慶應スポーツ新聞会

【バスケットボール(男子)】優勝奪還とはならずも、収穫の多い試合に/第79回早慶バスケットボール定期戦

新チームの初陣となった第79回早慶バスケットボール定期戦。2年前歓喜に沸いた敵地・早稲田アリーナで優勝を奪還すべく火蓋が切られた。昨年同様今年も無観客開催となったが、体育館には選手、ベンチの声が響き渡り熱い戦いが繰り広げられた。

2021/6/27/(日) @早稲田アリーナ

第79回早慶バスケットボール定期戦

 

合計

慶大

1918

12

2372
早大19

29

232091

慶大スターティングメンバ

 

#7 水谷祐葵(環3・四日市工業)

 

#8 蛇谷幸紀(環3・近大付属)

 

#9 山下卓馬(政3・静岡城北)
 

#11 山本康瑛(政2・長崎西)

 

#12 熊野俊介(理2・湘南)

 

新チームを牽引した主将・人見

第1Q、早大に先制点を奪われるとその後も連続得点を許す。流れを掴みたい慶大は、水谷祐葵(環3・四日市工業)がチーム初得点となる3ポイントを挙げると、後に続くように4年生・人見快(法4・慶應志木)、小澤力哉(経4・慶應)のシュートがリングをとらえる。人見、山本康瑛(政2・長崎西)の粘り強いディフェンスとチーム全体でリバウンドへの執念を見せ相手の得点を押さえ込む。早大がシュートを決めれば、水谷を中心に得点を重ね負けじと応戦。一進一退の展開が続き、同点でこのQを終えた。

山本は攻守ともに粘り強く奮闘

第2Q開始早々、3ポイントを決められるがすかさず慶大も3ポイントを沈め試合を振り出しに戻す。その後も、早慶戦初出場となる2年生・藤島渓(商2・慶應志木)が3ポイント、期待の1年生・髙島孝太郎(総1・近大付属)がターンからゴール下でシュートを決めるなど、互いに一歩も譲らない白熱した試合となる。たが、中盤に慶大は得点から遠のく苦しい時間が続き、2回のタイムアウトを使うが流れを変えることはできず徐々に点差をつけられ、37−48で前半を折り返した。

早慶戦初出場の藤島はアドバイスを受けながら強気のプレーを見せた

 

巻き返しを図る第3Q、山本がドライブで果敢に攻め込み、山下卓馬(政3・静岡城北)や蛇谷幸紀(環3・近大付属)がリバウンドに飛び込むなど体格差のある早大にも強気に挑む。リングに嫌われ思うようにスコアが伸びない時間が続く中、ファールが溜まった相手の隙をつきフリースローで地道に得点する。しかし、疲れが少しずつ見え始め終盤にパスミスを連発。リバウンド争いを制し、攻撃チャンスを手に入れるも得点につなげることができず、22点ビハインドで最終Qへ。

力強いインサイドでデビュー戦に挑んだ1年生・髙島

なんとしても点差を縮めたい第4Q、早大に8―0のランを許すもフリースローとミドルショットで得点を積み重ねる。ディフェンスからリズムをつくった慶大は、高島がオフェンスリバウンドからそのままボールを押し込むと、熊野俊介(理2・湘南)がハイポストからシュートを沈め、これ以上のリードを許すまいと必死に食らいつく。しかし試合終了直前にまたしても連続得点を許し、点差を詰めることはできず72―91で敗れた。

水谷は得点源として大きく貢献

第2Q中盤まで格上・早大相手に善戦を繰り広げていただけに、悔いの残る試合となった慶大。シュートが入らない時間帯にどのように自分たちのリズムを取り戻し、オフェンスを展開していくかが今後の課題と言えるだろう。体格差のある相手に物怖じせず、チーム全員でリバウンドに飛び込みボールを物にしたこと、高さとスピードのある相手の得点を抑えられた時間があったことは今回の試合で得た大きな収穫である。2年連続敗戦という悔しい結果ではあるが、新チームはまだ始まったばかりだ。今回学んだことを選手権大会、秋のリーグ戦で生かし、2部昇格への歩みを進めてほしい。

 

(記事・船田萌恵、写真・佐藤有)

 

人見快(法4・慶應志木)

――今日のプレーを振り返って

自分たちでも準備をしてきたつもりではありましたが、早大はやはり強かったなというのが印象です。

 

――序盤は早大と拮抗する時間が続きました

チーム全体で勝ちたいという一心で戦ってコートに立っていました。チームメイトに対しても、どれだけ格上でも気持ちの部分で戦っていこうと声をかけていました。

 

――一方、終盤では点差をつけられる苦しい展開となりました

いくら負けていても絶対に諦めてはいけないと思っていましたし、最後までしがみついてやろうという思いでプレーしていましたし、チームメイトにも声をかけていました。

 

――ご自身の冷静なプレーについて

自分の中では気持ちが高ぶっている部分もあって、前半は3ポイントも決まる場面がありましたが、後半はなかなか自分のリズムで打てずに上手くいかない部分が沢山あったと思います。そこはしっかりと改善して秋シーズンにつなげていきたいなと思います。

 

――秋シーズンにむけて

このチームで初めての対外試合だったので沢山の課題、改善点が見えてきました。ここで感じた悔しさを忘れずに、秋シーズンは目標の2部昇格に向けて頑張っていきたいと思います。

 

 

水谷祐葵(環3・四日市工業)

――試合を振り返って

前半は良いリズムに乗れていたと思いますが、早稲田の強さに後半ついていけなくてじわりじわりと離されていって、こっちが踏ん張れなかったのが最後の点数になったかなと思います。

 

――個人としてはシュートタッチが良い印象を受けました

シュートタッチはそこまで悪くなかったんですけど、それが自分たちがやりたいプレーかと言われるとそうでもなくて、相手に打たされているという感覚でした。そこは修正して自分たちがやってきたバスケをこの場で発揮できるようにもっと練習していかないといけないなと思います。

 

――オフの体づくりが活かされた場面はありましたか

去年の早慶戦と比べて自分の体は強くなったんですけど、早稲田と比べるとまだまだ未熟な面があって試合中にも相手に飛ばされるケースがあったので現状に満足せずにもっと体を鍛えて当たり負けしない体を作りたいと思います。

 

――トーナメント戦に向けて練習で強化したいところは

まず、体作りは絶対必須でやっていかなければいけないということと、自分たちのやりたいバスケができずに相手のリズムに流されてしまったので、そこで踏ん張れる力を身につけるということ、あとは全体的にシュートが入らなかったのでシュート練習はやっていきたいと思います。

 

 

藤島渓(商2・慶應志木)

――試合を振り返って

練習でやってきたことが出せたところもあります。ですが、早稲田という1部の高い壁に何度もぶつかったりとやはり課題が見つかったなと思いました。

 

――具体的にどのような課題が見つかりましたか

相手の高さだったりとか防ぎきせなかった部分もありますし、スピードだったりフィジカルの部分でも一枚上手だったなと感じてます。

 

――初めての早慶戦の舞台で3ポイントを決めたときの気持ちは

昨シーズン出られなくて悔しい思いをしました。練習で早慶戦にフューチャーしながら臨んで練習どおりに打てたので、入ったときは率直に嬉しかったです。

 

――途中出場する際にコーチやチームメイトからどのような声をかけられましたか

自分の持ち味は元気なところだったりとかアグレッシブなところだと思います。学生コーチの肥田大輝(環3・福岡大大濠)さんだったりスタッフの方だったり、色んな方に強気でいけというふうに言われたので、メンタルの部分を支えてくれたスタッフ陣に感謝したいなと思っています。

 

――トーナメント戦に向けて練習で強化したいところは

今回の試合で、フィジカル面や走り切れる部分を徹底する力、シュートを決めきれる力もまだ足りていないと思ったので、シューティングなどを集中的にやっていきたいなと思います。

 

 

髙島孝太郎(総1・近大付属)

――試合を振り返って

僕は1年生で早大との試合が初めてでしたが、大学レベルの体の当たりなどまだまだ自分に足りないなと思いました。負けてしまったのは悔しいですが、リーグ戦でも活かしていきたいと思います。

 

――今日に向けて強化してきた部分は

高校時代からディフェンスと速攻というのを武器にしてきました。入学してからも足の速さや速攻、走るという練習とリバウンドとディフェンスをアグレッシブにやるというのを意識してきました。

 

――初出場で周りにかけられた言葉は

1年生なのでミスをしても良いから楽しく、思い切ってプレーしてこいと言われました。

 

――ご自身ではどのくらい思い切ったプレー出来たと感じていますか

緊張しましたが、1つ良いプレーができるとどんどん流れに乗ることができたので楽しく試合に挑めたと思います。

 

――今後さらに成長させていきたい部分や見えてきた課題は

良かったプレーはしっかりと速攻に走ってリバウンドに飛び込めたところです。課題としては関東1部の相手に対しては中でのプレーだけでは通用しないということを実感したので、3ポイントや外からの1対1を磨いていこうと思いました。

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