【W杯日本代表を応援しよう!】SAMURAI BLUE CAFE Presented by KIRIN

集合

終結した歴代日本代表ゲストたち

 

4月26日、千駄ヶ谷の一角に日本代表を応援するためのカフェが期間限定で立ち上がった。日本代表が南アフリカで戦い続ける限り、営業を続ける。国立競技場を並びに持つ応援拠点の名は、SAMURAI BLUE CAFE。大海を相手に戦うイレブンへ、声援を送る灯台となるべく設置された。開店初日に行われたオープニングイベントでは、かつてサムライブルーを背負い世界と戦ったゲストたちが来店。公式応援マネージャーの溝口絵里加さんとともに、開幕まで50日をきったW杯についてそれぞれの思いを語った。

 

 集まったゲストは、福西崇史、小倉隆史、本田泰人、小島伸幸、堀池巧、柱谷哲二、永島昭浩、宮澤ミシェル、山本昌邦、松木安太郎と、歴代日本代表する豪華な面子。各々が寄せる今大会への期待とアドバイスに会場は耳を傾けた。

 だが、目立ったのは、「盛り上がりが少し、前回大会に比べると…(福西)」という声。もちろん、「日本代表には全幅の信頼をおける(小倉)」。だが、「もう少し必死さが伝わってこない、もちろん必死だとは思うんだけど、もっともっと表現して欲しい(本田)」。歴戦の勇者たちだからこそ言えるコメントが並んだ。

 しかし、Jリーグの開幕以来、どんどんサッカー技術が向上しているということを実感として分かっているのも、このサムライたちだ。だからこそ、「思い切って自分たちの今ある力を出し切ってもらいたい、出し切ってどうなのかってところを見たい(小倉)」。一番懸念しているのは、「なんとなく、で行ってしまうこと(小倉)」だと言う。

 選ばれた代表選手には、「自分がベンチから見ていて、納得できるようなプレーを(小島)」して欲しい。フランスW杯で精神的支柱としてベンチを温めた元守護神の言葉に込められた期待は大きい。しかし、きっと11人の若きサムライが芝の上で表現してくれるはずだ。

 打ちっぱなしのコンクリートの壁面と、対照的な木の質感を生かした内装。シェフが腕によりをかけて作った料理の数々。厳選されたサッカー関連書籍を自由に手に取ることができる『サッカー本の宇宙』。心は南アフリカにという同志と日本代表を応援するもよし。これを機にサッカーの深みに溺れるべく読書に励むもよし。ランチがてら初めてのスポーツカフェに興奮するもよし。毎日夕方から夜にかけて店に出勤するという溝口さんと日本代表に「ポジティブなエール(溝口)」を届けよう。

以下、各ゲストの選ぶ注目選手(敬称略)

ゲスト :注目選手

福西崇史: 遠藤保仁

小倉隆史:岡崎慎司

本田泰人:遠藤保仁

小島伸幸:楢崎正剛

堀池巧:長友佑都

柱谷哲二:田中マルクス闘莉王

永島昭浩:森本貴幸

宮澤ミシェル: 田中マルクス闘莉王

山本昌邦: 田中マルクス闘莉王

松木安太郎 :内田篤人

コメント

 小倉

小倉隆史さん

(初めてサッカーを観るというファンも多いと思うのですが、初心者でもわかる楽しみ方は)サッカーそのものが、球技では世界で一番競技されている訳で。国連よりも多い加盟国がFIFAにはあって、それくらい世界で普及しているスポーツだよね。日本はずっと野球とかの歴史があって、そこにサッカーが入ってきたわけなんだけれど。その、オリンピックとか色んな競技の祭典というものがある中で、サッカーだけは単体で4年に1度のワールドカップがあって、その経済効果はオリンピック以上じゃないかなんて言われていて。そのサッカーの面白さは何かって言ったら単純だよね。発祥はラグビーとわかれてできたとかあるんだけれど。もともとのところは、このボールをこの線から向こうに投げ合ってっていうところから来ていて。それが波及した中で、手を使ってはいけないってなったのがサッカーで。単純でしょ?ようはどっちが点をとるかってゲームだから。でもその単純さがあったからこそ世界に広がったんじゃないかな、とかそういう歴史観まで含めて。やっぱり日本って島国だし、世界を体験するっていう経験は少ないんじゃないかな。ニュースだって国内のことが多いよね。CNNを見る人、なんて回りにそんなにいないでしょ。そこで海外に行くと、世界というものを感じられるなとも思うわけなんだけれど。ワールドカップは、そういう地球観まで感じられる大会だと思うので。日本は南アフリカ大会を含めて4大会連続でそういう大会に出られているわけだし、そこで戦っているということ自体を感じて、楽しんで欲しいなと思うね。

小島

小島伸幸さん

小島伸幸さん

(サッカーに初めて触れるような大学生でも楽しめるW杯の見方は)もちろん日本が出ていますので、日本国民としては日本の成績というものに一喜一憂する。悪いプレーがあったらなにやってるんだよと感情をぶつけたり、そういうのも見方ですよね。世界各国にはかっこいい選手もいっぱいいます。そういうのを見つけるのもいいし、本当に1人1人が楽しみ方を見つけられると思います。イケメンを見つけるのも一つの楽しみ方だし、例えば俺だったらこうやるとか、そういったことを考えながらサッカーを見るっていうのも楽しいですし。それ以外でもやっぱり世界には素晴らしいプレーヤーがいて、日本ではまず考えられないようなプレーをしたりします。Jリーグと見比べてどうなのか、このなかで周りの目が肥えてくると、Jリーグの選手も普通のプレーしてたんじゃ皆さん満足しないので、そうするともっともっと考えていくようになる。1億人くらいいますけど、みんながもっと持って関心を持っていただけると一番いいのかなと思いますけどね。はい。(楢崎選手の他に期待するGKは)えっとねー、やっぱり川島選手、西川選手、この辺りは今現代表に入っていますけど、彼(楢崎)に次ぐ素材ではありますよね。ただ、今まだ世間が注目してない選手というのもいるかもしれない。ゴールキーパーってやっぱり小さい選手よりは大きい選手の方がいい。世界では190以上の選手がやってたりするんですよね。で、日本は180の半ば。そうするともっともっと大きな選手がひょっとしたら今後出てくるかもしれない。そういう選手がいたら僕は注目します。

福西

福西崇史さん

福西崇史さん

選手は真剣にぶつかり合って、気持ちを入れて戦っている。やっている。サポーターがサポーターを盛り上げて日本代表を応援してほしい。

堀池

堀池巧さん

堀池巧さん 

(サッカーを知らない大学生にこういうところを見てほしいなというところは)素人っていうかサッカー分からない人が一番まず目がいくのはシュートする人ですよね。ゴールする人に一番に目がいくと思うんですけど、その域を越えてほしい。そこはもう絶対押さえるんですけど、サポーターに、コアになるためにも、もっと違うところを見てほしい。そういう意味では日本代表だとサイドバック。サイドバックの選手が頑張っているので。内田とか長友のデフェンス、攻撃の選手とかサイドの選手を見てほしいなと。彼らが何度も攻撃参加してたら日本がいい試合をやっているし、彼らがずっと後ろで守っているだけだと押し込まれているっていうことがそこで分かると思うので、それだけ見るだけでもね、どういう試合をやっているのかが分かるんじゃないかなと思っていて。素人からサポーターになるだけでもね、サイドバックを見てほしいなと。かっこいいじゃないですか、内田とかも。長友もマッチョだし(笑)。トゥーリオとか中沢はちょっと怖いというかマニアックすぎるからサイドバックいいと思いますよ。ただ単にワールドカップだから盛り上がるっていう一過性じゃなくて、これをきっかけにJリーグとかオリンピックとか次のワールドカップでもっと高いレベルで見られるようになったら、またこういう例えばこのSAMURAI BLUE CAFEでも来てサッカーの話題で盛り上がれるじゃないですか。日本が国中が一つの話題で元気になれると思うので、どんどんどんどんサッカーを詳しくなってほしいし、家帰って内田良かったな、クロスどうだった、って家族の会話になってもいいと思うし、そういうきっかけになればいいんじゃないかなって思いますね。現場の人たちやサッカー関係者だけだと文化にならないと思うんですよ。やっぱりどこ行っても、この試合、ああいうプレーがどうって流れにならないと。それはサッカーだけではなくてどのスポーツにおいてもやっぱりスポーツの良さってそういうのがあると思うんですよね。一つの話題のきっかけになるというか。それで日本中が盛り上がれて元気になったらいいんじゃないかって。それが文化だと思っているので。だと思ってますけどね。

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