慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】1部復帰へ――ストレート勝ちを収め、好発進!/秋季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦 第1戦 vs桜美林大

初戦をストレート勝利で飾った

1部復帰へ――。慶大の戦いが始まった。初戦の相手は、桜美林大。第1セットはデュースまでもつれるも、第1セットを先取してからは慶大のペースで試合は進む。第2、3セットからは、この試合OPとして出場したマルキナシム主将(総4・川越東)の強烈なスパイクや樫村大仁(環3・茨城高専)のブロックが決まり、セットを連取。セットカウント3-0、慶大は桜美林大をストレートで下した。

 

 

2019年9月7日(土)

秋季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦

第1戦 慶大×桜美林大

@立正大学熊谷キャンパススポーツキューブ

 

 

得点

慶大

セット

桜美林大

26

24

25

17

25

22

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

26

谷舜介(環2・徳島城東)

WS

23

小出捺暉(環2・駿台学園)

MB

19

樫村大仁(環3・茨城高専)

OP

マルキナシム(総4・川越東)

WS

吉田祝太郎(政3・慶應)

MB

12

清水柊吾(総3・広島城北)

Li

17

加藤真(商3・慶應)

途中出場

29

高倉真古都(商1・慶應)

宮川郁真(総2・松本県ヶ丘)

11

勝呂亘(政2・慶應)

 

 

スパイカーとして復帰した小出のスパイク

春季リーグ戦で悔し涙を流した慶大は、1部再昇格に向けて新たな舵を切った。目指すは「全勝優勝、失セット0」(マルキ主将)。2部降格の雪辱を果たすため、より高い目標に向けてチーム一丸となって戦う。初戦の相手は、春季リーグ戦で3部から昇格したばかりの桜美林大。格下とも言えるチームではあるが、「自分たちの形を出すことを目標に」と樫村が語ったように、相手がどんなチームであれ、やることは変わらない。

 

 

正セッターを務める谷

開幕戦の独特の緊張感に包まれるなか始まった第1セット。セット中盤までは吉田祝太郎(政3・慶應)、LiからWSに復帰した小出捺暉(環2・駿台学園)のスパイクで得点を重ねるなど、慶大ペースで試合が進む。しかし、セット終盤、桜美林大に2度の3連続失点を許し、23―23と同点に追いつかれる。慶大はこのセット2度目のタイムアウトを取り、形勢を立て直す。その後、試合はデュースにもつれるも、最後はマルキの強烈なスパイクが決まり、何とか第1セットを先取する。

 

第1セットを競り勝った慶大は、続く第2セットでは再び自分たちのペースを取り戻す。序盤こそは互いにサイドアウトを取り合うも、7―6の場面から吉田のバックアタックなどで6連続得点を挙げ、流れを呼び込む。さらに、「ブロックの判断は早い段階でできた」と樫村が語ったように、このセットからブロックが徐々に決まり始め、点差を広げていく。最後は樫村がクイックを決め、慶大が25―17で第2セットも奪う。

 

ライトからスパイクを放つマルキ主将

慶大は第3セットも自分たちの流れで試合を進める。しかし、第1セット同様、セット終盤にサイドアウトを一本で切れない場面が目立ち、19-18と差を詰められる。徐々に桜美林大に流れが傾きつつあったが、この嫌な流れを断ち切ったのは主将・マルキだった。強烈なスパイクを打ち込み、先に20点台に乗せると、慶大は再び息を吹き返した。その後はしっかりとサイドアウトを一本で切り、最後はマルキが決めた。25-22でこのセットを奪い、桜美林大をストレートで下した。

 

本来はWSのマルキがOPとして出場し、守備専門のLiでの出場が予想された小出が再びスパイカーに戻るなど、チーム状況は決して万全と言うことはできない。しかし、「みんなでカバーし合いながらやっている状況」と宗雲監督が説明するように、今試合を見る限り、選手たちのプレーからは自分たちのやることをしっかりやるというような雰囲気が伝わってきた。

 

ピンチサーバー勝呂(11番)を熱く歓迎する選手たち

ストレートでの勝利を収めた慶大であるが、選手たちは決して100%満足している様子はなかった。「中盤、終盤で、サイドアウトのところでちょっと詰まってしまって」とマルキ主将は振り返る。確かに、序盤は慶大のペースで試合が進んだが、中盤から終盤にかけてサイドアウトを一本で切れずに相手に流れを奪われそうになった場面がしばしば見られた。これから先、リーグ戦はまだまだ続いていく。修正すべき点は修正し、日々向上していくことが求められるだろう。チームの伸びしろは多く残されている。さらなる高みに向け、慶大の船路はまだ始まったばかりだ。

 

 

(記事:菊池輝 写真:藤澤薫・隅田一)

 

 

以下、コメント

 

 

宗雲健司監督

 

――今日の試合を振り返って

相手がしぶといバレーをしてくるチームなので、競り合うのは想定内でした。選手が咄嗟のところでリカバリーのプレーがいくつかあって、厳しい競り合いを抜け出すことができました。選手は頑張っていました。

 

――今日の試合で出た課題は

2セット目だけ相手のトスがネットに集まって、マルキと樫村というでかい2人でブロックが何本か決まりブレイクはしましたが、引っ掛けることが少なかったので、2、3セット目は相手に自由に攻撃させてしまいました。ブロックを抜けてきたボールをきちんと処理できていませんでした。それは夏の合宿ではできていましたので、もっとその時を思い出してやってほしいです。

 

――今日の試合ではマルキ主将がオポジットで出場するなど、ポジションが変更になった選手がいました

直前になって今日の形でやるとなってからはマルキがキャプテンとしてしっかり穴を埋めてくれました。みんなでカバーし合いながらやっている状況です。

 

――次戦に向けて意気込みを

明日も打ってくるチームなので、油断しないで慶應のバレーを出せるように集中してやってくれればと思います。

 

 

 

マルキナシム主将(総4・川越東)

 

――今日の試合を振り返って

3-0で勝てたのは結果的に良かったんですけど、内容が(良くなかった)。序盤を意識して入ったんですけど、中盤・終盤、サイドアウトのところでちょっと詰まってしまって。4点差だったところが2点差になっちゃったりする展開が、1セット目と3セット目にありました。そこが良くなかったと思います。

 

――なぜ「ちょっと詰まってしまった」のでしょうか

要因は僕ですね、今日は。序盤とか中盤は、結構難なく(サイドアウトを)切っていたんですけど、やっぱり終盤で1本シャットされてしまった。簡単にシャットされてしまったり、簡単に即ミス、アウトを出してしまったりして。要所でそういうミスをしてしまうのは非常に良くないですね。

 

――東日本大学選手権2回戦(中大戦)のインタビューで、宗雲監督が「サーブに頼らないブレイク力をつけていきたい」とお話しされていました

最近は、ブレイクよりもサイドアウトの方を意識しています。ただ、ブレイクは、サーブに頼らずに、相手が打ってきたボールは拾うとか、チャンスボールをしっかりAパス返してちゃんとコンビを展開する、っていうのが大事なんですけど、その1本目がまだ他のチームと比べても精度が高いものではなくて。無理やりパワーとかで切っている感じなので、その1本目を大事にして、コンビをしっかり3枚、4枚組んでいきたいと思います。

 

――ご自身は、OPとして出場されました

最近、練習を始めました。動画見返してもスレスレで決まっていたりして、ちょっとまだ自分でも不安材料ではあるんですけども、これでいくってなったので、頑張るしかないですね。リーグの中でも日々成長して、やっていきたいと思います。

 

――右と左ではやはり感覚が違うんですか

ちょっと違いますね。

 

――ご自身のプレーは

60点くらいですね。正直、もっとだめかなって思っていたんですけど…要所のミス、あとはサーブですね。サーブで何本か得点しているんですけど、得点よりも失点の方が多かったので、そこのところを改善していったら、今のチームでのOPとしての役割は果たせるのかなと思います。そこを、あと40点分、頑張りたいと思います。

 

――今リーグ戦での目標は

全勝優勝、失セット0を目指してやっているので、それに向けて、毎日ミーティングして、緻密なバレーをしていきたいと思います。

 

 

 

加藤真(商3・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

久しぶりに2部の試合で、(1部とは)空気が違うなと感じながらバレーをしたので、久々の感覚でした。僕自身は2部の試合に出るのが初めてだったので、新鮮な感じでした。

 

――この夏取り組んできたこと

パスの練習に集中して取り組みました。

 

――初戦でしたが、チームの状態は

試合の入りに少し緊張があったんですけど、みんな楽しくやっていたかな、と思います。

 

――慶大のサーブレシーブは

チームの決め事をみんなで徹底しているので今日は良い感じだったと思います。

 

――明日に向けて

一戦一戦、一セット一セット落とせないので、しっかり集中して取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

樫村大仁(環3・茨城高専)

 

――今日の試合を振り返って

自分たちの形を出すということを目標にやっていたので、それに関してはある程度はできていました。終盤はサイドアウトが取れませんでしたが、それ以外の点は及第点だったと思います。

 

――今日のブロックに関しては

序盤は様子見でしたが、途中からブロック戦略を変えたら上手くいきました。そのブロックの判断は早い段階でできたので良かったです。

 

――次戦に向けての意気込み

リーグ戦は始まったばかりですが、必ず1部に上がるために相手に油断を見せないようにしっかり叩き潰して勝ちたいと思います。

 

 

 

小出捺暉(環2・駿台学園)

 

――今日の試合を振り返って

2部での1試合目ということで、みんなで気合を入れることが序盤からできて良かったです。

 

――この夏取り組んできたことは

特に取り組んだことはブロックとレシーブです。でもその成果が今日はあまり出なかったと思うので、明日からは気持ちを切り替えて、守備をしっかりして、ブレイクをできるように頑張りたいです。

 

――初戦でしたが、チームの状態は

1セット目からみんなで盛り上げていこうと気合を入れていたので、雰囲気は良かったんですけど、まだまだ万全ではないと思うので、ここからしっかり細かいところを詰めていきたいです。

 

――ポジションがスパイカーに戻りました

相手がそんなに強くないので、ここから自分の中で(状態を)しっかり上げていきたいです。

 

――2カ月にわたるリーグ戦が始まりました

明日からも気持ちを引き締めて、相手が弱くても序盤からしっかりとした試合をしたいと思います。

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