慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】覇者相手に終盤追い上げみせるも及ばず vs早大

強烈なサーブで攻めた富澤

 

 

6月に行われる早慶定期戦の前哨戦とも言える一戦。開幕から連敗が続く慶大はこれを機に手応えを掴みたかったが痛いストレート負け。「自分たちのバレー」ができず、今シーズン初白星とはならなかった。

 

 

 

4月14日(土)春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦第3戦 慶大×早大

@小田原アリーナ

 

得点

 

 

慶大

セット

早大

19

25

25

25

27

 

守備面に優れる岩本副将

試合開始後最初のサーブは課題だったレシーブがしっかり上がり、マルキナシム(総3・川越東)がスパイクを決め幸先のいいスタート。しかし相手のクイックから2連続得点を許すなど、連携もうまくいかず5連続得点を奪われる場面も。3枚のブロックの横を抜かれるなど、相手の多様な攻撃パターンに「うまく反応できなかった(清水)」。さらに、相手のサーブに狙われ、なかなか攻撃を組み立てられない。途中、先週リベロ登録だった岩本龍之介副将(商4・仙台第二)をレシーバーとして投入し、安定化を図った。終盤に吉田祝太郎(政2・慶應)のサービスエースなどで巻き返しを見せたが及ばず。相手のセットポイントのところで片波見和輝(文3・成田)をピンチサーバーに送るも、あえなくセットを落としてしまう。

 

流れを変えたい第2セット。開始早々3点を奪われ、せっかくのチャンスもミスが続いてものにできない。サーブミス、スパイクアウトにお見合いなど、個人から連携まであらゆるところにほころびが見られた。このセットだけで5連続得点を2度許すなど、9−25という屈辱的なスコアで第2セットも終了。

 

 

高い位置からトスを上げる吉田

少し長めの円陣を挟んで第3セットが始まった。開始直後に淡々と点を重ねられ、前のセットを引きずっているかと思いきや富澤太凱(経3・慶應)のスパイクから流れが変わる。富澤はサーブでも相手を崩すなど躍動。この試合初めてリードを奪い、そこから一進一退の攻防が続く。先に相手に20点に乗せられてしまうが、富澤の連続サービスエースで相手にタイムアウトを取らせる。さらにサーブで崩す攻撃が続き、相手のサーブミスで試合はデュースにもつれ込む。しかし相手のタイムアウトの直後から相手のクイック、さらに慶大の連携ミスもあって逆転を許し、最後は相手のサーブがコートの真ん中にぽとんと落ち試合終了。勢いを見せたが及ばなかった。

 

 

第3セット終盤に怒涛の追い上げを見せた

「ウチらしさが全然出せなかった(岩本)」第2セットと、勢いのあった第3セット終盤とではまるで別のチームのようだった。宗雲監督のいう通り「バレーはセットゲーム」であることを改めて思い知らされた。それだけに序盤の拙攻が悔やまれるが、裏を返せば自分たちの攻撃ができれば十分に渡り合える実力だったといえる。開幕3連敗というスタートになってしまったが、清水も復帰しまだ諦めるには早いと思わされる。今日の結果をバネに、今後のリーグ戦、さらには6月の定期戦で全選手が持つものを出し切って躍動する姿を期待したい。

 

(記事:竹内大志 写真:藤澤薫)

 

 

以下、コメント

 

 

宗雲監督

 

――今日の試合を振り返って

よくないですよね。あまり見たくない内容かな。でもそれも事実だし、隠せないことなのでちゃんと認めていかないといけないと思います。うちの力はまだこんなものかなというところですかね。

 

――2セット目のあとの円陣ではどんなことをお話されたのですか

2セット目で崩壊してしまいましたが、バレーはセットゲームなので、まず3セット目は話し合いをしろと。ベンチではあれこれ話すけれども、コートに入って劣勢になると全然話をしない。まずコートの中で話し合いをしっかりしなさいという話をしました。そうしたらセッターの(吉田)祝太郎がスパイクアウトをしないように、と言っていましたね。

 

――今後修正するところはどんなところですか

作戦上サーブを入れていかなきゃいけないところも入っていなかったし、勝負していいところも勝負しているのかわからない中途半端な状態でした。サーブの効果が全然なかったので、そこは先週からの課題でした。あとはサーブレシーブ。「修正」というよりもレベルアップしなきゃいけないところだと思います

 

――今日復帰した清水選手について

気持ちがあってクレバーで、選手としてはすごく信頼しています。久々に出た中では持ってるものは見られたので、今日みたいな展開じゃなければもっと彼のいいところを引き出せるんじゃないかなと思います。

 

――6月の早慶戦に向けて

今日と同じじゃいけないのでね。ヒントはいくつかあったので、対策はもちろんのことだけれど、自分たちのバレーをしなきゃいけないので、相手どうこうよりも自分たちのバレーをしっかりできるように準備していきたいと思います。

 

 

岩本龍之介副将(商4・仙台第二)

 

――今日の試合を振り返って

今まで1試合目、2試合目と随所にウチらしさが見れて、そういう回数が増やせば絶対いけるという風に思っていたんですけど、それが全然出せなかったです。今日はちょっと良くなかったな、という風に思います。

 

――途中レシーバーとして出場したが

まあ出るだろうなとは思っていました。それでユニフォームの色も変わってたんですけど、今日は。

 

――チームのサーブレシーブについて

今日はちょっと良くなかったですね。マルキがだいぶ乱れて。2本目で色々な場所を使えるようなパスだったら、ちょっと割れてもなんとかなる。高さが出ていなかったのがちょっと今日は良くなかったと思います。

 

――第3セットはスパイカーとして

今日は何もしてないんですけど、点差から見てもわかるように、ああいう試合展開をすれば少しずつ追いついていける。すぐにプレーを切り替えてっていうところを、周りに声を掛けてっていうのはやったので。その面では良かったのかなと思います。

 

――チームで修正すべき点は

まずミスが多いのは、間違いなく減らさなきゃいけない。サーブミス、スパイクミスをまず減らす。それをした上で、相手に攻撃のチャンスがあるときに自分たちの得意なブロックというのをもっと見せて、ってやらないと勝負にならないので。今日の試合を振り返ってみると直さなきゃいけないのは全部になるんですけど、まあミスを減らすっていうのが一番かなと思います。

 

――次戦に向けて

気持ちを思いきり切り替えて、もっとチャレンジャー精神をもつというか、相手に向かっていく気持ちを出して戦って、勝ちます。

 

 

富澤太凱(経3・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

振り返りたくないぐらい、かなり厳しい内容だったなと思います。

 

――第2セットはスパイクミスが続いてしまったが

あれが出るってことは、まだまだ練習が足りなかったり、気持ちの面だったりがあるのかなって思うんですけど、タイム中に吉田から「気持ちの前に技術をしっかりしてれば気持ちは絶対に乗ってくるから、まずは技術をしっかりしよう」っていう声掛けがあって、自分もそれに乗って、まずは無理しない点の取り方をしようと思いました。

 

――ブロックアンドレシーブについては

ブロックはまずまずの手応えだったと思います。そのあとのレシーブがあまりにもお粗末すぎて、その自分たちの掲げるサーブアンドブロックの完成形には程遠いなという風に感じました。

 

――第3セットの連続得点の場面については

悪い流れがずっと続いていたので、少しでも悪い流れを断ち切れたんじゃないかなと思います。

 

――修正点は

一つ一つのプレーの精度をもっと高めて、サイドアウトとブレイクそれぞれでやることをもっともっと徹底して臨めば、もっといい試合ができるんじゃないかなと思います。

 

――次戦に向けて

流れ変えます。

 

 

清水柊吾(総2・広島城北)

 

――今日の試合を振り返って

先週からの課題をまだ克服できずにこのような結果になってしまったので、これからもまだまだやることは多いなという感じです。

 

――その課題というのは

序盤に連続失点した時にもちこたえて押す、ということができないので、相手に流れを渡さないということ、今日はサーブキャッチが乱れてクイックがあまり使えなかったこと、その二つです。

 

――今日けがから復帰されたが

腰の方は治っていたので、クイックも決まりましたし、ちょっと緊張はしましたがいつも通りやれていました。腰は問題ないです。

 

――ブロックが抜かれる場面が何度かあった

相手に色々攻撃パターンがあるのを意識して練習してきましたが、うまく体が反応できなかったのは練習不足だと思います。それでもワンタッチはいくつかとれたのでそこは今後も続けていきたいと思います。

 

――今後どのような練習をしていきますか

ブロックに関しては相手の攻撃パターンについていけるよう練習したいです。サーブももっと強化していきたいです。

 

センター

樫村大仁(環2・茨城高専)

オポジット

富澤太凱(経3・慶應)

サイド

マルキナシム(総3・川越東)

センター

清水柊吾(総2・広島城北)

セッター

吉田祝太郎(政2・慶應)

サイド

小出捺暉(環1・駿台学園)

リベロ

永田将吾(総1・高松)

途中出場

岩本龍之介(商4・仙台第二)

 

片波見和輝(文3・成田)

 

加藤靖丈(商1・慶應)

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