慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】大学リーグ第5節 これで大学リーグ5戦未勝利に 土壇場の同点弾で最低限の勝ち点1を死守 武蔵丘短期大学戦

第33回関東大学女子サッカーリーグ 第5節 vs武蔵丘短期大学

2019/10/06(日)16:00KO @慶應義塾下田グラウンド

約1ヶ月の中断期間を経て再開した大学リーグ。今日の相手である武蔵丘短期大学は大学リーグ最下位に沈んでおり、リーグ戦初勝利を飾り確実に勝ち点3を手にしたいところ。試合序盤からサイドを使った攻撃を見せながら迎えた41分、右サイドからの工藤真子(総4・日テレ・メニーナ)のクロスに走り込んだ松木里緒(環4・常盤木学園)が合わせ、相手GKが弾いたボールを山本華乃(理3・横須賀シーガルズ)が押し込み先制点を挙げる。前半の勢いそのままに追加点を奪いたい慶大であったが、65分ボールを奪われるとロングシュートが吸い込まれ同点に追いつかれる。72分にも左サイドから放たれたボールがそのままゴール右隅に突き刺さり逆転を許す。試合終了間際に途中出場のブラフフェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)が同点弾を放つも、ここで試合終了。勝ち点1を獲得するに留まった。

【スコア】

慶應義塾大学2-2武蔵丘短期大学

【得点者】

1-0 41分 山本華乃(慶應義塾大学)

1-1 64分 村上真生(武蔵丘短期大学)

1-2 72分 村上日奈子(武蔵丘短期大学)

2-2 89分 ブラフ フェイ(慶應義塾大学)

◇慶大出場選手

GK 加藤楓琳(総4・常盤木学園) 

DF 熊谷明菜(総3・十文字)→86分 中井里衣子(総2・作陽)

DF 庄司夏穂(総4・聖和学園)→62分 勝木日南子(総4・大和)

DF 奥本くるみ(環4・浦和レッズレディースユース)

DF 工藤真子(総4・日テレ・メニーナ)

MF 佐藤幸恵(総3・十文字)

MF 松木里緒(環4・常盤木学園)

MF 小川愛(総3・神村学園)

MF 足立智佳(環3・大阪桐蔭)

FW 秦野くるみ(総1・藤枝順心)→76分 ブラフ フェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)

FW 山本華乃(理3・横須賀シーガルズ)

スプリント数が光った秦野

前節の帝京平成大戦から約1ヶ月の中断期間を経て、いよいよ勝負の後半戦がスタートした。現在勝ち点1とインカレ出場に向け苦しい状況の慶大。今日の相手は大学リーグ最下位の武蔵丘短期大学。この試合でリーグ戦初勝利を挙げ、来週以降の試合に向けて弾みを付けたいところだ。スタメンが3人入れ替わる形となり、中でもFWとして名を連ねた秦野くるみ(総1・藤枝順心)は大学リーグ初出場・初スタメンとなった。

29分、小川のFKのシーン

試合は開始直後から慶大ペースで試合が進む。5分、小川愛(総3・神村学園)からのボールを左サイドで受けた松木が切り込んでミドルシュートを放つもキーパー正面。15分には自陣深くでのミスからボールを奪われるも、奥本くるみ(環4・浦和レッズレディースユース)の冷静なカバーリングでシュートを許さず。その4分後、ファウルからの素早いリスタートで秦野からボールを受けた小川がミドルシュートを放つも、相手GKのスーパーセーブでゴールとはならず。29分、右サイドでボールを受けた工藤が一人で持ち込みPA付近でFKを獲得。キッカーの小川が直接狙うも、またしても阻まれ得点とはならない。その後も高い支配率を維持した慶大は両サイドから何度も好機を作るが1点が遠い試合となる。

先制点を生んだ工藤のクロスのシーン

前半終了まで5分を切ったその時、歓喜の瞬間が訪れる。右サイドでボールを受けた工藤が駆け上がると、相手DFを振り抜き中央にグラウンダーのクロスを入れる。これに走りこんできた松木が合わせ、弾いたボールを最後は山本が押し込み待望の先制点を挙げる。今リーグ戦で初めて、リードした形で前半を終えることになった。

 

後半もメンバー交代は無く、前半の流れを維持しリードを広げたいところ。追加点のチャンスが生まれたのは60分。松木のクロスのこぼれ球に反応した足立智佳(環3・大阪桐蔭)が振り抜いたシュートは惜しくもクロスバー直撃。その5分後まさかの展開が訪れる。中盤付近でボールを奪われると25メートル付近からのロングシュートがGK加藤楓琳(総4・常盤木学園)の頭上を越えそのままゴールに吸い込まれてしまい同点に追いつかれる。「失点してからの10分間はバタついてしまった」(伊藤監督)と語ったように、追いつかれてからはボールを追いかける時間帯が増えていく。迎えた72分、左サイドから放たれたボールがそのままゴール右隅に突き刺さり、逆転されてしまう。リードを許した慶大は秦野に代えてブラフ・フェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)を投入し、逆転を期す。

土壇場でゴールを決めたブラフ(中央)と佐藤(右)、小川(左)

試合終了時間まで刻々と時間が迫っていき、アディショナルタイムを迎えたその時、ブラフ・フェイが大仕事をやってのける。相手がクリアミスしたボールを足元に収めて駆け上がる。飛び出してきた相手GKをかわし、落ち着いて放ったシュートは値千金の同点弾となった。その後、慶大は3本のCKを獲得し逆転に向け猛攻を掛けるも、ゴールネットを揺らすことは出来ず。2-2のまま試合終了。下位対決で手痛い引き分けとなった。

 

 

試合後、「インカレ出場というのを考えると痛い引き分けだった」(伊藤監督)と語ったように今日は是が非でも勝ち点3を手にしたい試合だった。今日の試合はチャンスを作った回数、シュート本数ともに相手を大きく上回る内容であり、それだけに勝利を掴めなかったのが非常に悔いの残る一戦となった。しかし後ろを振り返っている時間はない。ただ、初スタメンを果たした秦野を始めとして個々、連携は機能していたように感じられた。後はそれをチームのサッカーとして体現すること。言葉で言うほど簡単なことではない。しかし歯車が噛み合ったその時に、彼女たちがグラウンドで輝くだろう。

         (記事:小林由和 写真:室留裕介、柴田航太郎)

 

 

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以下、試合後のコメント

伊藤洋平監督

ーー中断期間の間、何に重点を置いて練習を

個人の技術と全体の底上げと、あとはメンタルやリーダーシップのところを重点的にトレーニングしてきました。

ーー引き分けという結果に関して

追いついたこと自体は残留とかを考えると直接対決だったので価値があると思いますが、やはり試合内容とかインカレ出場というのを考えると非常に痛い引き分けだったと思います。

ーー初スタメンの秦野選手が良いパフォーマンスを見せてくれたと思います

本当に球際の戦いですとか、狭いところにボールを蹴る技術というのは非常に評価していて。この1ヶ月でパフォーマンスが高かったので先発起用しました。

ーー失点シーンを振り返って

1失点目は僕がすごい責任を感じていて。交代でちょっとバランスが一時的に崩れた時間帯だったのでそこは非常に責任を感じているのですが、やはりその後の失点してからの10分間ぐらいにやはりバタついたので。ボールを蹴りすぎてしまったので、そこで予想不可能なことが数々起きて2失点目につながってしまったので、そこはやはりチームとしても修正していかなくてはいけないところかなと思っています。

ーー逆転された中、追いついたことに関して

もう最後ロスタイムだったので、まさしくあの辺はやはり球際ですとか気持ちの部分が表れたゴールだったのかなと思います。

ーー次節に向けて

この結果をちゃんと正面から受け止めて、もう一戦一戦勝ち点を積み上げていくしかないと思っているので、しっかりまた準備していきたいなと思います。

 

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