【バスケ(男子)】接戦を落とすも得るものは多く 次へ繋がる一戦に/リーグ戦第2節vs国士舘大

昨日ついに開幕を迎えた秋のリーグ戦。開幕戦を勝利で飾った慶大の第2節の相手は国士舘大である。昨年のリーグ戦、慶大と入れ替え戦の出場権をかけて最後まで順位争いを繰り広げた因縁の相手だ。直接対決では2勝0敗と相性は悪くないだけに手堅く勝利を掴み取りたい。果たして慶大は開幕2連勝を収めることができたのだろうか。

2019/08/25(日) @駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦第2節vs国士舘大

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

17

16

19

1769
国士舘大16

17

271676

慶大スターティングメンバ

 

#4 山﨑純 (総4・土浦日大)

 

#5 髙田淳貴(環4・城東)

 

#6 工藤翔平(政4・慶應)

 

#10 岩片悠馬(環3・広尾学園)

 

#14 人見快(法2・慶應志木)

第1Q、慶大は主将・山﨑の連続得点で先制に成功すると、副将・髙田も立て続けに3ポイントを沈める。頼れるWエースが得点を量産すると、工藤のアシストを受けた甲谷勇平(環3・東山)もインサイドで得点を挙げ、慶大のリードは7点に。しかしその後は国士舘大にディフェンス陣の隙を突かれ、リードを1点に縮められこのQを終えた。

主将として果敢にプレーした山﨑

第2Q、序盤は髙田を中心に得点を挙げ慶大はリードを再び広げる。ディフェンスでは今日も工藤と岩片がリバウンドで存在感を発揮し、インサイドの守りを固めた。だが終盤になって慶大の得点が入らない時間帯が続くと、逆に国士舘大の3ポイントが次々にリングを捉え、残り20秒で遂に逆転を許してしまう。しかし期待の新星・水谷祐葵(環1・四日市工業)が勝ち取ったフリースローを手堅く2本決め、同点で前半を終えた。 

泉は献身的なプレーで貢献

勝負の後半3Q、山﨑・髙田が連続得点を挙げるも国士舘大に展開の早いオフェンスで得点を許し、中盤までは一進一退の攻防が続く。しかしWエースのシュートがリングに嫌われ得点を挙げられない時間が続くと、流れは国士舘大へ。正確無比なミドルを次々と決められ、リードを広げられてしまう。こちらも期待のルーキー・蛇谷幸紀(環1・近大付属)が得点を挙げるシーンもあったが及ばず、8点のリードを許して最終4Qへ。 

岩片は今日もリバウンドで貢献

巻き返したい第4Q、髙田と甲谷がフリースローを確実に決めると、ここまでディフェンスで貢献を見せていた工藤が3ポイントをヒット。慶大のタイムアウトを挟んで山﨑が3ポイントを沈め、ついに1点差に肉薄する。その後は両者共にチームファールが5つに達する意地と意地のぶつかり合いとなったが、軍配は着実にシュートを決めた国士舘大に上がった。

苦しい時間帯に支えた甲谷

逆転、再逆転を繰り返す緊迫した展開を見せた今日の試合。慶大はWエースの山﨑・髙田がシュートの入らない時間帯、どのようにオフェンスを展開するかに課題を残した。リバウンドでは優位に立てていただけに、今日少なかったセカンドチャンスからの得点がカギになるだろう。ディフェンスでは展開の早いカウンターを多用する国士舘大に序盤は苦戦したものの、後半になって対応力を見せたことは収穫だ。結果的には敗れる形となったが、リーグ戦序盤にこのような僅差の試合を経験できたことは大きい。まだまだリーグ戦は始まったばかり。目標の1部昇格へ、慶大バスケ部は歩みを止めない。

(記事:染谷優真・写真:左近美月)

 

 

以下、コメント

 

山﨑純(総4・土浦日大)

――今日の試合を振り返って

1試合通して個人的にはシュートタッチが良くなかったんで、最後アジャストしようとしたんですけど勝負所で外してしまって、それが響いたかなと思います。

 

――国士館大に対してはどのような対策を立てて臨まれましたか

5人全員点取れる選手なんでキープレイヤーがなかなか絞りづらかったんですけど、速攻結構激しく来るチームなんでまあそこは警戒していました。それでも何本かやられてしまったので、2週目はもう少しそこも徹底しなきゃいけないなって思っています。

 

――オフェンスでは何を意識されていましたか

国士館はすごいディナイが厳しいチームなので、ポストに入れてバックカットであったりボールを止めすぎないってことを意識したんですけど、そこがなかなか出せなかったという感じです。

 

――試合を通して僅差でしたが勝負を分けたポイントは

勝負所で向こうはシュート決められたんですけどこっちはなかなか入らなかったので、まあそこが勝負分けた差かなと思います。

 

――2週間空きますが何をチームとして改善していきますか

今日接戦で負けましたが得るものはあったと思っていて、リーグ戦通してこういう接戦の試合っていうのが続くと思うので、ここでいかに勝ち切るかってところを詰めていきたいなって思っています。

 

 

髙田淳貴(環4・城東)

――今日の試合を振り返って

3ピリで離されてしまい、4ピリでは1度追いつけたのは良かったのですが最後勝ち切る力が足りないということが課題としてわかった試合でした。

 

――国士舘大学に対してはどのような対策を立てていましたか

昨日と比べても全体的に個々の能力が高いチームだったので、特別なことをやるというよりは自分たちがどれだけオフェンス、ディフェンスを頑張るかだけだという話をしてきました。

 

――昨日よりも調子が良いように感じられました

気持ちの部分なんですが、昨日調子が落ちていたのを1日でうまく切り替えられました。

 

――2週間空きますが、その期間の練習は

次戦う相手が2チームとも大きいチームなので、その大きいプレイヤーをどう守るのかチームでしっかり話し合いたいと思います。また、オフェンスのテクニカルなところを詰めていきたいなと思っています。

 

――次戦に向けて

勝率最低でも5割キープするには連敗は許されないので、次なにがなんでも勝ちたいと思います。

 

 

泉友樹雄(経4・慶應志木)

――今日の試合を振り返って

相手は格上のチームでしたが、自分たちもやることをやれば戦えると思っていました。最終的に要所要所で様々なミスが出てしまったのでそこが反省点です。

 

――国士舘大学への作戦は

スカウティングでディフェンスが強いと分かっていたので、表のプレーよりも裏のプレーをするところだったり、一人一人のプレーを意識しようと思っていました。

 

――今日の勝敗を分けたポイントは

向こうが自信を持ってシュートを打ったり、リバウンドを取ってきたりしたなかで、自分たちは純や淳貴にボールを持たせてプレーさせていただけで、他のプレーヤーがそれに対してあまり貢献できていなかった部分が大きくあると思います。

 

――次戦までの2週間で何を調整したいですか

純と淳貴がボールを持つ時間が長い中で他の選手たちがどう得点に絡んでいくかという点です。あとは、試合の相手と練習でのBチームのディフェンスや、アグレッシブにゴールに向かう姿勢に違いを感じたので、試合に出ていないメンバーたちが2部のチームと同じようなレベルでの練習をすることで試合に出るメンバーに対して刺激を与えられるようにしていきたいです。

 

――次の中大戦へ向けて

中央大学はとてもレベルの高いチームなので勝てるように、収穫のある試合ができるように頑張っていきたいと思います。

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