慶應スポーツ新聞会

【アメフト】今シーズンの課題見えた一戦/第66回早慶アメリカンフットボール対校戦

春のそよ風が吹くなか、今年も早慶アメリカンフットボール対校戦が行われた。1Qで先制点を許してしまった慶大だったが、2Qでランを重ねて、敵陣13ヤードにせまったところで、TE鈴木雷蔵(環2・桐蔭学園)がゴールラインでボールを見事キャッチ。逆転を狙えるところまで詰めた。しかし3Q以降得点を重ねることができず、早大との点差は大幅に開いてしまい、7-37で敗戦。無念の早慶戦4連敗となった。

応援席は多くの観客で埋まった

 

第66回早慶アメリカンフットボール対校戦

4月29日(日)@駒沢陸上競技場 13:00KO

慶大

 

早大

0

1Q

3

7

2Q

10

0

3Q

7

0

4Q

17

7

TOTAL

37

 

慶大のキックオフで試合開始。早大の攻撃を素早く抑え、慶大のターンで自陣46ヤードから1stダウンを始める。パスプレーで順調にゲインを重ね、3rdダウンではRB谷田顕弘(法3・南山)のランプレーでフレッシュを獲得するも、その後パスに苦戦しインターセプトとなってしまう。自陣22ヤードから始めた早大に対し、DL山本航洋(経4・慶應湘南藤沢)とLB中野航平(政4・慶應義塾)がタックルで選手の動きを阻むが、止めきることができず、4thダウンで早大はフィールドゴールを選択。37ヤードの距離を成功させ、慶大は先制点を許すこととなった。

ゴールラインに走り込む鈴木(環2)

つづく2Q、いまだ調子を掴めずにいた慶大のディフェンスの穴を早大は捉え、またしてもゴールライン残り21ヤードのところまで攻め込んでくる。ここでも慶大ディフェンスは攻撃を止めることができず、タッチダウンを許す。さらにその後のターンでもフィールドゴールのチャンスを与えてしまい、計10点を早大に与えてしまう。なんとかして追いつきたい慶大は、ここで粘りのプレーを見せる。自陣25ヤードから、RB山本快(商4・慶應義塾)、QB三輪忠暉(理2・慶應義塾)、RB谷田(法3)らのランプレーでゲインを重ね、5度のフレッシュを獲得し、徐々に敵陣へ踏み込んでいく。敵陣13ヤードまで迫ったところで、ゴールライン間近のTE鈴木雷蔵(環2・桐蔭学園)がQB三輪(理2)からのパスを見事にキャッチし、タッチダウンを成功。キックも成功し、7対13で逆転の可能性を残し、試合を折り返す。

 

 

素早くディフェンス陣が集まり、早大の動きを阻止

早大のキックで始まった3Qでは、互いにディフェンスが勝負の要となった。敵陣21ヤードからの早大の攻撃をLB平岡峻(環3・南山)やDL並木琢朗(政3・慶應義塾)が力強いタックルでしっかりと阻止し、慶大に攻撃権を移す。しかし、早大も負けじとタックルを仕掛け、慶大の行く手を阻む。そんななか突破口を開いたのは早大。自陣22ヤードから慶大ディフェンスを振り切り、フレッシュを重ね、またしてもタッチダウンを獲得。点差を広げられ焦る慶大は、自陣35ヤードからランプレーで前進し、フレッシュを獲得。自陣47ヤードから2ndダウンを終えたところで4Qへ突入する。

ところが4Q、続く3rdダウンでまさかのインターセプト。早大がボールをキャッチし、そのままゴールラインに突入しタッチダウン。キックも成功し、さらなる追加点を許す。衝撃的な展開に驚きを隠せないなか、慶大は自陣30ヤードから前進を図るも、またもやインターセプトされ、攻撃のチャンスを逃す。その後早大にタッチダウンとフィールドゴールを重ねられ、7-37で試合終了となった。

 

今回の結果で早慶戦4連敗に喫した慶大。攻守ともに慶大unicornsのアメフトを作ることができないまま、試合を終えてしまった。また「勝負どころでメンタルを持ってくることができなかった」と松岡拓希主将(法4・慶應義塾)が振り返るように、気持ちで負けてしまっている場面も見られ、メンタル強化が今シーズンの課題であることも今回の試合で見えてきた。秋のリーグ戦に向けて修正を重ね、松岡主将率いる慶大unicornsがチームとして成長した姿を期待したい。

 

(記事 佐野ちあき)

 

以下選手インタビュー

松岡拓希主将(4)

(まず、今日の試合を振り返っていかがでしたか)点差は最後開いてしまったのですが、個人的には点差ほどの実力差はないと思っていて、勝負どころでメンタルを持ってこられなかったところが1番の大きな敗因かなと思います。やっぱり自分たちの勝負強さをつけていかないといけないです。前半は接戦で、あそこで自分たちのメンタルを持ってこられるようにしないとこの先絶対勝てないなというのを実感した試合でした。(今日のオフェンスは前に進むのがなかなか難しかったように思えますがその点についてはどうでしょうか)ショートヤード残すことが多くて、そこのショートヤード取れるか取れないか、その積み重ねでなかなかメンタルが掴めなかったので、もっともっと攻めたオフェンスをしなきゃいけないなと感じています。全然攻められてないというか。自分たちを信じられればもっと大胆なオフェンスができたと思います。4Qでは4回もインターセプトされてしまいました)ディフェンスが効いてきている中でパスを投げなきゃいけない状況だったので、ある程度リスクはあると思っていて、インターセプトされたのは仕方ないかなと思っています。しかしそこまでに自分たちのオフェンスを作れなかった。そこのインターセプトというよりはそこまでのオフェンスが悪かったと思います。(春にまだ試合がありますが、これからに向けての改善点などあれば教えてください)全てを改善しないといけないと思います。フィジカルもそうだしウエイトトレーニング、アメリカンフットボール自体の勉強だったり、戦術についてとか本当に全てですね。気持ちをもっと上に持っていって、満足せずに常に上を見ていかないと勝てないのかなと思います。やっぱり1番は気持ち面でもっと上を見ていかないとダメですね。

 

中野航平副将(4)

(試合を振り返って)完敗ですね。早大の方が強かったという感じです。(ディフェンス面ではどこが敗因となってしまったのか)一対一で負けてしまっていたのが敗因ですね。タックルが外されて早大が奥に倒れてくるなど、そういったところがまだ詰め切れていなかったのかなと思います。(前半と後半の動きで変えていったところは)前半はリズムが作れなく、早大にやられていたのですが、後半は、自分たちのリズムでやろうと話をして、要所要所ではそれができていたと思うのですが、最終的に取られたりなどという形になったと思っています。(今日の試合を機に練習をどう変えていくか)やはり詰めの部分や一対一にこだわるなど、やっているつもりになっていたというより、結果を見ればわかる通り、手を抜いていたのだと思います。なので、細部にこだわって、一対一で勝てるようなチームにしていきたいと思っています。(まだ残る春の試合へ向けて改善点は)チームとしてのメンタルが、今日の敗戦で自分たちがだめであった部分に気づけたと思うので、練習から気迫を持っていくなど、そういったメンタル面は変えられるのではないかと思っています。

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