慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】対抗戦開幕前特集第2弾 U-20日本代表トリオ 相部、大山、山本

日本代表トリオのプレイに注目だ

19年ぶりの大学日本一を狙う慶大蹴球部。目標達成のため、彼らがこの夏に取り組んだことは…?開幕前取材第2弾は、U-20日本代表で経験を積んだ3人。LO/FL相部開哉(政2・慶應)、PR大山祥平(経2・慶應)、FL/No.8山本凱(経1・慶應)に日本代表で学んだことや慶大での夏合宿についてお話を伺った模様だ。

 

 

――まずはじめに、それぞれ他己紹介をお願いします。

山本:LO/FL相部(開哉=政2・慶應)さんは寡黙そうに見えて、実はアイドルが好きです(笑)でも、ラグビーしている時はかっこいいです。

 

相部:ラグビー部は結構部の人と一緒にいがちですが、PR大山(祥平=経2・慶應)は学校でも部活が違う人とご飯を食べたり、クラスにも友達が多くて、交友関係が広いです。ラグビーでは、強みのスクラムでチームを引っ張ってくれていると思います。

 

大山:FL/No.8山本(凱=経1・慶應)は、私生活とラグビー面でのギャップが激しい印象があります(笑)ラグビーでは体が強いので、加速回数も多くて、1年生ですがめちゃくちゃ活躍してます。

 

――U-20日本代表に選出されました。そこでたくさんの経験をしたと思いますが、率直な感想は

山本:僕は試合に出ている時間が長かったので、楽しく、良い経験ができました。

 

相部:僕は試合に出場はしていなくて、一緒にプレーをしたチーム自体が、トップレベルで、その選手たちと練習とかができたので色々な良い刺激を受けることができました。実際に金沢(篤HC)さんから、「アグレッシブになった」と言われましたし、チームメイトから刺激を受けることが多かったです。

 

大山:僕は試合の後半から出ることが多かったです。ポジション的にスクラムが重要なので、世界の強い国の体が大きい選手たちと組むことができたのはこれからに向けて良い経験になりました。

 

――同年代のトップレベルの選手と共に練習、試合をやっていく上で、勉強になったことや、今後に参考にしたいことなどはありましたか

山本:トップの選手はオンとオフの切り替えが上手だなと思いました。

 

相部:ラグビーを好きな選手が多くて、オフの時もA代表の試合を観ている人が多かったです。グラウンド上ではもちろんハードワークしていますが、オフはしっかり休みながらも、ラグビーが好きなのが伝わってきました。ラグビーに触れている時間が長いなと思いました。

 

大山:ラグビーに対する姿勢です。高校の時から選出されている選手は意識が高くて、プレーでも積極的に前に出る姿勢であったり、絶対に勝つという気持ちがより一層強いと感じました。僕らも気持ちを前面に出していかないといけないと思いました。

 

――他チームの選手と交流する中でライバル視した選手は

山本:僕と同い年の福井翔大(パナソニックワイルドナイツ)選手は目標であり、良い競争相手でした。

 

相部:良いプレーヤーだと思って対抗心を燃やしたのは、下川甲嗣(早大)選手です。体格は彼の方が大きいですが、献身的なプレーが多くて、勉強にもなりますし、競争相手として意識していました。

 

大山:石田楽人(専修大)選手です。彼はスクラムだけではなくて、ボールキャリーの面で、自分からもらいに行く姿勢が強かったです。彼からはボールキャリーの面で見習うことが多かったです。

 

――日の丸を背負うというのは、やはり相当な重圧を感じましたか

山本:そうですね。感じました。

 

――夏合宿で個人的な目標はありましたか

山本:同じポジションでスタメン候補が3人いるので、先輩に負けないようにプレーするように頑張っていました。

 

相部:慶應の練習に参加できていなかったので、そういう意味では慶應の方に本腰を入れる感じでした。他の選手に比べて僕は慶應のラグビーに関しては遅れていたので、戦術的な面で早く慶應に慣れて、自分の地位を確立させようとしました。

 

大山:網走合宿で東海大学との試合の時にスクラムで問題があって、合宿中盤までは調子があまり良くありませんでしたが、ビデオなどを見て改善していくことができました。その後日吉に帰ってきて、調子が戻ってきて、良い感じで対抗戦を迎えられそうです。

 

――合宿を通して成長できた部分は

山本:疲れたときに膝に手をつかないなど、常にプレーに対して積極的な姿勢であるというボディランゲージをテーマに掲げてやりました。今まで疲れたときに膝に手をついて、見た目も自分の感情的にも弱い姿勢を見せてしまうことがあったのですが、この合宿を通して、しっかりとしたボディランゲージを示せるようになったと思います。

 

相部:凱が言っているように、チームで相手に弱みを見せないというテーマを掲げて、僕としても同じようにプレーに対する姿勢の部分、特にきつくなった時の姿勢が良くなったと思います。

 

大山:僕も二人と同じで、テーマとして掲げられた弱みを見せないという部分で、僕は抜かれた時に、全力で戻るなどを気がついたらできるようになっていました。テーマとして意識していた部分が勝手にできるようになったことはすごく成長できたかなと思います。

 

――下級生から見て、今のチームの雰囲気は

山本:4年生が高3の時に花園で活躍していた選手なので、みんな強くて、その4年生が中心となって意見を出し合っています。4年生が引っ張ってくれて、とても頼もしいと思います。

 

相部:凱が言った通り、4年生が本気で日本一を獲ろうと団結して、チームを引っ張っています。あと、上下関係が厳しくない人が多いので、意見も言いやすいです。引っ張ってもくれますし、後輩からも言いやすいのでとても良い雰囲気だと思います。

 

大山:3、4年生と1、2年生の間で壁はないです。厳しい時は厳しく言ってくれますが、普段の練習外の時間も話しかけてくれます。オンとオフがしっかりしていて、とてもやりやすいです。

 

――チーム内にライバルや、尊敬している選手は

山本:尊敬している選手は、副将の辻(雄康=文4・慶應)さんです。常に練習中は本気でやっていますし、プレイヤーとしても大学でトップ、代表レベルで尊敬しています。

 

相部:ポジション的に辻さんを尊敬しています。理由は凱が言った通り、本当に全力でやっているというのもありますし、同じポジションのプレイヤーとして、すごくスキルが高いと思います。見習う点がかなり多いので、辻さんを目指してます。

 

大山:一緒です。僕も辻さんです。練習中に気を抜いているところを見たことがないですし、常に真剣です。あと、言いにくいと思いますが、人に厳しいことも言います。自分だと人に厳しくはあまり言えないので、すごく見習う点は多いです。

 

――ここまでで印象に残っている試合は

山本:僕は網走でやった東海大戦です。それがデビュー戦だったので、一番印象に残っています。

 

相部:印象に残っているという意味では、去年の東海Jr.戦です。勝った試合というのはありますが、僕も良いパフォーマンスができましたし、周りもすごくまとまっていたので、試合中とても楽しかったです。

 

大山:僕は、去年の対抗戦の明大戦です。対抗戦はほとんど出ていませんでしたが、その週に突然スタメンで出ることが決まって、緊張と焦りがすごくて、試合前のロッカールームでカイロをずっと握っていました。結果的には80分出て、試合にも勝ちました。僕はその試合がなかったら、代表にも選ばれなかったと思います。自分が成長できたし、転機の試合だったと思います。

 

――対抗戦の個人としての目標は

山本:全部スタメンで出て、1年生なのにこれだけ頑張っているとかではなくて、普通に活躍したいです。

 

相部:僕は去年、全然出ていないので初めてですが、「下級生だから」、「2年生だから」、といった言い訳はしたくないので、どこの大学でも圧倒できるようなプレーをすることが目標です。

 

大山:2年生だからといって、強い大学にも臆することなく自分のスクラムで圧倒するなど、自分のカラーを出して、積極的にプレーに絡んでいきたいです。

 

――初戦で対戦する日体大の印象は

山本:U-20で一緒だった、同期で仲が良いハラトア(ヴァイレア=日体大)選手のプレーは強いので、楽しみです。

 

相部:気は抜けない相手だと思います。外国人がいるチームなので、そこはしっかりやっていかなければいけないと思います。

 

大山:気が抜けない相手ですが、それでも日体大戦の次の筑波大戦にもつながるようにしっかり圧倒したいです。

 

――最後に対抗戦に向けて、意気込みをお願いします!

山本:高校の時から対抗戦を観ていて、対抗戦や選手権でプレーするのが憧れだったので、長い時間出場して、インパクトのあるプレーを見せられたら良いなと思います。

 

相部:僕はプレイヤーとして体が大きいわけではありませんが、献身的なプレーでチームを支えて、勝利に貢献できれば良いなと思います。

 

大山:スクラムで勝てば、流れも良くなりますし、チームの勝ちにつながると思うので、僕はスクラムで相手を圧倒して、チームに良い流れを引き寄せたいです。スクラムで活躍したいです。

 

――お忙しい中、ありがとうございました!

              (取材:菊池輝/写真:田中壱規)

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