慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】 残り30秒からまさかの結末。悲劇の逆転“サヨナラ”負けを喫し、夢半ばのベスト8で散る/第55回全国大学選手権大会準々決勝 VS早大

 

まさかの逆転負けを喫した慶大

勝負の世界は、実に面白く、そして時に残酷だ。約1か月ぶりの早慶戦。慶大にとってはリベンジとなる舞台が、大学選手権で用意された。先制を許すも、前半8分に宮本瑛介(経4・慶應)のトライで逆転に成功。その後は膠着状態が続いたが、終了も近づく37分に再度逆転のトライを献上し、7-12で折り返す。後半15分にはNo8山中侃(商4・慶應)がトライを奪って同点。その後勝ち越しを許したが、24分にSO古田京主将(医4・慶應)のトライでリードを奪う。しかし、悲劇は残り30秒で待っていた。マイボールスクラムでペナルティを取られると、ロスタイムに突入。早大怒とうの攻撃に慶大も必死のディフェンスで応戦。しかし、ラストワンプレーで早大に逆転トライを許しノーサイド。日本一への夢はベスト8で断たれることとなった。

 

 

第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 準々決勝 VS早大

12月22日(土)12:05K .O .  @秩父宮ラグビー場

 

得点

慶大

 

早大

前半

後半

 

前半

後半

1

PG

DG

12

小計

12

19

合計

20

 

 

得点者(慶大のみ)

T=宮本瑛、山中、古田

G=古田2

ポジション

先発メンバー

交代選手

1.PR

細田隼都(商4・慶應)

→後半11分 渡邊悠貴(経4・慶應)

2.HO

中本慶太郎(経4・慶應)

→後半11分 原田衛(総1・桐蔭学園)

3.PR

大山祥平(経2・慶應)

→後半33分 菅公平(政4・慶應)

4.LO

相部開哉(政2・慶應)

 

5.LO

辻雄康(文4・慶應)

 

6.FL

川合秀和(総3・國學院久我山)

→後半40分 佐藤武蔵(経4・慶應)

7.FL

山本凱(経1・慶應)

 

8.No.8

山中侃(商4・慶應)

 

9.SH

江嵜真悟(商4・小倉)

 

10.SO

古田京(医4・慶應)

 

11.WTB

宮本瑛介(経4・慶應)

 

12.CTB

栗原由太(環3・桐蔭学園)

 

13.CTB

三木亮弥(総2・京都成章)

→後半22分 南翔大(総4・常翔学園)

14.WTB

小原錫満(総4・東海大仰星)

→後半36分 宮本恭右(環2・慶應)

15.FB

丹治辰碩(政4・慶應)

 

 

先週の京産大戦を43-25で勝利した慶大。準々決勝で対するは、宿敵早大だ。先月の対抗戦では、14-21で惜敗。リベンジとなる伝統の一戦が用意された。大学選手権で、早慶両校が顔を合わせるのは、実に11年ぶり。因縁深き両者の熱戦を見ようと、雨模様にもかかわらずこの日も多くの観客が秩父宮ラグビー場へ足を運んだ。

 

小雨が降る中での試合開始。ピンチはいきなり訪れた。早大のキックオフが慶大陣地へ蹴りこまれると、落下点に入ったWTB小原錫満(総4・東海大仰星)がいきなりのノックオン。自陣深くでのプレーを強いられると、最後は左サイドへの飛ばしパスを通され、大外で先制のトライを許した。

 

泥臭くキックチャージした結果、トライへと繋がった

対する慶大の得点はまさかの形だった。SO古田京(医4・慶應)の陣地を回復するキックを受けた相手SOが再び陣地を返そうとキックを試みる。「キックモーションが遅かったので行けるかなと思った」と、チェイスへ向かっていたWTB宮本瑛介(経4・慶應)が、そのキックしたボールを見事にキャッチ。そのままインゴールへと持ち込み、トライとした。コンバージョンも成功し、すぐさま7-5と逆転に成功する。

 

2点差となった後は、両チームともに接点で強さを見せ膠着状態に。その中でもスクラムなどのFW勝負で優勢を保つ慶大がポゼッションでやや優位に立ち、試合を進めていく。互いに要所で相手のペナルティを誘発し、得点は動かない。次に大きなチャンスを迎えたのは慶大だった。スクラムで相手のペナルティを誘うと、そこから大きく前進。連続攻撃を続けると相手ゴールライン目前までFW陣の近場勝負で詰め寄る。連続攻撃の回数は実に32回。残り数センチというところまで迫ったが、早大の粘りを前にわずかにグラウンディングまで及ばず。マイボールスクラムでペナルティを取られ、陣地を回復されてしまった。

早大インゴールに迫るも、トライを取りきれず

 

前半終了が見えてきた36分、自陣でのスクラムで再びペナルティを取られると流れは早大へ。ラインアウトから中央へと展開され、最後はFWを止めきれなかった。逆転となるトライを献上し、7-12とわずかにリードを許して、前半を終えた。

 

後半最初に得点のチャンスを迎えたのは早大。自陣10メートルラインを少し過ぎたエリアでペナルティを犯すと、早大はショットを選択。点差を広げにかかった早大だったが、やや距離もありPGは失敗に終わった。

 

激しい攻防の中で慶大は敵陣でのプレーを継続する。14分、FB丹治辰碩(政4・慶應)が右サイドでビッグゲイン。そこから左へとパスを繋ぐと、最後は再びボールを受けた丹治が大外で待つNo8山中にオフロードで渡してトライ。同点に追いつく。しかし早稲田も譲らない。自陣でのペナルティでPGを成功させられ、すぐさま12-15と、3点のビハインドとなる。

喜びを見せる慶大フィフティーン

一進一退の攻防。慶大は途中出場のCTB南翔大(総4・常翔学園)が見せ場を作る。ショートパントで前進すると、そのままチェイスに向かい相手のペナルティを誘発。ここで慶大はトライを狙いに、スクラムを選択する。安定したスクラムでマイボールをキープすると、SH江嵜真悟(商4・小倉)から古田へボールが渡り、グラウンディング。慶大がついに逆転に成功する。

 

残りは15分。慶應が凌ぎきるか、早稲田が取り返すか。慶大は自陣ゴール前まで詰め寄られるもターンオーバーで陣地を回復。一方の早大も、慶大のアタックに対して粘り強いディフェンスを見せ、最後まで譲らない。得点のないまま時間は減っていく。

お互いの意地がぶつかり合った攻防

残り2分。相手ボールラインアウトでノットストレート。マイボールスクラムをもらう。

残り30秒。勝利は目前まで迫っていた。しかし、このスクラムでまさかのコラプシング。土壇場でボールは早大へ。

80分間の終わりを告げるホーンが秩父宮に鳴り響く。ラストワンプレー。陣地を進められた慶大は、自陣5メートルライン付近でディフェンスを強いられる。早大の連続攻撃、その24回目。アドバンテージを献上し、好機と見るや早大は右大外へ展開。相手WTBにボールが渡り、最後は慶大決死のディフェンスも及ばず、逆転のサヨナラトライを決められた。歓喜に沸く早稲田サイド。落胆する慶大メンバー。早慶両校による伝統の一戦のドラマで、最後に笑ったのは早稲田だった。ノーサイドの笛が慶大の敗北を告げ、タイガー軍団の日本一を目指した戦いは、ベスト8で幕を閉じることとなった。

わずかな差で慶大の日本一への戦いは幕を閉じた

「力の差は無かった」(古田)。この言葉と、19-20というスコアが、紙一重の戦いであったことを如実に表した。80分間、両チームは素晴らしいパフォーマンスを披露。1か月ぶりの再戦に向け、お互いにお互いを研究し、己の全てを出し尽くした好ゲームだった。

 

慶大は、先週の京産大戦からさらに精度の高いプレーを見せていた。この日の試合でいえば、慶大が優位だったと言っても過言ではないだろう。連続攻撃でもミスなく一つのボールを繋いで気持ちの合ったアタックを見せれば、ディフェンスでもFW陣を中心に伝統の「魂のタックル」を幾度となく炸裂させた。「慶應らしいラグビー」を80分間継続、勝利は目の前だった。しかし、勝負の世界は甘くなかった。ベストを尽くしても勝てるとは限らない。その厳しさが、残り30秒で慶大を襲った。そして、これがラグビーという競技の、勝負の世界の面白さでもあるのだ。白星がどちらに転ぶかは、実力はもちろん、「運」もある。今回は、その「運」が早稲田にあった。

 

悲願はまたしても次の世代へと託された。黄金世代と称された今年でも届かなかった大学日本一。多くの選手がこの日の敗戦、そして4年の涙を目に焼き付けただろう。「『勝ちにこだわる』という文化をもっと浸透させていきたい」(栗原由太=環3・桐蔭学園)。残されたメンバーにとってこの日の敗戦は、新たなスタートラインでもある。悔しさと、高き誇りと、「黒黄の猛きしるし」を胸に――。新たなチームで20年ぶりの悲願を果たす姿を見られることを、心から願っている。

 

 

(記事:重川航太朗/写真:田中壱規、松嶋菜々美)

 

 

 

 

(共同記者会見)

金沢篤HC

――今日の試合について

残念ながら負けてしまいましたが、選手のパフォーマンスは素晴らしかったと思いますし、お互いにいつもこういう試合になりますが、ベストを尽くした試合だったと思います。

 

――早稲田のディフェンスについて

前回もそうでしたが、内側にタイトなディフェンスなので、自分たちが逃げないというのが一つありました。あとは、外側のスペースをうまく使おうということで、選手たちもそこでうまくゲインを切れていたと思います。

 

――スクラムについて

自分たちとしてはプレッシャーをかけられていたと思っています。レフリーの判定のところもあって、自分たちの強みを勝負所のスクラムで出し切れなかったと思います。一番キーになるところで相手に判定が下ったので、こちらとしては苦しいものになりました。

 

――フロントローの2人を早めに交代させましたが

そこはほぼ予定通りでした。レフリーとの相性やフィールドのところもあって、代えました。

 

――1点の違いはどこに

自分としてはあるとは思っていません。どっちに転がるかは勝負事なので、1点差で負けたからどうとかではなくて、お互いに素晴らしいパフォーマンスをして、今回は早稲田に傾いたのかなと思います。そこがスポーツの残酷な部分でもあり、いいところでもあると思いますが、そこまで導けなかったことに責任も感じています。

 

――4年生の4年間を見てきて

慶應には珍しく才能のある子が何人かいて、最初の頃はあまりまとまりが無かったですが、この2,3ヶ月はラグビー選手としても、一人の人間としてもすごく成長したなと感じます。

 

 

SO古田京主将(医4・慶應)

(共同記者会見)

――今日の試合について

結果を求めて4年間やってきて、チームの中には地道に裏の仕事をやってくれた人もいて、そういう人が報われるのは結果だけだと思うので、それが出なかったことが全てで、とても悔しいです。本当に多くの方が、慶應のラグビーや、僕のラグビーを支えてくださったので、勝ちたかったです。

 

――早稲田と慶應の差は

差はあるとは思っていません。勝負事にはいろいろな要素があるのかなと思います。

 

――この4年間を振り返って

本当に充実したラグビーのシーズンを送らせていただきました。ただ、強豪校に対しての勝ちが少なかったので、悔しいです。

 

(個別取材)

――まずは率直に今のお気持ちは

勝負は運だなと。ここまで早稲田も慶應もお互いに積み重ねてきたので、最後は運だなと思います。やるべきことはやりました。あとはやはり、勝たなければ意味がない。今までで一番いいチームを作ってきましたが、結局今までと結果が一緒なので、そこは意味がないなと思います。

 

――後半には逆転のトライを決めました

あのトライで自分たちの流れになったと思いますし、いいところで取れたなと思います。

 

――逆転した後の時間の使い方は

粘るところは粘って、焦って攻めたりせずにしっかりとやろうと話していて、最後の最後まで粘れたと思うのでそこは満足しています。

 

――最後の逆転トライの瞬間は

悔しい、それだけです。

 

――差はなかったと感じた理由は

スクラムも押せていたし、フェーズを重ねてもトライを取れたというところです。早稲田も本当にいいチームで、ラグビーの面白さといいますか、どちらに転ぶか分からない試合ができたのは良かったです。

 

――今日の試合に関してプレッシャーなどは

プレッシャーはもちろんありました。早稲田に絶対に勝ちたいという思いも強かったですし、そういったプレッシャーを味方にしていいプレーができたかなと思います。

 

――改めてこの4年間を振り返って

本当に楽しかったなと思います。いろんな人に支えられた中で、本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。その分勝ちたい気持ちは強かったです。

 

――主将としての1年間は

みんなが勝ちたいと思えて、このチームで良かったなと思えるチームを作ろうと思ってやってきて、そこの部分ではいいチームが作れたかなと思います。

 

――目指してきたチームには近づけましたか

そうですね。チームの出来としては良かったと思います。ですが、結果を求めてきたので、そこの部分はだめでした。

 

――チームの完成度としては

完成度も満足しています。準備もしっかりできましたし、パフォーマンスもしっかり出せたので、去年一昨年の僅差とは違う感じです。

 

――4年生に伝えたいことは

試合メンバーじゃないメンバーからも応援席からいい応援をしてもらいましたし、試合前の準備でもいい相手をしてくれて、そういう面でもすごくいいチームになったと思います。

 

――後輩たちに伝えたいことは

勝たなければ意味がないということです。僅差になるともしかしたら慶應に不利な状況も生まれるかもしれないですけど、そういう状況を跳ね返せる力を持たないと勝てないよと伝えたいです。

 

 

LO辻雄康(文4・慶應)

――率直な心境をお聞かせください

本当に悔しい気持ちでいっぱいです。

 

――最後の集まりではどのようなお話をされていましたか

毎日プライドを持って1日1日を過ごしてきたメンバーに感謝を伝えたいのと、ついてきてくれた後輩を自分は誇りに思います。

 

――今日の試合にどのような思いを持って臨まれましたか

みんなのために早稲田を倒すという、4年間一度も勝ったことのない早稲田大学に今年は勝つんだとそういう気持ちを持って、慶應のラグビーを体現しようとして挑みました。

 

――慶應のラグビーを今日は体現することができましたか

はい。何度かできたと思いますが、要所でのミスが負けに繋がってしまったのではないかと思います。

 

――最後の早大の攻撃を振り返って

フォワードはいいディフェンスをしていたのではないかと思います。

 

――4年間を振り返って、どのような学びがありましたか

チームに徹することの重要性です。1人1人そういうメンバーが全員集まって慶應ラグビーを毎日過ごすことができれば、もっといい結果になったと思います。

 

――その中で副将としての1年間については

自分は毎日を100%という気持ちで取り組んで、それについてきてくれた同期や後輩に感謝を言いたいなという気持ちです。

 

――大学ラグビーでの学びを今後のラグビー人生にどう活かしていきますか

この悔しさをバネにして、次のステージで頑張りたいなと思います。

 

――後輩に向けて一言

毎日プライドを持って頑張るメンバーを1人でも多く作って、1日1日をもっとよりよいものに、少しでも努力して実行し続けることが勝利への鍵となると思うので、それしかないと思うので、頑張ってほしいと思います。

 

 

HO中本慶太郎(経4・慶應)

――今日の試合を振り返って

前半は、セットプレーでプレッシャーをかけられたと思います。勝負所のセットプレーで負けてしまったのが悔しいです。

 

――今年を振り返って

フロントローリーダーとしてセットプレーにこだわってきましたが、最後の早慶戦で大事な場面で早大にプレッシャーをかけることができず悔しいです。

 

――4年間振り返って

4年間早大に勝てませんでした。本当に勝てる試合を落とし続けたのがダメでした。本当に自分たちは何も成し遂げることができなかったです。

 

 

FB丹治辰碩(政4・慶應)

——試合を振り返って

前回の対戦では「相手のディフェンスを見て判断する」ということができていなかったので、今回はしっかりとそういうところを見極めて自分たちのラグビーをしていくことを意識していました。早大は内側に強いディフェンスなので、BK陣でゲインを切っていこうと決めていました。栗原や古田が外に振ってくれたので、あとはBK3が走ってゲインしていくという形です。内容的には良いゲームだったのですが、結果がついてこなくて残念です。

 

——FBとしてのスタメンは久しぶりでしたが、気持ちの面ではいかがでしたが

しばらくWTBでプレーしていた中で、よりボールを要求しないと回ってこないということを体験しました。やっている間はいろいろ考えさせられましたね。とても良い機会だったと思っています。うまくいかない時期が続いていたのですが、「良いプレーをしよう」と思うのではなくて、「15人がいかに自分たちの役割を果たし続けられるか」ということを重要視していました。今日は「15番の役割を全うしよう」という思いで試合に臨んでいました。

 

——最高学年としての1年を振り返って

BK3リーダーらしいことはそこまでできませんでしたが、みんなが主体的になって引っ張ってくれました。とてもやりやすかったですし、とても良いチームだったなと思います。

 

——ここまでの4年間を振り返っていかがですか

僕の場合は3年間ですね(笑)途中から入ったにもかかわらず、最後まで期待して使ってくださった金沢HCにはとても感謝しています。チームのみんなも僕を受け入れてくれて…勝つことはできませんでしたが、最後に「自分らしさ」を出して少しでもプレーで恩返しできたかなと思います。

 

——最後に、後輩へのメッセージを

結果がすべてなので…。毎日ちゃんと成長できるように、1日を無駄にしないように過ごしてほしいと思います。後輩たちには結果を残してほしいと思います。

 

 

PR細田隼都(商4・慶應)

――スクラムで押しているシーンが多く見られましたが、何か対策などはしていましたか

相手の弱みとしてスクラムをピックアップしていました。スクラムでどれだけプレッシャーをかけられるか、1週間チームでやってきましたが、トライを取りきれなかったところもそうですし、試合の中で幾つかペナルティがあったところもそうですし、先週の試合を含め自分たちが直さなければいけないところを直せなかったというのはやはり反省点です。そこを後輩たちがどう見ているかわかりませんが、来年につなげて欲しいと思います。

 

――ラインアウトの調子は

前回の早慶戦もそうでしたが、ラインアウトでサインブレイクされているシーンも多く、思うように取らせてもらえなかったというのが正直な感想です。

 

――もう一度迎えた4年生としてのこの一年、今の感想は

僕は今年の5月に入部してきたので半年間にはなるのですが、去年と比べてみんながとてもアグレッシブで、やっててすごく楽しい半年間でした。去年の4年生には怒られてしまうかもしれませんが。僕自身も本気になれましたし、入って良かったなと思いました。

 

――この5年を振り返って

僕が1年生の時に正月超えを経験していて、今の4年生は正月超えを経験していません。だから、どうにか自分のその経験を生かして、最後にみんなで正月超えをしたかったですが、なかなかそうはいかなかったのでそこは悔いが残る5年間でした。

 

――社会人になってもラグビーを続けるということですが、今後のラグビー生活の抱負などあれば

僕は小学生の頃から丹治や辻と一緒にやってきて、彼らは来年からトップリーグでラグビーを続けます。僕が来年からトップリーグでプレーするかはまだわからないのですがチームが先日の入れ替え戦で勝利したためトップリーグ入り決定)、彼らと一緒に試合をしたり、もし機会があれば代表とかで一緒にプレーできればと思ってますので、知っている方は見に来てもらえればと思います。

 

 

No8山中侃(商4・慶應)

――今の率直なお気持ちは

悔しい、一つですね。

 

――1点差という点差をどのように受け止めていますか

前半など取りきれる場面で取りきれなかったことが大きくて、そこが今日の敗因だったと思います。

 

――最後の5分間を振り返っていかがですか

スクラムは優位で戦ってきましたが、ここでこちらが反則をとられてしまって守るしかない状況でした。いいディフェンスができていましたが最後の最後でバックスにボールを回されて、トライを取られてしまいました。

 

――ラストシーズンであった今季を振り返って

大きなケガもなく80分出られた試合が多くて、全試合に出ることが目標でたくさんの試合に出られたので良かったです。でもやはり悔しいです。

 

――慶大蹴球部での4年間を振り返って

後悔はないです。ラグビーを始めて良かったなと思います。

 

――後輩へのメッセージ

今日を含めてここ最近いつも後輩が助けてくれていて、2個下や1年生にも良い選手がたくさんいるので、自分は明日で残せるものは残して、後輩には優勝をしてほしいと思います。

 

 

SH江嵜真悟(商4・小倉)

――今のお気持ちは

素直に悔しいですね。やっぱりどれだけいいラグビーをしても最後は勝てないと意味がないので。そこを出せなかった、他の部員に応えられなかったことが悔しいです。

 

――今日の試合ご自身のプレーを振り返って

最後に負けたら悔しいですし、今までやってきたみんなとの努力が「勝ち」という結果でないと報われないと思うので、そこはやはり勝負の世界は厳しいなと思います。

 

――4年間振り返って

悔しい思いもたくさんしたし、きつかったこともあるけどその分成長できました。同期と、先輩と後輩と一緒に4年間成長できたかなと思います。

 

――後輩に伝えたいことは

後輩には同じ思いはしてほしくないですし、どれだけ努力しても、きつい練習をしても勝てなければ悔し涙を流すことになってしまうので、毎日、一日一日を頑張って日本一を目指してほしいです。

 

 

WTB宮本瑛介(経4・慶應)

――今日の試合を振り返って

悔しいですね。次のステージでこの悔しさを糧に頑張りたいです。後輩達も来シーズン頑張ってほしいです。

 

――最初のトライは狙っていましたか、それとも偶然でしたか

キックモーションが遅かったので、行けるかなと思って、取れるかはわからなかったですけど、チャージは狙っていました。

 

――4年生としての1年間はいかがでしたか

もちろん周りを見渡すことはしましたが、後輩に恵まれていて、後輩が頼もしかったのであまり苦労せずにやってこれました。

 

――この4年間を振り返って

仲間に恵まれたなと思って、ここで出会えた仲間を大切にこれからも頑張っていきたいです。後輩はこれからリベンジをしてほしいですが、4年生は次のステージで各々学んだことを活かして頑張っていけたらなと思います。

 

――後輩へのメッセージをお願いします

今の大学ラグビーは横ばいで、小さなところで勝敗が分かれると思うので、練習は小さいこと一つ一つこだわって、僅差をものにして、来年こそ日本一になってほしいなと思います。

 

 

WTB小原錫満(総4・東海大仰星)

――今の率直なお気持ちは

本当に悔しい、ただそれだけです。勝ったと思った試合だったので、負けると思わなかったですし、個人としても申し訳ないプレーがあって、悔しいです。

 

――逆転したシーンを振り返って

アドレナリンが出て、ここからどんどん行こうという気持ちになりました。

 

――逆転したシーンから試合終了まではどのような心境でプレーしましたか

ずっと勝つことしか考えていなかったです。優勝できるチームだと思っていたので、勝つためにできるプレーを考えていました。

 

――今季のプレーはどのくらい満足していますか

チームのためにできる最善のプレーを意識して今季はやってきました。できた部分とできなかった部分はありますが、最善を尽くしたので満足しています。

 

――4年間を振り返って

本当に怪我の多い人生でした。色々な経験をさせてくれたのかなと思います。色々な試練があって、自分なりに工夫して乗り越えて。すごく良い4年間だったと思います。

 

――今後の蹴球部に向けてメッセージをお願いします

今年は普通以上の努力をしてきましたが、それでも敵わないことがあります。後輩たちは勝つためのことを常に考えて、頑張ってほしいです。

 

 

PR渡邊悠貴(経4・慶應)

――現在の率直な気持ちは

悔しいという気持ちが一番。それしかないです。

 

――試合前のチーム全体としての意識は

自分たちのやってきたことを貫いていければ絶対に勝てると考えていました。

そういうことを練習から言い続けてきましたし、チーム内で話し合う雰囲気も作れていました。

 

――前半の大きなチャンスを生かせませんでした

「点を取りきる」というのが課題だったので、そこの詰めが甘かったのかなと思います。

 

――後半、古田主将のトライで逆転しました。あの時の雰囲気はいかがでしたか

逆転はしましたが、舞い上がってはいませんでした。

時間もありましたし、自分たちのやるべきことをしっかりやっていこうという意識を持っていました。

 

――ラストワンプレーでトライを許してしまいました

早稲田のバックスへの対応が遅れてしまったのが反省点です。

それでも、フォワードはしっかり前に出ることができて、いいディフェンスができたと思います。

 

――自身は後半ビハインドの場面での出場となりました。どんなことを心がけていましたか

スクラムやディフェンスといった自分の役割をしっかり果たすのが一番大事だと考えていました。それができれば勝ちにつながるという気持ちで試合に臨みました。

 

――4年間で最も印象深い試合やプレーはありますか

今は今日の試合が一番印象に残っています。それだけ悔しかったです。

 

――後輩に向けてのメッセージ

一日一日の積み重ねが本当に大事だと思います。日頃の練習から妥協せずに過ごして欲しいですね。

 

 

CTB南翔大(総4・常翔学園)

――今日の試合を振り返って

自分としてはできることを出し切ったと思いますが、勝てなかったので、応援してくれた人たちに申し訳ないです。

 

――相手の裏のスペースを狙ったキックを積極的に使いましたが、どういう意図がありましたか

相手のウィングがすごく前がかりになっていて、アグレッシブにディフェンスをしていました。自分の特徴を生かして、裏のスペースを取ることによってゲームを落ち着けようと思いました。

 

――試合の終盤を振り返って

レフリーとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、ペナルティが重なりました。いくら内容が良くても負けたので、そこに関して我慢が足りなかったと思います。

 

――今年を振り返って

4年からAチームの試合に出られるようになりました。古田が復帰して、ブースターにまわり、メンタル的にすごく難しい部分がありました。しかし、我慢し続けて、こうして試合に出させてもらったのはすごくよかったです。

 

――4年間を振り返って

4年間いいことばかりではなかったですが、この4年間はすごく意味があるものでした。あと勝ちがつけば全てオッケーという感じでしたが、とりあえずよく頑張ったと思います。

 

 

FL川合秀和(総3・國學院久我山)

――今のお気持ちは

悔しいですね。負けると思っていなかったので。今までで1番いいチームだったと思います。なので勝ちたかったです。まだ3年生で来年もあるので、気持ちを切り替えてやっていくだけです。

 

――今日の試合ご自身のプレーを振り返って

もう少し自分を出せた試合かなと思っています。全力を出したつもりなので、またチームも全力を出した結果として負けたので、それであれば仕方ないかなという感じです。

 

――今後に向けては

僕自身このチームでやってきたことは、日本一にまた1歩近づいたと思うので、もっと強化していくしかないです。この悔しさを糧にやっていきます。4年生として、自分達がもっと強いチームを作っていきたいです。

 

 

CTB栗原由太(環3・桐蔭学園)

——試合を振り返って

ただただ悔しいです。

 

——勝敗を分けたポイントというのは

ちょっとしたミスにうまくつけこまれてしまったことだと思います。崩されて点を取られたのは1回だけだったので…あとは終盤に勝ちが見えてきた時の甘さだと思います。

 

——試合後、最後までグラウンドに残って涙を流されていました

そうですね、何も考えられませんでした。4年生の方々とラグビーをするのが大好きだったので、それが終わってしまうと思ったら、涙が止まりませんでした。勝てた試合だったのに落としてしまったことが一番悔しかったです。

 

——この1年を振り返って

春季は調子が良かったのですが、秋からはあまり思うようなプレーができていませんでした。ですが大学選手権に入ってからは調子も戻ってきましたし、「新しい自分」というものを開拓できました。来年はもっと進化した自分を見せられるように頑張りたいと思います。

 

——4年生に向けてのメッセージを

本当に感謝しかありません。勝ちにこだわるDNAを強く作ってくださったので、僕たちもそれをしっかり来年以降も継続していきたいと思います。「ありがとうございました」という一言に尽きます。

 

——最後に、来年に向けての意気込みを

良き伝統は継続させつつ、先輩方が築いてくださった「勝ちにこだわる」という文化をもっと浸透させていきたいと思います。来年こそは日本一を目指して全員で頑張りたいと思います。

 

以下がギャラリーです。

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