慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】ミスが響き、ジュニア選手権初勝利おあずけ/関東大学ジュニア選手権③VS帝京大Jr.

FBからの華麗なランを見せた小谷田

関東大学ジュニア選手権カテゴリー1 vs帝京大Jr.

慶大7-29帝京大

10月20日(日) 13:00K.O.

@帝京大学百草グラウンド

 

 

 

ジュニア選手権開幕からここまで2連敗と、苦戦が続く慶大。第3戦は、ここまで慶大が敗れた早大、明大に大差で勝利を挙げている帝京大と対戦。慶大は相手の堅いディフェンスを崩せず、自分たちのミスも目立ち、ノートライで前半を終えた。後半は前半の反省を踏まえ1トライは奪ったものの、その後は帝京大ペースで試合が続き、7-29で敗北を喫した。

 

T=川端
G=田中優

時折冷たい風が吹く中、帝京大のキックオフで試合開始となる。前半6分、帝京大の連続攻撃で自陣に攻め込まれ、反則を取られると、自陣ゴール前5mスクラムを押し込まれ、先制トライを許す。17分、慶大は相手ペナルティを誘発し、敵陣ゴール手前でのマイボールスクラムを獲得して得点のチャンスを迎えた。しかし、帝京大の堅いディフェンスを破ることができず、ターンオーバーからカウンターを食らい、一転してピンチとなった。慶大はキャリーバックに持ち込み、相手の攻めをいったん切ったが、自陣ゴール前5mスクラムで押し込まれ、点差を広げられてしまう。

鎌形が攻守でチームを牽引した

29分、パス展開からCTB鎌形正汰(商3・慶應)が大きく前進した場面や、33分、相手のインターセプトによるピンチを防いだWTB宮本恭右(環3・慶應)のタックル、WTB佐々木隼(総1・桐蔭学園)のハーフウェイライン付近から大きく前進した場面などは目立ったものの、終始帝京大ペースで試合は続いた。前半終了間際にも22mライン付近から相手に突破を許し、さらにリードを広げられてしまった。

慶大は前半、敵陣に踏み入れる場面も少なくなかったが、「相手の陣地に入っているのにミスが立て続きに続いて、取り切れないという部分があった」と試合後にLO良知健佑(商4・慶應NY)が振り返ったように、細かなミスから得点につなげられない場面が目立ち、0-19とノートライで折り返した。

2試合続けてゲームキャプテンを務めた良知

待望のトライが生まれたのが後半8分。相手ペナルティを誘発し、敵陣ゴール手前でのマイボールスクラムから、WTB宮本の突破を起点にフェーズを重ね、最後はLO川端隼人(理4・國學院久我山)がトライ。SO田中優太郎(経4・慶應)のコンバージョンキックも決まり、7-19と点差を縮めた。

相手ディフェンスを突破する宮本

その後も慶大は攻撃の手を緩めない。12分には再びCTB鎌形が自陣22mライン付近からハーフウェイライン付近まで駆け上がり、チャンスを演出した。しかし、今日の慶大は、要所でのノックオンが重なり、試合の流れに乗り切れない。27分、34分と連続して自陣ゴール前での相手ボールラインアウトからモールで押し込まれ、トライを許すなど、その後も慶大は決めきれない展開が続き、7-29と敗北を喫した。

ジュニア選手権初勝利とはならなかった

細かいミスが目立ち、なかなかトライを取り切れなかった慶大。「いい形で敵陣に入ることができた場面も多かったのですが自分たちのミスで首を絞めてしまった印象」とSO田中、「まだまだ自分たちのスキル不足というか、純粋な練習不足だと思う」とCTB鎌形が振り返ったように、選手たちも口をそろえてミスの多さを課題に挙げている。自らチャンスをつぶし、勝利を逃すような結果となった帝京大戦。次戦はジュニア選手権最終戦となる東海大戦だ。今日の試合の課題を修正し、初勝利を飾りたい。そして、今後の対抗戦に向けて上昇気流に乗りたいところだ。

攻撃でも魅せた三木。ひとつひとつの好機をものにしていきたい

(記事:刀禰仁生 写真:栗栖翔竜、松嶋菜々美、萬代理人、八幡藍)

 

次戦vs東海大Jr.

10月27日(日)13:00K.O.

@慶大日吉グラウンド

 

 

以下、出場メンバー、試合後コメント、星取表

◇出場メンバー

Starter

1.PR(プロップ) 松岡勇樹(法1・慶應)

2.HO(フッカー) 田中慶伸(総2・桐蔭学園)

3.PR(プロップ) 室星太郎(総4・静岡聖光学院)

4.LO(ロック) 川端隼人(理4・國學院久我山)

5.LO(ロック) 池田勇希(商3・熊谷)

6.FL(フランカー) 大谷陸(政3・慶應)

7.FL(フランカー) 良知健佑(商4・慶應NY)

8.No.8(ナンバーエイト) 内田尚輝(経4・慶應)

9.SH(スクラムハーフ) 高野倉建生(商4・慶應志木)

10.SO(スタンドオフ) 田中優太郎(経4・慶應)

11.WTB(ウィング) 佐々木隼(総1・桐蔭学園)

12.CTB(センター) 鎌形正汰(商3・慶應)

13.CTB(センター) 三木亮弥(環3・京都成章)

14.WTB(ウィング) 宮本恭右(総3・慶應)

15.FB(フルバック) 小谷田尚紀(経3・慶應志木)

 

Booster

16. 安田裕貴(政4・慶應)

17. 朝田将多(環1・國學院久我山)

18. 松本拓弥(総4・常翔学園)

19. 山口凱(経4・学習院)

20. 池田勇希(商3・熊谷)

21. 上村龍舞(環4・國學院栃木)

22. 野畑諒也(法2・慶應)

23. 辻田拓史(法1・慶應)

 

選手変更

3分 松岡勇樹→17 朝田将多

40分 高野倉健生→21 上村龍舞

59分 田中慶伸→16 安田裕貴

59分 篠原孝太→20 池田勇希

66分 良知兼佑→19 山口凱

 

◇試合後コメント

ゲームキャプテン:LO良知健佑(商4・慶應NY)

――今日の試合を振り返って

前半少しミスが目立ってしまい、相手の陣地に入っているのにミスが立て続きに続いて、取り切れないという部分があったので、深くセットして、相手との距離を測って、ミスを少なくしていこうという話をしました。

 

――今日はなかなか得点できない展開が続きました

ミスが目立ち、深さという部分で相手からのプレッシャーがあったので、深さを保って前に出られれば、絶対取れるという話をした後半一発目にとれたので、そこは良かったと思います。

 

――モールで押されている場面も目立ちました

モールはこだわってやっていこうということでしたが、壊したシーンも何度かあったので、そこの部分は良かったこととして、押されてしまったシーンでは、打ち込み部分が足りてなかったと思うので、そこは徹底して修正していきたいと思います。

 

――対戦してみて感じた帝京大の強みとは

(帝京大の)フォワードは大きいので、その部分で自分たちが低く突き刺さるようなタックルをしないと、倒れてくれないので、とりあえずセットして前に出るということをチームに言い伝えました。

 

――今後の試合に向けて一言お願いします

試合を重ねるごとに良くなってきてはいるので、そこの部分はしっかり自信をもって、良くなかった部分はしっかり次の東海大戦に向けて修正していきたいと思います。

 

 

PR室星太郎(総4・静岡聖光学院)

――今日の試合を振り返って

ラインアウトは良かったですが、個人的にスクラムで押されて。そこから攻められてしまったのが課題だと思います。

 

――相手のフォワード陣の印象は

近場で積極的に攻めてきて強いフォワードでした。

 

――好機でのミスが多かったですが

取り切れないところが多かったです。前半の前半とかはすごく敵陣でプレーしました。そういうところで取り切ればもっと楽にゲームを運べるかなという感じがありました。

 

――東海大戦に向けての意気込み

東海大もフォワードが強力でバランスのいいチームなので、まずスクラムを修正して臨みたいです。

 

 

SO田中優太郎(経4・慶應)

――今日のゲームプランは

帝京さんは体が大きいので僕たちは敵陣にキックを蹴り敵陣からチャンスを作っていこうと思い、キックを蹴るというプランに関しては成功できたのでゲームプランとしては良かったかなと思います。

 

――コンテストキックが何度か見られました

良いランナーが結構後ろに揃っていたので、相手が取ってから時間があるキックというよりはうちの選手が目の前にいるようなキックの方が有効かなと思ったのでそういうキックの選択をしていました

 

――試合を振り返って、前半は無得点に終わりました

いい形で敵陣に入ることができた場面も多かったのですが自分たちのミスで首を絞めてしまった印象だったのでアタックの精度は課題に残るところです。

 

――後半は1トライ挙げたものの決めきれない印象でした

ゴール前まで何度も行ったのですが、今日はうちのチームのアタックの精度がやっぱり低くチャンスをモノにできていなかったので、そこが来週はしっかりやっていきたいと思います。

 

――今回見つかった課題というとやはりアタックの精度という点でしょうか

そうですね、アタックの精度です。あとセットプレーが今日劣勢だったのですが、相手がミスしたボールに対して僕たちが反応できずにスクラムになっているシーンが多く、ラグビーでいうアンストラクチャーという場面をもう少し制していければ今日は楽になったと思うので、ミスへの反応も次への大きな課題かなと思います。

 

――次戦の相手である東海大の印象は

東海さんは帝京さんと似ていて、必ずフォワードで勝負して来ると思うのでうちはそこに当たり負けずにアタックでもオフェンスでも強く前に出るようなプレーを選択して、バックスでは今日と同じように敵陣にしっかり入っていければいい試合ができるかなと思います。

 

――意気込みを一言

今日ゲームプランは成功できてバックスとしては良い印象を持って終わることができたので、来週もこのクオリティを落とさずにしっかり戦っていきたいと思います。

 

 

CTB鎌形正汰(商3・慶應)

――今日の試合の率直な感想を

やれていた時間もあったのですが、それが最初からできなかったところは反省点ですね。自分たちのラグビーを最初からできるようにやっていきたいと思います。

 

――今日は攻撃の場面で活躍が目立ちました

自分の強みでもあると思うので、強みだけではなくディフェンスの方も強みと言えるように頑張っていきたいと思います。

 

――チ-ムとしては1トライに終わってしまいました

自分たちの課題は抜けた後にトライを取りきる力がないところなので取りきれるようにしたいです。取りきれないと勝っていけないと思うので頑張っていきたいと思います。

 

――小さなミスでボールをつなげないことが多かったですが

帝京大学のプレッシャーもすごかったのですが、まだまだ自分たちのスキル不足というか、純粋な練習不足だと思うので頑張っていきます。

 

――次戦はジュニア選手権の最終戦となりますが、意気込みを

まだ一回も勝てていないので、最後はしっかり勝って終わりたいと思います。

 

 

 

CTB三木亮弥(総3・京都成章)

――今日の試合のテーマは

アタック面では素早くセットして攻めるということを、ディフェンス面では相手1人に対して2人でしっかりタックルすることをテーマにしていました。

 

――先週の明治戦の課題として、キックプレーが少なかったということを挙げられていましたが、今日の試合で改善はありましたか

前半はスタンドオフからのキックはありましたが、センターからキックが出てこなかったのでそこを修正するようにハーフタイムで話をしました。後半はキックこそできましたがまだまだ精度が低いのでそれが課題です。

 

――ご自身のプレーを振り返って

自分が前に出ることがチームに対する貢献に繋がると考えているので、チームの誰よりも体を張るということを意識しました。

 

――チームの課題は

ブレークダウンでのキックは課題です。また前後半で気持ちに差があったので、最初から全力でぶつかって気持ちを出せるようにしていきたいと思います。

 

――来週がジュニア戦の最終戦です。対抗戦の再開も近いですが、今後の意気込みを

個人としては対抗戦に出られるようにアピールを続けていきます。勝ち切っていい流れで対抗戦を迎えたいです。

 

◇星取表(10月20日試合終了時点)

 

明治大

東海大

帝京大

慶應義塾大

早稲田大

勝点

明治大

 

24○21
3T3G1PG

0●61

54○7

10/27 13:00
明治G

9

東海大

21●24
2T2G1PT

 

19●49
3T2G

10/27 13:00
慶應義塾G

31○29

4T4G1PG

6

帝京大

61○0
9T8G

49○19
7T7G

 

29○7

5T2G

40○7
6T5G

20

慶應義塾大

7●54

1T1G

10/27 13:00
慶應義塾G

7●29

1T1G

 

26●63
4T3G

1

早稲田大

10/27 13:00
明治G

29●31
4T3G1PG

7●40
1T1G

63○26
9T9G

 

7

 

順位決定方法(関東ラグビー 協会HPより)

各カテゴリー内の順位は、勝ち点の合計により決定する。
(1) 順位の決定にあたり、勝ち点制を採用する。全試合終了時点で、勝ち点の多い順に順位決定を行なう。
(2)各試合の勝ち点は、勝ち4点、引き分け2点、負け・棄権0点とする。
棄権されたチームには4点を与える。
(3)ボーナス点として以下の勝ち点を与える。
1)負けても7点差以内ならば、勝ち点1を追加
2)勝敗に関係なく、4トライ以上獲得したチームに、勝ち点1を追加
(4)全試合終了時点で勝ち点が同じ場合、次の各号の順序により順位を決定する。
1)当該チーム同士の試合で、勝っているチームを上位とする。
2)特に三すくみのケースでは、次の(3)以下の順序により、決定する。
但し、その過程で1チームの順位が確定した時点で、残りのチームの順位は(1)に戻るものとする。
3)リーグ戦全試合の総トライ数の多いチームを上位とする
4)リーグ戦全試合トライ後のゴール数の多いチームを上位とする
5)当該チームで抽選を実施
3)、4)において、不戦勝などの理由で対象試合数が少ない場合は、並んだチームと不戦敗があるチームとの対戦をすべて除く。
(5)全試合終了時点で最も勝ち点の多いチームを1位とする。

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