【バスケ(女子)】リーグ開幕直前企画! 4年生対談――豊村×高瀬×井ノ本×和田×松浦×阿部

バスケットボール

左から松浦、豊村、井ノ本、高瀬、和田、阿部

ついに明日開幕を迎えるリーグ戦。今回は最上級生としてチームを支える、4年生たちによる対談をお届けする。豊村沙恵(商4・慶應義塾ニューヨーク学院)、高瀬華琳(経4・広尾学園)、井ノ本雅子(商4・四天王寺)、和田かおる(理工4・東邦大学付属東邦)の選手4人と、主務の松浦紗季(文4・慶應義塾女子)、トレーナーの阿部真璃奈(経4・立教女学院)のスタッフ2人の計6名に、今季にかける思いを語って頂いた。(取材日:8月26日)

 

――1人ずつ簡単に他己紹介をお願いします。まずはスタッフの2人から

井ノ本:マコ(松浦)は、練習中声もよく出すし、仕事もそつなくこなす敏腕マネージャーなんですけど、プレーヤーよりよく食べてます(笑)。

高瀬:私たちのわからないようなところでも、裏で一番動いてくれているので。

豊村:バスケに集中できるのは、マコのおかげです。

松浦:むず痒い(笑)。

高瀬:リズ(阿部)さんは、声が完全にミッキー(笑)。

井ノ本:伝えたい気持ちが強すぎて、どんなに相手に伝わってなかろうが喋ってるって感じ。

阿部:全然褒めてなくない!?

豊村:真面目な感じで言うと、大人のスタッフと連絡を取って練習メニューとかの調節もしてくれています。

和田:リハビリの時とかにも気にかけてくれて、すごく心強いです。

 

――豊村選手、和田選手は

阿部:サエ(豊村)さんは、ちょっと天然・・・

井ノ本:ちょっとじゃない。

高瀬:一緒に住んでるけど喧嘩とかしたことないし、良い距離感です。あとはチームのエースで大黒柱です。

松浦:ひたすら優しい。ほんとに良い人です。

井ノ本:ルー(和田)はいつも冷静沈着。うちの学年は喋る人、喋らない人がはっきりしてるので(笑)。ちゃんと考えて意見を発信してくれるので、頼もしいです。

高瀬:よく食べます。

和田:いやいや、マコ(松浦)には敵わないです(笑)。

高瀬:今は怪我で長期離脱しているけど、最後に出られたらいいなっていうのは皆で言ってます。

 

――最後に高瀬選手、井ノ本選手は

井ノ本:ラン(高瀬)は・・・熱い。

松浦:放つ一言一言が熱いっていう感じで。

高瀬:ただの熱い女みたいになってない?

井ノ本:あながち間違ってないよね?(笑)

阿部:4年生はどうあるべきかを常に考えているし、他学年と私たちとを繋いでくれる存在でもあります。

和田:ミヤコ(井ノ本)は、めちゃくちゃ明るくて面白い。

松浦:話し出したら誰も止められないです(笑)。

高瀬:芸もいっぱい持ってるし。

井ノ本:バスケットじゃない方ですよ?バスケットの芸はあんまりないんで(笑)。

高瀬:勝負所でのシュートも決めてくれるし、雰囲気を明るくしてくれる存在です。笑いある所にミヤコあり、って感じです。

 

 

――春シーズンを振り返ってどうでしたか?

和田:1年生がすごい活躍してくれて、戦い方とかも変わってきました。

高瀬:慶関戦も早慶戦も良い試合ができたと思っていますけど、目標はあくまでこれからのリーグなので、上手く繋げたいですね。

和田:トーナメントでは、昨年は負けた聖徳に今年は接戦で勝てたので、そこは良かったと思います。

豊村:昨年みたいに競った試合で勝ち切れないことが最近の練習試合でもあったので、そこは課題としてリーグ戦でも取り組んでいきたいです。

 

――夏の間や合宿中はどこを重点的に練習しましたか?

井ノ本:基礎練ももちろんあるけど、セットオフェンスとかの実戦形式の練習が多かったです。

豊村:合宿中はHCもみっちり参加してもらったので、その下で実戦的にセットオフェンスやチームディフェンスを組み立てることが多かったです。

阿部:体力とか基礎的な技術は学生自身でやっているので、より試合を意識した練習になりました。

 

――1年生は飯トレがキツかったと言っていました

一同:あー(笑)。

高瀬:暑くて体力が消耗してる中で、午前練と午後練の間に大量に食べるので・・・。でも皆でわいわい話せたし、今となったら良い思い出です。

井ノ本:3日間断食したって自分に思い込ませてご飯に臨んでる感じでした。

阿部:私はスタッフで動いてないけど、5日間で2キロ太りました(笑)。

高瀬:ちなみに1年生は全然キツそうじゃなかったですよ。

 

――合宿中のエピソードは何かありますか?

高瀬:21、22歳になると疲労がヤバいです。ストレッチ中は4年生は特に無言で体のケアをするって感じで(笑)。

井ノ本:あと5日間で普段の生活が垣間見える。

一同:あー。

井ノ本:2段ベッドで自分の空間があって、だいたい3日目くらいから、几帳面な子とめっちゃルーズな子に分かれてくる。ジャングルみたいになってる子とか(笑)。

阿部:トランクが閉まらなくなる子とかいるよね。

 

 

――最高学年になって苦労していることはありますか?

高瀬:やっぱり簡単なシュートを落としてドンマイで済まされる立場じゃないので、練習中の些細なところでもそういうプレッシャーはあります。

井ノ本:私は「4年生としてどういう姿でいるのが、皆にとって良いんだろう」っていうのが、なかなか答えが出ないところです。それはこれからもずっと考え続けていくと思います。

豊村:苦労することは増えたけど、その分同期に頼れるようになってきました。

阿部:4年生でのミーティングも増えたよね。

和田:8人もいるので考え方を合わせるのは大変だけど、大事なことだなと感じています。

 

――今までで特に印象に残っている試合はありますか?

高瀬:1年の時に昇格、2年の時に残留、3年の時に降格を経験したので、3年間の入れ替え戦はそれぞれ印象に残っています。

井ノ本:私は去年の早慶戦で、最後の代々木っていうのもあって、やってて1番楽しかった。

豊村:私も楽しかった。

井ノ本:ベンチも盛り上げてくれたし、応援席の雰囲気も最高だったと思う。今年の早慶戦ももちろん良かったけど。

高瀬:代々木はすごいよね。

 

――主将の森川選手の印象を聞かせてください

井ノ本:寡黙なストイック、って感じ。

和田:誰よりも自分に厳しくしてます。

高瀬:だからこそ自分達も後輩も、少し厳しいことを言われても納得できるし、ついていこうって思えます。

豊村:でも意外と私生活では可愛い・・・?

松浦:フワフワしてるっていうか、抜けてる。

井ノ本:バスケしてる時とは全然違って、ギャップがすごい。

和田:オフでも本当に毎日バスケしてます。

 

――副将の磯部選手はどうですか?

井ノ本:ユイカ(森川)を上手くフォローしてくれる存在です。いじられキャラだからこそ、雰囲気を和やかにしてくれています。

和田:一人一人にすごく寄り添っていて、悩んでいる子に話しかけるのが上手いです。

豊村:キー(磯部)自身は下級生の頃から試合に出ていたわけではないから、ユイカとは違った視点でチームのことを考えてくれて、上手くバランスが取れてる気がします。

高瀬:あとは、ああ見えて口が悪い(笑)。

 

――1年生の対談(記事はこちら)で4年生に聞きたいことを尋ねたら、「1年生に何を求めたいか」と言っていました

井ノ本:笑いのレベル!(笑)

松浦:そんなに考えなくていいので、伸び伸びやってほしい。

豊村:楽しくバスケしてほしい。

高瀬:1年生は明るくてコミュニケーション能力も高いので、笑顔で伸び伸びとやってくれれば、私達も幸せだなと。

井ノ本:4年生になったら色々考えながらやるようになるけど、1年生のうちは気負わずにやってくれることが、チームにとっても良い影響になると思う。

 

 

――オフの日はどんな風に過ごしていますか?

井ノ本:私は前に日帰りで韓国に行って、鼻とか目とかいじったり、ヒアルロン酸を打ったり、オフはそんな過ごし方で・・・

松浦:嘘ですからね(笑)。

高瀬:同期が8人もいるので、皆バラバラな感じです。マリナ(阿部)は何してる?

阿部:私はパンケーキを食べに!

松浦:さっきこれの回答の練習しといて良かったね(笑)。

井ノ本:ここ2人(井ノ本・松浦)で映画、温泉、食べ歩きとかはよく。

豊村:埼玉の実家帰ったり、マリナの家で一緒にごろごろしたりしてます。

和田:最近は学校行って研究してます。理工学部なので・・・。

高瀬:私はバスケ部だけじゃなくて、他の體育會の友達とかと遊びに行ってます。

 

――部内で何か流行っているものはありますか?

和田:タピオカとか?

豊村:それは私のマイブーム(笑)。

井ノ本:TikTokとかも誰もやってないし。

高瀬:Netflixは見てる人多いから、このドラマ面白いよみたいな感じかな。

井ノ本:あんまりご期待に添えるような回答がないな(笑)。

 

――引退後に時間ができたらしたいことはありますか?

一同:そりゃもう!

高瀬:次の日とか何も考えずにお酒が飲みたい。シーズン中は練習もあってなかなか飲めないので・・・。

和田:旅行にめっちゃ行きたい。

豊村:自由に時間を使えることが無いし、週5日の部活が無くなるって想像がつかないかも。

高瀬:遊びまくるか、反動で家から出なくなるか、どっちかだと思う。

阿部:私はバイトを1日ちゃんとしてみたいです。

松浦:絶対すぐ辞めるって!(笑)

 

 

――もうすぐリーグが始まりますが、チームとして完成してきた印象はありますか?

高瀬:スタメンも決まってきて、5人でのセットオフェンスやディフェンスはかなりやっています。完成度は・・・無難に7割くらい?

松浦:突き詰めるのは、本当にこれからだと思います。

高瀬:たとえ完成度が100でも気を抜けないと思うので、常に磨いていかないといけないところがあると思います。

 

――昇格のカギになる選手は誰だと思いますか?

井ノ本:4部は身長も体格も3部より下だと思うので、その中では身長のあるサエ(豊村)はキーマンになるかなと。

高瀬:主将は苦しい時に点を決めてくれるイメージが強いので、ユイカ(森川)もだと思います。

和田:3ポイントが入らないと点が伸びないからミヤコ(井ノ本)も。

松浦:4年生全員ってことで(笑)。

 

――これからどうチームに貢献したいですか?

阿部:社会人のコーチの方と学生を繋げるのが役目なので、学生からも意見を伝えられるようにして、ギャップが生まれないようにしていきたいです。

井ノ本:4年生として責任を持って、勝利のためにプレーすることです。あとは持ち前の明るさで、チームの雰囲気を良くしていきたいです。自分は1、2年生の時はあまり試合に出てなかったので、試合に出る人にも、そうでない人にも、寄り添って声をかけていこうと思います。

高瀬:途中で出ることが多くなると思うので、流れを変える、勢いをつけるプレーで貢献したいです。あと、試合に出ない人もスタッフも全員が同じ方向を向けるように、違う立場の人を繋げる存在になりたいです。

和田:怪我で試合には出られないけど練習には行けるので、コーチの代わりに外から指摘したり、声を出したりして、練習をしやすい環境を作っていきたいです。

豊村:1年生の頃から試合に出させてもらっているし、自分が得点源になると思っているので、苦しい時でも点を取れるようにしたいです。一緒に試合に出ている選手で励ましあって、試合を重ねるたびに結束を強めていきたいです。

松浦;選手が試合に集中できるように、冷静に指示を後輩に送っていくことと、選手が欲しい情報を提供できるように行動していきたいです。

 

――最後にリーグへの意気込みをお願いします

阿部:相手の分析が多くなるので必要な情報をしっかり選手に届けて、最後まで1試合も気を抜かずに3部昇格したいです。

井ノ本:一番の目標を達成できるように、この4年間でやってきたことを2カ月間、全力でぶつけていきます。

高瀬:3部昇格は私達の代の使命なので、体がボロボロになろうと成し遂げたいです。

和田:残り2カ月で絶対に後悔の無いように、できることはすべてやって昇格したいです。

豊村:チームメイトの思いを代表して試合に出ているので、皆で協力して一丸となって、昇格という形で終わりたいです。

松浦:支えてくださっている皆さんのために、チームで団結して頑張っていきたいです。

 

 

 

(取材:徳吉勇斗)

 

 

☆1次リーグ日程

日付

開始時刻

対戦相手

会場

9/2(日)

16:00

神田外語大

鶴見大Bコート

9/8(土)

16:00

共立女大

お茶の水女子大

9/9(日)

16:00

淑徳大

鶴見大Bコート

9/16(日)

16:00

県立医療大

茨城県立医療大

9/22(土)

16:00

お茶女大

神奈川大湘南ひらつか校舎Bコート

9/23(日)

16:00

東京女大

茨城県立医療大

9/30(日)

16:00

家政大

鶴見大Bコート

 

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