【アメフト】秋季リーグ戦第4節 終始リードで開幕4連勝! 立大戦

下位校との最後の戦いとなった立大戦。1Q、RB國府谷嘉盛(3)のタッチダウンで先制すると、QB米内碩希(4)からWR田邊翔一(4)へのパスで点差を広げる。2Qでは相手に得点を許したものの、3Q、4QではRB李卓(4)による3つのタッチダウンなどの猛攻を見せた。追い上げる立大から点差を守り抜き、開幕4連勝を飾った。

 

今季初のスタメンを務めたQB#12米内

今季初のスタメンを務めたQB#12米内

 

関東学生アメリカンフットボール連盟2016年度秋季リーグ戦 第4

10/15(土) 16:30KO@アミノバイタルフィールド

慶大42−20立大

 

Q 14−0

Q 0−7

Q 7−0

Q 21−13

 

 

前節は相手を大きく引き離して快勝した。下位校との最後の戦いとなる今節の目標は「完璧」。内容にこだわった勝利を目指し、試合に臨んだ。

 

先制TDを決め、喜ぶRB#1國府谷(写真左)

先制TDを決め、喜ぶRB#1國府谷(写真左)

1Q、流れを掴んだのは慶大。初めの攻撃シリーズでRB國府谷が34ヤードを走り先制する。次の攻撃シリーズでは、QB米内からWR田邊へのロングパスが決まり、リードを広げた。立大にチャンスを与えず、慶大ペースのまま1Qが終了した。2Qに入ると立大が反撃。20ヤードのパスを通され、ランプレーでタッチダウンを奪われる。その後、慶大の攻撃でK手塚太陽(経4)がフィールドゴールを試みるも失敗。14−7で前半を折り返す。
 

WR#19田邊のTDでリードを広げる

WR#19田邊のTDでリードを広げる

後半は慶大の攻撃でスタート。一度はパントに追い込まれるものの、その際に立大のファールがあり15ヤードの罰退。慶大は攻撃を継続すると、そのままRB李が46ヤードを駆け抜けタッチダウンを決めた。立大RBのランに苦しめられるも、何とか守り抜き21−7で3Qが終了した。 4Qは点の取り合い。まずは慶大が最初の攻撃シリーズで4thdownギャンブルを狙うと、RB李が33ヤードのランでそのままタッチダウン。その後の守備では立て続けにフレッシュを獲得されタッチダウンを許すも、攻撃で再び慶大が流れを引き寄せる。RB李がこの日3つ目のタッチダウンを決めると、QB米内からWR石井裕太(文2)へのパスが成功しさらに点差を広げた。終盤には意地を見せた立大に1ヤードを押し込まれタッチダウンを許すも、2ポイントコンバージョンは阻止し42−20で試合終了。慶大は開幕から4連勝を飾った。

終盤にはWR#27石井が今季初TD

終盤にはWR#27石井が今季初TD

下位校との戦いに全て勝利することができた慶大。しかし、今節は反則やミスが度々起きてしまった。「完璧」という目標を掲げた以上は、納得のいく内容とは言えない試合だ。次節からはいよいよ上位校との対戦。今回出た課題を修正し、自分たちのフットボールをして勝利を飾りたい。

(記事 鈴木優子)

 

 

試合後コメント

 

李卓主将(4)

(試合を振り返って)この試合は内容にこだわって、弾みをつけて早慶戦に臨めるようにして勝とうということを言ってきて、完璧というキーワードで2週間過ごしてきたんですけど、反則やミスがあって正直悔やまれる、みんな納得いっていない内容でした。(この試合の点差について)勝てたことはよかったですが、ディフェンスで7点以下という目標だったり、オフェンスでもっと点差を広げられたと思います。(多くの選手が出場していた)本当だったら前半でもっと点差をつけて、早い段階で下の選手を出すというゲームプランだったんですけど、それが4Qの最後の方になってしまったので、あまり満足ではないです。(次節の早慶戦に向けて)まず4勝挙げたことは良かったですし、悔やんでも始まらないので、この2週間の取り組みの甘さというのをチーム全員で厳しく受け止めて、次の2週間に生かしたいと思います。

 

田邊翔一(4)

(今日の試合を振り返って)圧倒的に早大、法大、日大にあたる上位校に通用するオフェンスではないと思いました。ペナルティのイエローだったり、ボールのミスだったりという一つ一つのミスが命取りになるので、まだここから成長していかないと勝てないなと思います。(オフェンス陣にはどんな課題があるか)課題はありすぎるほどあります。例えば、レシーバーがボールを取りに行くことや、1ヤードをブロックで押すことであったり、RBで前に倒れることであったりなどです。最後までボールを体の高い位置で確保していないとファンブルなどをしてしまうので、細かいことではあるんですが、それらを徹底していってオフェンスの改善をしていかないといけないと思います。(タッチダウンを振り返って)個人的にはタッチダウンとかどうでもいいので、次の試合でも頑張りたいです。ボールが飛んできたのをキャッチしたので感情はとくにないです。(次回の早大戦に向けての意気込み)春はオフェンスを封じられる部分が多かったこともあって負けてしまっているので、研究はしてきたんですけど今一度早大のディフェンスを研究し直して試合に臨みたいです。相手のディフェンスのなかで、いかに自分たちのオフェンスができるかを追求してやっていきたいなと思います。

 

兵頭宣俊(商4)

(チームとして試合を振り返って)慶應は全勝、立教は全敗の状態にあり、次の試合から慶應と同じく全勝している早稲田や日大と対決するため、今日の立教戦はそれらの強い相手と戦うための過程で圧倒しなければならなりませんでした。しかし、スコアで慶應42VS立教20で、ディフェンスとして20得点とられてしまい、反則も目立ち、課題の残る結果となってしまいました。(個人として)前半にタックルミスをしてしまったので、ランの強い早稲田に備え修正し、タックルは自分が中心となってやらなけばいけなかったので反省しています。後半は、パスに関して相手につくことができたので、やはり課題は前半ミスをしたランプレーだと思います。(ディフェンス陣のリーダーとしてみて全体的にどうだったか)立教に対して点数を7点以下に抑えるのが目標でしたが、結果的に20得点を相手に与えてしまったことがディフェンスの反省点です。特に立教のオフェンスは早稲田や日大に見劣りする部分があり、7得点というまでもなく0得点に抑えきりたい相手にタックルミスなどで得点を20得点とられたのは、普段練習でやっている基礎的な技術を疎かにした結果だと受け止めています。(早慶戦にむけて)相手が早稲田なので、部員も気合が入ると思います。さらに、今年は日大が中央大に負けるという波乱があり、チャンスの年だと思っています。ですから、早稲田に慶應として勝つのはもちろんのこと、優勝への一歩として大事な一戦になるので、まず自分はディフェンスからチームを引っ張っていけるように頑張りたいです。

 

小田裕太(3)

(今日の試合を終えて)今日のテーマが完璧な試合をしようということだったんですけど、全体的には反則が多くて、ボールのミスも2回あり、とても完璧な試合とは言えない内容だったので、この先の強豪三校との試合に向けて課題の残る様な試合でした。(攻撃面で意識していたことは)相手のセーフティーが浅かったのでその裏を狙いたかったんですけど、そこはもう少しやれたかなと思います。もっと試合前のイメージに近付けていきたかったです。(次節の早大戦に向けて)今年は本気で日本一になろうと思っているので、次も勝たなければいけないというのはもちろんなんですけど、自信はあります。凄く自信があって、チームメイトにも恵まれていて自分自身も今調子が良いので、しっかりとした準備が練習でできれば必ず早大に勝てると思います。

 

 

 

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