意ではないです(笑)だから、しっかりと後ろに繋げられるようなバッティングができたらいいなと思います。ピッチングは味方の攻撃にいいリズムが作れるように、いいリズムでピッチングがしたいです。オープン戦で幾度も登板し、またケイスポの開幕前取材においても名前があがったが、それを経て自信のほどは)そうですね、いろいろ使っていただいているので、その期待に答えられるように1回1回結果を出していこうと思って投げていました。(期待されているという実感はあるか)まだ自分には信頼されるほどの実力がないと自分では思っているので、もっと実力をつけて信頼されるピッチャーになりたいと思います。(自分のピッチングのセールスポイントは)ストライクを獲るという面では自信があるので、しっかりストライクゾーンに思い切って投げ込んでいくところです。

 

タイトルとURLをコピーしました