慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】関東リーグ前期第1節 初勝利は逃すも勝ち点獲得 東洋大戦

昨季は降格を経験し、今季から2部での戦いが始まる関東女子サッカーリーグ(通称:関東リーグ)。初戦の相手は昨季の関東大学女子サッカーリーグ(通称:大学リーグ)で引き分けた東洋大となった。試合序盤こそ攻め込まれるも、主将のGK野村智美(総4・作陽高)を中心とした堅い守りで試合の流れを渡さない。すると40分、鈴木紗理(総1・十文字高)のスルーパスに抜け出した小川愛(総1・神村学園高)が先制点を決める。しかし、後半に一瞬の守備の乱れから失点を許してしまう。その後は安定した守備を見せ、慶大は開幕戦で勝ち点1を獲得した。

 

 

第23回関東女子サッカー2部リーグ 前期第1節

 

2017/4/16(日)16:30KO@慶應義塾大学下田グラウンド

 

慶應義塾大学1-1東洋大

 

【得点者(アシスト者)】

〔慶〕40分 小川愛(鈴木紗理)

〔東〕70分 久保真理子

 

◇慶大出場選手

GK野村智美(総4・作陽高)

DF佐藤幸恵(総1・十文字高)

DF鈴村萌花(総3・村田女子高)

DF奥本くるみ(環2・浦和レッズレディースユース)

DF熊谷明奈(総1・十文字高)

MF松木里緒(環2・常盤木学園高)

MF中島菜々子(総3・十文字高)

MF工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)

MF小川愛(総1・神村学園高)

FW勝木日南子(総2・大和高)

FW鈴木紗理(総1・十文字高)

 

昨季2部へ降格した悔しさを胸に、1年での昇格を目指す慶大。ホームの下田グラウンドには多くの観客が駆けつけた。スタメンには新入生4人が名を連ね、新体制という印象を強く与えた。

 

前半開始直後は東洋大にペースを握られ、サイドからの激しい攻撃にさらされる。7分にはサイドからのクロスが相手選手に渡るも、奥本くるみ(環2・浦和レッズレディースユース)の体を張った守備と主将の野村智美(総4・作陽高)による堅い守りでゴールを割らせない。最終ラインでボールをコントロールする東洋大は、その後も左右を使った攻撃でゴールを脅かすが、人数をかけた守備で1点も与えない。徐々に守備で流れを作った慶大は、パスを細かくつないで攻撃を仕掛けていく。そして40分、素早いパス回しで守備が乱れたところを見逃さず、鈴木紗理(総1・十文字高)が中央にスルーパス。抜け出した小川愛(総1・神村学園高)が相手GKをかわし無人のゴールに流し込み、先制に成功する。待望の得点を手に入れた慶大は、良い流れで試合を折り返した。

 

後半開始と同時に、勝木日南子(総2・大和高)に代わり志鎌奈津美(環3・常盤木学園高)が入ると、慶大は最前線から素早いプレスを中心に試合を組み立てていく。52分には工藤真子(総2・日テレ・メニーナ)が相手のミスを突いてボールを奪取し、ゴール前にスルーパスを出すもつながらず。攻め続けるも点が取れず、少し焦りが見えてきた61分、東洋大が左サイドからクロスを上げ、中でクリアしようとしたところで選手同士が交錯し、不運な形で失点を許してしまう。勝つためには追加点が必要な慶大は同時に2人の選手を替え、前線からさらに激しいプレスを仕掛けていく。70分に中島菜々子(総3・十文字高)が相手選手からボールを奪い、鈴木が強烈なミドルシュートを打つも相手GKのファインセーブに阻まれてしまう。その後も中盤でボールを奪ってはスルーパスを出し、志鎌が相手の裏を狙う動きを続けるがオフサイドの判定。ペースを握り、相手ゴールを脅かし続けるもあと1点が遠く、試合はそのまま1-1で終了した。

 

開幕戦を勝利で飾ることこそできなかったが、これから長いリーグ戦を戦い、1部昇格という目標を果たすためにはこの勝ち点1も大きな意味を持つであろう。年度が変わり、また監督も代わって大きな転換期を迎えつつある慶大は、その意味ではまだ十分なポテンシャルを秘めている。これからのソッカー部女子の戦いに大きな期待が持てる一戦だった。

 

(記事 中村駿作)

 

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試合後コメント

 

伊藤洋平監督

(今日の試合を振り返って)お互いチャンスがあって、見ている人にとっては楽しいゲームだったと思いますが、練習してきたことを発揮する場として考えたらちょっと物足りなかったと思います。(新監督としてのチームづくりについて)まずは根本的なところだと、創部当初から環境も変わってきているので、変えられる所は変えていくことに取り組んでいます。大事なものを失わないようにしながら、何でこれをやってきたのか、何のためにこれがあるのかを考えていくというところからやっています。(今季の目標や意気込み)今季の目標は「大学リーグ1部昇格」と「早慶戦の勝利」です。もちろん今日あった関東リーグでの昇格も見据えていますが、あくまでも大学リーグで1部に昇格するというのが一番の目標です。関東リーグは1戦1戦勝負にこだわってやっていくつもりです。(次節に向けて)次節は遠方で高校生との試合ですが、もう一回自分たちがシーズン当初からやってきたところに立ち返って、今日出た課題をしっかり改善して勝利したいです。

 

野村智美(総4・作陽高)主将

(今日の試合を振り返って)12月まで続く長いシーズンの中で、初戦を勝ち切って良いスタートを切りたかったのと、昨年大学リーグで悔しい思いをした東洋大学相手に絶対勝ち切るという思いで試合に入ったんで、引き分けという結果は悔しいです。(後半アディショナルに攻められるも守り切ったこと)無失点で勝ちきりたいと思って臨んだ試合だったので、失点してしまったことに正直責任を感じていて、その分最後守り切って前線にボールを託すということを意識してやっていました。最終的な結果にはつながりませんでしたが、一人ひとりが体を張ってゴールを守る姿が見られたので、そこは次戦につながると感じました。(監督交代と新体制について)新体制の中でスタートしましたが、意識していることは創部当初から変わらない部の理念である「挑戦」「信頼」「貢献」というところで、今まで積み重ねてきたものを受け継ぎつつ、新しい歴史を作っていくところを一番大事にして、そこはブレないでやっています。また、それにプラスして新入生が入ってきた中で、もう一回一人ひとりの好きなプレー、得意なプレーを活かしながらチームを作っていくといったこと、お互いに要求し合えて成長できるようなチームを作り、結果につなげていきたいという思いでここまでやってきました。(主将に就任したが)主将という立場ではありますが、一部員であることには変わりがないので、まずはピッチの上では責任を果たし、自分自身がゴールを守る意識を持つことを意識しています。また、一人ひとりがリーダーシップを取っていけるような部を目指しているので、私一人が引っ張るのではなく、4年生や、試合に出ている下級生、さらには試合に出ていない選手でもそれぞれの立場の中でリーダーシップを発揮して引っ張っていけるようなチームが組織として強いと思うので、そのことを意識しています。(チームとしての目標と意気込み)チームとしての目標は「早慶戦勝利」と「1部昇格」です。これまで先輩方が成し遂げられなかった思いを背負って目標を達成するのが使命だと思っています。(次節に向けて)次節こそ無失点で勝ち切ることも意識しています。また、もっと一人ひとりの良いところが出せるチームだと思うので、そのプレーを出して得点につなげて勝とうと思います。

 

中島菜々子(総3・十文字高)副将

(今日の試合を振り返って)開幕戦ということでみんな気持ちが入っていて、たくさんの応援の中で絶対勝ち切りたい試合でした。前半は良い時間に得点をして折り返せましたが、後半相手が蹴ってくるようになって、それに対応できず、終盤は押し込まれる時間もが多く苦しかったです。チャンスはあったのでそれを決め切れなかったのがもったいなかったと思います。また失点は自分のミスから生まれてしまったのでそこは反省し次節につなげたいです。ただ、勝ち点1はこれから続くリーグ戦で重要になると思うので、大事にしていきたいです。(監督交代と新体制について)メンバーは変わっていますが、楽しいサッカーができています。監督が変わったことに関しては、まだそこまで大きな変化はないと思います。むしろ今シーズンから任された副将という立場が重たく、責任感を持っていかなければと思っています。(その副将という立場については)技術の高い1年や2年が多い中、自分のできることは何かということをすごく考えて、その結果ピッチの中で大きな声を出す、球際で戦う、最後まで走り切るといった、泥臭く戦うというのは自分のプレースタイルで大事にしていることなので、そういうところを頑張っていきたいと思います。(チームとしての目標と意気込み)チームとしては「早慶戦勝利」と「1部昇格」です。特に1部昇格は最短で戻るということを部員全員で意識していることです。昨シーズンは年間で何回も早慶戦がありましたが、今シーズンは限られた回数しかないので、自分たちの成長した姿を見せられるのは早慶戦の場だと思うので、それに向けて全員で頑張ります。(次節に向けて)1部昇格のためにも一つ一つの試合が大事になると思うので、今日の勝ち点1を無駄にしないよう、次節は絶対勝ち切れるようにします。

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