慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】関東リーグ前期第7節 一時は逆転するも終了間際に失点… 前期最終節は手痛いドロー 東洋大戦

前期最終節となった東洋大との一戦は、17分に先制を許すも26分に山本華乃(理2・山手学院)の今季3ゴール目で同点に追いつくと、59分に小川愛(総2・神村学園)の豪快な今季初弾で逆転に成功する。しかし勝利が目前となった90分に東洋大に得点を許し、そのまま試合終了。惜しくも連勝とはならず、勝ち点2を取りこぼしたかたちとなった。

 

第24回関東女子サッカーリーグ前期第7節 vs東洋大学

2018/06/03(日)15:00KO@慶應義塾下田グラウンド

【スコア】

慶應義塾大学2-2東洋大学

【得点者】

0-1 17分 塩谷瑠南(東洋大学)

1-1 26分 山本華乃(慶應義塾大学)

2-1 59分 小川愛(慶應義塾大学)

2-2 90分 大内梨央(東洋大学)

◇慶大出場選手

GK志鎌奈津美(環4・常盤木学園)

DF佐藤幸恵(総2・十文字)

DF加藤楓琳(総3・常盤木学園)

DF工藤真子(総3・日テレ・メニーナ)

DF足立智佳(環2・大阪桐蔭)

MF勝木日南子(総3・大和)→65分 平田朋(環1・日ノ本学園)

MF小川愛(総2・神村学園)

MF中島菜々子(総4・十文字)

MF松木里緒(環3・常盤木学園)

FW鈴木紗理(総2・十文字)→88分 澤田優香(経3・慶應義塾湘南藤沢)

FW山本華乃(理2・山手学院)→77分 庄司夏穂(総3・聖和学園)

関東女子サッカーリーグの前期最終戦となった今節、慶大は昨季共に2部の舞台で切磋琢磨してきた東洋大をホーム・下田に迎えた。前節、関東学園大戦(2○1)で今季初勝利を挙げた勢いそのままに連勝して後期に繋げたいところ。スターティングメンバーは前節と同様、連携の取れた攻守で勝利を目指す。

 

山本のゴールで同点とする

両チームともボールを保持するスタイルなだけに、立ち上がりの15分はどちらも中盤での主導権を争う展開に。しかし膠着(こうちゃく)した状況が続いていた17分、東洋大に意表を突くアーリークロスを上げられるとファーサイドで合わされ失点。先制を許してしまう。拮抗したゲーム展開だっただけに悔しい失点となったが、意地を見せたい慶大もすぐに同点に追いつく。26分、最終ラインの加藤楓琳(総3・常盤木学園)からのロングボールに反応した山本が相手ディフェンダーと競り合いながらも上手く抜け出すと、最後はGKとの1対1を冷静に沈めゴール。チームトップとなる今季3点目で試合を振り出しに戻すとここから試合は慶大ペースに。27分、得点した直後に今度は勝木日南子(総3・大和)が、42分には裏に抜け出した鈴木紗理(総2・十文字)がシュート。どちらも相手GKに阻まれるも、攻撃のチャンスを増やしていく。追加点は取れなかったものの、良い流れのまま前半を折り返した。

 

小川のゴールで逆転に成功するも…

後半に入っても先に流れをつかんだのは慶大。立ち上がりからボール支配率を高めると、59分にはついに逆転に成功する。相手陣内でボールを持った中島菜々子(総4・十文字)が前線にクロスを上げると、最後はこぼれ球を小川が豪快なシュートでゴールに突き刺し2-1。嬉しい今季初得点でこの日初めてリードを手にする。すると73分には途中交代でピッチに入った平田朋(環1・日ノ本学園)との連携で鈴木が抜け出しシュート。決定的な場面だったがここは惜しくもポストに嫌われ追加点とはならず。試合を決める得点を取れずにいると、逆に39分には攻勢に出始めた東洋大にチャンスを作られる。しかしここはDF陣と志鎌奈津美(環4・常盤木学園)の体を張った守備で得点を許さない。だがその後も東洋大の猛攻を受けると、試合終了間際の90分についに同点に追いつかれてしまう。左サイドで相手に突破を許すと最後は頭で流し込まれ失点。その後も再逆転を目指した慶大だったが残された時間は少なく、そのまま試合終了。勝利目前での失点で2-2のドロー、勝ち点2を落とす結果となってしまった。

 

後期は更なる巻き返しを図る

先制されながらも追いつき一時は逆転したものの、終了間際の失点で引き分けに終わった今節はもったいない試合だったと言えるだろう。しかし、前期第6節終了時点でリーグ戦3位と上位につけている東洋大を相手に慶大らしさを見せ、内容でも相手を上回ったということは非常にポジティブなことだ。前期最終節となったこの日の試合はこれまでの6試合の中でもベストゲームと言っていいほどの試合だったことは確かだろう。伊藤監督の「右肩上がりで成長していくことができた」という言葉通り、慶大は今季もここまで苦しみながら少しずつ着実に成長してきている。次戦は24日に行われる後期第1節の早大戦。開幕戦で苦杯をなめさせられたライバルを相手に成長した姿を見せたいところだ。

(記事:岩見拓哉 写真:新井賀南子、岩見拓哉)

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以下、試合後コメント

伊藤洋平監督

――試合を振り返って

そうですね、まあ相手も素晴らしいサッカーをしていたので、妥当な結果だと思います。

――今日の相手は昨季2部で一緒だった東洋大でしたが対策は

相手のセンターバックにボールを持たせてボールを早く前に進ませようという狙いで、そのボールをしっかり我々が早く回収して自分たちがボールを持つ時間を長くしようという狙いがありました。

――慶大がペースを握っている時間も長かったが

そうですね、最後にやっぱり前から圧力をかけてきた相手に対してちょっと受け身に回ったというか、パスを受けることを恐れた選手が増えたので、そこの耐性が課題かなと思いました。

――その中でもリーグ戦で上位につけている東洋大相手に良い試合ができた

そうですね。もう本当に気持ちが入った試合だったので、本当に自信にしていいと思いますし、前期は本当にこうして右肩上がりで成長していくことができたので、後期も継続してそういう試合ができるように頑張っていきたいと思います。

――前期を振り返って

そうですね、今も申し上げた通り最初は、去年もそうだったんですけど、しっかり基盤を作るところから入っているので時間がかかるというのは承知の上でやっているんですけど、小さな浮き沈みはありますが確実に成長しているので本当に皆さんで成長を見届けてほしいなと思います。

 

中島菜々子(総4・十文字)主将

――試合を振り返って

立ち上がりから、前の試合もなんですが、失点しまって、そこからスィッチが入るという、本当に自分たちが必死になるタイミングが遅いなというのが反省です。やっぱり勝ちきりたかった試合だったので、最後の失点が本当に要らなかったなって思っています。

――対戦相手について

自分たちと似たサッカーをしてくる中で、どうやられたら嫌だとか分かっていたので、守備の面では一週間対策していたことで、結構はまっていたのかなというのはありましたね。

――最後に追いつかれてしまったが

自分たちもずっと攻め込まれていて苦しい時間帯で、そういう時に一人ひとりがもうちょっと頑張れたりだとか、っていうところがやっぱり1部で戦っていく中での大きな課題だと思うので、後期が始まるのにあたり、もう一回見直さなきゃいけない課題なのかなと思います。

――今後の修正点をあげるとしたらどこか

一人ひとりがもうちょっといろいろな面でアクションを起こすということと、チームとして波を作らず、一試合一試合勝ちきっていくというところを修正していきたいと思います。

――前期を振り返って

1-9で始まったり、負ける時の失点が多かったりと、チームの中で毎試合毎試合本当に大きな波を作ってしまっていたので、本当に一つひとつの試合全部、しっかり戦えるようにしていかなければならないと思っています。

 

小川愛(総2・神村学園)

――試合を振り返って

最後相手に攻め込まれて最後の最後に失点して勝ち点3を取れなかったというのが悔しかったしそこは課題だと思います。

――チームの2点目となった今季初ゴールについて

凄い良いところにこぼれ球がフリーで転がってきたので、もうボールをふかさないで当てることだけを考えて打ったら入ったので良かったです。

――ポジショニングは意識して取っていたのか

結局二次攻撃という意味でもああいうボールをシュートで終わるということは大事だと思うのでそういう意味では意識してポジションを取っています。

――最近はボランチでの出場が多い

もともと高校時代まで中盤をやっていたのでそういう意味では、チームのやり方とかはあるんですけどでもそういうところは理解して自分の良さも出しながらやっていければいいかなと思います。

――ボランチのポジションでも得点は狙っていたか

チャンスがあれば当然決めたいですけど、でもやっぱりチームの攻撃を組み立てたり相手の攻撃の芽を摘むということを意識してプレーしています。

――前期を振り返って

最初、なかなか勝ち切れない、失点が多くて勝てないというチームの課題がたくさんあったんですけど、段々チームで何を意識して取り組んでいてそれを試合でどう出していくかというのをみんなで考えながらできてくることが増えて、それが結果としても勝ち切るところまではできていないんですけど引き分けだったり得点も取れてきているので後期にこの勢いを繋げて巻き返していけたらなと思います。

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