慶應スポーツ新聞会

【野球】コラム”ヒーローインタビュー” ⑤攻守の要が連覇へ導く 郡司裕也

ここまでチームトップの打率を誇る

5月6日(日)東京六大学春季リーグ戦 立大2回戦

 

立大

慶大

 

「四番の仕事を果たすことができた」。試合後、郡司裕也(環3・仙台育英)は自身の打席を笑顔でそう振り返った。今日はフェンス直撃の先制適時二塁打を含む2安打の活躍。今季から慶大打線の四番を務める男が、チームの勝利に貢献した。

 

打率1割9分1厘と不調に苦しんだ昨季のリーグ戦。冬に映像などを用いて自らの打撃を分析・フォームを改善したことが実を結び、最近の好調につながっている。今後も頼もしいバッティングを期待したい。

また、郡司の活躍は打撃だけにとどまらない。正捕手として、六大学トップのチーム防御率1.53を誇る慶大投手陣を支えている。リードする際に意識しているのは「目の前の打者を、この投手のベストボールで抑えよう」ということ。あえてシンプルに考えて投手を「楽に投げさせてあげる」ことによって、これまで様々な場面を切り抜けてきた。「郡司とはいつも投げたい球と要求してくる球が合っている。かなり息も合っていると思う」という石井雄也(商3・慶應志木)の言葉からも、その信頼の高さがうかがえる。

攻守でチームを引っ張る存在だ

打撃・守備の両方で中心に立ち、チームをけん引している郡司。彼の更なる活躍が慶大をリーグ戦連覇へと導いていってくれることだろう。

 

(記事:川下 侑美)

 

☆インタビュー

――今日の試合を振り返って

1敗したら優勝から遠ざかってしまうという状況での試合でしたが、なんとか首の皮一枚でつなぐことができてよかったです。

 

――初回に適時二塁打を放ちました

最初の打席では四番の仕事を果たすことができたかなと思います。明日からも打点を稼いでいきたいです。

 

――慶大打線の四番を担う上で、心がけていることは

“チャンスで打席が回ってきたら必ず走者を返す”ということを意識しています。”僕が打たなかったら負ける”くらいの気持ちです。

 

――最近の打撃好調の要因は

昨季のリーグ戦で少し調子を落としてしまっていたので、たくさん映像を見返すなど、自分の打撃の分析をしていました。冬にフォームを改善し、それがうまくいっているなと感じています。

 

――具体的に、フォームはどのように改善されましたか

調子が悪いときにヘッドが入りすぎてしまうという癖があるので、”後ろを小さく、前を大きく”という意識でスイングするようにしています。

 

――良い防御率を維持している投手陣をリードする上で気をつけていることは

短いイニングで投手をつなぐことが多くなると思うので、”この投手に長いイニングを投げさせよう”ではなく”目の前の打者をこの投手のベストボールで抑えよう”ということだけを考えています。これが、みんながうまく力を出せている要因かなと思います。

 

――今日は四球を多めに出してしまった印象がありますが

そこはダメなところですね。帰って喝を入れないといけないと思っています(笑)ですが、四球を出したあとに投手が粘ってくれたのは良かったと思います。

 

――その一方で、立大打線を2安打に抑えました

データ班の方たちがしっかりとデータを集めてくれているのですが、相手を抑える上でとても助かっています。投手陣の頑張りだけでなく、裏で頑張っている人たちにも感謝したいと思います。

 

――投手とコミュニケーションを取る上で心がけていることは

まず最初に今日の調子がどうかを聞いています。良ければそのままなにも言わずに投げてもらっていますが、あまり良くなければ”打たれてもいいからとりあえず思いきり投げろ”と伝えて、楽に投げさせてあげることを意識しています。

 

――最後に、明日に向けて意気込みを

明日勝たないと今日勝った意味がなくなってしまいます。明日は田中誠也投手が相手の先発だと思いますが、今日の勝ちは一度忘れて、また同じ相手に抑え込まれないようにしたいです。絶対に勝ちます。

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