【女子バレーボール】格上に奮戦も届かず…vs立大

 

春季リーグ4戦目を迎えた慶大女子バレーボール部。今回の対戦相手は立大、練習でもなかなか勝てなかった強敵だ。慶大は尻上がり調子を上げていき点差を縮めたが、悔しくも届かず敗戦となった。

 

 

5月7日(日)関東大学女子3部aバレーボール第4戦vs立教大@日吉記念館

 

得点

慶大

セット

立大

11

25

19

2

25

22

3

25

 

第1セット。序盤から立大の勢いは凄まじかった。必死にボールを拾い得点を重ねたが、立大の21番古屋の強烈なサーブに態勢を崩されるとなんと10連続失点。完全に浮足立った慶大はボールが手につかない。平泉優奈(文3)を中心にスパイクを決め、追いすがるも立大の猛攻の前に連続得点を決めることができなかった慶大は11-25でこのセットを落とした。

 

  強力なスパイクに立ち向かう選手たち

第2セット。小寺彩貴(商2)のスパイク、平泉のサービスエースの2連続得点で幕を開けたこのセット。幸先よく始まりはしたが立大の多彩で強烈なアタックに慶大は苦戦したが、粘りのレシーブでリードを保ち続けた慶大だが、レシーブミスを直接叩き込まれ19-20となるとたまらずタイムアウト。焦りがでた慶大は自分たちのプレーをしきれず、7連続失点を許しこのセットを落とした。

 

第3セット。慶大は立大のスパイクミスと植松彩香主将(商4)のサービスエースで前セットの流れを払拭したかに思えた。しかし、立大の多彩な攻撃にレシーブを前にタイムアウトも及ばず6連続失点。すぐに立て直して連続得点を重ねて点差を追いついたが、できた流れに抗いきれない。粘りのレシーブから平泉を中心にしたネット際の攻防で得点を重ねる慶大。相手のミスにも助けられ、20-20と追いついたが、ここで立大がとったタイムアウトで流れを渡してしまった。プレーに焦りも見られ、22-25でゲームセット。この試合を落とした。

 

 

練習試合の段階から勝つことが出来ていなかったという立大戦。実力不足を実感せざるをえない結果となった。2.3セット目の勝負所でのサーブやレシーブでのミスが目立ちもったいない失点が非常に多かった。しかし、慶大女子バレーボール部はようやく形になってきたばかり。青木監督も早慶戦、東日本インカレに向けて「非常に期待しています」とコメントをしており、これからの躍進に期待が高まっている。

 

 

(記事・岩本弘之、写真・下川薫)

 

 

青木和繁監督

 

(今日の試合を振り返って)

2セット目、3セット目の勝負所でミスを出してリズムを掴めなかったのが1番の敗因だと思っています。

(2セット目から盛り返したが)

出だしの1セット目は緊張して回らない部分があった。今日はレギュラーが一人いなかったので、特に緊張感があった。なので、1セットはやむなしだと気持ちを切り替えて勝負したので競っていけたと思う。

(2セット目のタイムアウトでは何を伝えたか)

全然緊張しなくていいから、丁寧にサーブレシーブを上げてサーブを切らせるということをしっかりやろうということを伝えました。

(立大と戦った印象は)

要所でのミスが少ない。上位と戦うときにミスを出すと負けていくので、うちのサーブミスにしてもカットミスにしても2セット目3セット目の要所で出ているのでそこが立教さんの方が1枚上手だったかなと感じました。

(一月後に控える早慶戦に向けて)

今日出た新1年生も体が十分にできていないし、大学のバレーにも慣れてきたところなので、今日は病気で休ませている選手が戻ってくることで、2月からチームとして固めてきたものが形になりつつあるのでまだまだ改善の余地は多い。早慶戦とその後の東日本に向けてもう一段階チームを上げていきたいので、非常に期待しています。

 

植松彩香主将(商4)

 

(試合を振り返って)

今日は特に1セット目が、自分たちのリズムが掴めなかったです。立大は春休みから結構練習試合をしていたのですが勝てていない相手で、格上だったというのもあって思い切りやるしかないねという話はしていました。ただ、強い相手に縮こまってしまって結局うまくいかない試合展開になりました。2セット目・3セット目あたりから何となく全員粘りも出てきたし攻められるようになって、やっと何とか自分たちで点取れてという良い展開にはなったのですが、やっぱり最後勝ちきれるだけの力が無かったかなという感じです。

(立大と戦うにあたってどんな作戦で挑んだか)

作戦はまずサーブで相手を崩すというのが第一でした。でも試合の中だと逆に攻められて、自分たちがレシーブ1本目で崩れて、何とか2本目をあげて3本目も何とか返すだけになってしまって、やりたかったことを逆にやられてしまいました。

(敗因はどこだと思うか)

敗因は連続失点が続いたことです。2セット目3セット目とかにシーソーゲームで接戦になっていても、結局どこかのポジションで4点5点の連続失点があって、そこから一気に点差が開いてという感じだったので、そこが敗因かなと思います。

(セットが進むにつれて相手との点差が縮まったが良かった点はあるか)

相手のサイドの攻撃とかに、セットが進むにつれて対応できていったのが良かったところです。

(6月の早慶戦に向けて)

早慶戦も相手が2部でかなり格上のチームになるので、今日よりも強い相手ということで、思い切って全力で自分たちのバレーができるように頑張りたいなと思います。

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