【水球】序盤のリードを守りきり快勝 東大戦

慶大の守護神としてゴールを守る松村主将

関東学生水球リーグ戦 上位リーグ

2011/06/18 対東大 @日体大

先週の国際武道際大学との試合では、終盤に追いつき何とか引き分けに持ち込んだ慶大。1部との入れ替え戦出場に向け負けられない戦いが続く中、東大と対戦した。試合は序盤から着実に得点を重ね試合の主導権をにぎると、前半戦をリードで折り返す。後半に入っても第3ピリオドで一挙6点を奪うなど、終始試合を優位に進め、見事上位リーグ初勝利。今季一度は敗れている相手に対して、見事雪辱を果たした。


1P 2P 3P 4P 合計
慶大 13
東大
得点者:相澤3 阿部5 竹内2 加藤2 永田1(慶大のみ)
チーム最多の5得点の活躍を見せた阿部
第1ピリオド開始直後、ファーストシュートを放つなど積極的に攻めに出る慶大。すると1分、相澤(理3)から中央の阿部(経3)がパスを受けるとそのままシュート。これが決まり早くも先制点を奪う。直後に同点に追いつかれるものの、今度は左サイドから加藤(環2)がゴールを決め、すぐさま勝ち越し成功。その後も試合を優位に進める慶大は、6分にもゴール前の混戦から阿部が押し込み第1ピリオドを2点リードで終える。第2ピリオドでも慶大が相澤のこの日初ゴールなどで追加点を奪っていく。ディフェンス面でも「しっかり守れて武器の泳ぎで相手を圧倒できた」(松村主将・法4)といようにキーパーの松村主将を中心に、粘り強さを見せる。結局、東大に流れを渡すことなく前半戦をリードで折り返す。

 
シュートを放つ相澤
後半戦になっても慶大の勢いは衰えない。第3ピリオドでも開始直後にゴール奪うと、これを皮切りに4連続得点。「最初の3ピリオドで試合を決められた」(松村主将)という言葉通り、このピリオドだけで6点を奪い、試合を決定付ける。失点も第3ピリオドまで1点ずつと安定した守りで東大の攻撃を封じ込める。だが、9点と大きくリードし迎えた最終ピリオドでは開始直後に得点を奪われる。「チーム的にまだ勝ちなれていないので、浮き足立ってしまった」(松村主将)というように、この試合初の連続失点を喫するなど今後の課題となる部分も見受けられた。それでも徐々に本来の姿を取り戻すと、終盤には、阿部のこの試合5ゴール目が決まるなど最終的にはトータルで13得点。終始、試合の主導権をにぎり続けた慶大が、序盤でのリードを守りきり上位リーグ進出後初勝利を収めた。

この試合の勝利によりいよいよ入れ替え戦出場への道が見えてきた慶大。だが「明日勝たなければ意味がない」(松村主将)というように、入れ替え戦への出場、そしてその先に見えてくる一部昇格に向けてまだまだ負けられない戦いは続いていく。何としても次戦でも勝利を挙げ、次なる舞台に駒を進めたいところだ。

 By Sho Yanagida

            

コメント  
松村主将
(今日の試合を振り返って)前半でしっかりと最少失点で抑えられ、攻撃もいい感じでできていた。流れも良くて、最初の3ピリオドで試合を決められたので非常に良かった。(作戦は)しっかり守って武器の泳ぎで相手を圧倒することということが実行できていた。シュートはけっこう外したけれどもそれ以上にしっかりと決めることができていた。(序盤からリードを奪う展開となったが4ピリオドでは連続失点)チーム的にまだ勝ちなれていないので、逆に勝った状態で4ピリオドを迎えて浮き足立ってしまって崩れてしまった。これからのチームの課題でもある。(自身のプレーの出来に関しては)前半は最少失点の1点に抑えられたので、最低限の仕事は出来た。けれども4ピリオドで周りのミスをカバーできず3失点をしてしまったので、そこは明日の試合に向けて改善していきたい。(明日に向けて)今日勝ったが明日勝たなければ意味がない。明日勝ってその次の週の一部と二部の入れ替え戦に勝つのが目標であって、まだ通過点なので気を緩めず明日も勝ちたい。    

      

      

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