慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】関東リーグ前期第4節 上位の強豪相手に善戦も、初勝利は持ち越しに… 神大戦

激しい雨が降りしきる中で迎えた第4節。慶大の初勝利を見届けるべく、悪天候の下田グラウンドには、多くの観客が詰めかけた。交互にお互いの良い時間を作るも、比較的慶大ペースでゲームは進む。両チームともに決定機を作れないまま後半を迎えるが72分、GK志鎌が一度はシュートを防ぐも、弾いた球を押し込まれて先制を許す。勝ち点が欲しい慶大は滴る雨粒を拭って前を向き、後半アディショナルタイムまでチャンスを作り続けるも、遂にゴールネットを揺らすことはできず。内容が良かっただけに、非常に悔しい敗戦となった。

第24回関東女子サッカーリーグ 前期第4節 vs神奈川大学

2018/05/13(日)15:00KO @慶應義塾下田グラウンド

【スコア】

慶應義塾大学0-1神奈川大学

【得点者】

0-1 72分 成田恵理(神奈川大学)

◇慶大出場選手

GK志鎌奈津美(環4・常盤木学園)

DF佐藤幸恵(総2・十文字)

DF加藤楓琳(総3・常盤木学園)

DF足立智佳(環2・大阪桐蔭)

DF奥本くるみ(環3・浦和レッズレディースユース)

MF小川愛(総2・神村学園)→67分 平田朋(環1・日ノ本学園)

MF工藤真子(総3・日テレ・メニーナ)

MF中島菜々子(総4・十文字)

MF松木里緒(環3・常盤木学園)

FW鈴木紗理(総2・十文字)

FW山本華乃(理2・山手学院)→79分 勝木日南子(総3・大和)

 

開幕3連敗を喫し、そろそろ初勝利を挙げたい慶大は、今節も布陣を変更。キャプテンの中島菜々子(総4・十文字)が、第1節以来の中盤起用。更に、FWの志鎌奈津美(環4・常盤木学園)が初めてゴールマウスを守り、熊谷明奈(総2・十文字)を欠いたCBは足立智佳(環2・大阪桐蔭)が代役を務めた。

中島はチームに安定感をもたらした

 

試合序盤、慶大は右サイドバックの奥本くるみ(環3・浦和レッズレディースユース)が高い位置でボールを受け、攻撃の起点となる。16分には、その奥本がクロスを上げ、ゴール前で山本華乃(理2・山手学院)が競ると、こぼれ球が中島のもとに。ミドルレンジから思い切って左足を振り抜いたが、ゴールとはならず。守備では、初めてGKの位置に就いた志鎌が、最終ラインのボール回しに冷静にかつ、積極的に加わる事で、これまでより安定したビルドアップが可能に。23分には持ち前のスピードを生かした果敢な飛び出しを見せるなど、高いパフォーマンスを見せる。35分を過ぎてからは慶大がボールを支配。アディショナルタイムには、相手DFの甘くなったクリアボールを中島が収め、再びミドルシュートを放ったが先制点とはならず。0-0で前半を折り返す。

 

後半も再三チャンスを作ったが…

後半開始早々の49分、左サイドの高い位置で山本が倒され、FKを獲得。キッカーの工藤真子(総3・日テレ・メニーナ)がファーサイドで待つ奥本に高い精度のクロスを送るも、奥本はジャストミートできず。71分には、ディフェンスラインからのロングフィードを受けた山本が相手選手と上手く入れ替わり、ペナルティエリア付近までドリブルで駆け上がってシュート。しかし、ゴールネットを揺らすことはできない。そして迎えた72分、欲しかった先制点を逆に奪われてしまう。ディフェンスラインの背後を突かれ、GK志鎌が再三の勇気ある飛び出しで一度はシュートを防ぐも、弾いたボールを無人のゴールに流し込まれた。初勝利を予感させる試合展開だっただけに、あっけなささえ感じる失点であった。ただ、終盤を迎えるにつれ、試合は慶大ペースに。83分には途中交代の平田朋(環1・日ノ本学園)と勝木日南子(総3・大和)が連携から決定機を生み出し、90+1分には鈴木紗理(総2・十文字)がゴール左隅を狙ったシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれる。試合終了間際には、立て続けに3本のCKを得るなど慶大が一方的に攻め続けたが、ゴールをこじ開けるには至らず。激しい雨に打たれながらの善戦虚しく、開幕4連敗となった。

あとは結果だけが求められる

伊藤監督も「4戦着実に良くなっている」と語るように、今節は今シーズン1、可能性を感じる試合だった。事実、第1節から今節まで、9失点→3失点→2失点→1失点と目に見える形で失点数が減少している。これはビルドアップ時に、自陣でボールを失う回数が減ったこと、更に、攻撃の“終わらせ方”が改善されたことによるものだろう。また、伊藤監督が「あとはもう勝利への情熱」と振り返ったように、攻撃面でも、あと一歩で得点というシーンが目立つようになってきた。この1週間でペナルティエリア内での工夫が加われば、次節は今季初の複数得点も見えてくる。内容を見れば、決して悲観するものではないのは明らか。関東リーグも3分の1を終えたばかり。確実に右肩上がりのチーム状況を鑑みれば、1部残留、いや、上位進出も十分まだ間に合う。

(記事:柴田航太郎 写真:高橋春乃、桑原大樹) 

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以下、試合後のコメント 

伊藤洋平監督

――試合を振り返って

内容的にはボールも支配してましたし、勝たなきゃいけない試合だったかなと思います。

――試合後に中島選手からも「勝ちきれなかった」との言葉があったが

やっぱりペナルティエリア内で、もうちょっと工夫していったら良いのかなと感じています。

――今節は志鎌選手がGKを務めましたが

スピードがあるので飛び出しとか背後へのカバーリングとかもちろんビルドアップ、キック、総合的に素晴らしかったと思います。

――途中交代の勝木選手が攻撃に良いアクセントを加えていたのでは

あの、練習中でも左サイドで試してましたし、連携は全く問題ないと思いますし、(点を)取らなきゃいけないという状況の中でアグレッシブに仕掛けてくれたなと思いますし、チームが活性化されたんじゃないかなと思います。

――ここまで4節、内容は尻上がりに良くなっているのでは

仰る通りで、4戦着実に良くなっているので悲観することなく、あとは本当にもう勝利への情熱じゃないですけど、前面に出して点とって勝ちたいと思います。

 

工藤真子(総3・日テレ・メニーナ)副将

――試合を振り返って

悔しいの一言ですね。そんなに相手にシュートを打たれるシーンもなくて失点のカウンターでのピンチだけだったので、それで点を決められてしまったのはすごく悔しいです。

――1週間のリーグ中断期間に行った下田合宿ではどのようなことをしたか

自分たちに足りないのはフィジカルだったので、球際の強さだったりそういうフィジカル面を強化する合宿だったと思います。

――今日は何度も攻撃で良いシーンが見られた

そうですね。でも良いシーンがあってもゴールにつなげないとやっぱり意味がないので、本当にゴールにつながるようなプレーをしないといけないと思っています。

――守備面でも徐々に改善が見られるが手応えは

そうですね。ディフェンスラインの距離感もだんだん良くなっていますし、本当に私自身も点が入る気が今日はしませんでした。

――次節に向けて

4連敗しているのでもう勝つしかないので、絶対に次は勝ち点3が取れるようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。

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