慶應スポーツ新聞会

【メジャレッツ】定期演奏会直前インタビュー!トレーニングチーフ企画

12月5日に定期演奏会を控えたメジャレッツの特集企画。続いては、トレーニングチーフの梶谷朋世(政4)さん、トレーニングチーフサブの鶴岡まりあ(経3)さん、弘世紗知子(商3)さんの3人にお話をうかがった。練習を引っ張る彼女たちの苦悩やチアの魅力に迫った。

練習を引っ張る3人(左から弘世、梶谷、鶴岡)

練習を引っ張る3人(左から弘世、梶谷、鶴岡)

 

 

――トレーニングチーフとチーフサブの3人にお集まりいただきました。まず、ご自身の役割も含め、自己紹介をお願いします

 

鶴岡:トレーニングチーフサブの鶴岡まりあです。3年生で、後期のトレーニングチーフサブを務めさせていただいております。役割としては、練習を進行することです。この時期は、12/5にある定期演奏会の練習を中心となって進行しています。

 

弘世:トレーニングチーフサブの弘世紗知子です。役割は鶴岡が話したこととほとんど同じで、基本的にチームの練習面や体調面などチーム全体を見ながら生活しています。後期のトレーニングチーフサブなんですけど、9月からトレーニングチーフサブになって、自分の生活の一部としてチームのことを考えるようになりました。

 

梶谷:トレーニングチーフを務めています、4年生の梶谷朋世と申します。トレーニングチーフは基本的に練習や演技に関しての責任者です。いわゆるキャプテンのような感じで、3年生や2年生に支えられながら頑張っています。

――早速ですが、メジャレッツの雰囲気はいかがですか?

 

梶谷:多分、皆さんが思っているよりも仲良しです(笑)。結構上下関係が厳しいというイメージを持っている人がいると思うんですけど、仲良しです。

 

鶴岡:練習が始まる前は、みんな散らばって自主練をしているんですけど、練習始めますってなるとサーーーっと集まってきて、引き締まった空気で練習しています。でも、その中でいつもの仲の良さがあるからこそ、そういうことができるというか、良いところだと思います。

 

弘世:学年関係なく一つのチームというのが、このチームの売りだなと思っています。練習時間外とかでも縦割りの班で一緒にご飯食べに行ったり、自主練したりしていて、仲良くやっています。

 

――どのくらい練習をするのですか?

 

梶谷:三田祭期間は一日中でした。基本的には平日の月曜日と木曜日以外。18:15から20:30までです。あとは土日ですね。でも、土日は応援活動もあるので、応援の日は応援、練習の日は練習という感じです。

 

――多くの試合に行っていますが、どんなモチベーションで活動しているのですか?

 

トレーニングチーフとして信頼を集める梶谷

トレーニングチーフとして信頼を集める梶谷

梶谷:例えば、今週末アメフトでハーフタイムショーを披露しなければいけないのに来週はラクロスでショーを披露しなければいけないということもあって、大会に出るチームと違って、見せる機会が多い分、一つのものにかけられる時間がすごく短いんです。だから全員で集中して一つ一つがおざなりにならないように毎回の練習で発信しながらやっています。すべて体育会にとっては大切な試合なので、想いを込めてやっています。

 

――秩父宮で行われたラグビーの早慶戦でも踊っていましたが、いかがでしたか?

 

弘世:あれだけの人数でハーフタイムに演技をするのは今年最後だったんですけど、ここで盛り上げたい、この技で盛り上げたいというのが声援という形で返ってきたのがすごく良かったです。試合中の選手への声掛けやお客さんを引っ張るということだけではなくて演技でもお客さんの気持ちをさらに後押しできるように頑張りました。自己満というわけではなく、ハーフタイムの演技一つで選手の後押しやお客さんを盛り上げられるように心掛けてきたので、それができたんじゃないかなと思います。

 

梶谷:すごく練習時間自体が短くて、合計で一時間とかしか練習できていなかったんですけど、新チームが始まってから個人の基礎力を上げることを徹底してやってきました。当たり前のことなんですけど、全員が常に全力でやってきた結果が短い時間であのクオリティなのかなと思います。本当に特殊な部だなと思っていて、チームとして良い形にあるなと思っているので、あのハーフタイムはTwitterとかでも慶應と早稲田だとハーフタイムは慶應の方が圧巻だったという声もありましたし、良かったです。今年のハーフタイムのスローガンが「圧巻」なんですけど、そういう声をいただけて今年一年の成果が目に見えて出ているのかなと嬉しくなりました。

 

鶴岡:ラグビーは授業の関係で行けなかったんですけど、入場する際にお客さんに「レッツゴー慶應!とお願いします!」って呼び掛けて自己満で終わるのではなく、最近は皆さんに参加してもらえるようなハーフタイム演技にしようと心掛けています。それに乗ってくれるお客さんがいると達成感があるな、と動画を見て思いました。

 

――チームの中で大変なことは

 

鶴岡:どうしても、スタンツっていう人を上げる競技なので落としてしまったり、上手く行かなかったりするときがあるんですけれどもそういう時にチームの雰囲気が下がらないように、どうやって上げていくかが難しいです。でも、それは応援の時にも役立っています。いつも試合に勝てるわけではないので、負けている時にどう観客席を盛り上げるかにつながりますし、練習中もチアリーダーの精神を持ってやっていますが、そこは難しいところだと思います。

 

梶谷:一つの今年の目標として、ダンスとスタンツという二種類のスキルを使って、ハーフタイム演技を構成しているんですけど、ダンスの方は一糸乱れぬダンスを目標としていて、スタンツの方は安定感のあるスタンツを目標としています。少しでもぐらつくと、お客さんに「大丈夫かな?」と思わせてしまう。そうなったら負けだと思っているので、そうならないように自分たちができる技の7割くらいのものを完璧にすることを意識しています。そうすると、本当にやりたいことができなくなることが今年も何度かありました。みんなが頑張って8割くらいでできるとなっても、少しでも不安があるものに関しては、どうやってみんなに諦めることを伝えるかという点が苦しいです。

 

鶴岡:朋世さんがいかにズバッと言うかなので…(笑)。

 

後輩の面倒見もいいという弘世

後輩の面倒見もいいという弘世

弘世:今までは私が上級生に引っ張ってもらってついて行っていたのがそうも行かなくなってきたというか、緊張している下級生たちをどう盛り上げていくか、どうフォローしていくかというところまで頭を回転させてやるようになりました。下級生が自信が持てるようにたくさん成功して、良いところ悪いところを話し合えたらいいなと思っています。今までとは違った視点で練習に臨むようになりました。

 

 

 

梶谷:上手になったんですよ、本当に!

 

鶴岡:ポジションが4つくらいあって、私やともよさんは後ろで支える役なんですけど、紗知子は上に乗る人なんです。上に乗る人はそれはそれで大変で、乗っているから下に言いにくいこともあると思うんです。そういうので、下級生を盛り上げるのがさらに難しいポジションなんです。

 

梶谷:でも、紗知子はスタンツにしては身長が高くて、そういう子たちが悩むんです。今までは支えられる側だった紗知子がフォローしているのを見て、感慨深いです。特にトレーニングチーフサブになって、自分のことだけではなく、チーム全体を見なければいけない立場になって色んなところに目を配っているところもよく見るので、すごくホッとします(笑)。

 

弘世:一年生の頃から引っ張ってもらって、本当にへたくそな時からずっと何本も何本も一緒に練習してくれた、お姉さんのような存在です。

 

――みなさんがチアを始めたきっかけは?

 

弘世:高校時代に(慶應)女子高でバトン部に入ったのがチアを始めるきっかけでした。大学で應援指導部に入ったのは高校時代に応援を経験して、応援がしたいから入ろうと思ったからです。高校時代にバトン部に入っていた理由は、中学の時にダンス部に入っていて、踊りを続けたいと思っていたんです。女子高にはダンス部はなくて、そういうことができるのがバトン部だったこと且つ、自分を厳しい環境に置きたいと思ったことがきっかけです。

 

鶴岡:4歳くらいからクラシックバレエをやっていて、その延長線で高校でもダンスをやる部活に入ろうと思って、バトン部に入りました。大学は慶早戦とかにバトン部の時からお手伝いしていて、そういうのに参加した時の感動というか、こんなにお客さんが来るんだというところに惹かれて、入りました。

 

梶谷:私は小学校の頃からずっとバスケットをやっていたんですけど、高校でバスケは燃え尽きたなと思ったんです。でも、大学でも部活動に入ろうと思っていました。多分、オリエンステージや慶早戦の動画を見て、憧れの気持ちで入りました。応援がどういうものなのかわからずに入った覚えがありますが、今は入って良かったなと思います。

 

――応援の魅力とは

 

梶谷:今年の定期演奏会のテーマでもあるんですけど、「来た人を応援するようなステージ」にしたいというのがあります。普通のチアとは違って、お客さんとのコミュニケーションなどが魅力だと思っています。踊るだけではなく、応援席を一つにまとめて、何か伝えられるものを作るというのが魅力です。定期演奏会もただのチアの発表会ではなく、私たちにしかできないステージにしたいので、お客さんと一緒に作り上げる意識、演出を頑張って作っています。

 

鶴岡、弘世:おっしゃる通りです(笑)。締めの言葉になっちゃいました。

 

弘世:頑張っている人の気持ちと一緒になって、と言ったら大げさかもしれませんが、一つ一つの試合に懸ける選手の想いを聞いて、その背中を押せるというのが、他のチアではない私たちの魅力だと思っています。一番選手の近くで応援でき、選手の気持ちとお客さんをつなげる役割があります。なので、自分たちの演技が良かったから今日は良かったではなく、今日はこういう巻き込み方ができたから良かったねとか、ここができなかったねという部分を担ってこそだと思います。

 

鶴岡:その分、勝利をつかんだ時とかあと一歩で負けてしまった時は一喜一憂します。

 

弘世:自分たちが試合しているわけじゃないのに泣けるよね(笑)。

 

――12/5の定期演奏会に向けて

 

定期演奏会に向けて鶴岡も意気込む

定期演奏会に向けて鶴岡も意気込む

鶴岡:まず、4年生が引退になるので、それにふさわしい舞台を成功させたいという想いが大きいです。この4年間で怒涛の日々を過ごされてきたと思うんですけど、振り返っても本当に良かったと思ってもらえるように。チアだけではなく、見にきてくださる4年生のみなさんにも届けたいです。もちろん、スタンズを全て成功させるとか構成を華やかにするっていうのもあるんですけど、全体的な意気込みとしてはそこです。

 

 

 

弘世:注目して欲しいポイントとして、チアのステージの3曲目にある「カンナムスタイル」でコールアンドレスポンスというものをします。お客さんにも同じコールをしてもらいたいという趣旨のもと作った曲なんですけど、曲に合わせて「レッツゴー慶應」とメガホンをたたきながら、やってほしいです。その中で、一人一人の魅力が発揮できる曲になっていて、それぞれ自分が得意な技で真ん中で輝くようなステージになっているので、注目してください。

 

梶谷:具体的には紗知子が言ってくれたコールアンドレスポンスで絶対にお客さんを巻き込みたいと思っているのが、一つです。あと、スコーピオンという技があって、去年成功させたんですけど、今年はもう一段階上の技に挑戦しているので、全員でそれを決めたいなと思っています。この一年、下級生に支えてもらったなと思っているので、誰がどこで踊るか決めるのも私なんですけど、一人一人名前を書き出して、全員が一度は「私ここで目立つから見に来てね!」と言えるような見せ場を与えられるような構成しています。誰の友達が来ても、楽しんでもらえるようになっているので、学年問わず色んな人に見に来てもらいたいです。

 

(取材: 森本 凜太郎、氏家滉登   撮影:中村 駿作)

 

 

慶應義塾大学應援指導部吹奏楽団・チアリーディング部

第66回定期演奏会 2016.12.5@神奈川県立県民ホール

開演 18:00

開場 17:30

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