慶應スポーツ新聞会

【バスケ(女子)】慶大の粘り強さが光り、ブロック2位の好成績/リーグ戦第6節vs東京成徳大

前日の十文字学園女子大戦に大差で勝利した慶大。今節は前節とは異なり大接戦となるが、最後まで攻撃の手を緩めなかった慶大が見事に勝利を収めた。「全員攻撃」をモットーとする慶大の底力が見えた一戦となった。

 

試合開始直後、野本美佳子(総1・東京成徳)がミドルシュートを決め、先制に成功する。その後、お互いに点を取り合う展開となるが、眞尾瞳(商3・浦和第一女子)のミドルシュート、野本のレイアップで連続得点を挙げ、1点リードの状態でタイムアウトを迎える。タイムアウト明け、野本のミドルシュートや3ポイントで得点を加える慶大。第1Q終盤には、阿部七奈子(商1・三田)のスティールから西理奈(政3・葺合)、野本、眞尾と繋ぎ、最後は西がミドルシュートを決めるなど、理想的な全員攻撃を見せる。しかし、第1Q終了まで残り1分を切ってから連続で失点し、17―18の1点ビハインドで第1Qを終える。

西は泥臭いプレーでボールに食らいつく

第2Q序盤、西のゴール下でのシュートや眞尾のミドルシュートなどで連続得点に成功する。その後も武藤怜(商3・成蹊)が相手のファールで得たフリースローをきっちりと決め、阿部も素早いドリブルからレイアップを決める。5点リードの慶大は、西がゴール下でのシュート、レイアップ、ミドルシュートと様々なシュートを正確に決め、さらに点差を広げる。途中で連続得点を許す場面もあったが、第2Q終盤には眞尾と武藤がそれぞれゴール下でのシュートをきっちりと決め、35―30と5点リードで前半を終える。

どんな場面でも冷静さを欠かなかった眞尾

第3Q、はじめに野本がミドルシュートを決めるも、そこからお互いになかなか得点をあげられない時間が続く。均衡を破ったのは慶大期待のルーキーだった。阿部が自らのディフェンスリバウンドを足がかりにミドルシュートを決め、9点差をつける。しかし、相手に連続でシュートを決められ、5点リードでオフィシャルタイムアウト。流れを切りたい慶大だったが、第3Q終盤に3本連続でシュートを決められ、7失点を喫し、大接戦の49―47で第3Qを終える。

野本の勢いあるプレーでチームも流れを掴む

第4Q、序盤からお互いに点を取り合う展開となる。相手に速攻を決められた後、武藤が正確に3ポイントを決める。その後、阿部が相手のファールで得たフリースローを決めて4点差とするも、3ポイントを含む3本のシュートを決められ、逆転を許す。タイムアウト明けには相手がミドルシュートを決め、流れを掴んだと思われた。しかし、ここから慶大の底力が垣間見える。武藤が丁寧に3ポイントを決めて反撃の狼煙を上げると、期待のルーキー・野本がスティールからの速攻を見せレイアップを成功させる。その後、林えみり(理2・慶應女子)もインサイドからシュートを決め、4点のリードを奪う。試合時間は残り約3分、緊張感がより一層会場を支配する。お互いに得点を取り合う中、野本が見事な3ポイントを決める。さらに残り30秒弱の場面で眞尾が落ち着いてシュートを決め、リードを保ったまま試合終了。慶大は接戦を僅差で勝ち切った。

 

大接戦の好ゲームを勝利で飾った慶大。勝敗を分けたのは、慶大の“全員で戦う”という気持ちではないだろうか。前節と異なり、全員が試合に出場したわけではないが、試合に出ている選手も出ていない選手も、自らができることを全うした。その結果が今回の勝利に結びついているのは言うまでもない。今節でリーグ戦は終了したが、今後も試合が予定されている慶大女子バスケットボール部の躍動をこれからも追っていきたい。

 

(記事:隅田一・佐藤有、写真:佐藤有)

 

村林祐子監督

――今回のリーグ戦を振り返って

今年のチームは24名で実力的には4年生が出られない期間がずっと続いていました。それでも、特にこのようなご時世の中で、4年生はチームを引っ張って全員一丸となってよく頑張ってくれていると思います。本来であれば、2位であれば入替戦に出られるのですが今年は(入替戦がなく)仕方がない状況なので、来年にむけてまたチームを立て直していきたいと思います。4年生はゲームに出る機会は少なかったのですが、中心となって本当に頑張ってくれていると思うので、残りの試合でもさらに力を入れていってほしいです。

 

梅田香(環4・慶應NY)

――今季を振り返って

3部1位・2位リーグ進出を目標にしていた中で、2位で2次リーグに進出できて良かったと思っています。しかし、これで終わりではなく、早慶戦まで色々な試合が残されているので、しっかりとここで満足せずにやりきりたいと思っています。

 

――コロナ禍で非常に難しいシーズンになりました

体調不良者が出る度に練習できない期間が何回かあって、そこでチームの流れや雰囲気が悪くなることなく、みんなで立て直してやってこられたのは良かったと思っています。会場に入れない選手が毎回いたので、その子たちの思いも背負って、ベンチに入る子たちは試合に臨むようにしていたと思います。

 

――今季開幕前に「ベンチ内もベンチ外も含めて全員で戦う」とおっしゃっていました

ミーティングなどを通して、それぞれが何をしたいかということを共有していたので、それをみんながしっかり果たしていたと思います。

 

――昨日のご自身のプレーについて

正直、今シーズンあまり自分のプレーが上手くいっていなくて、プレーの中で主将として何かを見せるということがあまりできなかったなと思っています。ちょっとけがをしていたということもあって、納得するプレーはできなかったんですけど、次にコートに立つ機会があったらオフェンスリバウンドとか泥臭いプレーを見せられればいいなと思っています。

 

――けがについては

リーグの直前に指を2本骨折してしまって、一応固定しながらずっと練習にも出ていて、テーピングをしながら何とかやっています。

 

――今日はベンチから声を出す姿も多く見られました

4年生で決めた目標を達成するために、重要な試合だったので、正直緊張していた部分がありました。昨日の反省点として、もっとコートの外の人と中の人でコミュニケーションを取れたらいいなと思っていたので、コートの外から中に何が必要なのかというのをしっかり考えながら声を出していました。

 

――後輩たちに向けて一言

あまりコートに立つことがない4年生ですし、あまりプレー面で頼れる4年生ではなかったんですけど、しっかりその分3年生以下が自分たちの思いをコート上で表してくれる機会が多くて、それにすごく自分たちは頼ってしまっていました。(後輩たちは)まだここで満足せずに、今年3部の2位を勝ち取ったことで、来年は2部昇格が見えると思うので、良いバトンタッチになれば良いなと思っています。

 

眞尾瞳(商3・浦和第一女子)

――今日の試合を振り返って

今日はとりあえず目標にしていた3部1位2位リーグ出場という部分が達成できたので、本当に良かったと思います。しかし、流通経大との試合からチームの目標としてきた中と外の連携などがあまり上手くいかなくて、個人プレーに頼ってしまったので、そういう部分でまだ課題が克服できていないなということがわかった試合でした。また1ヶ月間みんなで頑張っていきたいと思います。

 

――積極的に攻撃に参加していました

私は常に安定して点を取ることが役割だと思っているので、常にゴールに向かうことは意識していました。でもやはり、相手がすごくケアをしてきたので、そこで判断して中に合わせたパスだったり、他の人の3ポイントにアシストする部分だったりがまだ足りないと思ったので、その部分をもっと頑張りたいと思っています。

 

――今季を振り返って

今年はコロナで色々なことがあって難しいことが多かったんですけど、こういう風に試合をさせてもらっている環境に感謝することを全員で考えて、1試合1試合大切にして目標達成できてよかったなと思っています。

 

――来年に向けて

来年は本格的に2部昇格に向けてチームを作っていきたいと思っているので、もっと一人一人が何をするべきなのかとか、個人の技もそうですし、チームとしての技もより一層磨きをかけて頑張りたいと思います。

 

西理奈(政3・葺合)

――今日の試合を振り返って

とりあえず目標を達成できたという部分ではよかったと思います。ですが前の試合から誰での出来るルーズボールや、リバウンド、アウトをしたりというのが出来ていなかった試合だったので、その面ではあまり変わっていないなと思ったので、これから先強い相手と戦っていくうえで英徴していくかが大事になると思うので、結果に満足せずにしっかりと振り返っていきたいと思います。

 

――序盤、攻守ともに奮闘していました

相手のマークがうまいのはスカウティングで分かっていたので、ボールを持たせてどう攻めてくるかというのを考えてディフェンスをしていました。あとは、ボールに食らいつくのが自分の役割だと思っているのでそこは意識していました。

 

――コロナ禍でのシーズンを終えて

皆が考えることを大切にしているチームなのでその面ではチームとして成長できたと感じますが、まだまだ伸びしろはあると思います。これから残りあと少しですがチームで成長していきたいなと思います。

 

――来月の早慶戦に向けて

やはり早慶戦は格上の相手なので、いかに慶應らしく戦うかが大事になってくると思うので、泥臭いところだったりをしっかりとコートの上で表していきたいなと思います。

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