【バスケ】リードを守り切れず敗戦、接戦を落とす。Vs江戸川大

この日の相手は江戸川大。前回は後半で逆転を許し、惜しくも敗戦を喫した。今回は何としても勝利を収め、無念を晴らしたい。試合の序盤は慶大がリードする展開に。しかし、第3Q21失点を許す。その後、慶大は必死に詰め寄るも、その思いは届かず、66-72での敗戦となった。

 

2017/10/21()@東洋大学総合スポーツセンター

 

93回関東大学バスケットボールリーグ戦 vs江戸川大

  

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

 

慶大

15

19

15

17

66

 

江戸川大

13

17

22

20

72

慶大スターティングメンバ

 

PG

#13山﨑純(総2・土浦日大高)

 

SG

#14髙田淳貴(環2・城東高)

 

SF

#11澤近智也(環3・高知学芸高)

 

PF

#6堂本阿斗ディーン(商4・慶應義塾高)

 

#7木村能生(環4・東山高)

 
          

試合は木村のミドルシュートで幕を開ける。そこから慶大のリズムで試合は進む。高身長を生かしたプレーで反撃する江戸川大だったが、慶大は正確なディフェンスでシュートを打たせない。開始2分55秒から30秒間で山﨑が5得点を挙げ、チームを活気づける。その後、リバウンドも確実に取り、完全に慶大が試合の流れを掴む。残り13秒で髙田、木村からパスを受けた堂本魁リン(商1・慶應義塾高)がリングにボールを沈め、第2Qへ向かう。

司令塔としての役割も果たす山﨑

このままリードを守りたい第2Q、堂本阿斗ディーンが連続で得点を重ね、引き続き好調をキープ。そのシュートを皮切りに、澤近、甲谷勇平(環1・東山高)の活躍で、慶大はさらに勢いを増す。第2Q開始6分10秒、山崎のアシストで澤近がゴールネットを揺らすと、28-13までリードを広げる。ここで江戸川大がすかさずタイムアウト。後半は江戸川大の高身長を活かしたプレーにやや押され、失速するが、終盤も木村のレイアップなどでリードを守り、34-30で試合を折り返した。

スタメン出場で好調をアピールした澤近

第3Qは江戸川大の勢いに押され、序盤から苦しい状況となる。それでも山﨑、髙田の2年生コンビが3ポイントを奪い、相手の勢いを食い止める。しかし、中盤は相手の激しいディフェンスでなかなかゴール前までボールを運べない。前半よりもルーズボールも増え、細かいミスが目立った結果、逆転を許してしまう。そんな悪い流れを変えたのは、またしても山﨑と髙田の2年生コンビ。右サイドから髙田が3ポイントを決めると、それに呼応した山﨑も3ポイントを獲得。残り40秒、山﨑がこぼしたボールを木村がリングに押し込み、一時は10点まで広がった点差を3点まで詰め、最終Qへ臨む。

 

第4Q開始直後、髙田がミドルシュートを決め、幸先良いスタートを切る。リバウンドもしっかりと処理し、オフェンス・ディフェンスともに勢いを取り戻した慶大。しかし、江戸川大もそう簡単には主導権を渡さない。そこから両者一歩も譲らないシーソーゲームが続き、白熱した展開になる。しかし、試合残り3分、連続失点を許し厳しい状況に追い込まれる慶大。残り5秒で木村が得点するも、一度開いた差は縮まらず、惜しくも敗戦を喫した。

チームを活気づける活躍の髙田

前半は攻守ともに機能し、好調な試合運びとなった。また、結果は黒星となったものの今回も2年生コンビの山崎と高田の活躍が目立ち、決して内容は悪くなかったはずだ。リーグ戦は残り2試合、少ない人数で戦わなければならない中、どうやって後半に加速できるかが鍵になってくるだろう。故障中の選手の復帰、1つでも多くの勝利、慶大バスケ部の選手全員が笑顔でリーグ戦を締めくくることができるように祈るばかりだ。

(記事・前田さつき)

 

阪口HC

ボロボロだね。出ている選手たちもみんな脛にケガ持ちだから。(前半と後半の違いは)前半が終わって10点リードできていればいいんだけどね。相手も前半は温存していて、うちも山﨑は1ピリに休ませて30分頑張れって言ってたんだけどね。(次戦に向けて)明日負けると順位決定戦になっちゃうからね。順位決定戦には行きたくないね、ボロボロだから。東洋には勝たないとね。

 

山﨑純(総2・土浦日大高)

(試合を振り返って)今日の試合は勝ちたかったです。しかし、、明日と次の試合に勝てば順位決定戦に出なくていいので切り替えています。(後半にチームとして失速していましたが)交代が少ないというのはあるのですが、そこは文句を言っていられませんね。今日の後半で決められなかったところとか、要所要所できちんと決められるようになりたいです。(髙田、山崎の2年生コンビについて)今はスタメンが3人怪我をしていて、練習メニューなども僕たちが考えたり、主体でやらせてもらっています。(次戦の意気込み)明日勝って、次の試合に繋げて、そこでも勝ち進めていきたいと思います。

 

高田淳貴(環2・城東高)

(今日の試合を振り返って)前半から全員積極的に動けていて4Qの最後までシーソーゲームができていました。しかし勝負所で相手を止めきれずに負けてしまったので反省点が残る試合になりました。(今日の相手は前回敗れた江戸川大だったが、どのような対策をして今日の試合に臨んだか)相手がゾーン(ディフェンス)で来ることは分かっていたので、しっかりとスカウティングして、守るべき所はしっかり守ろうとしていました。それが前半はうまくいっていたのですが勝ちきれませんでした。(チームは怪我人が多い状況だが、自身の調子は)そうですね、特にガード陣に怪我人が多いので僕や山﨑が中心となってやらなければいけないです。身体の状態は厳しい面もありますが、あと2試合頑張りたいと思います。(明日の試合に向けて)もう一戦も落とせないので、絶対に勝ちたいと思います。

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