慶應スポーツ新聞会

【バスケ(女子)】格上相手に善戦、手ごたえ掴んだ関西遠征/慶関定期戦vs関大

慶関定期戦の2日目、まずは女子戦が開催された。関西大は2部でも上位につける強敵。過去3年の定期戦の結果(45-86、37-96、36-101)を見ても力の差は明らかだ。さらに慶大のエース豊村沙恵(商4・慶應義塾ニューヨーク学院)が引き続き欠場、苦戦は必至と思われた。しかし蓋を開けてみれば、1Qから互角の戦いを披露。その後はリードを広げられ敗れたものの、チームの成長が十分に実感できた試合となった。

2018/5/27(日)@関西大学千里山キャンパス

第22回慶関女子バスケットボール定期戦vs関西大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

11

10

13

16

50

関大

16

27

21

12

76

◆慶大スターティングメンバ―

 

#4 森川唯加(経4・慶應義塾女子)

 

#8 井ノ本雅子(商4・四天王寺)

 

#17 小福川莉奈(法2・慶應義塾ニューヨーク学院)

 

#20 武藤怜(商1・成蹊) 

 

#21 眞尾瞳(商1・浦和第一女子)

1Q、慶大は小福川がオフェンスリバウンドから最初の得点を決める。その後は相手の激しいプレスの前にターンオーバーを連発したが、そうした苦しい時間帯に森川が3ポイントを連続でヒット。頼れる主将の活躍で簡単には流れを渡さない。終盤は逆に慶大がチーム全体で好ディフェンスを披露し、相手の攻撃を喰いとめた。格上の相手にも怯まずに立ち向かい、ほぼ互角の展開で最初のQを終えた。

森川はチーム最多の16得点をマーク

続く2Qは関大が力を発揮。慶大は相手の強烈なプレスを掻い潜れず、そこからの速攻で一気に0-12のランを許してしまう。だがここから期待のルーキーたちが躍動。まずは武藤がジャンパーを沈めて嫌な流れを断ち切ると、さらには眞尾がその武藤のアシストからバスカンを決めるなど得点を量産。1年生同士の連携プレーが冴えわたった。それでも地力で勝る関大は終盤再び連続得点を挙げ、点差を離されてハーフタイムを迎えた。

武藤は先発起用に見事応えた

3Qは序盤に森川がコーナーからのミドルを、井ノ本が3ポイントをそれぞれヒット。1年生に負けじと4年生も存在感を発揮する。すると1年生も3人目のルーキーが躍動。初出場となった西理奈(法1・茸合)が、一度はブロックされながらも懸命に押し込み初得点を挙げた。一方で終了間際に関大が3ポイントのブザービーターを沈め、ホームチームの大歓声の中第3Qは終了した。

眞尾は武藤と阿吽の呼吸を披露

最終4Q、慶大は武藤のブロックなど守備からリズムを生み出すと、そこから小福川のバスカン、井ノ本の2本目の3ポイントと攻撃でも良い形が出始めた。その後も中の小福川、外の井ノ本とバランスのとれた攻めを披露。さらに終盤、森川が連続得点を挙げると、残り1秒にも自らフローターを沈めてみせた。試合は50-76で敗れたものの、終始ディフェンスでも集中力を見せた4Qは16-12と相手を上回り、良い形でゲームを締めくくった。

井ノ本は後半に外のシュートを連発

チームとしての力が着実についてきている、それは過去の慶関戦のスコアと比べてみても明らかだろう。トーナメントでは苦しんだオフェンスの構築も、この日はチーム全体で得点をシェアし、進歩の跡を伺わせた。上級生から下級生まで全員が自信を持ってプレーできているのも好材料。さらにここにエースが復帰すれば・・・。まだ春のシーズンの途中ではあるが、すでに秋のリーグ戦が楽しみだ。

(記事・写真:徳吉勇斗)

 

 

森川唯加主将(経4・慶應義塾女子)

――試合を振り返って

相手を80点以内に抑えて自分たちは50点台を取ろうという目標を挙げていて、実際にギリギリだけど目標を達成できたことは収穫だったなと思います。

――手応えは感じたか

相手は強かったけれど、自分たちのやりたいことが一定レベルできたので、そこは良かったと思っています。

――最後の慶関戦となったが

2年生の時に初めて慶関戦に出て、その代の関大が本当に強くて、日吉の記念館でけちょんけちょんにされた覚えがありました(笑)。それでも今日は全然違って自分たちのプレーができました。

――トーナメントから改善できた点は

トーナメントの時は(豊村)沙恵が3日前とかにいなくなって、それに対応しきれませんでした。今は沙恵がいなくても、しっかりオフェンスもできているし、ディフェンスもセンターの分をカバーできるようになってきました。

――早慶戦に向けて

今日の関大よりさらに上手い相手なので、どれだけ自分たちのやりたいことを出せるかだと思います。あとは上手さではない、リバウンドやルーズボール、ディフェンスの部分では絶対に早稲田さんに負けないように頑張りたいです。

 

井ノ本雅子(商4・四天王寺)

――試合を振り返って

相手の当たりが強くて、正しいポジショニングが取れずにやられてしまいました。あとはリバウンドを取り切れずに余計なファウルをした印象があります。でも最終的には自分たちで立て直して、最後に森川がシュートを決めたように、良い形で終われたかなと思います。

――4Qに立て直せた要因は

皆が動きを止めずに、パスした後のカットインだったり、誰かの攻めへの合わせだったりを意識していました。オフェンスの部分で停滞せずに、流れが生まれたように感じました。

――4年間の慶関戦を振り返って

自分は大阪出身で地元開催なので、同じ大阪人で似てるなあと思っていました(笑)。でも関西と関東とでプレーが全然違うように思います。関大には関東ではなかなか味わえない、フィジカルの強さやスクリーンの上手さがあって刺激になりました。

――1年生の活躍について

素直に嬉しいのと、悔しいところもあります。1年生の活躍はチーム全体にとってすごく刺激になるし、新しい風を吹かせてくれていると思います。でもそこに頼り切っちゃいけない、というのは4年生の意地としてあります。凄い1年生たちを4年生が超えていかないといけないけれど、それがまだまだできていない自分の甘さを今日は感じました。

――早慶戦に向けて

今日の関西大よりも遥かに体格も実力も上だけれど、今日感じたことや足りない部分を1カ月のうちに修正して、チャレンジャーとして戦っていきたいと思います。

 

武藤怜(商1・成蹊)

――試合を振り返って

いつもの練習試合と比べて内容は良かったです。皆でリバウンドやルーズボールなどを頑張れたと思います。

――関西大の印象は

結構体格差があって、フィジカルが強いなという印象を受けました。

――自身を含めルーキーの活躍について

今日はリバウンドやルーズボールをしっかり追えたのは良かったと思います。(眞尾)瞳とのコンビプレーもお互い息を合わせてやれたのも、今まではなかったプレーだったので、収穫になったかなと思います。

――早慶戦に向けて

相手は格上だと思うけれど、自分たちのやるべきこと、やりたいと思うことを全力でやっていきたいです。

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