【バスケ】大会最終戦で惜敗するもトーナメント戦10位!! vs大東文化大

関東大学バスケットボール選手権大会最終戦は、大東文化大を相手とする9位決定戦。東海大戦での敗戦以来、慶大は、順調にトーナメントを勝ち進み、一桁順位を狙うことのできる本試合への切符を手に入れた。相手の大東文化大は、昨年のリーグ戦では2部で4位と、慶大にとっては格下の相手。しかし、慶大は思うような試合をすることができず、終始大東文化大のペースに乗せられる厳しい試合運びとなった。

2016/5/7(水)@国立代々木競技場第二体育館

第65回関東大学バスケットボール選手権大会 vs大東文化大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

12

15

21

15

63

大東文化大

21

16

18

25

80

◆慶大スターティングメンバ―◆

PG

#4 西戸良(総4洛南高)

SG

#5 後藤宏太(環4・藤枝明誠高)

SF

#14 鳥羽陽介(環2・福大大濠高)

PF

#7 高橋晃史郎(政3・慶應義塾高)

C

#22 トカチョフサワ(環3・國學院久我山高)

第1Q、滑り出しは順調で、#5後藤、#7高橋、#22サワが次々とシュートを決め、およそ3分で8点を奪う。その後も、#4西戸、#7高橋を初めとするメンバー全員に上手くパスが回り、相手のディフェンスを惑わせる。接戦ながらも少しずつリードを奪いながら進むと思われた5分過ぎから、慶大にシュートチャンスはあるものの、相手のディフェンスに阻まれ得点を伸ばせない時間が続く。オフェンスで調子を崩された慶大は、ディフェンスでも相手に対応することができず、約5分で12点を許し、そのまま第1Q終了。9点のリードを奪われ、第2Qへと向かった。

ゴールネットに高く腕を伸ばす高橋。大東文化大のディフェンスをはねのけた。

ゴールネットに高く腕を伸ばす高橋。大東文化大のディフェンスをはねのけた。

第2Q、慶大は反撃を試みるも、第1Qと流れは変わらず、開始4分間で1点も奪い返すことができない。#11木村(環3・東山高)などがリバウンドを取り攻撃のきっかけを作ろうとするも、身長202㎝の大東文化大#15モッチ ラミンに及ばず、さらに大東文化大に有利な時間は続いた。第2Qでの初得点を決めたのは、#4西戸。相手ディフェンスの間をぬって意地のシュート。苦しい場面で得点を決め、主将らしさを見せた。その後は、#5後藤が2本の3ポイントを決めるなど、盛り返した慶大。終わってみれば、慶大15点、大東文化大16点と、相手に食らいついた第2Qであった。

 

第3Qの慶大は、前半とは明らかに違っていた。開始10秒で、#22サワがリバウンドを奪って得たチャンスを自ら活かしシュート。サワのシュートを皮切りに、#7高橋、#5後藤が連続シュートを決め、1点差にまで迫った。そして、3分過ぎにはサワのシュートで逆転。慶大の応援は最高潮に達した。しかし、中盤、ここまで大活躍を見せたサワが、本試合4つ目のファウルを取られ、ベンチへ。サワが抜けた慶大に序盤の勢いはなくなり、#9鳥羽などがシュートを狙うも得点は伸ばせず、再び厳しい状況に陥ってしまった。それでも、前半よりは点差を縮め、7点ビハインドで最終Qへ向かう。

 

最終Q、なんとか追いつきたい慶大だったが、パスミスでのターンオーバー、フリースローを相手に許し、さらに点差を広げられてしまう。オフェンスでも相手のディフェンスに苦しめられ、シュートチャンスすら生まれない状況に。中盤には、#5後藤のシュート、#22サワのフリースローで少しずつ得点を重ねるものの、流れをつかむことはできない。また、ディフェンスでも甘さが残り、ノーマークになった相手の選手から、次々と得点を奪われてしまう。終盤、後藤の3ポイントが2本決まり、勢いに乗れるかというところで試合終了。17点差をつけられ、悔しい敗戦を喫した。

 

大東文化大のディフェンスに苦しめられたこの試合。リバウンドを取れずに攻撃のチャンスを失ってしまった場面が多く見られた。また、オフェンス面でも、課題が残る試合となったはずだ。この大会での結果は10位。あと一歩のところで9位を逃し、選手たちにとっては悔しい結果かもしれないが、全97校中10位という結果は、決して悪いものではない。今月末には関西学院大との定期戦を控える慶大。関東の大学の上位に立つ大学として、誇りを持って試合に臨んでほしい。

(記事 清野日奈子)

 

 

阪口HC

(今日の試合は)やっぱ皆疲れちゃったんだよね。(大東文化大はどういう大学だと思いますか)見て分かる様に大東文化大は、背の高い選手が沢山いるし、1部に上がってきてもおかしくはない大学。もともと弱いチームではないし、日大や早稲田が上がってきたように、選手一人一人に力が有ると思う。(慶大のファールが多かったことに関しては)連日ほとんど5人で戦ってきたから、選手にも疲れが出ちゃったんだと思う。この大会、去年は16位だったけど今年は10位に上がったので良かったです。今度の慶関戦も頑張ります。

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