慶應スポーツ新聞会

【フィギュアスケート】18年間の感謝を込めて…競技生活最後の舞 第73回国民体育大会冬季大会②

残念ながら棄権した小堀もリンクサイドから声援を送った

1月31日に、小瀬スポーツ公園アイスアリーナにて第73回国民体育大会冬季大会フィギュアスケート競技の成年女子フリースケーティングが行われた。慶大からはショートプログラムを通過した鈴木美桜(法4)と小堀瑛美(環1)が出場予定だったが、小堀は無念の棄権となった。鈴木は競技生活の最後の演技となる「The Phantom of the Opera」を披露し、多くの観客に見守られながら引退を迎えた。

1月31日 第73回国民体育大会冬季大会 成年女子FS@小瀬スポーツ公園アイスアリーナ

選手名

SP点数

FS点数

合計点

順位

鈴木美桜

41.72点

75.45点

117.17点

18位

小堀瑛美

39.09点

棄権

 

 

ラストシーズンのプログラムは「The Phantom of the Opera」に決めていたという鈴木

この日の第1グループに小堀が出場予定だったが、残念ながら棄権となってしまった。鈴木は第2グループに登場。同じ神奈川県代表で出場している早大の松嶋那奈と「この舞台に引退試合で立てていることが幸せだからできることをお互いにやろう」と臨んだという。思い入れのあるプログラム「The Phantom of the Opera」を披露し、優雅で美しい滑りを見せた。得点源となるジャンプでは着氷が乱れたものもあったが、それ以外の部分では鈴木の持ち味を存分に発揮。一つ一つの振り付けを大切に、美しいスピンやステップも鈴木のスケートへの思いが伝わってくるような演技だった。自身でも「自分ができるものは出せた」と振り返る。演技を終えると、鈴木の引退を惜しむ多くのファンからの声援に会場が包まれた。

早大・松嶋と笑顔で表彰式に参加した

早大の松嶋との早慶コンビで国体に出場するのは3年連続。一昨年、昨年と団体で表彰台に乗っていたが、今回上ることはできなかった。しかし、見事7位入賞を果たし、長年切磋琢磨しながら神奈川県を引っ張ってきた二人の演技は多くの人の心に届いただろう。

(記事 西村夏菜)

 

 

 

 

 

 

最後のポーズを決める鈴木

鈴木美桜(法4

(最後の演技を終えて)18年間やってきて良い時も悪い時もあったんですが、本当にこれまで続けてきて良かったなというのが今の率直な感想です。(演技を振り返って)冷静に振り返るとジャンプを全然跳んでいなくて、一緒にいつも練習している男の子たちからも「4月の大会にこれは出るしかないでしょ」みたいに言われているんですけど。(笑)ジャンプはもう少しできたかなという部分はありますが、演技としては自分ができるものを出せたかなと思います。(目標としていた松嶋選手と国体出場を達成して)一昨年が2位で、去年が3位と表彰台に乗っていたのでやっぱり今年も乗りたいという気持ちがあったんですが、ショートが終わった時点で二人ともあまり良くなかったので明日はこの舞台に引退試合で立てていることが幸せだからできることをお互いにやろうねと言ってから今日のフリーに臨みました。私もそうですし、那奈ちゃん(松嶋)も後悔はないんじゃないかなと思います。(感謝の言葉を伝えるとしたら誰に)本当に挙げたらきりがないくらいいろんな方に助けていただいたり、支えていただいたりしたので、今まで関わってくださった全ての人に、一人ひとり感謝の気持ちを伝えたいんですが、それがちょっと難しいので自分の今日の演技を見て少しでもそういった気持ちが伝わればいいかなと思います。(スケート人生を振り返って)これだけ一つのことに、良い時もあったし、悪い時もあったんですが、続けてこられたというのが自分の一番の財産かなと思っています。こんなに素敵なスポーツに出会えたことが本当に幸せだなと思いますし、これまで続けてこられたのも今後の自分の人生にも絶対活きてくると思います。ありきたりな言葉かもしれないけれど、「感謝」という気持ちしかないです。

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