慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】まさかの展開で開幕2連敗 vs順大/秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

得点を決めた谷(中央)に駆け寄る選手たち

開幕戦を惜しくもフルセットで落とし、切り替えて臨んだ秋季リーグ第2戦。前日同様、第1セットを先取するも、第2セット以降はスパイクがブロックに阻まれて決まらなくなり、思うように試合を進めることができなくなった。セットカウント1-3で敗北、慶大は連敗スタートとなった。

 

9月9日(日)

秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

第2戦 慶大×順大

@駒澤オリンピック公園総合運動場体育館

 

得点

慶大

セット

順大

25

23

27

29

21

25

21

25

 

スタメンは昨日と変わらず。今季は、コーチとしてベンチからチームを支える伊藤祥樹主将(総4・清風)に代わり、マルキナシム(総3・川越東)がキャプテンマークを付けて出場する。

 

サーブを打つ小出

第1セットは互いにブレイクを取り合う不安定な試合展開。富澤太凱(経3・慶應)のスパイクやブロックなどで得点を重ねる慶大だったが、相手のフローターサーブに苦しめられ、いまいち安定しない。中盤にはスパイクミスも続き、一時7点差をつけられた。しかし、13-19から小出捺暉(環1・駿台学園)がコースを狙ったサーブで相手を崩し、4連続得点。その後は清水柊吾(総2・広島城北)のクイックなどでサイドアウトを1回で取り続け、次第に点差を詰めた。22-23からは樫村大仁(環2・茨城高専)のブロックポイントなどで3連続ブレイクに成功し、逆転で第1セットを先取した。

 

得点を決め、笑顔を見せる選手たち

続く第2セット、同点迎えた6-6の場面から吉田祝太郎(政2・慶應)のサービスエースを含む5連続得点でリードを奪った。その後、相手スパイクをワンタッチでつなぐという慶大らしいプレーも散見されたが、反対に自分たちのスパイクもブロックに引っかかることが多くなり、じわじわと追いつかれていく。24-22と、先にセットポイントに達した慶大だったが、スパイクが連続でブロックに落とされるなどしてデュースに。鍛えてきたファーストサイドアウトを形にできず、立て続けに失点。デュースの接戦を落とした。

 

好調の清水のサーブ

第3セットもなかなかスパイクを一度で決められず、苦しい展開に。相手のサービスエースなどで序盤から5点のリードを奪われた。15-20の場面からは吉田のサービスエースや富澤・樫村のブロックポイントなどで2点差まで詰め寄る。だが、「止められたのは1本くらい」とマルキが振り返る、相手オポジットのスパイクなどに苦しめられ、それ以上は点差を縮めることができなかった。最後まで逃げ切られ、このセットも落としてしまう。

 

トスを上げる谷

勝負の第4セット序盤、慶大をアクシデントが襲う。吉田が負傷、コート内は一時騒然とした。しかし、慶大はここで折れなかった。急遽出場となった1年セッターの谷舜介(環1・徳島城東)がトスやネット際の攻防で健闘を見せ、さらには谷を支えるべく、他の選手も奮起。岩本龍之介副将(商4・仙台第二)が正確にレシーブし、マルキが強烈なスパイクを決めてみせた。しかし、どうしても連係ミスが出てしまい、思うように得点できない。最後まで粘った慶大だったが、得点を縮めきれず。このセットも落とし、セットカウント1-3で敗北。前日の開幕戦から連敗となった。

 

「トスっていうのはセッターからもらえるありがたいものだっていう意識が常にあって、スパイクは『セッターに打たせてもらっている』と考えている」――以前、富澤はこう語っていた。攻撃の起点となるトスを上げるセッターが変われば、作戦や連係などに修正が必要なのは当然だろう。このピンチに、慶大は全員で立ち向かった。慶大の強さはなんといっても「組織力」。いつにも増した選手たちの声、パワー、そして応援…このピンチをきっと切り抜けられる、そんな希望を抱かせてくれた。次戦は、中大戦。より一層強固になったこのチームで、強敵に立ち向かう。

 

 

(記事:藤澤薫 写真:五十右瑛士)

 

 

以下、コメント

 

 

マルキナシム(総3・川越東)

 

――今日の試合の振り返り

1セット目も2セット目も、ビハインドから入ったんですけど、それを中盤で修正できたのがチームとしては良かったのかなと思います。ただ、修正はできたんですけど、最後21点超えてからセットを取り切れなかった。自信持ってできていたサイドアウトがあったと思うんですけど、そこが出せなかったことですかね。

 

――第1セットは7点ビハインドからの逆転だった

相手もあんまり調子が良くなくてこっちのブロックに当ててくれたっていうのもあるんですけど、あとは清水のサーブが走ったことが結構大きかったのかなと思っています。まあ、そういうサーブに頼っちゃっているところとかまだあると思います。サイドアウトをずっと取り続けるというのは難しいことなんですけど、2本まではいいとして、3本目、4本目とだらだら続いちゃうことがある。その続いちゃったときに、攻撃で焦って、富澤だったり僕も、簡単にワンタッチ取られて切り返されるっていうのが多いので、そういうところで落ち着いてやるっていうのが、昨日も今日もできていなかったと思っています。

 

――春の順大戦と比べてブロックは

総合的に見たら、みんなブロックよくやっていたと思うんですけど、僕は、オポジットの28番の左利きの子とマッチアップしていて、そこで止められたのが1本くらいでした。横を抜かれてレシーブするっていう話だったんですけど、連携とれていなくてレシーブがあまり上がっていなかったので、そこは春と変わらずという感じでしたね。

 

――第4セットはアクシデントもあった

(吉田)祝太郎はセッターとしてもですが、サーブだったり、そういうものを持っているので、そのメンツが欠けちゃったことはすごい痛手だったんですけど、その代わりに出てきた1年生の谷は、その中ではすごく頑張っていたなって思っていて。サーブのミスだったり、色々怒られちゃったところもあると思うんですけど、そこは彼なりに頑張っていたんじゃないかなって思っています。あとは、祝太郎が持っていて谷が持っていないものは、多分高さだったり、上手さの部分ではあると思うんですけど、谷の良さは丁寧にやるところだったり、雰囲気を作ること、盛り上げることが得意なところだと思うので、そこはみんなで、祝太郎が持っていて谷が持っていないものはカバーして、谷が持っているものを出しやすい環境を僕らが作ってあげればいいのかなって思います。

 

――来週に向けて

来週は中央大と筑波大なんですけど、中央大は過去2戦、去年の秋と今年の春に勝っていて、良いイメージはついていると思うので、油断せずにしっかり相手の対策して、自分たちのやることをやって。筑波に関しては、あまり良いイメージは持てていないと思うのですが、もちろん対策をしっかりして、練習して。どっちのチームも、自分たちの強みの攻撃、ファーストサイドアウトで切り続けることをやっていけばいいと思うので、それを連続して1、2、3セットで出し切って、ストレートで勝ち逃げることを考えたいなと思います。

 

 

 

樫村大仁(環2・茨城高専)

 

――今日の試合を振り返って

相手が結構速いトスを展開してきたんですけど、それに対して、ミーティング通りのブロックが僕的にはあまりできていなかったので、そこはちょっと反省かなと思います。

 

――春季リーグ戦の順大戦後のインタビューではブロックが上手くいかなかったと話されていたが

今日は割り切って、1:1のブロックっていう感じにしていました。結構相手がサーブで乱れていて今行けそうっていうときに、ライトのあの速いところで吸い込みとかが多かったので、できていたけど、ちょっとしたブロックの形とかができていなかったっていう感じです。

 

――ご自身のクイックに関しては

今日はそこまで本数はなかったんですけど、その少ない本数で結構ミスが出てしまって。悪いトスのときの決め方をもうちょっと考えていきたいなって思います。

 

――谷選手が途中出場したが

谷とは普段本当に合わせていないので…僕にトスはそんなに上がってきていないのでわからないですけど、僕が見ている感じだと、(富澤)太凱さんとかと合っていない感じだったので、今週は本当に谷としっかり合わせて、来週谷が出てもちゃんとコンビが組めるようにやっていきたいなと思います。

 

――次戦に向けて

しっかり自分たちが夏の合宿でやってきたプレーを出して、勝ちを目指してやっていきたいと思います。

 

 

 

谷舜介(環1・徳島城東)

 

――今日の試合を振り返って

自分は途中から出たんですけど、祝太郎さんと同じリズムで上げることはできなかったなって思って、反省しています。

 

――突然の出場だったが

入ったときは、まあ自分しかいないから、もう思い切ってやろうと思っていました。

 

――先輩や監督からは

いつも通りやっていこうとか、落ち着いてとかは言われました。

 

――トスを上げるときに気を付けたことは

自分は祝太郎さんと違ってそんな上手くないから、アタッカーが打ちやすいトスを必死に上げていました。

 

――大学の試合で前衛は初めてだったが

自分はそんな高さがないので、自分(のブロック)の上を狙われることがあるんですけど、チームで決めたブロックの決まりがあるので、それだけは徹底して守ろうっていう気持ちで頑張りました。

 

――ネット際の攻防を制したシーンもあった

あのシーンは、とりあえずもう負けないように必死に押しました。

 

――今日見えた課題は

今日はライトトスとか結構ぶれちゃったので、そこをしっかり上げきって、アタッカーが打ちやすいトスを上げていきたいなと思いました。

 

――来週に向けて

負けが続いているので、絶対来週まずは1勝したいと思います。

 

 

出場選手

サイド

小出捺暉(環1・駿台学園)

センター

樫村大仁(環2・茨城高専)

オポジット

富澤太凱(経3・慶應)

サイド

マルキナシム(総3・川越東)

センター

清水柊吾(総2・広島城北)

セッター

吉田祝太郎(政2・慶應)

リベロ

岩本龍之介(商4・仙台第二)

途中出場

宮川郁真(総1・松本県ヶ丘)

 

谷舜介(環1・徳島城東)

 

加藤真(商2・慶應)

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